BMW2002tii リキッドタンクの穴あけ ― 2025年05月07日 11時37分50秒
クーラーシステムに必要なリキッドタンク(レシーバー/ドライヤーともいう)の位置決め。
マルニでは 定番の位置であります。
サイトグラスと言って、クーラーシステムの中を流れる冷媒(R134a)の
液化状況を目視確認できる穴があり、
これを見るための穴をホールソーであけました。
ここまで準備しておけば 後のクーラー取り付けもサクサク進むことでしょう。
続いて Aピラーの作業。
根元に開いていた錆穴もリペアしたので 上にかぶさるアルミレールを
ブラインドリベットで再取付します。
はい OK^^このあと 上にウレタン塗装の上塗りになります。
修理前の様子を載せておく。酷いよね~~
先日のシーカ打ちの上に塗装
フロントのブレーキホースのホルダー
トランク部分の溶接個所
作業中に郵便配達でやってきやがった。
チィーッ!
GW遊びに散財しての このタイミングやからなぁ~~
痛いよねぇ~
BMW2002tii 電動コンプレッサー取付準備 ― 2025年04月30日 18時37分44秒
エンジンルームにエンジンが乗っかっていないうちに
クーラー関係のホースの通し穴あけを行っておく。
室内側からみたところ。
ちょうど グローブボックスの裏だ。
電動式のコンプレッサーをつけるので
配線の確認。
電動コンプ用に100Aリレー
その取付穴をあけておく
電動コンプの台座を取付
カットしてスリムに。
電動コンプはこのように台座に取り付ける。
ウオッシャータンクのステーを
接触しないよう 少し削りました。
低圧ホースを仮付けして ガスチャージ用のカプラを
取り付けるスペースが確保されていることを確認
電動コンプへの配線はこのように取りまわすことになるだろう
やがてここに ホースやその他のものを取り付けていくことになる。
この電動コンプ、650Wということで、約55アンペアを喰う。
コンプだけで55Aであり、これにクーラーに必要な電動ファン、室内機のファンも加えれば70Aぐらいは必要になってしまう。
通常のマルニのオルタネータは45Aを発生するが、夜間走行などでは走行しながらヘッドライトやワイパー、ファンやカーステなどをつければ45Aに近くなってしまう。
そのため、電動コンプを動かすには 純正のオルタネータ発電量では全く足りない。
このために、オルタネータ(発電機)は90~100Aを発生するものを取り付ける必要あり。
例えば夏の雨の夜、夜間走行でヘッドライト(ハロゲン)をつけ(スモールやテールライトも点灯)、電動クーラーをつけて、ワイパーを動かせば、発電容量ぎりぎりになってしまうだろう。
このため、バッテリーも110D23Lぐらいの容量の大きいものを取り付ける。
バッテリーモニターも装備すれば、出来の消費量ステータスが可視化できるようになるだろう。
自分のマルニ クーラーガスチャージ完了 ― 2024年07月02日 13時46分03秒
漏れ出たコンプオイル(PAG)のチャージ。
拭いてしみこんだウエスの重さを測ると 60gは出てた。
もともと出荷時でコンプ内に80mlほどは入っているらしい。
問題の高圧側のコンプへの接続。
選定したオーリングと、緩み止めに3Mのねじロック塗り、
漏れ防止にナイログを使用。 慎重かつ確実に締める
低圧側も同様に。
ねじロックはこれまで使っていなかったが、今回から使うことにした。
ネットの動画でプロが使っているのを見たのと、
配管接続の取外しの時に このナットがことのほか簡単に緩んでしまうなぁという印象から。
配管の締め付け完了、ホースなどに遮熱処理。
ねじロックなどの硬化を一晩待って真空引き。
24時間放置したが 針が振れなかったので 配管に漏れ箇所はなしと判断。
クーラーONにして 低圧側から吸わせます。
ガスチャージ開始。
ときどきぬるま湯にちょんちょんとつけながら 気化を促す
周囲温度27度。
200g1本と半分ぐらいを吸わせて 表にあるとおりの適正値になった。
ガスは330g程度は入った
レシーバドライヤーのサイトグラスから
液化したガスがあぶくと混じって見えます。
今回 接続部からは漏れなし。他も大丈夫。^^
吹き出し温度も これだけ冷えればいいでしょう。
走りだせば もっと冷えるはず
あとはアイドルアップ装置の微調整。
コンプレッサーが回りだすと ベルト駆動の負荷でエンジン回転数が150rpmほど落ちる感じ。
これを補うため クーラーONにすれば 200回転ほどアイドルアップするように調整。
