BMW2002tii リアマフラー外し ― 2023年09月01日 13時16分23秒
2002tiiのほう レストワ 開始です。
リアマフラー外しから。
現状、センター出しのマフラーが ボディにガッツンあたって へこましていますね。
最悪な取付方法です。
とってもうるさいマフラー・・・ご近所迷惑なだけです はい
にしやんは うるさいだけのカッコつけマフラーって、ガキっぽくて 大嫌いなのよ。
ワロスで新品を求めました。
最近これ、高くなってるわ~
マフラーハンガ。
100歩譲って ここはまだ良しとしても
もう一つのハンガは 錆びて もげてしまって ありませーん
ここにハンガー つけなきゃな~
ハンガーがないもんだから、こういった訳の分からん取付方法になる
しかもデフオイル、マフラーにかかっとるし・・・。
まずはトッテツケのマフラーハンガーを除去。
見たくもないので すぐブラックホールに捨てた。
外したマフラー。いったい何のマフラーを流用したのか知らんが・・・
知りたくもないけど
純正マフラーを接続してみたら
配管の曲がりが独特で、純正品がはまるべき位置につかない。
こんな風にやや右向寄りに付いちゃう。
まぁ、サビサビのセンターマフラーも、ダウンパイプも、エキマニもぜーんぶはずして捨てて
全部一式、新品か 状態のいいものに交換しますが。
え~
取り外し中心のレストア前半は、キタナイ部分が多いので
勢い、言葉も汚くキツくなりますが どうがご容赦を。
現オーナーさんを責めているわけじゃない。
その前の こんな風にした しっちゃかめっちゃかなオーナーを 責めている.
6年前に乗っていたS202 C200ワゴンのことでも思い出して 気分を落ち着かせよう。
最近ではヤフオクでも なかなかW202 S202は見なくなったねぇ
いい車だったのよこれが
丸テール キャブのインシュレータ破けてます ― 2023年09月01日 17時13分19秒
丸テールの方も修理します
3番シリンダのインテーク、キャブのインシュレータからエア吸いがあります
アイドリングで シュコ、シュコ 吸ってる音がします
邪魔なホース類なども外し
燃料ラインとスロットルリンクを切り離し、キャブの1つを取り外します
WEBERキャブ メイドイン スペイン
DCOE45 152
45ミリ口径で 燃焼室にドカーン大量のと混合気をぶち込み、
ものすごい加速を味わえるマルニとなっております。
え?燃費?そんなの、この気持ちよさと 引き換えです。
キャブを外して現れたOリング型のインシュレータ
インマニも口径45で DCOEと合います
3番シリンダのほうが Oリングが切れて 破損しています。
ここから 余計なエアを吸っていた。
なんでこうなったんだろ??
インマニから インテークバルブが見えました。
オーバーホールしたというだけあって、ポートにカーボンなど
ついておりません
インシュレータが届くまで ほかのことをしましょう。
丸テール オルタネータ、スターターチェック ― 2023年09月02日 14時46分07秒
丸テールのマルニ。
キャブレターを外したついでに オルタネータとスターターをチェックします。
肝心な 充電系統です。
まずはオルタネータ。
下から覗くとアイデンテフィケーション・ラベルが見え
65Aタイプの内蔵型ボルテージレギュレータつきのオルタネータがついて居ます。
ここは、オルタごと交換したんだな。 普通は45Aの外部式ボルテージレギュレータですもん。
番号0120489935から検索してみて調べてみると メルセデスの70-80年代、W123やW116にも使われているオルタネータだ。イーベイで検索すると メルセデス用のオルタと出てきた。
なるこど、この65アンペアタイプが2002に使えるのか。
イーベイで新品もいっぱい出てるなー 送料込み 4万円ぐらいか。
ボルテージレギュレータは内蔵型です!
