BMW1502 クーラーガス補充するも・・・2017年09月10日 21時10分17秒

今回、ついにR12用のゲージマニホールドと真空ポンプを購入した。
うちのマルニ用のためでもあるし、いずれはほしいとおもっていたので5万は高かったが思いきって購入した。
しかしオーナーさんの意向で使う冷媒は、R12ではなく、代替ガスのR-SP34Eである。


早速接続する。

低圧側のバルブがステーに接触したため、ステーを外して接続する必要があった。

早速真空引き開始。20分。

真空になっている。ここでバルブを閉じ、ポンプを切って、このままにしておく。
このまま 針が動かず真空度た保たれていればいいのだが。

するとどうだろう。
1分もしないうちに、針が元の位置に戻ったではないか!
あちゃ~~ 
これは どこからか空気を吸っているぞ・・・。

システム内で真空が保てないということは、、ガスモレするということだ。
再度真空引きをして、バルブを閉めたら、すぐに冷媒ガスを1本だけ開封してシステム内にガスを注入した。(エンジンはかけていない)
シューといってガスが入っていった音がするとともに、ガス管がつめたくなった。

ガス封入後の圧力。まだエンジンはかけていない状態。
コレで内圧が高まったので、ガスも漏れ出していることだろう。

ここでギュッポフレックス登場。
これを配管接続部など、あやしいと思われるところにふきかける。

レシーバードライヤーやコンデンサ、コンプレッサーまわりからやってみたが、エンジン周りは問題なし。
じゃあ室内だ。
室内ユニットのこのあたりの接続部はどうだ?

オリャー!プシュー!

するとどうだろう。
泡がブクブク出た!ココからガスが漏れている!!
ギュッポフレックスは、こうやってガスモレ部分を特定する。

確かここはフレア接続だった。
レンチで締めこんでやると、ほんの少し回った。
最後まで締め込んでなかったのだ。
これ以上回らないというところまで締め込む必要があったのだ。


再度、ギュッポをふきかけ。
もう、泡は出ない。 よし!
ホースバンド接続の部分など、ほかの露出部分も泡はでなかった。

ここでエンジンをかけ、コンプを稼動させて、ガスを吸わせていく。
ガスはR12ではないので、指標の圧力数値はあまりアテにならないが、外気温30度での低圧高圧のバランスはこんなものだろう。

サイトグラスには泡がブクブクと。
R-SP34Eの場合はこのぐらいでいいということだ。

室内はまぁまぁ冷えるようになった。
「まぁまぁ」というのは、思ったほどではないということで、この冷媒ではR12ほどの冷却能力は期待できないか?
実際走行してみて、がんがん冷えるということでもなかった。
ただ、秋のこの気温では十分だったが、真夏の炎天下では弱いだろう。
とりあえず試乗してみて、アイドル回転数などを調整して終了とした。

ところである。
翌日、クーラーをあっけてみたら、冷えた空気が出ない。
あれれ!?
サイトグラスを見ると、アブクがみえない。
あちゃ~ これはまだどこかからガスが漏れているな・・・
あれこれ試案してみたが、疑わしきは
①エキパンの接続部(パテで固めてある部分)
②エバポレータのどこか。

①ならば、締めなおすのみだが、
②から漏れていると エバを新品に交換なので、ン万円かかるだろう。

ここで、今回のバラシた画像をみてみる。
クーラーユニット分解の図 囲ったところがエバ。





怪しいと思われるのは ここですね。
エキスパンションバルブとの接続部。ここには高圧がかかります。

シッカリ締めこんだとは思うのですが、もしかしたら 締めが甘かったjかもしれない。

締めたあとは 断熱パテとエプトシーラで巻いたので、
モレがこの囲みの中で起こってる可能性もある。

次回はガスに蛍光剤を入れて漏れている箇所を特定しようと思っている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて
納車当日になってから ガスモレが判明しどうにもしっくり来ない幕引きとなった。

いずれにしても、このクルマをあずかって2ヶ月なので、
BMW1502はオーナーさんに引き取ってもらった。
そのうちまた、修理することにします。
いったんここで、BMW1502の修理は 一区切りです。

BMW1502 試乗してこまごま調整2017年09月04日 22時27分00秒

納車前に いくつかの調整を行います。
仕事から帰ってから夜や出勤前の早朝の作業です。



まず
エンジンをかけてヒーターを操作していてわかったことだが、エンジン長い時間かけていると、
操作レバーをCOLDの位置にしていても、若干、暖かい風が出てきてしまうことがわかった。
冬はまだいいが、暖かい季節はこれでは困ってしまう。