あとは実際に乗りながら微調整する。
以上で後付けクーラー取付は完了です。
あとはガスが漏れないことと 白い粉を吹かないことを祈る。
自分のマルニ オーリング選定 ― 2024年06月30日 13時32分05秒
ガス入れ途中に 高圧の接続からガス漏れとオイル漏れしたところの検証。
左が今回漏れた高圧側オーリング、右が漏れなかった低圧側オーリング。
高圧側の接続をレンチで締めたときに「ブツッ」とかすかに聞こえたのは こいつが切れた音だったのだろう。
でも真空引き程度では漏れの無い状態でもっていたが
さすがにガス入れ中の高圧には耐えきれず 漏れてきたのであろう。
切れ方を見ると、オーリングがななめに入ったような感じである。
注意はしていたが、ななめってしまい、そのまま締めこんだので 切れたと。
配管のオーリングを締めこむときには、耳をすまし、
オーリングが切れないで締めこめたかを 音でも確認すべきだ。
オーリングが切れないで締めこめたかを 音でも確認すべきだ。
左の緑が今回使用したもの。直径10.77×線径2.62mm
これのやや細いもの、紫のものがあるので こちらを次回浸かってみようか。
このようにはまることになる。
これで リングが斜めにずれないようにしめつけていけば漏れそうにない感じ。
実際は、ホースのしなりや曲がり癖があって オーリングがずれやすく、ななめにはいってしまう可能性あり。
塗りつけたナイログのぬめりで ヌルッとななめってしまったのかも。
しっかりおさつけながら 締め付けは慎重にやらなければいけない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ここで実験
一段 外径の小さいサイズのもので
漏れないかテストしてみることに。
コンプ側へのまはりぐあい
座面にほぼぴたりとはまるが・・・
実際に入れてみよう
ありゃ オーリングが隠れてしまう。
なかで気密してくれればいいんだけど
う~ん これは・・・どうも 漏れそうだな・・・?
これで高圧を接続し、真空引き後に2時間 放置してみた結果、
予想通り漏れてきた。
針が赤マークよりも左によっているのでかすかに空気を吸っているのだ。
やはりこれを使うしかない。
漏れた分PAG系のコンプオイルを補充したあとで
このオーリングで接続してみようという検証結果となった。
自分のマルニ クーラーにガス入れ・・しかし・・・ ― 2024年06月29日 15時43分27秒
はい、クーラーのガス入れに失敗しました~~ ><
真空引きで システムに漏れはななく
気温30℃絶好のガス入れ日!
しかしガス入れ作業中に
コンプレッサーの高圧側接続部から ガス&オイル漏れ発生!うわわ~~
コンプがオイル漏れで焼き付かないよう
すぐエンジン止め!
高圧側の配管接続部からです!
失敗したな~~
接続の時の記録写真を振り返る。
コンプレッサーとの接続ではちょうどいいオーリングを選定するのですが
これが太めすぎた可能性あり・・・。もうちょっと線径の細いものを選ぶべきだった・・・。
オーリング選定を誤ると ガス漏れの原因になるという 失敗例。
配管のナット締め付けの時にかすかに「ブツッ」という音がしたのが気になってはいた・・・
蛍光剤を含んだコンプオイルを掃除して もう一度、接続のやり直しか~~・・・
漏れたオイルも補充せねばならない。
コンプオイルが何グラム漏れたかは、
精密はかりでウエスの重さを測ってみなければ・・・
自分のマルニ クーラント入れ、ベルト張り ― 2024年06月27日 23時19分47秒
冷却ファンやラジエター周辺を取り付けました
スーパーグレードクーラントを再度入れ直す。
冷却水通路内を真空状態にしてからクーラントを吸わせるクーラントチャージャーがエア抜きの手間も無くて便利。
エキマニに近いクーラーの配管に
コルゲートチューブ+アルミアクトをかぶせ遮熱処理
ゲージマニホールド接続
真空引き開始 30分間
この間 モノタロウから届いたベルトをかける。
サイズ違いで3つ買った
計測どおり 真ん中サイズのRAF2300でドンピシャだった
ベルトの張りはアイドラープーリーで調整する
残った配線仕事
10年前にやった配線の不手際も 少しやり直したり。
真空引き後に漏れ箇所が無ければ
次回クーラーガス入れて冷え具合をみて良好ならば
後付けクーラーは完成するはず・・・。
自分のマルニ 室内機&コンプ取付 ― 2024年06月26日 16時12分59秒
室内機の取り付け。
