BMW2002A 腰下分解 ピストン取り出し2020年12月03日 22時50分34秒

エンジンブロックまわりの分解です。

まずは、オイルパン。




ブロックを上下さかさまにします。


オイルポンプ。


フロントカバーを外しました。


タイミングチェーンと、オイルポンプの駆動チェーン。


コンロッドのキャップを外します。


ピストンが抜けました!


損傷もない。


ピストンリングにもそんなにスラッジは溜まっておらず、ちゃんと仕事をしてくれているようです。
今回ピストンリングは交換します。


コンロッドメタル(通称、子メタル)のチェック。これは大丈夫。


おっと!!これは交換です。
すりへっているのが模様で明らかにわかります。
U字型のこの曲がった板はフラットベアリングといい、クランクのジャーナル(軸)とのすきまに薄~いオイルの膜をつくることで、摩耗せず潤滑されてくるくる回るわけですね。これはフラットベアリングといいます。

このあたりのパーツはすべてスラッジを洗浄して掃除します。(地道でつまらない作業です)

BMW2002A クランクプーリー2020年11月30日 20時05分29秒

クランクプーリーを抜きます。

このナットは大トルクでしめてあり、エンジンを下す前にあらかじめ緩めておきました。 ^^

自分の2002の最初レストアの時はエンジンスタンドに乗せてからナットをゆるめようとしてもスタンド自体がうごいちゃってなかなか緩められなかった痛い思い出があります。(あの時は確かナットを削って割った)
今回はコツを得て、問題なくプーリーがはずせます。
プーラーで抜きます。


簡単に抜けました。


ここの黒い輪っか、オイルシールも交換します。


左が今回外したもの。右が今回交換するもの。つくりも重いです。
直径などは一緒です。このプーリー貴重品です。
イーベイなどを探しても、まずみあたりません。
コンプのブラケットをDIYで作って、ベルトラインを出すことになります。



ただ、ベルトの溝の数が違う。右のプーリーはクーラーコンプレッサーのベルトをかけます。
3つの溝がありますがもう一つのは??
溝が3つあるのは?
気になってこのプーリーについてオンラインパーツリスト
しらべてみたところ・・・
3つのあベルトグルーヴのあるプーリーの設定がありますね!(3 remenrillen)
バーツナンバーをクリックすると、他に使われているモデル車種がわかります。
70年代の1500cc~1800cc~2000ccまでをカバーする「M10」エンジンに使われていたことがわかりました。
(マルニに使われているエンジンは4気筒モデルのM10というコードネームが与えられています。ちなみに635CSIはM30というエンジン(通称、ビッグシクス)。もちろんM20というのもあります。こちらは通称スモールシックス^^)
3つ目の溝は、たぶん、80年代に近い、後のモデルのE30やE28などのパワステポンプ駆動用ベルトをかけるところだと思います。


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参考までに、これは知人のBMW1502インカオレンジのクランクプーリー。
2本がけで、コンプ用の溝の位置も後ろ側にあり、ちょっとちがいます。


BMW635CSI 初冬のドライブ2020年11月30日 19時43分22秒

635CSIのカンタン洗車をしたあと、ドライブに出ました。



富山県庄川町まで40分。


いつものモミジが今年も真っ赤になっていました。


小牧ダムサイトの下・・・・

そう!ひさびさの湯谷温泉です!!
数年ぶりです!

私設バス停わきの坂道を降りたところに・・・

湯谷温泉はあります。^^

入り口で500円を支払い、お風呂場へ。
画面右のまぁるいドーム状のところが100%かけながしの内湯の温泉です。
ご覧のようにダムサイト直下にあり、とっても変わった温泉ですが、
にしやんのなかでは五本の指に入る富山県のお気に入り温泉です。

一人貸し切り状態で入れましたが
写真は撮っていません。


2時間程度のプチドライブでした^^

BMW2002A エンジンブロック ウォータージャケット洗浄2020年11月29日 17時15分43秒

エンジンブロックにはエンジンオイルの通路と、冷却水の通路があります。
エンジン冷却のため、各シリンダーの周りに水路が張り巡らされているのですが
冷却水管理が良くないと、サビが発生し、ひどいときは、通路に錆が積もってふさいでしまうこともあります。
こうなると冷却にもよくないのです。

この2002Aの冷却水はコーヒー色になってましたからね~~
ということで、ウォータージャケットの洗浄を開始です。



ブラシでごしごししながら、水を中に吹きかけていきます。
左上の穴の中、サビのヘドロがこびりつているのが見えますか。
結構深くまでブラシが入っていきますね。


どろどろ~~~~~~^^; どんどん洗うよ~~~ゴシゴシ、プシュープシュー
バケツには茶色い水が溜まっていきます。半世紀分のアカ!