これは、ヒーターバルブがしまりきっていないのだろうと思い、
ヒーターバルブの操作レバーの調整を行った。
狭い場所にあるのだが、手探りでのナット締めである。
心の目で見て、ワイヤーの長さを微妙に調整してやる。
調整後、エンジン始動でヒーター操作。
すると、ちゃんとCOLDの位置では暖かい風が出てくることはなくなった。よーし。


次に
クーラーボックスから出る水の排水管だ。
ボックスの左右の隅に エバポに結露した水を集め、二股のゴム管で室外に排出する管である。
助手席側足元にこのようにあるのだが・・・

左側、つまりドライバー側の足元のゴム管は、90度まがるので、このように折れ曲がってツブれてしまっている。
これでは、水が流れていかない。
そこでまげた銅管を用意し、

このようにはめる。
これで水もスムーズに流れていくでしょう。

//////////////
後記
この記事の翌日、改めてこのようなマガリを作った。(ハンダづけ)
結局このように直角にまがるように 付け替えました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


最後に
左スミの白い箱(ミドリ色のフタ)、ラジエターのサブタンクのゴム配管を新調した。

もともとはこういう古びた配管の取り回しだったが。
エンジンの上を這い回っていて美しくない!管が汚い!

そこで今回、透明なホースを100円で買ってきて交換。

取り回しもエンジンの上はさけて、ここにする。
サブタンクとラジエターの間をつないでいるので、
ブルーのクーラントが見えて なかなかいいではないか。


サブタンクは何か国産車のものを流用し、あとづけしてある。
本来のマルニシリーズではこのようなサブタンクの設定は、ない。
まぁ、クーラントの管理のためにつけてもいいが。(にしやんはつけていない。)
指差しの線まで、クーラントをいれておきましょう。
フタをあけて入れてね。万が一入れすぎても、もうひとつの黒いホースから外に勝手に排出されます。

そして夜の試乗に出る。

海王丸パーク。

1600ccなので、うちのマルニ(2000cc)よりもブンまわしてやらねばならない。
2000ccならば3000回転でおよそ90km以上は出るはずだが、1502は80kmしか出ない。
でもこれで必要にして十分だ。
小排気量だから、燃費はいいだろうね。

しかし 乗ってみると 足まわりもわりとシッカリしていて、高速走行でも安定感がある。
うちのマルニよりもだんぜん、いい。 さすがKONIのショックといったところか?!
キャブも安定しており、低速、中速、高速もOK。
あとは、シートベルトがもうちょっといいものであれば いいなぁ。(どうも締めがキツイし、長さが足りない)
あと、このクルマ、残念ながら 1速発進で白煙を吐く。つまり、エンジンオイルが燃焼室で燃えている・・・オイル上がりしてる・・・早く「腰下」をOHしてやりたいですねぇ。

そして
ステアリングのあそびがやたらと大きかったので、調整した。
オイルフィルタのそばにある、ステアリングギアボックスのロックナットをゆるめ、中心の調整ネジを時計回り方向に締め込んでやることで、スエタリングのあそびを少なくした。
これだけのことで、ハンドルのあそび具合も、いい~感じになった!


気になることがひとつ。
どれだけ走っても、長時間アイドリングしても、水温計の針がやはりこの位置から上に上がっていかない。
十分水温はあがっているのだが・・・?
もう少し上をさしてもいいと思うのだが。
これはメーターの故障を疑うよりも、まず水温センサーの交換をオススメする。
本来の水温よりも、低く示している可能性が高いと思う。(センサーの長年の劣化ね)
実はにしやんのマルニも水温センダーを交換したら、まともに水温の変化をすめすようになった。
(過去記事 「水温センサー交換」は こちら
大して高くない。2000円ぐらいか。
水温センダーもセンサーも一緒です。(笑)


BMW1502 クーラー修理12017年08月11日 07時46分57秒

ヒーターボックスの分解でせっかくここまでばらしたので
こんどは室内クーラーユニットを掃除することにした。
なんでも こういったついでにやれることはやっておいたほうが あとあといいのである。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こちらは取り外し時の画像。ほこりがいっぱいだ・・・