ブロアファンの電源線(赤)、コンプや電動ファンへの信号線(緑)、アース(黒)の3本
下の90度曲がりの細いラインが高圧ラインで、エキスパンションバルブに入り冷媒を噴霧。
エバポを通って気体の低圧ラインは上の方に向かい、エンジンルームのコンプレッサーに吸い込まれていきます。
低圧ラインで冷たくなる箇所に コールテープを巻いて断熱します。
これを巻かないと ここに露付きして 水滴がフロアにしたたり落ちます。
溶接加工した取付ステーで室内機を吊り下げ
排水ドレンもつけて クーラー室内側は完了。
白いジャバラのダクトホースは 助手席足元吹き出しの風を手元に導くダクトです。
寒い時期に シフト操作する右手を温めてくれます。これがいいんですよ~
コンプレッサーのブラケットベースをエンジンブロックに取り付け
黒く塗ったので見えにくいですね シルバーに塗ればよかったか
コンプレッサー
中に潤滑油がちゃんと入っているか、傾けて確認。
ちゃんとありました。RFL-100Xなんていう潤滑油が入れてあるとシールに書いてあるが
PAGオイルの仲間だろう
取付完了
ベルト長を測ります 30インチ(76cm)ぐらいかな~
ベルト幅は10mmのVリブドベルト。
三ツ星ベルトのRAF2300当たりを中心に、前後3サイズをモノタロウで注文。
ホース内にTRACERLINE(蛍光剤)を5cc入れた
今後 漏れがあった場合は 漏れ箇所を「見える化」できます。
コンプにホースを接続。オーリング方なので、ここでもナイログ使用。
接続完了。
ホースの取り回しは良く考えなくてはならない。
ホースには曲がり癖がついているのでそれも考慮しながら。
熱くなるエキマニの真下なんで 遮熱のためにコルゲートチューブを巻く。
今後必要なら金属の遮熱板を制作し取付ける
うまくポートが逃げるよう コンプを取り付けることができました。
問題なくマニホールドゲージのクイックカプラもつけることができました。
エキマニ、オイルテンショナーのでっぱり、ラジエターのロワーホース、ボディにもあたりませんし、これならガス補充のメンテも楽そうです。
下からみたところ。
あとは 遅延リレーなどのやり残した配線関係を仕上げて、届いたベルト掛け。
ラジエターなどを元に戻し、クーラント注入でエア抜き。
クーラーシステムの真空引きのあと HFC134aガスを封入で完成となります。
自分のマルニ コンプレッサーブラケットづくり、ほか ― 2024年06月25日 20時52分18秒
コンプレッサーのブラケットを作ります。
これまでついていたブラケットをベースに手を加えます。
今回のコンプレッサーは小型です。
上側の固定。
スライドできるステーでベルト張りを調整できますが、これは固定用に使用。
切断と溶接と削り
厚みのある鉄板溶接なので ここは200Vの手棒アーク溶接で。
溶接棒の径は2.6-3.2mm
クランクプーリーとコンプレッサーとのベルトライン出し。
ここまで3回ほど仮付けして調整しています
接続するエアコンホースはこんなふうにつけて
コンプ周辺パーツに干渉しない
ベルトの張り調整は アイドラープーリー方式で行います
調整ねじを回せばアイドラープーリーが移動し、ベルトに張りを与えますし
ベルトをこういう形にしたほうが、運転中にベルトがプーリー間でぶれなくていいんです。
ヤフオク!で日産ディーダのアイドラ―プーリーを1200円で買い流用しました
とりあえずは ブラケット完了。
あとは細かいところを仕上げて エンジンに取り付け、必要なベルト長を決定します。
室内機の組み立ても並行して。
エバポレーターには白い粉が出ないように、シールコートを吹いてコーティングしておきました。
ブロアファン、スイッチ類等の配線を組み込んでケース組立。
配線も 図を書いて引き直し。
遅延タイマーリレーを組み込んで、クーラーONの3~4秒後にコンプレッサーが動き出すようにします。
クーラーON→電動ファンとアイドルアップ装置が稼働 → 3秒ぐらいかかってアイドルアップ装置のダイアフラムがスロットルを押して回転を上げるのが完了。 → このタイミングでコンプレッサーが遅れてONとなる・・・
先にアイドルアップさせておいてから、タイミングよくコンプがONとなるようにする。
遅延タイマーリレーを利用すれば、クーラーONとともに、エンジンの回転が瞬間的にガクンと落ちることがなくなります。
ヤフオク!で買った遅延リレー
ねじでタイマー時間を最大22秒まで調整できるというもの。
クーラーONで クーラーアイドルアップ装置がスロットルを少し押して
