BMW2002A 電動シート化 2 ― 2022年05月14日 11時25分31秒
BMW E92(3シリーズクーペ)の革電動シートを
BMW2002に載せるべく加工する。
配線類を整理し、シートレール部分を外した。
前後スライド用のモーターがある。
このレールをマルニの車内に持ち込んで取付の加工を行う。
マルニの運転席側。
シートを載せる「台」が溶接されている。
シートが10cmほど高く乗るわけだ。
この台に載せると、新しいシートが10㎝ほど高く取り付けられてしまうのだ。
この「台」をディスクグラインダで切り取った。
切り取った台は 保管しておく。
またオリジナルに戻したいというときのために。
(まぁ座り心地の良い革シートに座ったら、二度とオリジナルに戻したいと思うことはないと思うけど)
フロア地べたにシートレールを置く。左右のサイズの確認。OK.
後ろの部分が3~4cm、フロアが下がっているので このあたりをうまく加工する。
着座位置を確認のため めんどいが 重たいシートを載せてみた。
どーです、このぱりっと張った電動革シート!
オリジナルのくたびれきったシートと比較 (付加したものがいっぱい・・・)
クーペ用シートなので シート肩の部分にあるレバーで
手動で背もたれがこのように手動で前に倒れる仕様
加えて 手動レバーそばにある電動スライドスイッチで前方にスライドさせれば
リアシートに乗り込みやすくなるだろう。
さてさらに 位置調整。
シートはめいっぱいセンター寄りにする。センタートンネルの若干のでっぱりがじゃまだ。
ボディに接触するパーツは シート側の方で 取り外す。
上から見て ちょうどいい具合だ。
運転席に着座すると このようになる・・・との予想図。
予想じゃだめだ。
じっさいに 座って確認。
シート高さは一番低く。前後スライドは中間位置で ペダルへの足の置き具合はちょうどいいぐらい。
あ~ このシート いい感じだわ~~~
早く完成させて このマルニ、運転した~~い!
つまりだ
こういう楽しみというか、モチベーションがないと レストアは早く進まないのである。
シート後端部は フロアが40ミリほど下がっているので シート取付のために何か加工します。
角パイプの切れ端でもフロアにつければいいでしょう。
レールの前の方は この位置でフロア下からM10ボルトあたりを貫通させて取付かな。
思ったより簡単に済みそうだ。
こうなったら助手席側のほうにも同じくE92noシートをつけたくなったぞ。
あえてキャメルカラーのシートというのも 女性向けでおしゃれでいいかもしれない。
BMW2002A ATシフトゲート植毛 ― 2022年05月10日 19時40分30秒
BMW2002A フロアカーぺット取り外し ― 2022年05月01日 10時41分17秒
フロアカーペットを外します。
天日干しにして
砂やホコリをはたきます。
でるわでるわ
染めQスプレーで 色褪せたところをインディゴ色で塗ってやりたいですね。
さて室内。
防音材などが貼られたフロアです
ひとつひとつ はがしていきます。
センタートンネルの防音材も外します
今回フロア下防音材は剥がしません。
このあたりを錆取り後、中央に燃料チューブを通して、OHしたヒーターボックスを取り付ける。
そして助手側に後付けクーラーを取り付けます。配管はすでに来ています。
ステアリングは電動パワステ化の予定。
運転席のここに新しい革シート取り付けのためのブラケットを作る予定
リモコンロックのユニット。
AT車のペダルボックス。
べダルボックスの内部。
右上にAT車ならではの キックダウンスイッチがあります。
ここもいまのうちに防錆処理ですね。
BMW2002A ヒーターボックス取り外し ― 2022年04月30日 13時19分51秒
まずはシートを取り外し。10mmボルト4本。
今回組み込むE92(5代目3シリーズクーペ335iクーペ)のシートと並べて比較。
50年も前の車はさすがに作りが古い!かなりへたってしまっているのが わかります
ハンドルを取る。22ミリナット。