外してみます。
外してカーボンブラシの長さを見たかった。
6~7割がすり減って、3~4割残ってるって感じでしょうか。
うん、これだけあれば、まだ大丈夫でしょう。
でもあと3万キロ以内に交換したいところだね。
この品番(1197 311 005)で ネットなんかで探してみると・・・
な~るほど 1197311009でもいけそう。
なんだ、先日チェックした うちのベンツ300DTと同じボルテージレギュレータじゃん。^^
いろんな欧州車につかわれているねぇ メルセデスやE30からとったものでも いけそうだねぇ
オルタの中の銅のスリップリング(カーb-んブラシの先端が接触するところ)も
まだそんなに減ってないし。OK.
オルタにはコネクタが1個あり。外してみる
黄色いワイヤは エンジンブロックに接続されているので オルタのアースだな。
B+はバッテリに行って バッテリを充電をする役目
D+はメーターにつながっており 充電できないときにチャージランプで警告を出す役目
DFは?これはスターターに行っており、もしかしてこれもB+かもしれない・・・。(調べたらB+でした)
こういう配置
DF(B+?)がスタータの30番端子につながっています。これでいいのか?
72年式2002の配線図を見る(外部式ボルテージレギュレータの配線図ですが)
スタータの端子 50 と 30 に注目。
50端子はイグニッションスイッチにつながっており、キーを最奥までひねるとマグネットクラッチをつないでスターターを起動する役目。
30端子は配線図によれば バッテリ+に太い線で直結で、エンジン始動の際に大電流をドン!と流す役目だが・・・この現状の30端子の配線と違う
しかも、バッテリにつながっていないで オルタにつながってるし・・・
あれはDF端子じゃなくてB+なのか??これでいいのかな?
まぁこれでもスターターは回ってるのだが。
ネットで「Alternator BOSCH B+」で調べてみた。あった。
やっぱこのタイプのオルタの端子に、B+が二つあった。
図のブラウンの線が スターターに行っている。
丸テールの配線、これでOKみたいだ。
ただし、B+配線は太いものにすべきで、この図では10スケア以上とある。
ほかで見つけた写真
たしかにB+には ぶっとい配線 刺してあるな
こういうのもあった。
やはりでかい端子2つはB+。
端っこのB+は太い配線でスターター30番端子へ接続。
真ん中のB+は太い配線でバッテリー+に接続し充電するライン。
端っこのD+は細い配線で良く、メーターのチャージランプへ。また スターターの30番端子は、結局 バッテリ直結になるので
この部分は、バッテリの+端子と同じなのです。要注意箇所なんです
このあたりに 不用意にレンチを握った手を入れて
30番端子とエンジンブロックと接触させようものなら
バチッ!と激しくショートしちゃいますので注意!(エンジンいじるときはマイナス端子外してから)
ほんとうは この30番端子には、赤い絶縁カバーをかぶせておきたいところだ。
あとでやっとこ。
にしやんはさらにこのあたりに 上から水がかぶらないように
ゴムカバーを上からかぶせている。
そしてこれは バッテリのマイナス端子なのだが、
マイナス端子なのに赤色のカバーかぶせてあるのも
なんか不自然と思いません?わしだけ?
マイナスはやっぱブラックに統一でしょ、ということで 絶縁テープ 巻きました。
なんでバッテリの+端子に わざわざ警告色の赤色が使ってあるか、考えてみよう?
