地元の2002tii整備18燃料センダーのオーバーホール ― 2025年03月17日 14時06分25秒
昨日の突然のエンストの原因を探るべく 今日は燃料系統をチェック。
インジェクションポンプにはいる燃料ホースを外し、ペットボトルで受け。
ますはちゃんと燃料が来ているかの確認だ。
イグニッションオンで燃料ポンプが稼働する音がし、同時に 勢いよく燃料のガソリンが出てきた。
4秒ほどの稼働で これぐらい出た。
ガソリンはちゃんと来ているという事である。
いたんだホースの先っちょ1㎝を切り落とし、あたらめてインジェクションポンプに接続。
エンジンを始動してみる。
するとどうだ、あっさりエンジン始動した!
ブルーゾーンを超えるまでアイドリングしていたが、全く問題は無い。
WURの稼働が終わったあとでの温間アイドリングも900rpm。
だが、900~950当たりをうろうろして ややハンチング気味な感がある。(まだ完全にあたまっていないからかも)
エンジンを切り、ガソリンタンクをチェックしてみる。
タンクに刺さっている 燃料センダー。
メーターに燃料の残量を知らせる部品である。
配線図によると、各端子の機能、このようになっている。
マイナスドライバ2本でこのように回し ロックを外す
そのまま 持ち上げる。オーリングがタンクに貼りついている
下部の小さなナットはサビサビだが ワイヤブラシで錆を落としてから
慎重にゆるめる
ナットをはずしたら そーッとひきぬく
すると、中は酷いサビで!!
フロートが6割ほどの位置で固着して動かなくなっていた。
どうりで 燃料計はいつも6割のところを指しているのか。
あと、ワイヤの断線が1か所ある。
タンク内には10リットルぐらい?ほどのガソリンが残っていた。
だいぶ、タンク内部、さびてるなぁ~~~
あの黒いのはなんだ??塗料??
底に沈殿してるのはなんだ?サビ。
燃料タンクは底よりも、天井の方がひどいサビなのだが
怖くて見れない・・・。
とリあえず 断線の修理を。
断線した箇所は、燃料残の表示に直接関係ないワイヤだ。
ガソリンが残りすくなくなると警告を発するシステムのワイヤが切れていた。
しかし錆がひどい・・・50年も経つとこうなるか。
本来なら新品交換だ。
適当なコードから銅線を1本、5cmほど取り出し 結んではんだ付け。
上の部分も結んでピンと張って
ジュっとはんだ付けで完了。
次は
シャフト棒の錆を カッターの刃などでシコシコ削り
慎重に錆を取れば(3本のワイヤを切らないように!)
フロートは自由に動くようになった。
抵抗値を測ってみる。
茶色配線のアース端子と 茶色/黄色配線の端子間で測定する。
ほぼ空の状態で76オーム。
また、茶色配線のアース端子と 茶色/黒色配線の端子間が導通する。(これにより、燃料が少ないことの警告灯を点灯させる)
フロート中間あたりで38オーム。燃料計は半分を差すだろう。
フロートが満タン位置で 抵抗はほぼ0に近くなる。
フロートの動きに従い、抵抗値も変化するのが正常。
他のマルニの燃料センダーもこのように抵抗を測ったが、ほぼ同じであり 正常な値を出している。
組み立てたら 新しいオーリングをつけて タンクに戻そう。
ちゃんと燃料計が ほぼ正しい位置を示しました^^。
オーバーホールする前は、1/2の少し上を指していたからね(笑)ヤバ~~
さてこれはタンクに刺さった燃料吸い出し口だ。
この裏には金属の細かいメッシュがあるはずだ。
いってみれば それが一つ目の燃料フィルターである。
そのメッシュ、どうなっているか・・・外してみてみたい。
太い方は吸出し側で、燃料ポンプ→ポンプ横の燃料フィルタ→エンジンルーム内の燃料フィルタ→インジェクションポンプ、と向かう。
細い方は、エンジンルームからタンクに戻ってくるリターン側パイプだ。
このサビ具合だから けっこうなサビをフィルターにキャッチしているかもしれない。
燃料フィルターを全部交換しておくのが 吉だろう。
でも このタンク内の錆の発生を根本的になんとかしなければいけない。
タンクを外し、中の浮きサビの掃除をしたうえで、タンクシーラーというガソリンに溶けない特殊な塗料でタンク内を一面コーティングしてしまう。費用は1万でおつりがくる。
ベストは、金はかかるが タンクごとの交換だ。ワロスで買えます。
錆のフィルターへのつまりが今回のエンストの原因とは今のところ断定できないが
原因の一つにはなりうると思う。
交換できるなら、交換しておきたい。
突然のエンスト、いやだし。
あとは、点火系統で
デスビまわりの消耗品は一通り新品に交換しておこう。
(デスキャップ、ローター、ポイント、コンデンサ)
そしてコイル端子やCDI関係の配線も ゆるみや接触不良、その他おかしなところが無いか、チェックだ。
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