BMW2002tii ボディ全塗装下準備 足付け ルーフにパテ2025年05月11日 12時34分30秒

ボディ全塗装の下準備に入ります。
ルーフに一部へこみがあるなぁ・・・。

仕方ない、パテうめするか。
塗装をはいで 地金を出す

ロックペイントのポリパテ中目を使用。
主剤100:硬化剤5で計量。

パテ付けではプラスチックのA4バインダーのうらを使って練ってます。
練ってから10分以内に盛り付け。

盛り付け完了。あす、削ろう。

他の部分をペーパー120番で研いで プラサフ塗装のための足付けをする。

サイドも足付け

前後のガラス部分はマスキングする。

ルーフからABCピラー、リアクォーター、ガラス周り。
そしてエンジンルームもプラサフ塗るつもり


翌日 パテ付けしたところを研ぎました

下地のプラサフ後の 上塗り用2液ウレタン塗料も
日産KJ7アイボリーホワイト(ソリッド色)で4.5kg調合を注文済み(15000円ほど、硬化剤含まず)。
ホワイト系塗料が一番安いのよ^^;

BMW2002tii リアアクスルのコントロールアームブッシュ圧入2025年05月09日 12時35分52秒

今日はコントロールアームに新品のブッシュを圧入します。
まずは滑りをよくするために ラバー用グリースを 双方に薄く塗ります。

ぐいぐいと問題なく入っていきます。



完了です。^^
昨日の準備が 功を奏しました。

続いて デフマウントのブッシュを抜きます。

12トンプレス。

錆取り

スプリングも錆取り

リア用のスタビライザーバーも錆取り


錆びの浮いたボルトやナット類はラストリムーバーに1日漬け込んで錆取り


細かいところまで錆がとれるので重宝しています
錆取りの後、にしやんはさらにこのあとPOR-15メタルレディに漬け込んで
表面にパーカー処理をしてさびにくくする処理をします。


ケレンの後 サビキラーで錆転換処理

錆取りを終えたリアクスル一式

最終の塗装まで しばし室内に保管です。


BMW2002tii リアのコントロールアーム防錆とブッシュ抜き2025年05月08日 13時38分24秒

リアクスルのコントロールアーム

今日はこれを きれいにする。


1番がコントロールアーム
いまだにワロスで新品が出るからすごい。20万円するけど。。。



まずはリアブレーキ関係を取り外し
ブレーキシュー機構の取り外し

ブレーキパイプは11ミリのフレアナットレンチで緩めます。
普通のオープンエンレンチ使用では この特殊ナットを舐めてしまう可能性大!

リアブレーキシリンダーの取り外し

ホイールシリンダーの中のピストンは
ご覧のようにガチガチに固着!
もち 新品に交換します。

この古びたブッシュを抜きます。
形状を見るに、左から右に抜くことになる。

まずは、ゴムブッシュの両側の「ツバ」を 電動ワイヤカップブラシで削り取る。
このツバがあると 抜けにくいんです


ブッシュ抜きのための巨大な万力ツールをこのようにセットして
24ミリレンチで回して押し込んで抜く。
このゴツイ圧入ツールは昔乗っていたメルセデスS211の
フロントの足回りのボールジョイント交換のために購入したもの。

懐かしいねぇ~ 2008年式メルセデスE320CDIステーションワゴン。3LのV6 クリーン・ディーゼルターボ。
こいつはにしやん車歴の中でも思い出深いめっちゃフィーリングのクルマやったねぇ~ 1日1000キロ走っても疲れんかった最高の実用車で、仕事上のピンチを救ってくれた。今でも乗りたいわ。



ツールの赤矢印部分の口径が マルニのブッシュ口径にぴったりだったんだなこれが。^^

おかげで 難なく ブッシュ外せます^^
ねじの力は スゴイ。
タイマーでたまには自撮り^^
頭には古びたタオル巻きにヘッドライト&防塵メガネ、
3Mのグローブはめて モノタロウのツナギ。
足もとはホムセンの安く軽い長靴というのがいつものスタイル。



