BMW1502車検整備 ― 2024年04月04日 06時41分11秒
車検が間近に迫った知人のBMW1502.
車検通してほしいとの急な依頼を受けました。
風邪で体調悪かったんですが
機嫌も迫っていたため なんとか修理して 車検通してきました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
まず オーナーさん自身が ユーザー車検を受けるべくテスター屋で
ひととおおり見てもらったところ、
・排ガスCO値.5.5で基準値からオーバーしている状態
・ホーンが鳴らない
・リア左ブレーキ制動力不足
・下回りは見てもらっていない(自分でも見ていない)
・ホーンが鳴らない
・リア左ブレーキ制動力不足
・下回りは見てもらっていない(自分でも見ていない)
ということ。
本来は自分で一通りチェックできる人が受けるべきユーザー車検ですが・・・。
車検切れまで2週間と迫ったということで 私のところに駆け込み。
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では微熱状態ですが ゴホゴホいいながら がんばります。
まずはブレーキから
ホイールシリンダーが 片側のピストン、固着状態でした。
ブレーキフルードも4年交換しておらず、この冬は 全く乗っていなかったというから 当然といえば当然か。
片方は指でいじっていたら ピストンが飛び出してきて動きはなんとかいいんですが
もう片方は 錆びていて 完全固着状態。
これではブレーキシューを片側しか押し出せないから 制動力不足になりますね。
山下オートパーツさんから急遽部品を取る。ATE製品 左右セットで23000円ほど。
このあと知り合いの石井モータースさんにもっていって制動力テストをしてもらったら
こんどは 交換していない右側が制動力が低くなって、左右で制動力の大きな差が出てしまっている。
差が大きいということで車検でおちる可能性がある。
ということで、右側ホイールシリンダーも新品に交換しました。
こういうものは左右一緒に交換が鉄則。
ブレーキ整備に 費用をケチらないようにしてくださいな
このあとブレーキフルード交換とエア抜き作業、ブレーキシューのスキマ調整も実施。
続いて ホーンが鳴らない件
まずは取り外して 単体試験。ちゃんと鳴るね。
ということは 配線の問題や。
接続し直しと端子のチェック 導通はかる
ホーンリレーのチェック
原因は リレー30番とバッテリー+端子の間にある ヒューズ切れでした。
焼き切れてるの 見えますね。
廃全図とは全く別の 独自配線だったので このヒューズの発見に手間取りました。
配線の太さに不安を感じたので 配線やり替えの ちゃんとヒューズホルダーを設置。
ホーンがビービー鳴るとウルサイので
テスト用電球をホーンに見立てて テスト中。これでOKですね
下回りチェック
デフオイル やっぱ漏れてる・・・・ このままでは落ちます
サイドシールを交換したほうがいいと、オーナーには数年前から進言して居るのですが。。。
とりあえず ふき取りのみで 費用を押さえ。
マフラーの腐食を発見。次の車検までには 排気もれが始まりそうな予感
もうサビサビだから まるっと 交換しちゃえば?中間マフラー。
3万ぐらいの出費よ?