中もさぞ汚れているだろうな・・・。

これはコンプレッサーの電磁クラッチにつながる配線だが、マルで囲った部分が熱でコゲている。
だいぶ熱負荷がかかっているようだ。ここは太い配線でやりかえたほうがいい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ということで分解し、水洗いをした。
残念ながら 水洗いの画像はなし。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・ということで
乾燥してキレイになった室内クーラーユニットの構成部品。

各部解説。
コントロール部の配線。
左から、20Aヒューズ、寒さ具合の調節のためのサーモスイッチ(コンプレッサーの運転間隔調整)、モーターの回転無段階コントロール。


エキスパンションバルブ。

中につまりはなかった。キャブクリーナーで清掃、エアを通す。

低圧側の配管にエキパンの感熱部分の先端を密着させてパテで断熱しておく。


エバポレーター。
 手前側、つまりブロアの風が当たる部分には かなりのホコリがこびりついていた。
それを取って水洗い清掃した。このホコリで50%は通風量がロスしていたと思う。

ケースに割れがあったのを補修。

プラ板でバックアップして、ネジとエポキシ系接着剤でがっちりと補修

ブロアモーター。
ご他聞にもれずフィンの部分にはかなりホコリが堆積していたが、これも水洗いした。

さらにアルコールと綿棒でテッテー的にきれいにした。

見違えるほどに きれいになった!
これでクリーンなエアが。^^

くみ上げます。まず、モーターとエバポをケースに入れて。

コントロール部の配線取り付け。

ネジどめ。

そうそう。
このサーモスイッチだが、オーナーは、クーラーが凍ってしまたっと言っていたな。
きっとサーモスイッチが「最も冷える」状態で、エバポが0度ちかくになっても電磁クラッチのスイッチを切っってくれないので、どんどん冷えすぎて、エバポが凍ってしまうんだな。

そこで、サーモ感度の調節をすることにした。
氷水と温度計を用意し、先端部を2度程度の氷水につけて「カチッ」とスイッチがオフになるように調節する。
どうするのかというと、サーモスイッチのココのネジをまわして、「最も冷える位置のレバーの状態で、先端部が2度でスイッチが切れる」ようにする。(2度でもO度でもいいが、0度という低温状態を氷水では再現できなかったので2度とした。)
先端部を氷水から出すとあったまるので、スイッチがカチッとONになる。
先端部を氷水に入れると、冷えるので、スイッチがカチッとOFFになる。
サーモスイッチ内部には、温度で伸び縮みするバイメタルが仕込まれていて、これのはたらきでスイッチをON/OFFしているのだ。
これを20回繰り返してテストOK。これで組み込む。

ケースに組んで、クーラーユニットの各所ネジ止め。

先端部は、エバポに3cmほど差し込んでおくのを忘れずに。ここの温度が2度程度になったらサーモが働いて、コンプを切って冷媒がまわらなくしてくれるので、エバポが凍ることもないだろう。


エキパンの部分に断熱用のパテ+エプトシーラーをまいて完成。

あとは組み込むだけ。

組み込み完成!・・・おっと、画像では排水用の配管接続がまだですね。^^

さて、このBMW1502はクーラーが壊れているとのオーナーの聞き取りだった。
ある日、シューといって、まったく冷えなくなったという。
シューという音は冷媒の漏れた音だろうか??

今回、室内ユニットに問題はなかった。
高圧低圧のホースをユニットからはずしたとき、高圧側からは残存ガスが出てきた。しかし低圧側ホースからガスが出てこなかった。
ということは、低圧側配管ホースに問題があるのだろうか?
エンジンルームで 原因を探ってみることにする。

BMW1502 ヒーターブロワーモーター交換32017年08月09日 22時15分18秒

モーターにハネが固定できたので通電テスト。
かなりの勢いで回ってます。ガタツキ、かたよりなし。

このようなクリップ4つでヒーターボックスにモーターを取り付ける。

ボックスに取り付けたら、この状態で通電テスト。
ハネがボックス内のヒーターコアや配線、フラップなどにあたっていないかを確認する。
ヒーターバルブもとりつけたら、各種フラップを操作して風の出方を確認する。

ボディ側に防水のためのエプトシーラーを貼る。ボックス側にも貼っている。
この部分はマルニでの肝心な防水箇所だ。実際、取り外したときは水が浸入したためか、サビていた。(黒い塗装の部分)


ヒーターボックスを左右2個のナットで取り付け!