何度もごしごしして、何度もしつこく水で洗浄します。(手動加圧式の噴霧器を使用)
シリンダーには水を入れないように・・・



これぐらいになったらもう大丈夫です。サビヘドロはほとんど落ちました。


こちらはウォーターポンプのところ。
最後は茶色い水は出てこなくなり、透明な水が出てきてます^^


ウォーターポンプのほうからブロックを覗いたところ。ここからブロックに冷却水が流れていくのですね。


ブロック側の冷却水排出口の穴。
中に赤いものは、もう見えませんね。^^



バケツのなかの沈殿物。サビ!
これを乾燥させて、星の砂みたいにガラス瓶に詰めてオーナーさんにお渡しします。^^
それを見て、2年の車検ごとに冷却水を全とっかえする(ラジエター側だけでなく、エンジンブロック側からも冷却水を排出)ことを忘れないでくださいね。



つぎはフロントカバー周辺、クランクプーリーあたりを外していきます。

廃油ストーブのメンテ、始動!2020年11月28日 21時46分54秒

北風の吹き出した週末・・・
今冬のマルニのレストアに欠かせない廃油ストーブをメンテします。
昨年は動かしてなかったから・・・まずメンテしないと火が入りません。



奥の茶色いタンクが廃油、右の白いタンクが灯油。
どっちもjこの廃油ストーブにつながっています。
廃油はやや粘度が高いので、50㎝ほど上げて高低差をつけることで
ストーブに流れていきやすくしています。




まずは燃焼筒の底を掃除します。
廃油を燃やした後の「硬い燃えカス」がこびりついているのです。
これはときどき掃除する必要があります。
この掃除の手間が、灯油を燃やす場合との大きな違いです。
暖をとる燃料がただな分だけ、手間がかかるということです。




灯油ポンプ機構の掃除。中にフロートが見えます。キャブみたいです。
奥の灰色の丸いものは空気を送る小型ブロワファンです。あと、小さな電磁ポンプがあります。
地震時などで揺れを感知して(オモリが倒れるだけですが)自動で灯油をカットする自動消火装置もあります。
灯油ホースをいったん外し、タンクのバルブを開けて、灯油が出るまでじっと待ちます。
ホース内の空気を追い出すことが大事です。
この程度のメンテで、ちゃんと灯油が出るようになりました。




こちらは廃油の入り口です。
シンプルに、バルブ調節で燃焼筒に画面の右から左に向けて廃油が流れていきます。
昔小学校で使っていたというこの灯油ストーブを改造して、廃油も燃やせるようにハイブリッド型に改造しました。
廃油ストーブを作るやり方はいろいろありますが、その中でも最もお手軽簡単だと思います。




油を出してみます。左が灯油、右が廃油。粘度のちがいが一目瞭然です。
中についてるカスは全部、廃油によるものです。
灯油を燃やしているだけではこんなカスはできません。


着火方法。
まずは灯油を最小目盛で流し、それに種火で着火させ、スタートさせます。(廃油には着火しない)
自動で点火させる着火ヒーターが断線して壊れてるので、点火するときは、火をつけたマッチか、新聞紙をねじったものに火をつけ、燃焼筒の底に落としています。
種火で火のついた灯油はブロワーの送風で徐々に大きくひろがっていきます。この初期段階では煙と、目に刺さるような痛みを伴うにおいがけっこうします。


燃焼が安定したら、廃油バルブを開けて廃油を入れていきます。
廃油がはいって燃焼しだすと、そのぶん、炎が大きくなります。
炎が安定したら、灯油はストップさせ、あとは廃油だけで燃やしていきます。
このころには、煙もにおいもほとんど気にならなくなります。
これぐらいの火力で、1時間あたりに廃エンジンオイルを1L消費って感じでしょうか。
寒い1月で、まぁなんとか、隙間だらけの広い納屋ガレージ内の全体はあたたまりませんが、
輻射熱をからだに感じるようになるので、暖はじゅうぶん取れます。
フリース着こんでつなぎを着て、毛糸の帽子をかぶってレストア作業していると、汗が出るほどです。