はい、これはもう2年でこうなる。
マフラーハンガ^のゴム。
2個、交換します。これは消耗品だから。
交換後。
続いて排ガス調整。
近くの石井モータースさんに持ち込みます。
こういったエンスー車たちが入庫してくる石井モータース。
向こう側には32のGTRもありましたな
富山の旧車乗りには 絶大な信頼を得ております。
さて1502の排ガス調整前。
COが高すぎ。基準は4.50%だよ
ベテランメカニック Kさんに 調整していただきます。
以前レストアした2002Aもここで排ガス調整していただきました。^^
排ガス調整は
キャブレターのミクスチャースクリューとエアバイパススクリューを微妙に調整しながら数値を見ながら行う。高価な計測機器なので 個人ではもてないのだ。
こういう風に調整やるので 30㎝長のマイナスドライバーはキャブ調整には必須ですよ。
1502純正のソレックスDIDキャブ(2バレルキャブ)
オーナーが触るのはこの3つぐらいか。
これらをいじったらどうなるかっていう理屈は マルニオーナーならぜひ知っていて欲しいところだが 知りたい気が無ければ 説明しても頭に入らない。
ここまで調整していただきました。^^
CO値1.6% HC170PPM かなりクリーンだ。
基準値はCO4.5%以下、HC1100PPM以下ですよ。
COは基準値4.5%以下にしなければなりません。
ですが、4.0に調整したから良しとして検査を受けにいくと4.5を超えていることもあります。
安定しない値なので、COは少なくとも3.0%以下に調整してから検査を受けることが安心だよと
ベテランメカニックのKさんは教えてくださいました。経験からくる ありがたい言葉です。
ほか、リアブレーキの制動力も計測し、
料金は2000円でした。ありがとうございます。
その後 陸運支局に持込検査へ。
排ガスもブレーキも 問題なし!
問題なく 一発合格。
また2年 走れますが マルニの整備には 費用をケチらないようにしてください。
旧車は維持に金がかかるのは「当たり前」。
とくに たまにしか乗らない車は よく壊れます。
今回のリアブレーキのホイールシリンダー交換がそのいい例。
維持のためには 良く乗ってあげましょう。
早め早めの部品交換が こういった旧車にトラブルなく乗るコツですよ。
風邪がますますひどくなったので うちで 安静に寝てよう・・・。
BMW1502 クーラー修理完了 ― 2023年08月26日 14時50分15秒
知人のBMW1502の クーラーガス漏れ修理
今回、エキパンも交換します。
前回、冷えがいまいちだったので。
新品のフレアタイプのエキスパンションバルブ。
中身を確認
中には3本のピン。
中央に冷媒が吹き出す穴。
個のねじ込み具合で 吹き出し具合が変わります。
買ったときの状態5.5mmで組みます
エアで吹いて新旧比較してみましたが
指先の感覚でわかるものではありませんね。
でも 吹き出し方に微妙な違いを感じました。
取り外した古いエキパンのチェックボール、コマから取れていました。
違いといえば、これぐらい。
漏れがないように しっかり組みつけます。
真空引きをして 漏れがないことを確認。^^
ガスを入れていきます。
ガス圧最終値。
250g入れたところで適正値となった
良く冷えて エキパンから下流に結露しています
その後オンザロードで試乗確認をして、冷えを確認。
前よりは良く冷えています。これなら酷暑のなかでも暑いとは思わずに運転できるでしょう。
発見してしまったエアクリの樹脂ジャバラホースの裂けを補修。
これでオーナーさんに引き渡しました。
今回のBMW1502整備
・ペダルボックスカバーぼろぼろ劣化により新品に交換
・発見してしまったフロア下のでかい錆穴の補修(リベット+POR15パッチパテ)
・クーラーガス漏れ箇所2か所特定、修理 (室内側低圧ホース接続部もれと コンプ付近高圧ホースから劣化により亀裂アリ)
・ふるびたエキスパンションバルブを交換
・真空引き、ガスチャージ
しめて54,000円の請求でした。
BMW1502 クーラーガス漏れ止まるも、冷え不足・・・ ― 2023年08月09日 17時53分26秒
経年劣化よ強引なフィッティング挿入で裂けたACホース
今回、新しいホースの直径に合わせ、交換。
オーリングは別途用意です。
ホースは内側になおロンチューブの入ったたつです。
拭き出たコンプレッサオイルは15ccと見立ててコンプ高圧側に入れた。
オーリングもR12用 新しいものに。 内径11ミリ×2ミリ サイズ
ホースを接続
反対側は フレア接続。当たり面をコンパウンドで軽く研磨。
コンデンサ側のフレアのチェック。傷はない。
ここの箇所は 漏れはなかったが 念のためナイログ塗布
しっかり接続
真空引き20分!