ハンドル周辺のパッドを外していく
ATシフトゲート周辺も取る。
シャフトの錆も取って綺麗にしたいな~
センターコンソールのオーディオ配線
結構 カオスな配線になってました
水温計や油温計などの後付け4連メーター付き。
ヒーターボックスが見えました。
アースポイント、ヒーターブロアのレジスター配線、ダクトを外し。
ヒーターブロワのレジスタ配線
空調コントロールレバーのつまみ外し ひっこぬくだけ。
カバーはドライバでこじるだけ。
2本のプラスねじを外せば取り外せる。カンタン。
これでほぼ室内側はOK
外側のヒーターバルブを外しておく。(外さなくてもいいですが、じゃまなので)
ヒーターコントロールのワイヤを外す
ヒーターボックス側のプラスチックの固定ステーはどのマルニも必ず割れている。
そこでいつもにしやんは 金属で補強ステーをつくって取り付けている。今回もそうする。
にしやん号のヒーターボックスは初代ユーノスロードスターのヒーターコアを流用して作った改造型ヒーターボックスだ。かなり熱効率がよくて、冬はほんとに暖かい。ヒーターボックスの改造は得意とするところだ。
これで室内側でヒーターボックスは外せます。
50年分のほこりを溜めた空調ボックスです。^^;
ちょっとファンのガード部分、一部が欠損してますね。
今回補修しなくては。
オーナーさんが「ファンを回すとどこかに接触してるような音がする」と言っておられた。
てでファンを回してみて、原因がすぐわかりました。
矢印の部分、金属製のフラップに、ファンの羽がかすかに当たっていました。
アルミ製のファンの羽をちょっと曲げれば 当たらなくなるので、すぐ直ります。
マルニは内装系はネジがすぐ見えるので
内装ばらしは小学生レベルで簡単ですね。
さて外したヒーターボックスとヒーターバルブは、これから分解して
各部点検、掃除、必要なら補修していきます。
BMW2002A 電動シート化 1 ― 2022年04月24日 12時47分07秒
なにやらデカイ荷物が着払いで届きましたよ。
自動車の革張りシートです!
先日ヤフオクで落札した BMWE92(3シリーズクーペ)の左側シートです。
安かったんよ~~!送料込みでも8000円しない!安いでしょ~~~
一時期 E90の335iセダンに乗っていた時があるので この革シートの良さは前から知っていた。
ゆったり座れて、各部が細かく調節出来て、ムレなくて、長時間の運転でもほとんど疲れない。
座り心地、快適性は、マルニオリジナルの50年前のシートとは雲泥の差である。
それをこのマルニの運転席に装着しようと思っている。
オーナーさんもオリジナルのシートからよくなるのであれば、ということで了承。
こう見ると、小さなシートやな。
ともかく、手に触れるところ、体に触れるところを心地よくしていくことが旧車を長く乗るためのコツだと思っている。
乗って「気持ちいい」ようにしないと、ただでさえ気難しいキャブの旧車を長く愛するモチベーションが続かない。
そういうわけで、にしやんはあまりオリジナル状態維持にはこだわらず、安く流用できるものはどんどん取り入れて乗りやすくしていくレストア方針だ。
そういうわけで、にしやんはあまりオリジナル状態維持にはこだわらず、安く流用できるものはどんどん取り入れて乗りやすくしていくレストア方針だ。
さっそくシート電動機構の各部を点検
電動モーターがいくつか。メイン配線はぶった切ってある。
バッテリを持ち出して モーターに12Vをかけて動作を確認。
前後、シート座面上下、座面角度の基本調整はちゃんとできた。
その他のランバーサポートのエア充填によるふくらみ調整などのサブ調節機構は、
今後どの配線か研究し、確認していく。配線図があれば一番いいんだけど・・・。
おおもとの12V電源コードの場所もわかった。一番太い茶色(-)と赤色(+)ということですぐにわかる。アクセサリー電源につなげることにしよう。
ちゃんとシート横の調節スイッチでシート動作できました。^^
このモーターが 背もたれのリクライニング用だ。12Vをかけるとちゃんと動作した。