ブッシュ、抜けました


抜いたら 次回は新品のブッシュを圧入することになるが。
今度は逆向きの こういう感じで 圧入することになるね。

いまから圧入のための準備をしておく。
矢印部分をカット。
圧入工具をここに当てるときに 位置がずれずに落ち着くように。
矢印の部分で ツールにあたってしまうので。

さらに、矢印部分に 小さな鉄片を溶接。
このちょっとしたでっぱりがあることで、圧入工具がシッカリと落ち着くようになります。
これで圧入も問題なくできることでしょう。


さて いや~な 錆とり~~タイム
電動工具総動員で 大変ですわ

電動工具でのケレン作業は
汚い仕事で うるさいし 疲れるからね~ 嫌なんよ



ケレン後に 薄めた50%サビキラーを塗布し 錆転換しました。
リアのホイールベアリングは再利用の方針。
走行させてみて異音が出るかどうかは いまのところわからない。


リアアクスルキャリア、デフも先日錆取りして錆転換したし。
これでリアアクスル関係は ほぼ錆取り終了!

きょうはここまで。

BMW2002tii リキッドタンクの穴あけ2025年05月07日 11時37分50秒

クーラーシステムに必要なリキッドタンク(レシーバー/ドライヤーともいう)の位置決め。

マルニでは 定番の位置であります。

サイトグラスと言って、クーラーシステムの中を流れる冷媒(R134a)の
液化状況を目視確認できる穴があり、
これを見るための穴をホールソーであけました。
ここまで準備しておけば 後のクーラー取り付けもサクサク進むことでしょう。




続いて Aピラーの作業。
根元に開いていた錆穴もリペアしたので 上にかぶさるアルミレールを
ブラインドリベットで再取付します。

はい OK^^このあと 上にウレタン塗装の上塗りになります。

修理前の様子を載せておく。酷いよね~~


先日のシーカ打ちの上に塗装

フロントのブレーキホースのホルダー

トランク部分の溶接個所


作業中に郵便配達でやってきやがった。
チィーッ!
GW遊びに散財しての このタイミングやからなぁ~~
痛いよねぇ~

BMW2002tii リアアクスル、デフの錆取り2025年05月04日 13時51分43秒

昨年取り外したリアアクスル
泥汚れを水洗いして

バラバラにして保存してあった。

今回、錆取り開始

結構来てますが 表面的なもの


訳の分かんない後付けステーはキリトリ

この後付けステーは リアマフラーを強引に固定していたもの。


ひたすら ケレン。
風が強い晴れた日に こういった汚れ仕事をやれば
錆ホコリが風で飛ばされるので やりやすいのです。

その後、サビキラーで錆転換



デフも引っ張り出します
きったね^^!!

ひたすら ケレン

ゴッテリついていた汚れはあらかた取れて
赤錆がみえてきた

50%に薄めたサビキラー塗布で
表面の錆転換
お~綺麗になった。
これで 走行したときにデフから異音が出なければいいのだが。

今日はここまで。


BMW2002tii シーカフレックス打ち(ボディの防水処理)2025年05月03日 22時56分54秒

ボディの切り継ぎ補修や溶接を施した箇所に
防水処理のため、シーカフレックスを打ちます。
乾燥後に上から塗装できる シリコンコーキングです。
シーカフレックス227
自動車など工業用のシーリング材です。硬化後は良好な弾性体となります。
空気中の水分(湿気)との反応により硬化します。一般に低温時は空気中の水分が少なく、硬化は遅くなります。
速硬化形のシーリング材として自動車など幅広い工業分野で使用できます。鉄板、アルミ等の金属、樹脂等の継ぎ目の防水シールとして最適です。
1成分形で取扱いが容易。
臭いが少ない。
硬化が速い。
塗料の上塗りが可能。
タックフリータイムが従来の約半分。