その後、見つけてしまった雨水ドレンのゴムチューブを交換
ここに挿入。
ぴっちり はまりこみ
ドレンを下から覗いたところ。
クーラーは1時間放置したところ、赤マジックの点から圧力の変動なし。
よーし! 漏れはなくなった^^と思う。
ではガス缶を開封してガスを入れていきます。
気温30℃。
高圧バルブを閉めたら、
エンジンかけて キャブを調整し1800rpmにする。
ガスは、低圧サービスポートから入れていきます。
缶が冷えるので、ぬるま湯につけながら。
R12を1缶250g入れてここまでの圧力となった。これって ほぼ適正圧力。
ん?ほんとは400g入ったんだよ?2020年の8月の3年前は。
6割しか入っていないのに もうここまで圧力あがるの、おかしくない??
で、冷えはというと、いまいち・・・23℃・・・10℃以下を期待していたのに~~
だよなぁ、6割しかガスはいってないもんなぁ。
でも圧力はもうほぼ上限にいってるんだよ???
これはもしかしたら エキパンのバルブがやや開度不足なのかもしれません。
だって6割程度の250gしかガス入れていないのに この気温での上原圧まで上がってる・・・
「詰まった」という完全アウトなレベルではないが・・・もう少し、エキパンのバルブが開いて 冷媒をブシューとエバポに吹き込んでほしい。そうすればもっと冷えるだろうに。
エキパンの接続は、フレアタイプか、それともオーリングタイプか・・・
外してみないとわからない。
‥‥と、思っていたら、
2017年にこの車をレストアしたときの画像が残っていた。
このクーラーも隅々までばらしてチェックしたのだった。
そのとき エキパンも子細にチェックしていたのだった
旧車によくあるフレアタイプのエキパンであった。
高圧のINはたぶん3/8フレア、OUT側は1/2フレアだ。
ガスの出口には バルブ開度を調節するねじがある。
外してみてこれを調整してみよう。
締めこむと中のスプリングがニードルを押して、バルブはより開き、噴射量は適正となり
エバポはもっと冷えるはずだ
入り口にはメッシュのフィルターが入っていた。
バルブ開度をいじる前に、 ここにゴミが詰まっていないかもチェックだ。
まぁ・・・この際、交換するのが一番だが。
ヤフオク!にフレアタイプのエキパンの出品があった。
同時に リキッドタンクも交換するのが吉だろう
話は戻り
はたしてこのイマイチ冷え状態で乗れるもんなのかと そのまま正午ごろ35℃炎天下のなかを試乗。
速度が乗って コンデンサーが冷えれば 吹き出し口温度は20度を切るね。
でも ファンは5割以上に回さないと やっぱ何となく暑いです。
逆に言えば、この炎天下でも「暑い!」と感じずに何とか乗れるレべルである。
本来の6割しか冷媒入れていないのに この酷暑の炎天下でもそれなりに冷えてしまうR12フロンガスの強さよ・・
さて
世間は盆休み直前、いまからエキパンを手配しても 届くのは盆明けごろとなる可能性。
オーナーさんとも相談して ここはいったん車をお返しして 盆休みに乗ってもらうなどし、
盆明けにまたエキパンのチェックの方を行うことにしました。
この日のうちに オーナーさんちに乗っていって1502を返し、
帰りはエアコンのこわれた代車で帰ってきました。^^;
ということで、BMW1502のクーラー修理、
ガス漏れ箇所はド派手に判明しましたが、そのあと
最期はスッキリしないおわりかたの 前半戦でした。
納車は 夜に自走してオーナーさんの家まで行った。
気温28度ぐらいの熱帯夜!