このアース線が エンジンブロックにつながる先にも これまた赤色カバーだったので
黒色に巻いておきまして、さらにコルゲートチューブをかぶせた。
ああスッキリ。
まぁ 細かいことなんですが こういうところを本来
きちっとしなきゃいけないと思うわけよ。
こうるさいオヤジの たわごとでした。^^;
次回は点火系、ウオッシャー系のチェックに行きます。
丸テール 点火系統 ― 2023年09月03日 08時25分34秒
点火系のチェック。
良い火花が飛ばないと 気持ちいい走りはできないですよ~
プラグコードはお馴染みの永井電子。
デスキャップは純正品。
このデスビ、バキュームアドバンスのないタイプですね。
マルニではお馴染みの 「008デスビ」です。
キャップを開けてみた
ん~・・ローター下のダストカバーがない・・・。
このあたりの端子は新しくしてある。
ポイントの損傷も問題なし。
点火系統は特に何の変哲もない ポイント点火式であった。
ガバナ進角の動きもチェックしましたが ひっかかりもなく、OKでした。
ローターの痛みもない
デスビキャップの各気筒へのエアギャップ箇所。
傷みは激しくない。この白い部分を削り取ってはならない。エアギャップが広がってしまう
センターのカーボンブラシの接点も問題ないし、
キャップ内部にも損傷やリーク跡はない。
BOSCH点火コイル
1番と15番接点の端子のうち、15番端子はプラス電極が来るので
空き端子には絶縁被覆をかぶせたほうがいい
この丸テールマルニ、WEBERの45DCOEという大径ツインキャブをつけていながら、
点火系が全くの旧式ノーマルのポイント式点火なのが意外だった。
点火系統には プラグコードを永井電子のものにしただけで、
ほとんど手を付けていない。
先日ヤフオクで1972年式のBMWに使われていた
フルトランジスタ式の社外デスビを手人れたので
これをつけたらどうなるか 試してみたい。
ポイント接触式ではなく、光学デジタル式だから 間違いなく
始動性もよくなりアイドリングも安定し、圧倒的にいい火花が飛ぶだろう。
あるいは、いつもの 素晴らしいセミトラ式にするかだ。
あまり教えたくないが
出品者はとても良い方で、にしやんは ごそっと 買いだめさせてもらった
ではプラグをチェックする
左から 4,3,2,1番 新品だ。
NGKのBPR6ES。これでいい
焼け具合は13番良好だが
4番だけ黒くてくすぶりが多い。キャブのミクチャの調整が必要か?
プラグホールから フレキシブルカメラを入れて
燃焼室を見てみる。
1番シリンダ
2番シリンダ
3番シリンダ (インシュレータからエア吸いがあったところ)
4番シリンダ
それぞれシリンダウォールには クロスハッチがしっかり見える。
実はこのエンジンブロック、昨年 0.5mmのボーリングを施したものだそうだ。
というのも、レストアベースで購入したこのマルニ、ピストンがシリンダにさび付いていて固着していたんだそうだ。
長期にエンジンかけていなかったものだから、シリンダのオイルが切れ、シリンダ内壁がさび付いたわけだ。そういえば、ボーリング後も、なんとはなく、錆の名残みたいなものも見えているが、この程度だと問題なしと内燃機屋さんは判断したのだろう。
ボーリング後はエンジオイルがすごく汚れるので(クロスハッチの微細なカスが出るのか)
OH後のエンジンオイルはインターバルを短めに こまめに交換していかねばならない。
最初の1000km走行までに 少なくとも2回は エンジオイルとオイルフィルターを交換したい。
あとは5000km走行までに1000km毎にオイル&フィルタ交換だ。
1回の交換で4Lなので、20Lペール缶を安く買ってしまえばいい。
グレードは10W-40の安いのでもいい。カストロールのウルトラクリーンなどがいいだろう。
オーナーさん、よろしくお願い致します。
BMW2002tii クーラー取付の計画 ― 2023年09月04日 16時47分17秒
9月になっても まだまだあついですね~~
さて レストア開始したBMW2002tiiは クーラーを取り付けてほしいとのオーナーさんからの要望。
現在、矢印の部分、まるっと空間があいており、コンプレッサーがついて居ないのがわかる。
クーラーをつける際に問題になるのが
クランクシャフト・プーリーの形状である。
クーラーコンプレッサーを駆動するためのベルト溝があるか?なのだが。
・・・ない。
本来、クーラーのついたtiiのエンジン フロント側は こうなるはずだ
コグドベルトの横に コンプ用の溝が来るわけだが
矢印の黒いカバーのかかった部分は、インジェクションポンプ用のコグドベルトが
掛かっている。大事なベルトなので カバーしてあるのだ。
それに、よく見ると、なんか、コンプ用のベルトの幅があるかどうか 不安になる。
ワロスで売っているプーリーはこういうものだ。
刻みの入った部分が インジェクションポンプ用のコグドベルトがかかる。
でもクーラーコンプ用のVべルトの溝がないのだ。
クーラーつけるには これが必要なの!