モーターの部分は、こうなって外に突き出る。左上はワイパーのリンク。手前はヒーターバルブ。

ヒーターのレバー操作部、ハザード、ラジオを取り付けた。

今日はココまで。
あとはこの下側にクーラーとMDデッキ、シフト周りのコンソールを取り付ける。
そしてハンドルとシートをつけたら完成となる予定。



BMW1502 ヒーターブロワーモーター交換22017年08月08日 20時35分19秒

BMW1502のヒーターブロワーモーターの新品が届きました。
バッテリを接続して、ちゃんと回ることを確認。

ただし、ハネは欠品しているので、自分で加工して取りつけねばならない。
サンドブラストして再塗装したハネの取り付け加工中。

ハネの取り付けにはどうするか悩みましたが
結局、加工のしやすさでホームセンターに売っている真鍮製のいわゆる真鍮の「タケノコ」を使いました。
こーゆーやつね。
外径が9mmでないとハネがぴったりはまらない。
内径が6mmでないとモーターのシャフトに入らない。
あとは六角部にM4のタップを立てて、M4イモネジで軸固定。もちろんロックタイトを塗る。
ハネの周り止め固定として、2mmの真鍮棒を何本か立て、ハンダとJBウエルドで固めました。



ハネをしっかり固定するため、一晩つり下げた状態で JBウエルドの硬化をまちます。

オリジナルのハネの固定方法は、樹脂を使ってモーター軸とハネを一体モノとして固めちゃっていますが
今回は あとでハネが取り外しできるように、真鍮で加工をしたというわけです。
(↓ オリジナルのハネ固定方法)

ブロアモーターの研究2017年07月20日 20時58分06秒

さてBMW1502のヒーターブロアモーターが届くまでの間、ちょっと研究を。

まずはこちらの部品をごらんください。
これは、とある国産大衆車の中古ヒーターブロアモーターです。
ヤフオクで999円+送料で即決落札しました。

何の車のかといいますと・・・

そう、偉大なる初代ワゴンR 、CT21S です。

ヒーターブロアモーターで検索すると、た~くさん出てきます。
しかも安い!

届いたCT21Sのヒーターブロアモーターをさっそくばらし、モーターのみにしました。
このモーターを、マルニに取り付けて使えないかを模索研究中です。

高さもいい感じだな・・・


はまり込みの直径も絶妙!
ちょっとの加工でイケル感じだよ?・・・

この2つのねじをはずすと、モーターのブラシがみえるので、カーボンブラシが磨り減っていたら、
テキトーにホームセンターでブラシ買ってきてサイズ合わせて半田付けして交換しとけばいいでしょうね。

う~ん、いい感じだ!
ほぼ、使えるだろうとの確信を得た。
あとは、ハネをどうやって取り付けるかだが、そこはなんとでもなるだろう。

とにかく、サイズが合うということが大事!

古い車はパーツが生産中止になっていたり、やたらと高かったり(それでいて、現代車の大衆車の性能にも及ばないことが多い)、いろいろ問題も多いのですが、こういった国産の中古パーツをうまく流用して賢く快適に乗り続けたいですよね!

BMW1502 ヒーターブロワーモーター交換12017年07月19日 21時39分49秒

またまたBMW1502が入庫しました。

内装をばらして・・・・黄色の矢印のモノがめあてのモノ。

そう、ヒーターボックス!

上カバーを開ければ、ヒーターコアが見えます。

ヒーターブロアのハネ。

今回の入庫は、このヒーターブロアモ-ターから異音がするというもの。
相当、大きな異音です。これはモーターを交換したほうがいいですね。

そう、ココにたどり着く前に、ヒーターボックスについている、ヒーターバルブを外すのですが・・・

そのマウント部のプラスチックの部分、必ずこういう風に割れます。
うちのマルニもそうでした。

そこで、鉄板でこういう部品を作り、補強します。
こうすれば、もう大丈夫。

これでOK! もう割れても心配ないよ~ん。


ヒーターコアの程度は思ったほどわるくない。
水を通したうえで、左右に何度も揺さぶり、中の老廃物を出す。

このとおり、さびのかたまりやヘドロを食っていた。
きれいにしたら、このままコアは使うこととする。

海外のBMWパーツサイト。アメリカのババリアン・オートスポーツ。
やっぱりヒータ関係のパーツは高いな~ この3つで軽く13万。
でも、以前なかったヒーターコアが新品でてる!