でも風量も 冷え具合もこれ具合の位置で十分涼しい。
気温が下がると 良く冷えるな
吹き出し口の温度計は12℃、外気温28℃。
昼間は頑張っても吹き出し口20℃で、外気温35℃。
だいたい15度ほど冷やすってことで 気温に合致しているな。
これでも十分冷えますが もう5℃、冷えてくれんかな。
出ないと真昼間のドライブが少々厳しい。
とりあえず オーナーさんに 乗ってみてもらいます。
もっとひやしたいなら 盆明けにエキパン調整または交換だ。
BMW1502 フレアの銅パッキン 新たなガス漏れ箇所 ― 2023年08月07日 20時15分53秒
知人のBMW1502のクーラー緊急修理。
ガス漏れ跡のあった室内側の低圧ホースの接続部分に
漏れ止め対策として 銅フレアパッキンとナイログを使用する。
ナイログは ネバーとした液体ですね
男性諸氏はよくわかるね
パッキンのサイズ確認
1/2フレア(=4/8) つまり 4分(よんぶ)って呼ばれるやつです。
パッキンの表と裏にナイログを塗布します。
このネバリ程度なら俺のナイログでも代用できそうだ((爆))
しっかり締め付け
もぉ~漏れんやろ??頼むで~~
しかし~!
真空引きをしても、やはり少しづつゲージが戻っていきます。
あれ~~ がっくし・・・
まだほかにどこか漏れがあるんだ・・・クソ~~
方針転換。
ガスを入れてみて ガス漏れ検知器を使用することに
今回パッキンとナイログを使ったところから検査 ガス漏れの反応なし
やっぱりほかの部分だ どこだ~~
全ての接続箇所やコンデンサ、エバポ、どこもガス漏れの反応がない・・・
そこでエンジンをかけて もう少しガスを入れてみることに
するとどうだ!
コンプレッサの高圧ホースの裏側から ガス漏れしだしたではないか
てのひらでガスの噴き出す圧力を感じます
同時にコンプレッサオイルも霧状にふき出てきます。
ここかぁ~~ ちょうど裏側だ!
ボデぃフレームにコンプレッサオイルが噴き出て付着してますし
白くかすんでいるのは霧状に吹き出したコンプオイルのミストです。
コンプレッサー高圧バルブと コンデンサーをつなぐ80cmのゴムホース。
外すと ホースバンドのきわに はっきりとした裂け目が!
ちょうどここ、エキマニに近いということで、
耐熱バンテージでぐるぐる巻いてあったところ!
こりゃ蛍光剤入れてあっても 隠れていて 見えんわ
蛍光剤入りのオイルは、バンテージのガラスクロスにしみこんでいって、
下には漏れ出てこなかったということか。
たしかに 耐熱バンテージを外してみると、内側のグラスウールに
しっかりと蛍光剤がついてました!
グラスウールなんで、外すとガラス繊維が飛んで 作業後にチクチクするのがイヤだったんですよね。^^;
何事もめんどくさがっちゃダメだ。
亀裂の裏側は こうなっていました。
ほかに、このホースの2か所にも亀裂の始まりがあった。
ホース自身の経年劣化によるものなのでした!
すぐさま 1m分のエアコンホースをヤフオク!落札し 注文しました。
ほかに、フィッティングもあったので ついでにこれも落札。
左の曲がりあるタケノコがコンプレッサーとの接続。これを上のストレートに交換する。
右のストレート・フレアのタケノコがコンデンサーとの接続。これは再使用する。
考えるに・・・
そもそもの漏れの原因は、内径10ミリのホースに、
外径13ミリのフィッテイングをかなり強引にぐいぐい押し込んでいたのが
裂けた原因でなのかもしれません。(数年前にじぶんでやった)
それに、ホースの経年劣化が加わったという事かもしれません。
今回 ゴムホースが裂けないように修理いたします。
もうこれで 漏れがなくなってほしい!
