E320CDI いろいろ細かいパーツ交換 ― 2021年01月26日 06時28分46秒
E320CDI組み立て工程。
いつもの癖で白い修正液でマーキング。オドメータ89000kmで交換。
このあたりオイル汚れていたのを
灯油と硬毛の刷毛で洗浄後、パーツクリーナーで汚れ吹き落とし。
E320CDIは、ブロックの黄色の矢印のところに、車検証に記載の「原動機の型式」である「642」の刻印がある。刻印というよりも、レーザーで書いた??
取説には「エンジンブロック左前方上部に打刻してあります」(取説9-5 ページ)
とあるから、画像の右側で見るのでしょう。
ちなみに、車台番号は、運転席シートの下にボディに打刻してあります。運転席を目いっぱい後にもっていかないと見えませんよ。
ユーザー車検取る方は覚えておきましょう^^
ドライブベルトの交換。古いものはまだ使えましたが、このさい。古いものは車に積んでおきます。
ウォーターポンプ、テンショナー(右に見える銀の輪っか2つ)はまだ交換しない。
もうちょっと働いてもらう。
インマニについて居るスワール効果を狙ったバタフライを動かすシャットオフモーターの関節部の樹脂クリップを交換。取り外すときに折れた樹脂パーツです。全交換は4個必要です。1個数百円。SPEED JAPANから購入。
こんな構造の関節部。
助手席側バンクのインマニに 排気ガス循環装置のクーラー配管を取り付け。
その耐熱オーリング。
こちらも。
メタルのガスケット。
もしこれらがアウトになると、エンジンルームに排気ガスが充満して、すぐ室内にも匂ってくるはずだ。
オイルの焦げ付きがめだったので、「整備したぞ!」ってことで軽く耐熱スプレーで見栄え重視で吹いたった。 何の意味もないが、つい、出来心。f^^
自宅に帰ってから2時間のガレージング・タイムでした。
E320CDI オイルクーラー装着 ― 2021年01月25日 07時27分39秒
オイルクーラーのオイルシール、ようやく交換!
ぴちっとはまるので、逆さにしても、、シールはおちません。
これが新タイプのオイルシール。冷却水と、オイル通路のシール。
オイルクーラーのクーラント&オイルのシール。
箇所かある「ツブ」成形で、取り付けるときにオイルクーラーをさかさにしても落ちないようになんとか保持している感じ。考えられてる。
参考までに、これが、あかんかったやつ。MBもこんなに漏れてくるとは思わんかったのでしょうが・・・
装着!もう、おもらしするなよ~
シールはちゃんとオイルクーラーにはまり込んでいるので大丈夫と思うが、
装着のときにシールがずれていないか心配になるのである。・・・心配性・・・
EGRパイプも掃除。。。
掃除後。
掃除前
来週末で修理終えたいな~
E320CDI カーボン落とし地獄! ― 2021年01月24日 12時45分36秒
インマニを外すと、ようやくオイルクーラーが見えた。Vバンクの底がオイルまみれだ。
オイルクーラーのこのシールパッキンを交換する!
外したインマニ。ポートにはびっしりとカーボンが・・・
おおまかにつついて除去した後、サンエスKに付け込んで一晩。
翌朝にごしごし水洗いする。
これはインマニにあるスワール効果を高する開閉バルブ。
ここまできれいにしたった!
続いてエンジン。ヘッドの吸気ポートを掃除。
カーボンが燃焼室に落ちないように、それぞれ圧縮上死点にしてから(バルブをとじてから)掃除する。
このOM642エンジン(V6ディーゼル)では圧縮上死点は1-5-3-6-2-4の順位に来る。それぞれ120度づつ、車に向かって時計回し方向(エンジン回転方向)にクランクプーリー(27ミリボルト)を回しながら上死点を出していく。
シリンダ配置は右ハンドル車の場合、運転席側が前から1,2,3番シリンダ。助手席側が前から4,5,6番シリンダとなる。
スプーンを加工してカーボンをほじりだす。オイルミストを擦っているので、生チョコみたいにしっとりしている。
ほじくり前。
右の丸いのは前述のスワール効果を高めるバルブ用のポート(低回転時はバタフライが閉じている)。左は通常のエア吸気用(常時、開)。
ほじくり30分後。3~4種類のほじくり道具を使っている。
最後は強烈なエアブローでカーボンカスを吹き飛ばし。
ディーラーなどでは、ドライアイスペレットをサンドブラストみたいに吹き付ける便利だけど個人じゃ持てないような便利機械があるそうだ。
サンデーメカニックは地道にほじほじですよね。
しっかし!
腰と背筋が、いたい!!!
その晩は疲れ果ててモルツを飲んだ後すぐに10時間寝ました。
インマニやヘッドのほかに、こいつもあるんだった・・・
うげ~うげ~~
BMW2002A メタルがドイツから到着 ― 2021年01月23日 07時27分16秒
マイナス8度! ― 2021年01月21日 21時35分26秒
E320CDI エンジンオイル漏れ 修理開始 ― 2021年01月18日 22時16分49秒
雪道での運転に使用していた2008年式メルセデスE320CDIステーションワゴン。
1年前にヤフオクで60万で落札したもの。
当初からわずかなエンジンオイルもれがあった。
最近、エンジンオイルもれがだんだんとひどくなってきて・・・
ついにガレージに入庫!
