クーラー冷媒の充填2008年09月12日 21時53分53秒

クーラーの冷媒であるR−12をクーラーシステムに充填します。ユニクラのコンプレッサーはR−12用なのです。高圧ゴムホースもみなR−12用で揃えてますから。

ゲージマニホールドや真空引きの為の道具類はヘラルドさんが貸してくれました。充填のマニュアル付き。(^.^)ありがたや〜
フロンガスR−12はヤフオクで落としたもの。今後の予備も含めて合計1500g程用意したがどのぐらい入るのか?

高圧低圧ホースをコンプに接続。
真ん中の緑色のホースに冷蔵庫から取り外したという真空引き用コンプレッサを接続し、起動。同時に高圧低圧のバルブを開いてシステム内の空気を抜きます。20分ほどでこれ以上下がらないというところまでゲージが指しています。ここで高圧低圧バルブしめ。

つぎに真空引きコンプを緑色ホースから外す。ガス缶用アタッチメントをつけて、封を切り、エアパージ(緑ホース内の空気を追い出す)する。
高圧低圧バルブをすこ〜し開いてシステム内にガスを少し補充する。針が0kg/cm2を指すまで。そして高圧低圧バルブを締め。
ガス缶のバルブを閉めていったん缶を緑ホースから外し、また冷蔵庫コンプを接続し高圧低圧バルブ開いて再び真空引き開始。
テッテー的にシステム内の空気を抜き取ります。こうすることでクーラーの効きが良くなるそうです。
またゲージが負圧になり最低値を示したら、高圧低圧バルブ締めて真空引きコンプを外す。
このまま放置1時間。ゲージの圧力値が変わっていなければ、完全密閉状態という事です。オーケー。これにて真空引きの終了。

またR−12のガス缶(400g缶)を緑ホースに繋いで、ガス缶バルブをOPEN。
ここでまたエアパージ。エアパージとはゲージマニホールドの横に付くバルブを2秒程押してホース内の空気を追い出すことをいう。

いよいよ、ゲージマニホールドの高圧低圧のバルブを開く!
シュウ〜〜〜という音とともにフロンガスが入っていく〜。ゲージの針も上がっていきます。
これで1分程したら、高圧側のバルブを閉める(これ大事)。

ここではじめて、エンジンを始動。オートチョーク効かせてファストアイドルの1500-1800回転ほどにする。
そして、クーラーのスイッチ、オン!
コンプレッサーの電磁クラッチがカチン!と入り、コンデンサーを冷却する電動ファンが連動して回りだす。
クーラーブロア風量最大、温度調整ツマミはMAX COOLで、窓は全開。クーラー吹き出し口に測定の為の温度計を差し込んでおく。外気温26度。

どんどんフロンガスが低圧側よりクーラーシステム内に入っていきます。同時にガス缶に霜が付き始めました。気化熱ですね。桶に水を用意してガス管を浸しながら缶内の完気化を促す。そんなことを3分程しましたら、缶を振ってもシャリシャリ言わなくなり軽くなりました。ガス缶がほぼ空です。400g入った。
ここでゲージを読むと・・・
低圧1.6kg/cm2の、高圧14kg/cm2。エンジン約1700回転時。外気温26度で適正ガス圧表と照らし合わせると、おお、ピッタリ範囲内じゃないか!(^.^)
ということは、システム内のどこにも不具合はないと言う事だ。(システムの以上はゲージ圧力を読むといろいろ判断ができる)
レシーバードライヤーのサイトグラスをみると、ジュゥジュゥと泡が見え続けていますが、でかい泡。液体と泡が混ざってるように見えます。ガス入れ始めは泡がめっちゃ細かくて真っ白に見えましたが、今ははもっと液体っぽい感じに見えます。これぐらいでええやろ、ゲージが適正値やし、過充填はあかん。

さて室内は・・・おお!冷えてるーー!最大風量で冷た〜い風が吹き出し続けています!
吹き出し口の温度計は5度を指し、外気温26度と、20度以上の差がでて、これまたいい感じ。よっしゃ!
車の下には、エバポレーターで結露した水がドレンホースから出て来て床に水たまりができてます。(^.^)

最後に懸念事項である、クーラーを入れた時のアイドル回転数の落ち込みをチェック。タコメーター目視ですが、通常アイドル900回転、クーラーオンで700回転に落ち込むといったところ。電磁クラッチが入った瞬間、エンジンが止まりそうになる事もありませんし、アイドルも安定して続けています。
これぐらいなら、アイドルアップ装置を早急に組まなくてもいいかな?まぁ、走ってみなくちゃわからんけど・・。
(作業が夜なんで、走るのは明日にします)

冷媒が800gは入るだろうと思っていましたがたった400gで終わってしまったガス充填にちょっと拍子抜けでした(たぶんコンデンサーが500mm×250mmと面積が小さいから)
う〜ん、こんなに上手く行っていいのかな?
これでアッツイ日に汗を吹き拭き、窓全開で運転しなくてすむぞ〜!