BMW1502 フロア穴置塞ぎ完了 ― 2023年08月04日 19時42分13秒
フロアの腐り穴をふさぐべく
ボンデ板をフロア形状に板金したら
リベット穴をあけていく
1本5000円するPOR15パッチパテ、
スチール製ブラインドリベット、
ボンデ板に錆止め塗装した当て板
パッチパテもりつけ
押し当てて、ドリルビス1本で仮固定
穴にスチール製のブラインドリベットを差し込み
均等にリベッターでしめこんでいく
全体的に仮止めしたら
最期まで締めこみ リベットのピンを折り取っていく
打ち込み終了
フチからはパッチパテがブチュ~とはみ出しています。
よしよし。スキマは完全にふさがれた。
あとはフチにはみ出したパッチパテを全体に塗りこめ
終了です。
硬化まで48時間待ちます。これはガッチガチに硬化しますよ。しかも もうさびない。
溶接機を使わない 接着剤とリベットの組合わせは
こういうところの補修では 威力を発揮します。
今回使用した道具たち
BMW1502 ペダルボックスカバー装着 ― 2023年08月03日 17時54分57秒
朝の早よから自分のマルニの下にもぐって
2002Aのレストアのために交換した2002Aのドライブシャフトをようやく取り付け。
カーブ曲がったときの異音の原因はドライブシャフトではなかったからね。
「朝ドラ」が終わった後、
知人のBMW1502のペダルボックスにウレタン塗料刷毛塗り
これから取り付けるぶ厚いカバーを押さえるための1.2mm鋼板をドリルビスで取付け
強力両面テープ貼り付けます
新品カバー ワロスで買いました。
52ユーロ。単品で買った場合8000円プラス送料8000円。
前はこんなヒドイ状態でした
それよりもむしろ ペダルボックスの錆取りのほうが重要だったんですが。
先ほどのべた押さえ用の1.2mm鋼板を広げることで カバーをぐっと押さえつけます。
さらに押さえ用の金属板((厚み3㎜)を取り付けます。
こうしておけば ずっと押さえつけられているので
長年のうちに浮いてきて はがれてくることもありません。
カバー上を渡っているのは スピードメーターケーブルです。
ペダルボックス防錆処理&ペダルカバー交換にグレードアップ、終了です。
ビフォー状態です
フロア下の穴ふさぎの準備も進行。
ブラインドリベットのための穴あけ作業で2本も3.2㎜ドリル折っちまった!
曲面への穴あけはむずいわ。
あす ボンデ板でこの大穴を塞ぎたいと思います
も~ 暑くて死にそう。冷えたスイカがなによりのこの時期です。
BMW1502 クーラーガス漏れ修理2 フロア腐り発見 ― 2023年08月02日 14時40分17秒
昨日 液体ガスケットで実験としてシールしてみたフレア配管。
真空引きをすると 昨日と同じ結果で、1時間で同じように圧が抜けた。
つまり、負圧を保持していない=漏れ箇所がある
ほかの箇所をブラックライトで探したが ガス漏れらしきところは見当たらず。
エバポ内は見えないが 漏れがあれば蛍光剤が排水ドレンから出ているかもしれないと思いチェックしたが ドレンには蛍光剤は見えない。(ほっとする)
コンプも大丈夫
あたらめてコンデンサ。
やや光って見えるのは アルミの地肌。
コンデンサは ガソリンクーラーを外して チェックした
電動ファンは外さなかったが 漏れとなる 油しみのようなものもない。
ブラックライトで見ても 蛍光剤の光はみえない
ただし 表側だけだが。裏側は、冷却水を抜いてラジエターを外さないと見えないから見てない。
ガソリンクーラーのホースに亀裂合ったので端っこを切り詰めて装着しなおした
装着。これ結構効きますよ。酷暑でべーパーロックしなくなった。
鼻先にガソリンラインがあるのが 追突したときに怖いですが・・・・
となるとやはり ここからの漏れか。
室内の低圧ホースのフレア接続部・・・
昨日付けたウルトラカッパー
フレアの「あたり」がはっきりわかるようになった。
どうも、中心からずれて ななめに当たっていることが判明。これがシール不良の原因か?