あっちこっちにオイルをおもらしするのではいけないので。
100㎞の走行で1L消費するのではねえ・・・
サイアクの状態になる前にDIY修理である。
BMW2002Aのほうは半月ほどお休みにし、
こちらのアシ車の方を先にヤッツケなくてはならない状況となった。
メルセデスで有名な、ガバッっと90度に開くエンジンフード、の図。^^
V6 3000ccのコモンレール式クリーンディーゼルである。
ここんところの日本でのディーゼル輸入車ばやりの火付け役ともいえる車で、
一度乗ったらやめられないエンジンとシャシー。
実はなかなか魅力あるニンマリ車なのである。機会があれば一度乗ってみてください。
オイル漏れはV型エンジンの谷間の最奥にあるオイルクーラーのパッキンが経年劣化してきてオイルが漏れてくるという、この「OM642」エンジンの持病である。
その漏れている箇所がエンジンルームの上からは確認できないほどぎっしり!
きっとそこが原因だと仮定して、作業を進めていく。(リアクランクシールだったらATおろさなならんからいやだ!!)
ユーチューブにはこれをDIYでやった画像がたーーくさんあるので非常に参考になる。
これでイメージトレーニングをして、ヘインズのマニュアルも用意して着手した。
なにがなんだかわからない複雑なエンジンルームでも
一つひとつ見てたどっていけば、理解できるものだ。
ターボ車はいちどスマートKのOHでやってるので、基本はわかる。
しかしディーゼルは触るのは初めてだ。
ま~点火プラグの代わりにグロープラグがあるって思っておけば・・・。
さわっていてわかってくるのは、メルセデスのエンジンは非常に合理的に
整備性良くパーツが配置されているということだ。
ボルトの取り付け角度など、実にありがたい配置となっている。
これはスマートでも実感したこと。
あと、使われているボルトの99%がトルクスねじである。
ほとんどはトルクスE10またはE12ソケットでどんどん分解していける。
いろいろ~~~~外していって
あと両バンクについているインマニを外すだけとなった。
ここまで土日2日間で合計8時間分の作業。
これを外すと問題の水冷式オイルクーラーが見えてくるはずだ。
もう前傾姿勢で腰が痛いので めどがついたところでほどほどにいたします。
また来週・・・
BMW2002A ピストンを洗浄中 ― 2021年01月17日 22時13分17秒
BMW2002A カムシャフト&ロッカーアーム組み込み,ヘッド完成 ― 2021年01月11日 16時43分09秒
順序だてて組み込んでいきます。
排気側ロッカーシャフトをリア側から途中まで入れていき、
3,4番のロッカーアームを組み込んでおく。
ここでカムシャフトをフロント側から入るところまで入れる。
もちろんカム山など金属同士がこすれるところにはアッセンブリ・ルブを軽く塗っている。
排気側4番ロッカーアームを起こしてさらにカムシャフトを入れる。
排気側4番ロッカーアームがこのようにカム山(本来は吸気側ロッカーアームが乗るカム山)に乗ればよい。
上からみてこういう状態になります。画像左がリア側。
ここで排気側のロッカーシャフトをさらにリアからフロント側に叩き込んでいき、
排気2番、排気1番のロッカーアームを組み込む。
次に、吸気側のロッカーシャフトとロッカーアームをフロント側からリアに向けて叩き込みながらロッカーアームを組んでいく。吸気側のロッカーアームはどれもカム山に乗らないので大丈夫。
(画像は吸気1番2番を組んだところ。)
吸気側のロッカーアームを4番まで組み込んだ。
排気4番と2番、吸気3番のロッカーアームを特殊工具で3か所リフトする。
*特殊工具;ニッコリ君、しりもと、F型クランプ2本、手
アップで。Fクランプが3つ無かったので、排気2番ロッカーは手でリフトしています。
この状態でカムシャフトにリテーナーを組み込みながら、カムシャフトを最奥まで入れる。
リテーナーというカムシャフトを前後に動かないように位置決めをする板を10ミリボルト2個で固定。
このリテーナーは、2本のロッカーシャフトをやはり前後に動かないように固定する役目も果たしている。
これでカムシャフトとロッカーアームの組付けは完了。
オイルデリバリーパイプのワッシャを交換。
ヘッドに組み込む。このパイプはオイルラインにつながっており、カム山などにオイルを流す(潤滑する)ようになっている。
最後に、各バルブのバルブクリアランスを調節する。
冷間で0.15-0.20ミリの設定。
シックネスゲージと六角レンチ、10ミリメガネレンチを使い、
今回、0.15ミリでキメました。
バルブクリアランスはタペット調整ともいわれます。
エンジンが乗ってからでも調節できるし、数万キロに1回のメンテナンス項目です。
あとはデスビのハウジングを取り付けなければなりませんが、
これでいちおうシリンダーヘッド、OH完了です!^^
次はピストンの作業に移り、腰下を完成させます。
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