ブロアから送風しているので、真っ黒のエンジンオイル廃油が完全燃焼しています。
煙も出ないし、においもほとんどしません。
これで、火力5段階のうちの1、ってところです。
例えば、流入させる灯油のめもりを最大にして火力を最大にすると、ほんと、この穴から30cmは炎が出てしまうぐらいのでかい炎になります。^^; そのときは鉄の燃焼筒自体が熱で赤くなってしまうほど温度が上がります。
そうなるとキケンですから いつもこのぐらいの火力で使っています。
また、ストーブの横にはバケツ一杯の砂と、消化器を用意しています。
いざというときは燃焼筒に砂をぶちこみ、消火させます。(したくない)

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廃油ですが、
ここ2~3年分ためたエンジンオイルがたんまりあるので、この冬は大丈夫かと。
ほかに、廃ATFなども粘度が低くて具合がいいですね~。今回ATのメンテを良くしたから、けっこうたまっています。
期限の切れた植物油は最高です!!
もちろん使い古しの天ぷら油も最高。(燃やした時、かおりがいいです^^ テンカスは茶こしでとっておきましょう)

エンジンオイルは、寒くなると流動性が悪くなりますので、バルブを目いっぱいあけてもなかなか
燃焼筒の中に入っていかないので、火力が思うように上がらないです。
こんなときは、タンクの中にサラサラの油を混ぜて粘度を低くして流れやすくしてやります。
廃油がすべて粘度の高いエンジンオイルの場合は、3割ほど灯油を混ぜてやり、ある程度サラサラにしてやります。
その場合、灯油はファンヒーターに使えるきれいな灯油でなくても、パーツを洗浄した後のまっくろに汚れた灯油を目の細かい茶こしで濾した廃灯油でOkです。汚くなったシンナーでもいいです。

廃油の消費量。
平日は仕事だから毎日レストア作業できないので、土日の週末だけ作業やって、12~3月の4か月。
ひと冬に、およそ200リットル程度燃やすって感じでしょうか。
いつもの調子ですと、廃油のほうが先になくなってしまい、3月ごろは灯油オンリーで動かしています。

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消火するとき、廃油ストーブのバルブを閉じます。
廃油はすぐ燃え切らないので、しばらく炎は燃え続けています。
すぐ消えないんです。ここが廃油ストーブのウィークポイント。
(もし地震があったときはすぐ消えないのでこわいです。)
廃油で焚くストーブは、「鈍重」なんです。着火も消火も、すぐにはできません。
廃油が燃えてる火が本当に消えてくすぶりもなくなるまでは、だいたい10分はかかるんじゃないでしょうか。
そこで、いつも、もうレストア終了するっていう15分前にはバルブを閉じて消すようにしています。
作業終わってからいろいろ片づけたりしているうちに15分ぐらいはたってしまいますからね。
さらに、ブロワスイッチにオフタイマーをかませてあるので、そのまま30分ぐらいブロワーを吹かせ続けるようにして時間が来たらブロワーがオフになるようにしています。

ということで、とにかく、この冬も、火の用心。
安全に、使いたいです。

BMW2002A エンジン下ろし2020年11月23日 22時05分55秒

今日はエンジン下ろしです。
いつものチェーンブロック登場。^^


ジャラジャラと吊り上げていきます。


フライホイールに回り止めをしてからインパクトレンチで8つのボルトを外し、フライホイールを外します。
オートマチックのflywheelはマニュアルミッションと違って、形状も違い、より重く作ってありますね。

フライホールを外したら、車体を後退させて、エンジンスタンドにセット。



午後からオーナーさん登場!
エンジンばらしを手伝ってもらいます。

シリンダーヘッドを外しました。
ピストンが見えます。

シリンダーヘッドを補完。

次は腰下をばらしてピストンを出します。

BMW2002A ATミッションおろし2020年11月22日 16時36分57秒

ATミッションおろしました!