左がコンプ用溝のあるプーリー。右がないプーリーの例。この違い。
買えばいいじゃんと思うだろうが、これが、どこにも無いのだ!
ヤフオク!には無い。
イーベイでなんとか1個見つけた!
・・が、送料を入れると1個11万!たっけ!
もしこれを買うとする。
AC溝つきプーリー 11万
クーラーセット一式 5.5万(ヤフオク!)
コンプのブラケット製作 1万(材料費のみ、工賃計算に入れず)
クーラーセット一式 5.5万(ヤフオク!)
コンプのブラケット製作 1万(材料費のみ、工賃計算に入れず)
雑材(リレーや配線等)1万
材料費だけで 合計で17.5万だ。
う~む・・・
機械加工やさん現状のプーリーに、コンプ溝をワンオフ加工で
つけてもらうということもできなくはないが。。。加工賃 安くはないだろうな・・・
5~6万は最低でもかかりそうだ。
機械加工やさん現状のプーリーに、コンプ溝をワンオフ加工で
つけてもらうということもできなくはないが。。。加工賃 安くはないだろうな・・・
5~6万は最低でもかかりそうだ。
インジェクション・モデル、2002tiiの試練 その1か・・・
うちで在庫で持ってる 汎用クーラーセット 5.5万
このコンプを使うには 溝付きプーリーとブラケット製作が必要ということ。
改めてこのあたりをよく観察すると
コンプ用のベルを溝をつける余裕がないような気がする・・
それに 出荷時に回転バランスを取ってあるクランクシャフトプーリーに
新たにプーリを追加溶接などして 回転バランス崩したくないというのもある。
よーし こうなったら。
今回 2002tiiのクーラーは
最近普及してきた 電動コンプレッサーで 行ってみようか!!
最近普及してきた 電動コンプレッサーで 行ってみようか!!
これまでのエンジンのベルト駆動だったコンプレッサーを
電気モーターで動くコンプレッサーにするのだ
概略図は こんな感じだ
ただし、この12Vコンプレッサーを動かすのに
大電流が50~60A程度の大電流が必要になるらしい。
バッテリも大きめにした方がいいだろう
マルニオリジナルのオルタネータ―は45A容量なので これでは
電動コンプ装着しても すぐバッテリアガリしちゃうだろう
それに、このオルタ、よく見ると tii用のオルタじゃない!
赤矢印の部分を見れば形状違うことがわかる。
結果、オルタが斜めに取りついてしまって 最悪。
本来のtii用オルタは、エンジン側の取付ステーに
ぴったりはまるようになっていないといけない。
まぁ この疲れ切ったオルタは今回交換するつもりではいたので
イーベイで、tii専用のハイパワー85Aオルタネータ、注文しました。
オリジナルの、倍以上の発電量になります。
このショップからは、前回の2002Aのハイパワー95Aオルタも買いました。
ほうほう テストベンチでは 95Amps出てたとな!
