スマートK_ブレーキスイッチ交換2015年05月07日 22時07分38秒

今回はブレーキスイッチの交換です。
症状としては・・・
・夜中、しらないうちにブレーキランプがついているという不思議な現象がここ1週間で頻発!(バッテリーがあがってしまうよ~)
・高速巡航中にABS警告灯がつく(これは以前に記事にしました)
・ブレーキペダルに軽く足を乗せただけでブレーキランプがつく。(敏感すぎる・・・)

ということで、新品のスイッチをヤフオクで入手し、交換します。6,000円ほどでした。
つーことで、ジャッキアップ。


フロア下のアンダーカバーを取り外しますと、ちょうど運転席のブレーキペダルのしたあたりにボックスが。
これをあけますt、ブレーキスイッチがあります。

ボックスをあけたところ。左側のブルーのスイッチがそれです。(画像は交換後のもの)


ステーにはめ込むだけという かんたんさ・・・

ブルーが新品。ホワイトが今回不良だったもの。

交換後、困った症状はまったくなくなりました

スマートK_ブレーキマスターシリンダー交換2015年03月24日 21時06分05秒

今日も元気に走ってくれているスマートですが
2003年製ということで、もう12年が経っています。
やはりそれなりにくたびれているパーツはあるわけで・・・。
そのなかでも、ブレーキの要、ブレーキマスターシリンダー。
まぁ、特にいますぐ問題があるわけでもないのですが、
この際交換しておこうということで、イギリスのPFSパーツからからパーツを買いました。
このパーツから4輪へ油圧が送られてブレーキが利くわけですが
このアルミ削りだしパーツの中身は、ゴムのシール類が入っていて、油圧を保持しています。
このシールがだめになる前に、交換というわけです。

通常は↓図のようなシールキットが消耗品として販売されているわけですが・・・
スマートにはこのようなリペアキットが販売されていない!!!
ということで、マスターシリンダーごと購入するということに。


ブレーキマスターシリンダーは車体下に取り付けられています。
ちょうど、運転席の真下です。

ブレーキマスターシリンダーからはブレーキパイプが接続されていますので
これらを外していきます。
取り外しの際に こぼれるブレーキフルードを顔に浴びないように!


フロントのブレーキキャリパーのOHずみ。敗れてたダストシールも交換しましたし。

ついでに、ブレーキホースも交換します。
12年経ってだいぶい硬化しており、小さなひびも見受けられました。
下図は交換後の画像。


ブレーキマスターシリンダーを交換したらエア抜きのために注射器を用意します。
フロントキャリパーのブリーダーにシリコンチューブの先端をセットし、
キャリパー側からどんどんブレーキフルードを注入していき、
ブレーキホースとマスターシリンダー内のエアを上へ上へ(リザーバーへ)と押し出していきます。
リザーバーが注入されたフルードでいっぱいになってこぼれないように、ときどきフルードをスポイトで吸い取ります。

注射器によるフルード注入は4輪から行います。
この作業のあと、通常のペダルを踏んでのは配管内のエア抜き作業を行います。
一人でエア抜きをするには、ワンウェイバルブが必要。にしやんは簡易的なものを作ってやってます。

4輪とも地道にエア抜き・・・。
ここでブレーキペダルに「踏み応え」が出てきてエアが抜け切ったらよし。
いまだ「スカスカ」「スポンジー」な踏み応えですと、ブレーキマスターシリンダー内にまだエアが残っていますので、しつこく注射器でフルードを送ってエアを押し出しましょう。
↓リアブレーキのエア抜き中。

ついでに、ブレーキのリンクなどもチェック。関節部にサビがあったので、グリスアップ。
ブレーキランプスイッチも問題なしです。

さてこれらの一連の交換のあと、ブレーキタッチは「格段に」よくなりました!
やったかいはあったと思います。
ただし、一般の国産車などと比べると、少しはブレーキの踏み込み量は多いと思います。
一般国産車のブレーキ踏み込み量に比べると、(感覚として)1~2割り増しといったところでしょうか。
まぁ、そういう仕様なんでしょう。

