丸テール 冷却水抜きとヒーターボックス取り外し ― 2023年09月06日 07時43分47秒
BMW2002丸テールの修理項目のひとつ、ブロワーが効かないとうのがあるので着手。
空調のヒーターボックスをオーバーホールするので冷却水を抜く必要あり。
ラジエターキャップを取り外し、まずはラジエターのここから抜く。
ラジエターからだけでは これぐらいしか 抜けません
排気側の エンジンブロック 4番シリンダ―のめくらぶたの下に
冷却水のドレンプラグがあるので ここからエンジンのウォータージャケット内部の冷却水を抜きます。
ところが ドレンプラグを外したにも関わらず 冷却水がほとんど出てきません。
ウォータージャケット内に発生した錆が堆積して固まり 出口を塞いでいるんです。
長期にわたって冷却水を交換していないマルニは 良くこのようになります。
たいがいの 良くメンテをされていないマルニは こうなっています。
穴をつつきます。
錆の堆積が ドリルでほじくるほどでなければいいが・・・
すぐに冷却水は出てきました。
たいした詰まりでは なかったようです。
このように 内側に「錆の蓋」ができちゃっていました
中に押し込んでしまった錆を押し出すために
冷却水を注ぎ
勢いよく錆カスを押し出します。
こういうのが いくつか たらいの底の溜まってましたよ
冷却水の交換は 出来れば2年車検ごとにお願いします!
これでヒーターボックスへのホース接続を 外せます。
ヒーターバルブも外し ブロワーへの配線も 外します
室内の空調コントロールパネルは錆が吹いていて かなりひどい状態です。
錆取りをして 専門業者へ再メッキに出すか、あるいは メッキ調の塗装を行うかです。
今はお金のかからないメッキ調の塗装 1500円にしておきます。(メッキには及びませんが)
外したヒーターボックス。
これからばらして掃除し、各部シーリング等を付けなおし、 綺麗に組み立てます。
ヒーターボックス 外したあと
どのマルニも ここから水が入って フロア下を錆させますね。
その過程で発見した ハザードスイッチの不良。
押し込んでもボタンが止まらず、すぐに赤ボタンがスプリングの反力で戻ってきます。つまりハザードが点きっぱなし状態になります。前レストアした2002Aもこうなってました。
どのマルニも、みんなこうなって 交換することになります(ハザードは車検確認項目ですので ごまかせません)。
すぐに山下オートパーツさんに注文しました。送料込み1個15000円。
(同時に2002tiiの分も 注文しました)
これはドイツのワロスに注文しても 最近の円安のため ほとんど値段が変わらないのです。
すぐ届けてくれる 日本の山下さんに頼んだ方がいいでしょう。
使えば使うほど、ボタンのロック機構?が すり減るかなんかして 寿命に近づいていくんだろうけど。平均、何年ぐらい 持つんだろうかね??
いちど 中身をばらしてみて どうなってこうなってしまうのか 確認したいね。
最近のコメント