これなら電動コンプも50-60Aで回せて ほかの電装品にも25-35Aは回せるだろう。
電動クーラー、ヘッドライト(LED化で省電力にする)、ワイパー、カーステ、ドラレコ、ホーン・・・
同時使用 じゅうぶんできるだろう。
ペイパルで支払い。送料込み、7万5589円。到着は9月24日ごろまで。
そして、ヤフオクで 電動コンプレッサーのークーラーキットも購入。
8万6800円。(市場では20万クラスのものもありますが、欠品中でした)
85Aハイパワーオルタ 7万5589円
電動コンプクーラーキット 86800円
電動コンプクーラーキット 86800円
雑材 1万
オルタもハイパワーの新品に交換出来るという大きな特典もついて、
合計で17万ぐらいのほぼ同額に収まった。
ほかに電動コンプにするといいことがいくつか。
①ベルト駆動じゃないから エンジンのパワーの一部がコンプに持っていかれない。
②エンジンに負荷をかけないから アイドルアップ装置を作らなくても良い。
③たいへんめんどうなコンプのブラケットをワンオフ製作しなくてよい。(ボディ側に取り付けるだけ。)とても時間と労力の節約になるのである。
④冷却水ホースとコンプとの接触を気にしないでよくなる
などなど
だいいち、2002tiiの場合、プーリのコンプ用の溝のことなんか 気にしないで良くなるのがありがたい。
最近では電動コンプも普及してきており
旧車に電動コンプクーラーキットを装着しているコンテンツも
WEBのあちこちで見られる。
旧車に電動コンプクーラーキットを装着しているコンテンツも
WEBのあちこちで見られる。
マルニの電動コンプ化のコンテンツはまだ見ないので、
ここはまた、新しいことに チャレンジ精神で ここでやってみる。
電動だからコンプの設置場所を選ばないが、(トランク内に設置することも可能)
コンデンサはやはり 良く冷えるフロントに持ってきたいので
電動コンプの取付場所は 空間の開いた このあたりにしよう。
ボディ側に適当にステ―でもつけて ブッシュを介して
ボルトオンすればいいだろう。
出っ張ってる さびだらけの腐ったタコ足エキマニは捨てて
ノーマルのエキマニに変更することで 遮熱対策を行い
多分電動コンプはかなりの熱を持つはずなので ファンで冷却装置でも作ってやろう。
ずっと懸念だった クランクシャフト・プーリーの溝問題も解決したし
またこれはこれで 取付が 楽しみである。
後記:
イーベイでも同様な商品が出ていた
しかしこれのコンデンサーはいいのだが、この大きさはマルニは収まらないのだ・・・
配線
スペック表では
電源はDC12Vで 33~60Aが必要とのころ。
792Wだからオルタで14V発電していればコンプだけで57Aぐらい使用か。
余裕を見て 80A以上のオルタは必要だろう
上記スペックのコンプのDimensionの単位は inchではなくcmの間違いだろう
コンプ裏の配線接続先 難しいことはない
低圧側の接続
高圧側の接続
これらの画像を参考に
このスペースへの設置レイアウトを考えておく
丸テール シリンダーヘッドカバー洗浄 ― 2023年09月05日 11時47分20秒
ヘッドカバーのふちからオイルにじみ
こちらも。
ヘッドカバーパッキンは 新しいものに交換したそうで
現在は油にじみは止まっている。
このにじみ跡は むかしのものがそのまま残っているのだ。
それと、塗装仕事の関係なのか、カバーが全体的に白っぽいホコリまみれである。
結晶塗装になってるので ほこりがかんでしまっており、ウエスなどで吹いてもとれない。
ヘッドカバーを外して 洗浄するしかない。
外しました
シリンダーヘッドの中。
ヘッドはステムシール打ち換えなど、オーバーホール済みとのこと。
エキマニのスタッド、内側のねじから外側にオイルがにじみ出てこないように
ちゃんと液体ガスケットで止めてある。 いいね。
実際、にじんでくることがあるので これは有効だ。
蓋のされた燃料ポンプの取り付けねじにも 同様の処理済みであった。
このヘッドボルト周辺に漬けてある白いペイントマーカーは、
2段階のへッドボルトの角度締めの確認ペイントと見た。
このあたりはちゃんとしっかりやってあるね。
カムシャフト傷等無くて問題なし、バルブjクリアランスも範囲内。
OK!