問題のモーターはBOSCHの製品。
同時代のポルシェにも使われているようだ。
オーナーがネットで注文。到着を持つ。

ハネはいまや部品が出ないので、モーターから分離。
手入れすれば まだまだ使えるのです。


ブロアモーターの「ハネ」も長年のヨゴレをサンドブラストで除去。このあと、クリヤを3重塗装。

次にヒーターボックスのお手入れ。
薄汚れたボックスをハケで塗装する。

塗装の乾燥中に エプトシーラーを買ってきて・・・

ぼろぼろになっていたスポンジを交換しておきます。
ヒーターコアを組み入れた。 スキマをエプトシーラーで埋める。
これで密閉度が あがるでしょう。


各部リンクの関節部分にグリスアップ。
また、ワイヤケーブルにもグリスアップし、動きを滑らかにしておく。
ワイヤを動かして。どれのレバーを動かせば何がどのように動くのかを観察。

ボックスの下部分をくみあげた。



あとはモーターの到着を待ってからの作業になる。

BMW2002クーラー修理履歴2014年06月01日 08時32分25秒

暑い日が多くなってきました。
もう毎年恒例なのですが、友達にお願いし、クーラーガスを補充してきたので、
今年もばっちり冷えるようになりました。

ガス補充の手順については昨年の記事を参考にしていただくとし、
これまでのクーラー関係の履歴を振り返ってみたいと思います。

・・・・・・・・・・・・・
2006年の画像。レストア前の状態。
安く買ったレストアベース車でしたが クーラー関係のパーツがすべて揃っていたのはラッキーでした。

取り外した室内ユニットも問題はなさそう・・・。レストア開始です。

コンプレッサーは古いレシプロタイプ。これは電装屋さんに持ち込んでオーバーホールを頼みました。
シャフトシール、ガスケット、電磁クラッチのベアリング、漏れ試験など。

ガス内の湿気を除去するレシーバードライヤーも手配してもらい・・・

一通りそろいました。R12用のホースはなかなか今では手に入らないそうで・・・

コンプレッサを取り付けるブラケットもさびを取り、必要な溶接をするなど、補修しました。

コンプのなかには潤滑のための専用オイルを規定値入れます。

コンプレッサーのホースはカシメではなくて、ホースバンドで締めるタイプ!
昔はみんなこうだったみたい。(これじゃあガス漏れしても、しゃあない・・・)

無事に取り付け。コンプとスタビライザーバーが干渉しなくてよかった。
赤いコードはコンプの電磁クラッチの配線。

エキマニから近いので、熱対策に耐熱バンド巻きました。 

アルミ製の小さなコンデンサーに塗装。POR-15を塗装。

コンデンサーの取り付け。この背後には、ラジエターがあります。

そしてコンデンサーの前に電動ファンを取り付け。つまりコンデンサーはその名のとおり、気体となった冷媒ガスを冷やして液化させる装置。電動ファンは必須。

レシーバードライヤーもつなぎます。レシーバードライヤーの上にサイトグラスがあります。

室内ユニットのスイッチ類と、エバポレータ、エキスパンションバルブなど。

室内ユニットの取り付け。昔の車はみんなこんなふうに吊り下げ式だった・・・

Yの字型のホースは、エバポについた水分を、車外に放出する排水ドレン。
ちゃんと傾斜をつけないと、うまく放出できない。

レストアを終えて、晴れて、エアコンのガスチャージです。
最初は真空引きから。
道具一式を友人から借り、冷蔵庫のコンプレッサを代用しています。

クーラーがちゃんと効いて、水が出てます。よっしゃ~



ガス補充の手順は複雑です。
適正圧力であることを確認。

めでたし・・・といいたいところですが、
ホースのカシメがホースバンドのためか、やはり毎年ガスがなくなってしまうので、毎年補充・・・。

コンプのバルブのムシを交換しましたが、漏れ止めに効果ありませんでした。
本体側の座面が錆びていてそこから漏れるのかも??

