BMW2002A いろいろ取付準備2023年05月29日 13時29分15秒

リアバンパーのゴムトリムの 錆びたクリップの交換をする。

これはめんどいから省略するつもりでいたが、
本日の作業予定が予定が変更となったこともあり
やっぱりやっておくことにした。
今やらないと 永遠にできないであろう。

リアバンパー外した時の画像。
錆びたクリップが いくつか見えます。

これらが15個ほどあります
このクリップで バンパーにカチッとはめ込むわけ

なかには さびて折れてしまっているものがいくつかありました。

溝の中をブラシで掃除しながら、新しいクリップをスライドさせて入れていきます。
これがなかなかすっと入らないから めんどいわけ


左右端っこの ねじ止めクリップも新品を入れました。
この両端のねじ止めクリップは 外した時は
さびてしまって なくなっていましたからね~



クリップたちはユニクロメッキがされてはいますが
少しでもさびないように スーパーラストガードを吹いておきますね 
バンパーの裏側からでも1年に1回、
定期的に吹いておけば さびることはないでしょう。
こういった溝にはまった金属パーツなんで
雨天走行や戦車するたびに ここに水がたまり、入り込み
じくじくと なかなか乾かず 錆が進行していくんだな。
洗車はしないに こしたことはないんだけど・・・


こういった細かいパーツがネットで容易に手に入るのは ありがたいです


あとは こまごました作業を。
ボンネット取付の準備 ねじ山の掃除

さび付かないよう スレッドコンパウンドを少し 摺り込んであります。


これらトランクのヒンジ、トランクの取付ボルト類。 
ダイスでねじ山をさらって掃除し取付に備えます。
ボルト/ナット一つをも、愛おしんで手を入れていますよ。


ボンネットの仕切りゴムの交換です。
このパーツは ワロスで左右セットで買えます。
左右セットで8000円ぐらいです

ゴムの接着面は ボンドを塗る前に 必ず目の粗いペーパーで荒らしておきます。

G17をゴムとボディの両側に塗布後、数分置いてある程度硬化してから、取付ける
べちゃべちゃのうちに すぐに付けては いけない。ハミ出すしね・・・

ハミ出さずに 取付できました。
ここが新しいと 見栄え良くなりますね。





リアのエンブレムはアルミのキャスト。
古く黒い塗装をワイヤブラシなどではがし、ペーパーがけしてきれいにする。
リアバンパーの錆サビの穴ふさぎプレートも銀で塗装した。

オーナーさんの希望通り、マットブラックで再塗装しました。
僕はアルミのままでクリア塗装が好きですけどね。

BMW2002A ドア内張外し方とドア内部メンテ2023年05月21日 14時20分21秒

BMW2002のドアの内張の剥がし方を説明します。


六角レンチで三角窓の蓋を押し外し、中心のプラスねじを外します。

スプリングも入っているので 外します

窓ガラス操作ハンドル マイナスねじ


4か所で止めてあります

ここはクロームのカバーをずらしてやると ビスが隠れています

開閉レバー プラスチックのカバーを外します

あとはマイナスねじを外すだけ。
この車には 最初からこのプラスチック部品がなかったので
ワロスから買いました。あとで組み込んでおきます。

内張りはがしでトリムクリップをはずしていく



上の部分で止まっていますので 無理にこじらずに

ヘラのようなものをこの部品に差し込んで 上に押し上げると
内張全体が外れると思います

こういうクリップが4つがドアに食い込んでいます



これだけ外すことになります。
ドア内張を外したところ。

ビニールはかなりやれているので 今回交換してやります。厚手のビニールをブチルゴムで止めるつもり。
車検後の試乗では ここの密閉が甘く 外の空気が室内に入ってきていました。
夏は暑い空気が、冬は寒い空気が 走行中に室内に入ってくるので 空調に悪影響を及ぼします。




ドアの底をk覗く。予想通りの状態。錆穴が開いていないだけまし。


レノバスプレーか、浸透性防錆材を吹き付け。

このマルニには キーレスエントリーのソレノイドが装着されていたので
その配線をチェックし 配線を保護する。

あちこちに使ってる コルゲートチューブ


ドアハンドルを外しました。
これを外したくて 今回 ドアの内張をはがしました。
黄色いテーパー状のワッシャは なくさないで。


ゴムパッキンはパッキンと割れたような・・・。

ワロスで買った新品のゴムパッキンに交換予定。
ドイツのパツキンのおねーさんが送ってくれたと思いたい。

長年の水垢としみつきをペーパーで削り落とし


窓ガラスのスライドレール部分、滑りをよくするため
汚いグリスはふき取り、新たにグリス打ち

歯車にも。
何度も窓を上げ下げして馴染ませたので、軽い操作でガラスが動くようになりました。

トリムクリップの受け側のパーツ。いくつか欠損のため 新品に交換。
穴に押し込んでいく。

こちら トリムクリップ。


このあたり 油と埃でかなりきたなく汚れていたので
シンナーと筆で汚れを流しつつ ウエスで汚れをふき取り。
だいぶ見た目 良くなりましたよ。
往年の美女は ワキのお手入れも欠かしてはいけないのである。