ヘッドカバー裏側。きれいにしてある。
あとは表側の洗浄。
灯油にシンナーを混ぜた洗浄液でブラッシングする。
細かい埃も洗い流され きれいになりました。
組み付けて、トルク締めして完了です。
もうにじみ跡は 見えません。
油は、油で制す。^^
丸テール 冷却水抜きとヒーターボックス取り外し ― 2023年09月06日 07時43分47秒
BMW2002丸テールの修理項目のひとつ、ブロワーが効かないとうのがあるので着手。
空調のヒーターボックスをオーバーホールするので冷却水を抜く必要あり。
ラジエターキャップを取り外し、まずはラジエターのここから抜く。
ラジエターからだけでは これぐらいしか 抜けません
排気側の エンジンブロック 4番シリンダ―のめくらぶたの下に
冷却水のドレンプラグがあるので ここからエンジンのウォータージャケット内部の冷却水を抜きます。
ところが ドレンプラグを外したにも関わらず 冷却水がほとんど出てきません。
ウォータージャケット内に発生した錆が堆積して固まり 出口を塞いでいるんです。
長期にわたって冷却水を交換していないマルニは 良くこのようになります。
たいがいの 良くメンテをされていないマルニは こうなっています。
穴をつつきます。
錆の堆積が ドリルでほじくるほどでなければいいが・・・
すぐに冷却水は出てきました。
たいした詰まりでは なかったようです。
このように 内側に「錆の蓋」ができちゃっていました
中に押し込んでしまった錆を押し出すために
冷却水を注ぎ
勢いよく錆カスを押し出します。
こういうのが いくつか たらいの底の溜まってましたよ
冷却水の交換は 出来れば2年車検ごとにお願いします!
これでヒーターボックスへのホース接続を 外せます。
ヒーターバルブも外し ブロワーへの配線も 外します
室内の空調コントロールパネルは錆が吹いていて かなりひどい状態です。
錆取りをして 専門業者へ再メッキに出すか、あるいは メッキ調の塗装を行うかです。
今はお金のかからないメッキ調の塗装 1500円にしておきます。(メッキには及びませんが)
外したヒーターボックス。
これからばらして掃除し、各部シーリング等を付けなおし、 綺麗に組み立てます。
ヒーターボックス 外したあと
どのマルニも ここから水が入って フロア下を錆させますね。
その過程で発見した ハザードスイッチの不良。
押し込んでもボタンが止まらず、すぐに赤ボタンがスプリングの反力で戻ってきます。つまりハザードが点きっぱなし状態になります。前レストアした2002Aもこうなってました。
どのマルニも、みんなこうなって 交換することになります(ハザードは車検確認項目ですので ごまかせません)。
すぐに山下オートパーツさんに注文しました。送料込み1個15000円。
(同時に2002tiiの分も 注文しました)
これはドイツのワロスに注文しても 最近の円安のため ほとんど値段が変わらないのです。
すぐ届けてくれる 日本の山下さんに頼んだ方がいいでしょう。
使えば使うほど、ボタンのロック機構?が すり減るかなんかして 寿命に近づいていくんだろうけど。平均、何年ぐらい 持つんだろうかね??
いちど 中身をばらしてみて どうなってこうなってしまうのか 確認したいね。
丸テール こまごま修理 ― 2023年09月07日 07時49分53秒
丸テールの方を ここ1~2か月で納車するため
こまごまとやっております。
エンジンブロックの冷却水ドレンプラグ
新しいオーリングをはめて ボルトは銀色に塗装して 締め付け。
この過程で見つけた、防音材の浮き/はがれ。
両面テープで貼ったようですが、接着力不足でか 取れちゃったみたいですね。
エポキシ接着剤を塗り、養生し1日硬化
ちゃんと接着しました。
クラッチのホースに亀裂。
ここは交換しないといけない。ワロスに注文。ステンメッシュ製で 60ユーロ。
フロントサスのチェック。
車高調が入ってます。
で、矢印の部分、ブレーキホースのステーですが、
ホースバンド2本で固定されている。
オーナーさんが気にしていたところだが、
しっかりステーが固定されているので 問題なしと判断。
エンジンルームに移る。
スターター30番端子とバッテリ+をつなぐ 太目のコード。14スケア。
ナット類も新しくしてつなぎます。
スターターに錆があったのでケレンし、レノバスプレーで錆転換&保護コーティング。
バッテリのマイナス端子に カットオフ端子を取り付け。
しばらく乗らないときは緑ダイヤルで接続をカットし、
なるべくバッテリの放電をしないようにする。
電装品の整備をするときも、ここをゆるめてバッテリ接続をカットしてから整備する。ボディ側へのアース端子もいったん外して確認、
コード取り回しを修正(ブレーキフルードホースの下にもっていく) して しめつけ。
オイル・ディップ・スティックの再塗装
キャブのインシュレータ、届きました。
ヤフオク!で見つけたもの。2200円。
40~45 DCOE に使用可能。
取付
両側にオーリングがついて居ますので もうエア吸いはなくなるでしょう
そういえば 下回りで気づいたことが。
この車、フロントのスタビライーザー・バーが、無い。(Anti Roll Bar)
普通、このあたりに 左右にわたっているのだが。
外したのかな??