あたり幅が狭いところからガスが漏れる?
フレア配管を締めるときに コツがいるのか?
フレアの片側には傷は…ないと思う
いずれにしても フレア用の銅パッキンを明日挟んでみよう。
ここが漏れ原因であってほしい!
さて
同時進行のペダルボックスの錆取り。
ワイヤブラシで錆取りしていたら フロアの矢印部分に小さな 錆穴を発見。
シャシ―ブラック塗装をワイヤブラシではいでみた。
けっこうな 錆穴じゃんか・・・
ドライバでこじると 周辺のフロアがが ペナペナする・・・
ドライバの柄でコンコン叩くと、どんどん穴から 錆が落ちてくる!
なんてこった パンナコッタ!
こりゃあかんという事で、
取れるところ取ってみたら!
おお~う フロア下が錆パラダイスだでよ~!
見つけたで~ 見つけたで~ オマエの本当の姿を!
外見は色鮮やかに着飾っていても 中身は薄汚れているんだな!
中に臓物のように見えているのは スポンジの防音材ですわ
ツツくと柔らかい まさに臓物
つまりもう、床に穴!
フロアのちょうどこのあたりになる
カーベットめくると 下が見えることだろう。あはは^^;
頑張ってワイヤブラシで錆取り!
そしてサビキラーで錆転換開始
裏の裏にも 筆先を突っ込んで!
2回目塗り 暑いからよく乾くわ
ペダルボックスも同時に塗りました
フロアの穴は 1ミリボンデ板で塞ぐことにした
ボンデ板を軽く板金して・・・ こんなもんかな。
ここはフロア強度やボディ剛性にたいした影響もないだろうから
今回はPOR15パッチパテでスキマ埋め充填し、接合は溶接ではなくブラインドリベットで塞ぐつもり。
上向いての溶接はしたくねぇ!
BMW1502 クーラーガス漏れ修理1 ― 2023年08月01日 14時07分43秒
同県の1502さん、緊急入庫!
クーラーが冷えなくなったということ。
コンプは回っているが、サイトグラスを見るもガスがない。
もちろん吹き出し口からは冷たい冷気が出ません。
さっそくゲージマニホールドをつないでみます。
20分真空引きして 様子を見ます。
真空引き後は赤色矢印を指していたのですが
1時間で青色矢印にまで圧が戻りました。
言うまでもないことですが 明らかにどこかから漏れ箇所があります。
この1502のクーラーシステムはR12の旧冷媒です。
かつてメンテしたときに蛍光剤を入れましたので
漏れ箇所をブラックライトで確認していきます。
漏れがあれば、蛍光剤も一緒に漏れるので、派手に光って見えるはずです。
コンデンサとの接続部分 問題なし
コンデンサ自体のチェック。問題なし
コンプレッサー周辺 問題なし
配管接続部。ABAのホースバンドのダブル締め。
ここじゃあないか・・・
となると室内側か・・?