アイドル回転数を200~300rpmjほど自動で上げてくれます。
(コンプレッサーの負荷で回転落ちするのを防ぐためです)
自分のマルニ クーラー取付 リキッドタンクと配管回し ― 2024年06月21日 21時48分39秒
リキッドタンク(レシーバー/ドライヤー)の取り付け
コンデンサーで液化した冷媒の除湿などを行います。
圧力SWがついていて、高圧になりすぎるとスイッチが切れてコンプレッサーを止めるという安全装置付き。
高圧配管をつなぎます。
HFC134a用のオーリングのサイズ選定
オーリングにはナイログ塗り。
高圧ホース接続
圧力SWへの配線もつけた。
室内機サーモSW~~圧力SW~コンプレッサー への配線となる。
リキッドタンクは定番のここに設置。
ちょうど上に丸い穴があけてあって そこからサイトグラスが見えるのだ。
配管の取り回し
室内へ行くホース。
エキマニ横なので 遮熱のためコルゲートチューブ巻き
高圧と低圧のホースを室内に引き込み。
どちらも出来合いのものなんでホースが長いこと。^^; みじかいよりはいいけど。
自分のマルニ クーラー取付 室内機のサイズ変更 ― 2024年06月20日 13時55分03秒
自分のマルニに 最初に取り付けたクーラー室内機。
R12入れてたからこれはもう使わない。
それに、エキパンの接続方式がフレア方式なんで、
新しい室内機のオーリング接続とは 接続できない。
スイッチ類は今後使えるかもしれないが、ひとまずお疲れさんでした。
室内機を取り外したあと。
もとから、グローブボックスが無いのであった。
これの幅が約35㎝。
悲しいことに
新しい室内機の幅は36.5cm!
1.5cm幅が大きくて 入らない~~~!
新しい室内機の幅は36.5cm!
1.5cm幅が大きくて 入らない~~~!
ここでめげてはいけない。
エバポ室内機をばらして子細に観察。
室内機ケースの幅を35cmに縮小変更できそうな感じだ。
15ミリカット!
ヨーシ 35センチになった!^^
エバポもギリギリで収まった。
もともとケースの方が余裕をもって作ってあるんですね。
この室内機、昨年レストアした2002Aに取り付けていたもので、
白い粉を吹いたやつだ。(笑)
アルミフィンの表面こコーティングがハガレてきているのだ。
あと4割ほどそのコーティングが 残っている。
熱湯をかけて急激にアルミを膨張させ、その後ホースの激しい水流で流したりと
なるべく白い粉を日々落としている。
テープで仮組したエバポケースもぴったり収まった!
ケースを元通りにするため、新兵器 プラスチック溶接ガンを使う。
ずいぶん安くなっていたので アマゾンで購入した。
ホットホッチキス とでもいうのだろうか。
初めて使うのでテスト。
ピンを電極にセットし、トリガーを引いていると赤熱してくる。
これをつなぎたい箇所に押し付けて、熱で樹脂をジュ~と溶かし、ピンを埋める。
やりすぎると向こう側に貫通するので注意
プラスチックに埋まった波型のピンが割れた個所をつないで(補強して)くれる。
ピン先はニッパでキリトリ、手に引っ掛かりがないように
このあとグラインダでピン先を削った。
溶けたプラが柔らかいうちに ドライバで抑えてピンを埋めておくと良い
これでもう がっちりつきます。
ちょっと 調子乗って 打ちすぎか^^;
サイズ変更 完成~~
幅50mになり ちゃんとおさまった~^^
あとは、防水処理。
シリコンコーキングで良いが、POR15パッチパテでスキマ埋め。
室内の中のエバポレーターからは凝集水が出ますので。
こいつは硬化したら硬質プラスチックみたいに硬くなるので重宝する。
防水処理もできたので 1滴ももらさず 車外に排出だ。
プラスチック溶接ガンとの組合わせで
今後、ヒーターボックスやステアリングコラムカバーなどのプラ部品補修にも使えるだろう。
いままで 割れた欠けたで ガッカリしていたプラパーツも
今後は手早く補修しやすくなっていくでしょう。
ところで
クーラー室内機をグローブボックスの位置に付けた場合は
センター位置につけるよりも遠くなるので 風が届きにくかったのだが
最近の室内機は 両サイドに45度斜めの円形吹出し口があるので
これが助かる。
運転手の顔から頭上にむけて 冷風をダイレクトに吹き出してくれるので
それなりに涼しくはなる^^
センター位置設置には敵いませんけれども(笑)
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