ドアキャッチの部分もかなり汚れていたので こちらも洗浄清掃
矢印の部分のパーツ、 バッファ という。
劣化の色合いなので新品に交換。
この数百円の小さいパーツのあるなしでは ドア開閉のフィーリングに
かなりの差が出るんですよ。

受け側の方も 綺麗に洗浄清掃。


その後、ミラーとハンドル周辺はマスキングのうえ、足付けしてプラサフ吹き。
ハイビルドタイプのプラサフなので、ややドロリと濃いめをカップに入れ
スプレーパテのように4~5回吹いているので 仕上げパテ付けは省略できた。

指触乾燥後。
特にミラー周辺は厚めにつくよう何度も吹いた。
乾燥後 ぺーパーで研いでフラットにし、上塗りの下地を作る。

とにかくこの周辺は 乗り込む度に目にする場所なので
ミラーやドアハンドルのゴムパッキンしかり、
きちんと仕上げたい。


オーナーさんはマルニに乗り込む度に

BMW2002A 左ミラー周辺錆取り&ねじ穴補修2023年05月20日 13時55分07秒

運転席側 左ミラーの周辺の塗膜が荒れているし タッチアップも多い。
それに、あるはずのゴムパッキンがはいっていない。

こいつは根本からやらないといかん。
ミラーの下にも、錆がいっぱいのはずだ。

ということで 、ミラーを取り外すことにした。

ここのイモネジ、なんだかナメそうだけど、CRC556を吹込み、
いいマイナスドライバーを使って押付け7割、回し3割の力で
祈る気持ちでグイっと回したら、ギギっ!と緩んだ気配!
CRCをまた吹き込んで数回のトライで イモネジが取れた^^
ヨッシャ!
マイナスドライバーを使うイモネジ、怖いな~ 六角レンチにしてくれよ~
こういうところが70年代だよな~ マイナスの切り込みも頭つぶれそうになってて
なめそうだしな~


マイナス止ねじ トガリ先


イモネジの正式名は 六角穴付止めねじ(トガリ先)




さてこのイモネジひとつ外すことで ミラーが取れます。
裏にはミラー固定用のミラー取付ベースがねじ止めされている。

こちらは イモネジほど苦労せずに あっさり取れたタッピングネジ
ミラー取付ベースの両端のテーパー形状がミラー固定のミソです。

お~ 錆びとるな~

まずは120番ペーパーで研磨

恐ろしい現実が発覚。
ねじが効かなくなってる!表面パネルの向こう側の、ねじ受けの穴が錆でなくなりつつある。
薄い鉄板にねじ込んであっただけなので タッピングネジがあっさり取れるはずだわ
しかもなんだ~?
ねじ穴が2つあり、ねじ位置を変えたような跡が。
つまりオルジナルのねじが効かなくなったから トナリ(左側)に穴をあけてタッピングで止めたということか?よく見ると、今回ねじ込まれていたのは左側の穴の方だ。
ねじ穴がだめなら ミラーが取り付けられない・・・。
さぁ 考えどころ。
さらにこの左側に 新たにドリルねじで固定するという手っ取り早い方法もあることはあるが、今後何十年のミラー固定具合に不安が残る。


シンキングタイム10分で出した回答。
U型スピードナットを使ってねじ山を作る作戦。M4タッピング皿ネジが使える。
リューターでT字型の穴を削り、そこにU型スピードナットをはめこむ。
パネルに何かをねじ止めしたいときには このスピードナットはとても強力で有効だ。
そしてこの穴の周辺はハンダで整形板金されていたから、これ幸いと
スピードナットをハンダを流して固定した。


前側ができたので次は後ろ側。
まずは後ろ側もリューターでT字型に削り、スピードナットをはめる。
ミラー取付ベースを取り付けて、後ろ側もねじで固定。これで2つのねじ穴位置が確定した。