これは2002Aの画像だが、
このように左右にわたる 直径20ミリの鉄のしなり棒。
Anti Roll Barの名のとおり、コーナリング中の車体のロールを押さえ、
姿勢安定性とコントロール性の向上をもたらす役目。
リアには、ちゃんとスタビライザー・バーはあったけど。
フロントスタビの図
まぁ 無くても 走行がとてつもなく危ないわけではない。(これまでも これで問題なく 乗れていたので)
レストアしたときに 取付け忘れしたってことは 無いよねえ??
ヤフオク!などでは 現在のところ 中古のスタビバーは見つかりませんでした。
ちなみにワロスから エアコンコンプレッサーなし車用の新品が出ます。
スタビバー+マウントキットで 合計384.15ユーロ。今のレートで、6万ぐらい。
プラス送料1万ほどで、総合計7万円+関税/消費税。
以上がパーツ代です。
今 急いで取付なくても、今後予算があるときに
ゆっくり バー本体の中古品を見つけるなりして 取付ればいいとは思います。
丸テール ステアリングギアボックスとエンジンのオイル交換 ― 2023年09月08日 13時12分43秒
オーナーさんの要望で ステアリング・ギアボックス・オイルを交換します。
赤いキャップをとります。
細いチューブを20cm差し入れて シャンプーの空き容器からとった
手動ポンプで 吸い出していく。
約250ml 抜けました。
本来、食用油みたいなはずの色が 黒蜜みたいになってます
チューブを逆にして こんどは新油を 注入します
カストロールの 80W-90
デフオイルもマニュアルミッションも、ギアボックスも
みんなこれで事足ります。
新油 注ぎ終わり
赤いキャップをして終了。
横のナットでの ステアリングの遊びはちょうどいいと思うので調整はしません。
次。
要望のあった エンジンオイル&フィルタの交換。
まずはエンジンオイル抜き。
結構汚れてるな・・・・
この中には、シリンダボーリングまでしたエンジンOH後の金属カスが
結構混ざっているはず・・・なんか そういう系の 色合いだ。
オイル交換履歴をオーナーさんにラインで聞いたら
エンジンOH後、300km走行で1回交換した。その後、500~1000kmは走っていると思う、との返答。
う~む、そんないい加減な管理じゃ、アカンと思うな~!
しっかりメモシールを貼るなり、人にオイル交換やってもらったとしても、ちゃんとオイル管理をしっかりしておいてほしいと思います。
特にいまはエンジンOH後の 大事な慣らし中であるlことを 忘れないでほしい。
今の管理を怠ると あとあと 影響してきますよ。
ドレンプラグのオーリング・コレクションから、ひとつチョイス。
今回は 銅ラウンド・タイプでいこう
銅は柔らかいので 締め付けるとつぶれて しっかりシールします。
オイル交換ごとに、必ず交換すること。
エンジンルーム上から オイルフィルタをゆるめて外します。
このMANNのW712/6フィルタは、対辺74mmフィルターレンチで外せます
一応覗いてみて チェック。ガスケットに当たる円周部分に
オイル漏れの原因となる「傷」などがないかをみる。ないね。OK
オイルの油圧って結構高くて、この締め付けにミスると、
それはもう、凄い勢いで エンジン始動直後から ピュ=====ッと!