しかし調整スイッチではリレーがカチカチいうだけで動かなかった。今後の研究課題。
リレーがアウトなのかもしれない。
さっそくマルニの車内に載せてみる。
右側シートが外してあるので とりあえずそこにのせてみた。
乗せてみたら、オリジナルと比べて、どうも座面が高くなってしまう。
原因はここだ。
マルニのシート取付面の「台座のでっぱり」分だけ、シート座面が高くなってしまっている。
この台座部分をカットしてしまえば、高さ10cm下げることができそうだ。10cmも下げればちょうどいい座面高さになるだろう。で、新たにシート固定のフレームをアングルなどで溶接加工で作ればよい。
こちらは自分のマルニをレストアしたときの写真だが、シート取付のために台座が溶接されている。
これらを切り取ってしまう。
シート左右幅はばっちり。問題なし。マルニに収まります。
ドアとの干渉もない。(あくまで車の右側で 左側用シートを見ているだけですが)
運転席側のオリジナルと比べて、高さが明らかに高いのが お分かりいただけると思う。
それに、新しいシートは、背もたれの全長もオリジナルより8cm長かった。
合計、18cmほど高くなって見えるはずだ。
こちらはフォトショップで画像処理(シート全体を10cm下げ&左右反転)したもの。
加工後は、運転席側は こういう感じになるだろう、ということで。
BMW2002A リアシートの清掃 ― 2022年03月20日 14時12分40秒
BMW2002 三角窓 丸型ハンドル ― 2022年03月19日 17時49分50秒
マルニのドア内張です。
よく見ると 紺色系の内張です。この車のボディ元色は、薄青メタリックだったこともあるかな。
矢印のところ、三角窓をあける丸型ハンドルです。
コレ。回すと三角窓が開くのだが
ドアうちばりを外すときに この丸型ハンドルを外さねばならないのだ。
ちょうどこの作業をされてる方からコメントがあったので うちので キャップだけ 外してみる。
ちなみに丸ハンドルの横につけてあるのは
小銭入れ。100円ショップで買ったものをねじ止めしてある。(笑)
画像の8番が キャップだ
これ 丸い穴はなんため?
答え。六角レンチなどを差し込んで このキャップを外すものだ。
結構力いれないと キャップは外れないだろうな。
ハンドルの向こう側、内装材を痛めないようになにか金属板でも置いて、
L型の六角レンチを使い てこの原理で キャップを外すのがいいと思う。
でもにしやんは 正々堂々と ドライバで外している!^^;
おかげでここは 傷ついているのである・・・。
あいたた!見栄えが悪い・・・。
良い子はまねしないでね!
こういうものが いまだに新品で出るっちゃ~すごいな。
ここ、綺麗にしたい人は ワロスさんから買っとこうね!
左右で1万ちょいだよ!
BMW2002A リアシートをはぐる ― 2022年03月10日 16時18分53秒
リアシートはセンタートンネル付近のねじを一つずせば リアシート座面が かんたんに取り外せます。
リアシートのシートベルトがシート下に隠されてた(笑)
少し錆が出ている程度か。
背もたれのほうは 下側のねじ2こをとるだけで、上のほうに引っ張り上げるだけで外せます。
樹脂製のチューブ配管みたいなのが2本,
一つはエンジンルームに向かうガソリンのチューブ。これを交換したくて シートをはぐった。
青い色の細いチューブは チャコールキャニスターに向かうチューブだ。
チャコールキャニスタにつながる青いチューブだが トランク上部のすみっこにある、気化したガソリンを液化させる箱にも はつながっている。
青いチューブはここにもつながっている。気化したガソリンをここから吸い上げる。
シートの中に落ちてたものたち(笑)
今回 床面カーペットもこのさい外して フロア下の状態を 点検 清掃しときます。
サイドシル内の錆状態もフレキシブル小型カメラで点検したいと思います。
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