この状態で後ろ側のスピードナットを板金用ハンダを流し固定。
うまくスピードナットの裏側にハンダが毛細管現象で
流れ込むように 十分にハンダゴテで熱する・・・

これで2つのねじ穴完成!穴の位置は取り外す前と同じです。

このままでも良いんですが、
いちおう穴ふさぎ。穴のかたちに合わせた銅板をあてて

ハンダで埋め。

やすりで研磨。


ミラー取付ベースを取り付け、
これまでついて居なかったミラーの新品ゴムパッキンをあてる


曇りのあったミラーはコンパウンドでぴかぴかにしてやった

ミラーフチのゴムにも ラバープロテクタントを摺り込み。



ミラーの仮付け。よーし
しっかりと固定されています。^^


このゴムパッキンのあるなしではミラーの固定具合に差が出てきますよ。
うまくイモネジを隠すパッキン形状になっています。


ちゃんと固定できることを確認出来たらミラーを外して、
120番ペーパーで最終研磨し錆び除去、SEPで脱脂、
レノバスプレーでかすかに残った錆を転換

すぐに赤錆から黒錆への転換反応が始まる。

20分後。完全に黒くなってます。
あすまで十分に乾燥させてから 
#240で足付け、パテ付、研ぎ、サフ吹き、研ぎ、上塗りとすすみます。

この左ミラー周辺は 乗り込むたびに 錆などがすごく目についていて 
いつかきれいにしてやろうと思っていた箇所だったので、今回できてよかった。

これでこのマルニの両側ミラーは ばっちりピッカピカです!


ちなみに
左右ミラーセットは72ユーロほどで今も新品が買えます。^^
ただし付属のねじ2本はタッピングビスではないので これは別途ホームセンターで用意。


追記
あとでドアの内張をはがして
裏側からミラー取付部を見てみたら。
矢印の部分が取付ベースを固定するねじの部分ですね
吹き込んだレノバスプレーの垂れ跡が2本見えます。
ここにクリップナットがはまり込んでいたはず。


ドアの底に 錆びて朽ちる寸前のU型クリップナットが2つ落ちていました。


本当のドアミラー取付修理の正解は
ドア内張をはがし、裏側の2重鉄板をを錆取りし レノバなどで錆転換、防錆したうえで 新しいクリップナットを内側に2個仕込む。
これです。

BMW2002A バンパー磨き2023年05月15日 13時36分14秒

裏側の塗装が完全硬化したので
バンパーの表側のメッキをコンパウンドで磨きます。


電動ドリルにポリッシュバフを取り付けて磨く

曇りが取れて 本来のメッキに。


でかい段ボール箱の上が作業しやすいですね

リアのバンパーの端っこのゴムパーツはもう限界。
今回取り外してしまいます。

これですね

にしやんのマルニでは ここはもとからゴムパーツはありません。
ボディと干渉しないように別のゴムパーツを使用するので、問題ありません。



そのほか 今回で引退いただくゴムパーツ達。
こういうパーツらがワロスでいまだ新品で出るからマルニは維持しやすいです。

フロントバンパーのセンター部分

細かいところは 手磨きしておきます。



が、こういったブツブツは さすがに取れません。

リアのセンター磨き

バンパーホーン 磨きのビフォーアフター比較

やっと全部磨けました  ピッカピカです。
オーナーさんには 今後 
クロームメッキの曇りが定着しちゃう前に
極細コンパウドでちょくちょく磨いてもらうように お願いいたします。


Before After



あと、ホーンの取り付け用ねじは さびてることが多いので

ダイスで ねじ山を切りなおしておきます。
けっこうサビカスが取れてきます。

きれいになったあとは、スレッドコンパウンド摺り込みで防錆。
これでナットがするすると入っていくようになりました。


取付までしばし保管です。

BMW2002A トランクのキーシリンダー交換2023年01月31日 15時00分00秒

この預かっているマルニ、
トランクのキーがもともとなかったので この際 ワロスでセール中だった新品を購入した。
スペアキーもついてくる。


先端の曲がった部分で ロック機構のある1点を押して ロックを解除する仕組み。
キーを回すことで、先端の曲がりが180度回転し、押せなくなるしくみ。(=トランクが開かない)

では取り付け。
まずキーシリンダーをこのように3つにばらす。
キーシリンダ本体、 スリーブ、 ロックリング


古いキーシリンダはもう取り外してあるが 取付方法を見れば 外し方もわかる。

シリンダー取り付け穴の内側は こうなってる


まず 3つの10mmボルトで固定されている ロック機構を外します

シリンダ本体を穴に入れていく。3つのキリカキがあるのでそれに合わせる。

本体が入ったら、スリーブをはめ、ロックリングをねじ込んでいく

ねじ込み中・・・


ねじ込みの最後は 指ではキツイので ドライバの先などでつついて締めこむ。
シリンダが ガタガタしていなければ 完了。


グリスアップした ロック機構を戻して取り付け。

完了です。


おまけに トランクが開かない!なんてときのエマージェンシー用に
トランク開ける開錠ワイヤを設置。矢印の方向に引けば トランクは開く。

ワイヤの先は矢印の方向へ

リアシートの下にワイヤの先が30cmほどでているはずなので 
それをグイと引けば トランクは開きます。


動作を確かめてみます。
トランクのあけしめ 動画は こちら


BMW2002 トランクのロックの仕組み。
ある一点をプッシュするだけでロック解除します。トランクが開かなくなった時の参考に。


絵ではわかりづらいので 動画は こちら
https://youtu.be/T0hO5NhOy-g


ドア下のモール取り付け2008年08月01日 18時34分18秒

マルニのドア下にはステンレスのモールがついています。
今回はこれを取り付け。
サイドシルをつぎ足した所の境目にはブラインドリベットがたっくさん打ってあります。これを上手くモールで隠す計画。