どこに打つかというと
フレームの切り継ぎ箇所のスキマ埋め

パネルの溶接継ぎ目

シーカを盛ったあと、、手袋をした指先でなぞります

このあたりは タイヤハウス内で
タイヤが泥水を跳ね上がるので入念に。




エンジンルームの隅

ジャッキアップポイント周辺

フロアパネルの溶接跡

フロア補強材の溶接個所


サイドシルの後端部


スペアタイヤ収納部の切り継ぎ箇所

トランク内部

デフの上のパネルの溶接個所

これらでシーカ1本消費です。

固まったあと、2液型ウレタン塗料で塗装いたします。

BMW2002tii ルーフの雨どいサビ取り2025年05月02日 10時07分45秒

Aピラーからルーフ後端へのびる長いモールを外すと そこにはやはりサビが!
水気がこもり抜けないので このように鉄がサビてしまうんですね

とりあえずワイヤブラシでケレン


雨どいにも うっすらと錆が進行中です


そして右のAピラー根元には錆穴が。
ルーフから内部に水が入ったか?ボディ剛性にも影響する箇所だ。

ワイヤブラシをドリルにくわえてケレン開始

ギュンギュンやっても 茶色いサビ染みは 残ります。


ケレン後に サビキラーで化学的に錆転換するしかない
赤錆から黒錆へと転換すればこれ以上錆が進行しないという。

ルーフにもサビキラー

Aピラー根元の穴は 溶接で塞ぐ

サビ止め塗料を厚塗り。乾いたらシーカ打ち(防水処理)しなければならん。

サビキラーの上に 錆止め塗料を刷毛塗り。
Cピラーの上部、雨どいの下。ここはどのマルニもサビやすい箇所だ。

もうこれでカーベキューに吊ったボディには 錆らしいサビは見当たらないようになった。

しかし まだ錆と戦うべき箇所は まだ残っている。
フェンダーとドア、トランクフード
フロントアクスル、デフを含むリアアクスル、プロペラシャフト、ドライブシャフト・・・。
・・・気が遠くなるね。ひとつづつやるしかないが
錆の酷い車のレストアは いかに時間と手間を喰うか、ということだ。

このBMW2002tii、当初は2年のレストア期間と見積もったが、
やればやるだけ錆が見つかってくるので
今のペースだと 引き渡しまで もうあと2年はかかってしまうだろう。

BMW2002tii ボンネット錆取り2025年05月01日 19時39分10秒

このマルニが入庫してすぐに外したボンネット


2年ぶりにそれを引っ張り出して錆取りを始める


ここまで錆がひどいボンネットははじめて。
ほんとにボディの程度が悪い2002だ。

ヒンジも ここまでとは・・

モールを外していくと うわ!泥が!

うわわわわわ

ひでぇ!

こういったクリップは全部あかん

すぐに水洗い

全体的にくすみ切ったモールだが
コンパウンドで磨いて どの程度 輝きが復活するか?

磨く前。

目消し用コンパウンド(最も荒い)で 5分ほど磨いた後。
ざっとだけど まぁ・・・ぜいぜい この程度にしかならんね。
これら、くすんだモールを手間暇かけて再利用するか または思い切って新品を買うか。
(モールは2002をぐるりと新品ひとセット、33万ですが)
そこはオーナーさんと相談しなければならない。