スマートK_サイドブレーキ整備2015年03月22日 22時00分51秒

さてその後のスマートですが、数日間通勤に使用しました。

いくつか気になることがあり、今後の整備課題となりますが
まずはブレーキからなんとかしなければならない。
①サイドブレーキが片効き
②ブレーキの踏み込みが、深い。
週末、午前中は地域の江ざらいに参加し汗を流したあと、懸念のブレーキ整備にとりかかりました。

以下は自分の備忘録です。

リアブレーキのドラム内をじっくり観察・・・
バラす前のデジカメ画像と見比べていて、あることに気づいた。
下画像のマルの部分・・・なんかおかしいね・・・
ブレーキシューの自動調機構のツメの部分・・・あ!・・・これ、逆に組んである!
つまり、自動調節の機構パーツだけを、右リアと左リアの部品を取り違えて組んでしまっていました。

再び分解して、左右取り替えて組みなおしたのが下の画像。上との違いがわかりますか。

拡大すると、↓こうなります。正しい組み付けはこう!
このように組めば、シューが磨り減ってドラムとの隙間が増えたときに、自動調節が働いて、ねじのノッチが進み、両側シューを押し広げ、ドラムとのスキマを最小限にしてくれます。
(今回ツメが間違って下側に来ていたということは・・・リアのブレーキシューの隙間の自動調節ができないように組んでいたということで、その結果、ドラムとシューの隙間は調整されず広いままで固定。→ブレーキはとりあえず効くが、ペダルの踏み込み量は通常よりも大きい。ということになります。)

きっと左右の構成部品をばらして清掃したときに、左右入れ違ってしまったと思われます・・・
大事に至らなくてよかった・・
ちなみにリアブレーキの構成部品。(洗浄前の画像)


あと、サイドブレーキワイヤですが、このようにバックプレートに固定されています。
この小さなパーツで固定しており、プレートの穴に差し込んだら、パチッ!と開いたツメが効いて引っこ抜けなくなります。
このパーツ、実は取り外しのときに一度割ってしまったので、今回、ヤフオクでワイヤーもろとも中古を買い求めました。


で、このサイドブレーキの仕組みについて。
2本のワイヤーが中央のコレクタに集まっております。エンジンの前側。

ワイヤコレクタはこのようになっています。(サイドブレーキワイヤ先端はすでに外されています)


コレクタの先が車体裏側の、ここ↓におさまることになってます。
白い筒の裏側(車内側)はサイドブレーキハンドルです。
ここは、エンジン脱着の際は注意しなくてはならない箇所です。

コレクタとはこのようなもの。ゴム部品は白い筒の中にはまりこみます(防水のためか)。
左右ワイヤの先はコレクタの皿のような箇所にキリカキがあるので、そこに引っ掛けます。


サイドブレーキを引いた状態で下から撮影。↓
中心棒がブレーキハンドルに引かれてワイヤがぴんと張っております。
中央の黒いスプリングは、ワイヤ長さが左右均等でないのか、中心から少しズレていますね(ブレーキの効きに特に問題はありませんが・・・)。
これで、問題なく両輪のサイドブレーキがしっかりと効きました。
(コレクタに付着しているうす黄色い液体はサビ防止用の液体です。)。
このあたりの整備は狭いところで手が入りにくいので、エンジンを下ろしたときにしかできそうにない感じ。
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ともかく、この後の周辺試走ではブレーキの踏み込みも浅いところで(適度なところで)効くようになり
①サイドブレーキが片効き
②ブレーキの踏み込みが、深い。
の問題が解決されました。よかった・・・やっぱりブレーキの踏み込み量が大きいのは、異常なのですね。

ちなみに、ブレーキの自動調節機構を整備した跡は、試走の前に10mほど進んではブレーキを踏む、を数回繰り返してドラムとシューのスキマ自動調節を効かせる事。前進だけでなく、後退(バック)もしてブレーキを踏む、も数回行うことで、自動調節が完了します。
リアブレーキの自動調節機構をいじったときは、コレを忘れないようにします。

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次回は、油圧ブレーキの要、ブレーキマスターシリンダーの新品交換編です。