ここのスキマからオイルが吹きだすんですよ。
一度メルセデスの整備で経験済みで そのときは
ガレージの天井までオイルが吹き飛んだよ。
もちろんエンジンルームはオイルまみれです(笑)
今回はワロスから届いた ALCOというメーカのものを使用。
しかしこのフィルタ、フィルタレンチが はまらない形状です。
いろんなメーカーのオイルフィルタと互換性
オイルフィルタに書かれている手引きどおりに
両手で最大に締め付け。
交換日と距離をはっきりと見えるようマーカーで記入。
エンジンオイルは自分でもマルニに良く使う 鉱物油系のこれで。
5w-40は守ります
4L全部 入れます
注いだなり、1分も経たないうちのゲージ差し入れ計測。車体は水平。
暫くすると オイルも全部オイルパンに落ちて ゲージのMAXとMINの真ん中ほどに達するだろう。
エンジンをかけたら、空っぽのオイルフィルタに200ccほど回って、
もう少し下、MINあたりに落ち着くだろう。
範囲内であるし、どうせまた次の400km走行ですぐ交換するから、
これで良しとする。
はい ではオイル管理の予定表。
今回交換で 95600km、フィルタも交換済み。5W-40 4L入れた
次の交換は 400km走行後、96000km時、フィルタも交換。
そのつぎは、1000km走行後、97000km時。フィルタも交換。
そのつぎは、1500km走行後、98500km。フィルタなし。
そのつぎは、1500km走行後、100,000kmでフィルタも交換。
その後は オーナーさんのお好みで、3000~5000km走行後ごとでいい。
このころには ならしもほぼ終わりの頃だろう。
丸テール ヒーターボックスオーバーホール1 ― 2023年09月09日 17時12分50秒
ではヒーターボックスを分解します
シーリングを削り取りまして
数か所のブラインドリベットをドリルで揉んで
上のカバーを外します。
ウヒャ~~
こいつは掃除のし甲斐が あるわ
まずは ブロワに通電して単体テスト。
ちゃんと動きますが シャフトに注油が必要な感じです。
全体的に埃まみれのモータ
埃をワイヤブラシで撮った後、ブラシ部分のチェック。大丈夫そう。
これは知人のマルニのヒーターボックスをOHしたときの画像。
ブロワモータの付け替えをした。モーターだけは新品で1万ぐらいで手に入るので、羽を付け替えしたっけなぁ~
ブロワファンの3段階の回転速度を制御する 抵抗の部分。
端子がかなり錆びてるので 後日 端子をハンダでをつけ換えます。
ヒーターコア 取り外し
とりあえず 冷却水の漏れはないですね。^^
裏側はいいんやけどね
表側(風ファンでを押し込む側)は やっぱ汚いな
表側のフィン・・・ こりぁ かなりのもんです・・・錆も出てるか
エアブロー攻撃では 結構な錆埃がでましたよ
中に水を通してやります
でも 中からそんなにひどく サビ水や錆カスは 出なかったですね。
フィンの水掃除を徹底的に。
このあとエアブローして 乾燥させました
エアの通りが大事だから 乾いたら 再度ブラシで掃除しておいてもいいかもなぁケースの分解
ワイヤー部の切り離し
そして水洗いでブラッシング!ホコリ バイバイ~~
乾燥後
ケースのクラックが あちこちに見受けられるので ドリルで穴をあけ・・・
割れないように 針金で縫合します
あらぁ?このヒーターボックス、
温風吹き出し口の方向制御フィンが ないなぁ
この黄色の囲みの部分のパーツね。(2002Aの写真)
これがないと 温風吹き出しが 足元方向にならないよ。
まぁ・・・ 毎度のDIY精神で 何とかしようね。^^;
穴と針金の縫合処置箇所は POR-15パッチパテで埋めて固めます。
ケーブルワイヤにCRC556を浸透させて 滑りをよくする
今日は分解清掃とクラック補修でした。
初日としてはこんなところですか。
もう2,3日 かかります
あすはヒーターバルブ(温度調節弁)の部分をやります。
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