明日はエンジンを吊り上げます^^

BMW2002A プロペラシャフト取り外し2020年11月21日 21時24分03秒

プロペラシャフトを取り外しました。
前後2本をつないで1本にしていますが、分割する前にホワイトペンで合いマークをいれておきます。


取り外し方。
AT後端のフレックスディスクの6本のボルト&ナットを外します。

クロスジョイントの手前に24ミリのナットがあるのでこれをゆるめておきます。
そのあと、センターベアリングを外す。

デフとの接続部分4か所を外すと、プロペラシャフトが外れます。



スピードメーターケーブルをぬいておきます。

オイル漏れしていたのでしょうか、RTVゴムでがっちりシールしてありました。


明日はAT下ろしに取り掛かり、エンジンおろしの準備を進めます。
23日にはオーナーさんが来るので、おろしたエンジンを見てもらいましょう。^^

BMW2002A マフラー取り外し2020年11月15日 20時35分04秒

エンジンおろすためにマフラーを取り外し。
3分割。



並べるとこんな感じ。

上が純正のリアマフラー形状。
下が今回のマルニについていた純正を改造したもの。


なるほどね~


中間マフラーも結構錆が来てるな~
穴も開いておらず、まだ使えますが・・・
交換してもいいころ合いですね~ ワロスで新品1万。

はまっていた箇所。もとはこれぐらいの厚みがありますが、だんだんさびてやせ細っていってしまう。
特に降雪シーズンには道路に塩カルがまかれるので、道路路面を濡らしている水はみんな濃厚な塩水!
熱と塩水で、マフラーはどんどんさびていきます。



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マフラー外しでは、ここが大変な箇所だ。
エキマニと集合パイプの接合部。
アクセスしにくいところにある3つのナット。

エキゾーストマニフォールドとの接続部、(外した後)

この3つの17ミリナットを外すのがわりと大変。
ただ、エキマニにねじ込まれているスタッドのねじ山がサビで腐食していなかったのが幸い。
ここにつながるエキゾースト集合パイプ。
結果 うまく外れました。







集合管の外し方は、まず3つの17ミリナットをバーナーで炙る。

あぶってます
あぶってます!

炙りが効いて 難なくナットが外れました。

この接続部は、奥まったところにあるので、
車体下からアクセスして外すときは、60㎝ほどのエクステンションバーが必要です。



ここは先日吹いておいた浸透性潤滑油のおかげでらくにはずせました。


なるほど!このテがあったか!^^

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暫くマフラーはお休みしていただきましょう。
レストアでは、知人のマルニから取り外した純正マフラーの中古(シルバーのやつ)をつけようと思っている。
最初についていたものは排気音がけたたましいので車検に通らないかもしれないので。

BMW2002A AT(3HP-12)のバルブボディOH2020年11月15日 08時09分56秒

先日オートマミッションから取り外したBMW2002Aのミッション、ZA社製の3HP-12のバルブボディ(VB)です。
この中には複雑な油圧経路があって、ピストンやらスプリングやら組み込んであります。

これを分解して洗浄して組み付けるのですが、不注意に分解すると、小さな部品を紛失したり元どおりにくみつけできなくなりますので、今回、こういったVBをたくさんOHされている方(E32工房)に先日宅急便で送り、OHしてもらいました。
先月、635CSiの4HP-22EHもここでVB単体でOHしてもらったところです。(見事、症状が治った)

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昨晩、OHが終わったので宅急便で送ったよとのメールがありました。
(このブログ書いてる現在はまだ届いていません)

こちらがメール添付で送られてきたVB分解中の写真です。
かなり油圧経路が黒ずんでいてスラッジで汚れていますね。

パーツクリーナーで洗浄中。下には大分汚れがおちてきています。
半世紀近く堆積した汚れを、2020年にきれいにしました!

バルブピストンのうち2個がさび付いていたよいうことで(何と!)、
研磨してきれいにしておいてくれたそうです。
これは研磨後だと思います。

洗浄完了のVB。
ガスケットは損傷を免れたので再使用するとのことです。
これから組付けです。635CSiのVBと比べて半分以下の大きさのVBですね。
70年代設計のものだし、3速なので当然ですが・・・

これでATに搭載して、春になっての試運転でATFを2回ほど全交換し(トルコンに3リットルほど汚れたATFが残っていますので)、変速時のショックなどが改善されることを期待しています。
うまくいけば、もうATに不安を抱えて運転することはなくなるでしょう。
VBのOH料金は片手以内に収まりました。^^ ありがとうございます。

とはいえ「急」のつく運転はしないほうがいいでしょう。
ATを痛めますので・・・。
お年を召した車はやさしく気遣いながら運転するのがコツだと思います。

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夜になってVBが宅急便で届きました!
さっそくあけてみます。
お~!きれいになってる~~!!




暫くはATに取り付けないので、さびないように、
LCL...じゃない、ATFに漬けて保存しておきますね。^^