エアコンパテで保温したところを めんどいですが 剥いていきます。
おお?低圧側の接続部分・・・変だぞ
あっここだ!暗くしてブラックライトを当てると
蛍光剤が派手に光ってます
接続部のパテむきました。黄色っぽいですね。
もうこれだけで 漏れてるとわかる・・・
ライトあてたら こう見える
通常の目視と、ブラックライトを当てたときの 見え方の違い。
蛍光剤のついたパテは 一目瞭然です。 蛍光剤は やっぱりいいわ。
ほかの配管接続部分もみましたが、他はダイジョブでした
低圧配管のフレア接続部分からの漏れです。
フレアナットに、まったくゆるみは無かった。緩めるのに苦労したほど。
となrと原因は・・密着不足・・・フレアに傷などがあるか。
漏れたコンプオイルを10ccばかり ホースの中に追加
どれだけ入れるかが 難しいんですが。
入れないと、コンプを焼き付かせるし・・・入れすぎてもコンプ壊れるらしい。
自らのゴーストを 信じるしかありません
フレア部分をよく見ると 錆らしきものが。 なんでこんなところに・・・
これが原因なのかな
#400→800→1200と 耐水ペーパーで磨きました。
管にたまったコンプオイルを都度排出しましたので 中に磨きカスは入れてません。
このまま接続しても 、また漏れるだけと思います。
そう、自分のゴーストが告げてます。
こういったフレアのもれを防ぐには フレア用の銅パッキンを入れます。
柔らかい銅が変形し、ぴったりと密着してくれる。
密着シール剤もありますが、R12 にはどうだろうか?つまりR134aにはいいようだ
フレア銅パッキンはすぐに注文したのですが、明日到着。
それまで 以前から気になっていたことを実験する。
液体ガスケットはカーエアコンのフレアをシールしてくれるのか?
いつも使うウルトラカッパーを塗ってみます。管内に入れないように・・・
とはいえ 締める際に密着させれば内側にもぶちゅ~はみ出すだろうけど・・・しかしそのはみだしがとれてシステム内を輪っか状のガスケットかすが巡ることはないと思う。(けっこう頑張ってオイルの中でもくっついていることは経験からわかっている)ウルトラカッパーは塗ってしばらく置いて半分固まったような頃合いで 締めること。
24時間硬化を待って また明日 真空引きして圧力変化しないかを見てみます。
真空引き後のゲージ圧に変化なければ しっかりシールしてくれたという事だが、その後の経過は未知の領域だ。・・・まぁ耐熱と耐化学性をうたうウルトラカッパーだからガス漏れの心配はないと思うのですが。(分子レベルではわかりません。)
何事も トライ&エラー&リカバーだ
・・・・・・・・・・・・・
もう一つの整備事項が ペダルカバーの交換。
ご覧のように 経年劣化でボロボロです
以前からこれは知っていて、次に入庫したときにやろうネと1年前から言ってあった箇所です
手で落としました。
予想どおり、なかは錆びてます。水がはいってじめじめと溜まるんでしょうねぇ~
また錆取りの作業です。
今回の整備は 1週間で上げたいな!
BMW1502 夜間走行 ― 2022年06月06日 21時58分53秒
BMW1502 スピーカー交換 ウオッシャータンクのメンテ ― 2022年06月04日 21時22分18秒
フロントスピーカーの音割れの対処
取り外したスピーカーは コーンのまわりが割れていました。もうぼろぼろです。
これじゃあ まともな音出ないわ。
手持ちのスピーカー carozzeriaに交換してあげます。
さすがこちらは 小さいながら 110W MAX
ワイドレンジでいい音です! 音量上げても 全く音割れしません。コーンの材質がいいですね。
パネルを作ります。まずは寸法どり。
形状を煮詰めて 硬質ポリエチレンシートでパネルを作り、取り付けました。
これでカーステから、いい音で聴けるでしょう。
いい音出るように なりました^^
この車、フロントスピーカーが 右側の片方だけなんですよね~
次回メンテではフロントの左側、このあたりにつけて合計4つのスピーカーにしましょうね。
こちらは頼まれてはいませんが
ウオッシャータンクがうす汚れていたので 汚れ取り・掃除してあげました。
外側をキャブクリーナーで拭いただけでなく、内側も汚かったので ナット類をガラガラと入れ 水と一緒にシェイク!
長年の垢も取れて きれいになりました。
古びて硬いホースも交換です。
ポンプも分解し 液体ガスケットでシールしました。
新しいシリコンチューブで組み直し。
金属製のウオッシャノズルも錆を掃除
この部品は欠品ですからね。
分岐のTコネクタも 新品にする。
動作を確認して完了!
これで今回のBMW1502のメンテは終了です。
明日納車いたします。
最後にうちのマルニとツーショット。
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