室内ユニットのサーモスイッチが壊れたので新品に交換。

ついでに、コンプが回ったときだけ青色LEDライトがつくようにしました。コンプが停止すれば消えます。
上のライトはブロワーが回っているときにつくLED(クーラースイッチ・ONの表示)。

クーラースイッチをオンにしてコンプが回ったときだけ、自動でエンジン回転数を少し上げるようにする アイドルアップ装置の取り付けも行いました。(国産車部品の流用)。
。右のバキュームソレノイドがスロットルを少しだけ押してくれるのです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これでまた暑い夏どんと来い!ですが・・・!
 海行くときはやっぱクーラー切って窓全開になりますね!
「夏の思い出」ケツメイシ


クーラーガスの補充20132013年05月25日 21時21分40秒

愛車BMW2002のクーラーガスが1年で抜けてしまい、クーラーは稼働するも、全く冷えなくなってしまいました。今年もか・・・どこかから少しづつモレている。

で、今年もT師のご指導のもとクーラーガスの充填を行いました。

根本的な対策を打つヒマがないので、ガスの充填です。

以下、記録。


【用意するもの】

真空ポンプ、システムアナライザー、秤(T師からお借りしました)

R-12旧冷媒ガス250g×2缶(ヤフオクでゲットしておいたストック品)

バケツ、バケツいっぱいの4050度のぬるま湯、バケツに渡る棒1本


作業開始です。

(最初のエアパージのときの状態)



開始前状態

エンジン切る。


1【ホース接続】

システムアナライザーのバルブはすべて閉じ状態、前回のR-12冷媒ガス缶はつけたまま。

コンプレッサーのSバルブ(=低圧バルブ)にシステムアナライザーのL(低)ホース(黄色)

コンプのDバルブ(=高圧バルブ)H(高)ホース(赤色)を接続。

■緑色のホースはガス缶につながっています。右から2番目の空きバルブから空気を追い出してエアパージします。

右から2番目の空きバルブは後に真空ポンプにつなぎます。■



2【ホース内のエアパージ】

冷媒ガス缶内に残留したガスを使い、ホース内の空気をガス圧で追い出し(エアパージ)ます。

やり方はアナライザ低圧バルブを開いたうえで緑バルブ(何も接続してない)を1秒ほど開くとシュー!とエアが押し出される。緑バルブはすぐに締め。これと同時にコンプ内部の圧力が低圧ゲージに現れる。低い。システム内にガスがほとんどない証拠。

同じく、高圧バルブを開き、緑バルブを1秒開いてエアパージ。

全部のバルブを締めて完了。


3【システム内の真空引き】

(※真空引きは完全に冷媒ガスが抜けた時のみ行う。ガスがいくらか残っていてガス補充のみの場合は真空引きはしない)


アナライザの右から2番目のバルブに真空ポンプのホースを繋ぎます。

高圧、低圧側の両サービスバルブを開く。

真空ポンプを30分稼動させ、システム内の空気を抜くとともに、水分を除去する(真空引き。冷媒のなかに水分湿気が入っているとシステムを錆びさせ、冷却能力が落ちる)。

タイマー付きの専用真空ポンプ。

真空引きをすると、ゲージの針が0より下を示す。負圧だから。

30分後、真空ポンプを止める。このまま5分間、負圧を示したゲージに変化が無いことを確認。(もしここで針が上がってくるようでしたら、システム内の機密が保たれておらずどこかに穴があいているということで、漏れ箇所を特定せねばならず、ガス充填はできない。)

高圧、低圧側の両サービスバルブを閉じてから、真空ポンプの緑ホースを外しポンプは片付ける。




4【ガス缶を新しいものに付け替える】

アナライザの低圧高圧のバルブは閉じた状態。

缶バルブの封切りネジは全戻しにしてから、新しい缶に付け換える。

ロックリングをかける。2本ともしっかりロックしたら、封切りネジを締め込んでガス管の封を切る。

■その後、サービスバルブを一瞬開いてエアパージ。(右から2番目の空きバルブから空気を追い出す)■

秤に乗せて、重さを測る(後で何gが充填されたかをみるため)。

ちょうど1.0kg。


重さを測ったあと、ガス管は40-50度のぬるま湯につけておく。(棒をわたす)