磨いて再利用するにしても、モールを磨く作業は、オーナーさん自身にやってもらおう。
こっちはこっちで忙しくて そんな単純作業にまで手が回りそうにない。

全て新品にするなら
モールひとまわりセット11万

その取付クリップセット1万


Aピラーからルーフレールへの長いモール左右セット7万

サイドのモール取付セット0.5万

サイドのラバートリム4.3万

サイド下部のステンレスモール 左右で5万

ドイツから空輸で2万。
消費税3万。
しめて33万近くになります。





ここのコーナーの部分、もう錆で穴が開きそう・・・

クリップの穴はさびやすいので しっかり錆取り
各部を徹底的にケレン。




浮き錆が取れたら サビキラー登場

薄めたものを塗布してよくしみこませ 錆転換させていく

乾いたら塗りで 3度塗り



グリルのほうも

錆びた個所はやっつけました
この上にはプラサフをスプレーガンで塗るつもり

ヒンジも錆取りの後 サビキラーで錆転換処理

汚い仕事は 疲れるね~~~ーー;
汗もかくからビール飲みたくなるよ

BMW2002tii 電動コンプレッサー取付準備2025年04月30日 18時37分44秒

エンジンルームにエンジンが乗っかっていないうちに
クーラー関係のホースの通し穴あけを行っておく。

室内側からみたところ。
ちょうど グローブボックスの裏だ。


電動式のコンプレッサーをつけるので
配線の確認。

電動コンプ用に100Aリレー
その取付穴をあけておく


電動コンプの台座を取付

カットしてスリムに。

電動コンプはこのように台座に取り付ける。


ウオッシャータンクのステーを
接触しないよう 少し削りました。

低圧ホースを仮付けして ガスチャージ用のカプラを
取り付けるスペースが確保されていることを確認


電動コンプへの配線はこのように取りまわすことになるだろう

やがてここに ホースやその他のものを取り付けていくことになる。

この電動コンプ、650Wということで、約55アンペアを喰う。
コンプだけで55Aであり、これにクーラーに必要な電動ファン、室内機のファンも加えれば70Aぐらいは必要になってしまう。
通常のマルニのオルタネータは45Aを発生するが、夜間走行などでは走行しながらヘッドライトやワイパー、ファンやカーステなどをつければ45Aに近くなってしまう。
そのため、電動コンプを動かすには 純正のオルタネータ発電量では全く足りない。
このために、オルタネータ(発電機)は90~100Aを発生するものを取り付ける必要あり。

例えば夏の雨の夜、夜間走行でヘッドライト(ハロゲン)をつけ(スモールやテールライトも点灯)、電動クーラーをつけて、ワイパーを動かせば、発電容量ぎりぎりになってしまうだろう。

このため、バッテリーも110D23Lぐらいの容量の大きいものを取り付ける。
バッテリーモニターも装備すれば、出来の消費量ステータスが可視化できるようになるだろう。



BMW2002tii バルクヘッドのインシュレータ止め金取付2025年04月28日 13時59分49秒

室内とエンジンルームの間の壁、バルクヘッドには
画像のような防音材を取り付けます。

色付した部分に 止め金具で取り付ける。
接着はしないてもいい。

だが その止め金具が 錆びてしまい 半分ほど無くなっていたので
新たに取り付ける必要あり。


1ミリ鋼板から止め金具になるものを切り出し、
今回は溶接ではなく ブラインドリベットでボディに取り付ける。

金具とボディに3.2ミリの穴をドリルで開けて
ブラインドリベットを差し込む。

そして リベッターで かしめる。





前部で15か所ほど インシュレーター(防音材)止め金具を取り付けた。
金具にもささっと 錆止め塗装

ついでにバッテリトレイ下のステーに燃料ホースを通す穴をあけ。


今後の電動クーラー取付のための
メイン電源配線(太いね~~)取付の様子見。
ここからバッ直でプラス/マイナス取って ヒューズをここにつけて・・・

フロントのコンデンサーの下に コードを這わせて右サイドへ向かう。

そして電動コンプレッサーに接続するわけだが
コンプを載せる「台」が必要。


この場所、もとはウオッシャータンクがあった場所だが、
ここに電動コンプレッサーを取り付けるつもり。
ウオッシャータンクはこの台の下に取り付ける。



一昨年にレストアした72年式の2002丸テールにも
この場所に電動コンプレッサーを取り付けた実績があるので
それと同じにする。
ちょっとエンジンルームで目立ちますが、今後のメンテ性を優先した位置です。



こんな感じで 今後のいろんな補器類等の取り付けを予測して
いまのうちに いろいろとエンジンルームで下準備しています。