白いプラスチックのクリップを7個と、ステンの留め金具1個にてボディのサイドシルに取り付けます。
まずプラスチック留め具を差し込んでパッチンとモールを留めていくだけなのですが、此のサイドシル、切り取って新しく作ってあるので、鉄板の厚みが2倍近くになっています。だから、プラスチック留め具の深さが足りず、上手く入らない所が半分・・・。
う〜ん、しょうがないので、石膏ボード用の中空アンカーを使って留めました。
これでよりガッチリ留まることでしょう。
サイドシル内に打ち込む前のアンカーには防錆ワックスをタップリ吹いておきましたので錆びる事もないかな。

フロントバンパー取り付け2008年04月26日 20時20分13秒

組み上がったフロントバンパーをボディに取り付けです。
ステーにボルトオンするだけですが、フェンダーに取り付けるボルト部分の位置調整が難しい。押したり引いたりでなんとか合わせた。
オーバーライダーにゴムカバーをかぶせて・・・きまった!
ピカピカのバンパーが雰囲気〜〜〜(^.^)

嫁のビッツからナンバープレートをちょっと拝借。どんな感じになるか見てみた。逆スラントのフロントにはちょっとうつむき加減に取り付けるのが雰囲気みたい。

フロントバンパー組み立て2008年04月25日 19時42分50秒

bmw2002フロントバンパー組立
フロントバンパーを組み立てました。
根角ボルトも作ったし、ボディとの接続の取り付けステーの錆とりも終わったし。
まずはステーをボディ側にボルトオン。4つの根角ボルトで止まっております。
途中、ボルトが変なところに落ち込んでしまいそれを取り出すのに大変苦労しましたです。先の曲がるようなマグネットツールがあれば一発で取れたのに・・・。

つぎは3分割になっているバンパー。いつものように軽トラの荷台に毛布をひいての作業。いいわ〜、最高のテーブルや。
ご覧のようにボルトで組立て。パーツマニュアルを見てワッシャ位置などを確認しながら。
難しい事は無いのですが、ボディに取り付けた時にクリアランスを微妙に調整する必要があるので全部は硬く締めないで多少調整できるようにしておいた。
モクから削りだしたパーツはピッタリでした。(^.^)

フロントバンパーのパーツ作り2008年04月17日 21時45分12秒

根角ボルトってこんな感じ。
根っこに四角い土台の付いたネジ。片一方側からナットをねじ込むためのものです。四角の土台は周り止めの役目。
ステンのトラスタッピングネジと削ってサイズ調整したナットの組み合わせで代用。

銀色の立体物はフロントバンパーのパーツ。
オーバーライダーという部分の裏側に入っておりましたが、片方しか無かった・・・。買うのを忘れていたので、これ一個に輸入もめんどくさく、納屋に転がっていたモクで自作。
だいたいの寸法を鉛筆で取ったら、ディスクグラインダーで削ってペーパーでコスり20分で出来た。多少の狂いはご容赦。使って腐ってくる前に、新たにパーツを入手できるでしょう。

その他、錆でぼろだった樹脂トリムの固定金具も製作。
50円のカナオレを買ってきてボルトを溶接、塗装。
こういうこまごまパーツを先に作っておくのが気持ちよく組み立てられる。

リアバンパー取り付け2008年04月16日 20時08分54秒

BMW2002のリアバンパー装着
バンパーの組付けには根角ボルトというものが使われておりました。注文すると時間かかるので、足りない分は自作。トラスタッピングに四角に削ったナットを組み合わせて作りました。
バンパー部分のネジ類は雨ざらしで最も錆びる箇所なのかもしれません。

軽トラの荷台に毛布を敷いてキズ付けないように組み付け作業。けっこうパーツの数がありますね。
ボルト、ワッシャ、スプリングワッシャ、ゴムワッシャ、ナット...ボディとの接触部分にはゴムワッシャをかまして・・・
全体が組み上がったら、黒い樹脂製のガードを取り付け。
中身は金属なので、曲がっていたら板金ハンマで叩いてカーブ等を修正します。こちらはクリップでメッキバンパーに押し込んで嵌めていくだけ。

最後はボディに取り付け。
こういう作業は助手が欲しいところです。
ようやく仕上がったリア。あとはトランクフード装着するのみです。