缶を温めて、完全に気化させてシステム内部に送り込むため。



5【ガス充填】

低圧高圧のサービスバルブを開く。すると、ガス缶圧力によってガスがシステム内に入り、ゲージの針が上がってくる。

このまま1分ほどし、針が落ち着いたところで、高圧低圧の両サービスバルブを閉める。


次に、エンジン始動、エンジン回転数を15001800rpmにする。

クーラースイッチオン、風量最大、冷え度max cool、窓は全開。

外気温24度、日陰にて作業。

■ここで、低圧側のバルブのみを開く。(高圧側は占めたまま。)すると、ガスがシステム内に吸い込まれていく。■

コンプレッサが稼働すると、冷媒ガスがシステム内に吸い込まれていく。

ガスが入ってくと、サーモが働いてコンプが切れたり、入ったりする。


A【ガス充填量確認】

ガス缶が空になったのをコンコンたたいて確認。秤で重さをはかり、何g入ったかを確認。計量結果、約450gの冷媒が入ったことになる。500g用意したから、ほとんど全部十円されたことになる。



B【システムアナライザーのゲージ圧を見る(コンプレッサー稼動時)

・高圧側実測値11~12kg/cm2(実測気温22度なので外気温はプラス2度して24度。約1/2を掛けて12となるのが正常。適正値であると判断)

・低圧側1.4kg/cm2(高圧の0.090.14が適正範囲とのこと。高圧の約0.11倍なので、適正範囲内です)

※高圧・低圧ともにバランス良しでOK.

システムアナラーザと呼ばれるのは、この圧力バランスによってシステム内部で起こっている状態を判断できるからです。


C【ドライヤーレシーバーのサイトグラスの観察

コンプ稼働したとき、サイトグラスから見える液体の中に、気泡が踊っているのが見えます。プク、プク、とまばらに記法が見えるのが正常。ジュワジュワと白い泡が泡立っているのは冷媒が少ない証拠。


D【室内での冷え具合の様子】

クーラー噴き出し口からは冷え冷え~な風が吹き出しています。(^-^)

噴出し口につっこんだ温度計は3度を示す。十分な冷えです。


以上、A~Dを確認したら、

アナライザの低圧側バルブを閉め、エンジン停止。
コンプレッサにつないだ高圧低圧ホースを外す。
バルブにシールキャップをかぶせて終了。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

帰りの車中はひえひえでした(^-^)
これでいつ暑くなってきても大丈夫。
T師匠に感謝、ありがとうございます。
帰りの田んぼで。
季節はいつの間にか麦秋・・・
まもなく蒸し暑くなる季節です。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ガスが少しづつ漏れるのは、ホースバンドのカシメ部分からかもしれません。
前回はコンプのバルブコアを交換しましたが、それでも1年で漏れました。
バルブコアが原因ではないのでしょう。
うちのマルニの高圧低圧クーラーホースはみんな、普通のホースバンドのダブル締めなので。
高圧側のホースカシメが怪しいです。




エンジンルームの点検2013年04月27日 08時41分09秒

GW最初の三連休。
忙しい荒波の日々を溺れそうになりながら泳ぎ切り、息も絶え絶えにたどり着いた「一息つける島」といった感じで、黄金の時間に思えます。

さてこの春は車に乗る機会が増えると占い本にあったように、そのとおり毎日乗らざるを得ないようになっております。先週はわけあって職場を1日に2往復していましたし・・・。

突然のエンストにならないよう、エンジンルームの点検をひさしぶりにいたしました。
逆アリゲーターのボンネットをあけます。


以前に交換したオイルフィラーキャップ周辺は、オイルの汚れなし。
以前の古いタイプの金属製キャップはゴムシールが完璧でなく、オイルのよだれでこのあたりごよれていました。


ビニル製のウオッシャー袋もだいぶやせていたので、駅を補充。
奥のボトルに入っている緑液体はクーラントでラジエターと接続している自家製サブタンクです。


いつもチェックするのがここ。
オイル漏れをチェック中。オイルがブロックのへりに溜まっています。
どうも、ヘッドとブロックの間からにじんでいるみたいな・・・?
そんな量でもないのですが・・・ティッシュが汚れます。


オイルの量は中間にあり、OK。状態も悪くない。


ヒーターバルブをチェック。
クーラント漏れがないかどうか。・・・なし。
ヒーターコアは自作なので、いつも漏れには気にかけています。
バルブの下に「受けドイ」を亜鉛板で作ってあるので、万が一漏れても車外に排出されるようにしています。

ん~ちょっと排水受けにうっすらと緑色のものがみあるような気がもしますが・・・?
バルブ下側を触ってみても濡れていないので大丈夫。

反対側のほうもチェック。
こちらにも漏れは無し。


クーラントの量もOKでした。