スマートK_フロント足周り整備 ― 2015年03月29日 20時56分25秒
スマートKの運転中、段差乗り越え時などでフロント足回りから「ガタ」を感じる件の修理。
さて足回りをどんどんばらしていきます。
今回はハブも交換します。トルクスE14ソケット。
ハブも取れたので、あとはストラットを外していきます。
結局、走行中にハンドルに伝わるガタの原因は予想通り、ロワアームのボールジョイン(画像の囲み部分)だった。
手でゆすれば、カタカタ動いちゃいます。
以前BMWで整備したときも、やはりここにガタがあった。酷使されてる箇所ですから劣化が早いのか~
長年使用のボールジョイント外し。
ねじを締めこんでいってバッキン!と外れる瞬間はいまでもなんだかコワイ・・・
再使用しない部品なので、下あごにかかってるナットがツブレようがお構いなしで外します。
ここでストラットはずし。
トップのナットを外します。ここがよくサビている。サビをワイヤブラシでよく取って、CRCをよくしみこませてから作業にかかる。
7ミリHEXで軸の周り止めをし、両口ラチェット21ミリ(+鉄パイプ延長)でナットを回せば
固着気味のこの箇所も問題なし。。
外したストラット構成部品。置いた鉄パイプは、ボディの境目を示しています。
トップマウントとアンチフリクション・ベアリングを交換してストラットを再度組みつけ。
マウントの新・旧比較。肩部分のツブレ具合・・・
次にAアームと呼ばれてる部分のブッシュを交換。
左右で4箇所あり。ホムセンで鉄管・特大ワッシャなどを買ってきてネジの力でブッシュを押し出す。
いつかはショッププレス機、ほしいな~
合計8箇所の押出し、圧入は、けっこう時間がかかるのです・・・
ちなみにブッシュ交換に使った黒く長いボルトは、BMW2002から取り外した古いヘッドボルトです。こういうところで役に立った。
合計8箇所の押出し、圧入は、けっこう時間がかかるのです・・・
ちなみにブッシュ交換に使った黒く長いボルトは、BMW2002から取り外した古いヘッドボルトです。こういうところで役に立った。
古いブッシュ。
思ったよりは、劣化していなかったが、この後の試乗にて、替えて正解だったとわかる。
ところでABSセンサーも取り外すことになるが、この取り付けボルトが問題!
外そうとすると、固着していて、力を入れると、アッサリ折れてしまう。左右とも!
・・・ABSセンサーは強力な磁石みたいなものなので、なにか磁力が関係して、ボルトの劣化が早いのか?
画像ではすでに折れた部分が取り外してあるが、残ったボルト軸はかなり固着していてバイスでつかんでまわすしかなかった。(もう片方はドリルでホジくるしかなかった)
取り付けの際にはステンレスのキャップにて新調。固着防止のカッパーグリスも塗布。
錆びやすい箇所なので、さらにラストガードも上から吹いてコーティングしておく。
こんのボルトは車検ごとに替えた方がいいかもしれない。
外した足回りパーツ類はサビとりをし、シャシブラックなどをを吹いて見てくれをキレイに。
塗装が乾いたら組み付け。
スタビライザーバーのリンクも新調する。交換する部品にはみんなクリアの防錆コート塗料を拭いてある。
ストラットを組み、ハブ、ディスクを組む。このあと、ディスクの中心にハブキャップを打ち込み。
さらにストラットをジャッキで押し上げ、接地状態と同じぐらいにしてから(1G状態)、Aアームのボルト・ナットを締めつけていく。
足回り作業完了。各部点検。
ボルト・ナット部分にはサビ防止のために、クレのラストガードを吹いておく。(シャシブラックでもいいと思うが)・・・せっかく交換した部品が1週間で真っ赤にサビてたら悲しいので・・・
今回交換した部品。片側分。
あとは樹脂製のフロントボディを取り付けて完了です。
素人のサンデーメカニックなので、時間がかかり、まる二日の作業でした。
お楽しみの試走。
発進ごとに、フロントから「コツ」となっていた音は消えた!
段差乗り越え時のにステアリングに伝わってくる「ガタ」もなし!
ジグザグ走行もしてみたが、しっかりと足回りが「締まった」感じで整備の成果がてきめん。
ABSもちゃんと効くことを確認。よっしゃ~
・・・・・・・
あとは、走行時のフル・ブレーキング時に、一瞬左側に持っていかれるのを直したい。
左右どちらかのブレーキラインにエアでもかんでいるんだろうか?
交換したブレーキディスクが、まだなじんでいない?
ABSもちゃんと効くことを確認。よっしゃ~
・・・・・・・
あとは、走行時のフル・ブレーキング時に、一瞬左側に持っていかれるのを直したい。
左右どちらかのブレーキラインにエアでもかんでいるんだろうか?
交換したブレーキディスクが、まだなじんでいない?
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