車検前の事前チェック2008年09月01日 23時07分32秒

仮ナンバーを取得して、民間車検場に移動です。
車検前の各項目事前チェック。
そこまで2キロぐらいの距離ですが、初めての走行感に、感動!ちゃんと動いてる!
石井モータースさんは、春に知り合った旧車(三菱車)乗りのKさんがおられる所。工場ではLifeがレストアされていたりする所です。

まずは外観と抹消登録証とのチェック。車台番号はボディーと一致するが、原動機型式の「2000」が、エンジンブロックのどこにも打刻がない。これはわかっていはいたが、これでは検査官が認めてくれないのではないか、との事。まじ?
エンジンブロックのスターター近くに車台番号と2.0との文字が有るが、これはBMWが打ったもの。古い輸入車ではこれで認めてくれないのかな・・・。
此の問題はおいといて、次にサイドスリップテスト。トーアウト5mmということで、調整して0に。
ブレーキテストではフットブレーキ、サイドブレーキともにOK。ジムニーから流用したブレーキブースターも効いているようで一安心。

スピードメーターテスト。
テスターに乗せ、スピードを上げる。メーター読みで40km/hで合図したら、アウト!実際は28km/hだったという・・・!!何度やっても同じ。あちゃ・・。
検査速度計を見ながら40km/hまで加速してみたら、車のメーターは55km/hを指していた・・・。この後、ケーブルを抜き差ししたりメーター自身を取り外したりしていたら動かなくなってしまった・・・これは急遽、スピードメーターを手に入れなきゃ・・・。(メーター自身に問題が有るのか、ミッションのギア比がおかしいのか・・・スピードメーターケーブルは回っているのだが・・・。)

次に光軸。左右を調整するも、光量不足。判定機では黄色ゾーンを指して、あと15%ほど足りないって感じ。
そばのホムセンで買ってきたIPFのバルブに換えてもほぼ同じ。で、Kさんが出して来たライトのバッテリー直結リレーキットを接続してみると、光量が増して指示が合格ゾーンを指した!ということは、配線途中での電圧ドロップが原因なのだろうと言う事に。
このまま、リレーキットをお借りして車検を通す事も出来るが、自分でバッテリー直の電圧ドロップしないリレー配線を作る必要でありです。これななんとかなるでしょう。

車検は来週の予定だが、問題はスピードメーター・・・。
間に合うかな。

あっ、そういえば、排ガスチェックを忘れていた!
昭和50年4月初年度登録(1975年4月)とありますので、昭和50年排ガス規制(別名を触媒規制とか)にはひっかからない触媒なしでもOKのはずだが、4月登録でひっかからないのかどうか、これも確認しとこう。

陸運で車検前の確認2008年09月02日 19時04分11秒

昨日の民間車検場での心配項目、原動機の型式である「2000」がエンジンブロックのどこにも打刻がない件。
画像のように、スターター付近のエンジンブロックに、車台番号と、2.0の打刻だけが有る。
心配性の僕は、この点、富山運輸支局に出向いて確認をしてきました。

にしやん「原動機の型式の打刻が見つからず、車台番号のみが打刻有るんですけど〜こんなの車検通るんでしょうか」
検査官「なに!打刻がない!?えっと、あっ、古いBMか、外車は、読み替えしてあるんかもしれん」
にしやん「読み替えですか。車台番号が一致すれば大丈夫なんでしょうか」
検査官「まってて、今調べるから。」
ちょうど事務所に入って来た青帽子の現場検査官と一緒にデータベースで調べてくれた結果・・・
検査官「大丈夫でしたよ、車台番号が一致すればオーケーです。」
にしやん「そうですか!(やっぱり。)車検当日はその旨を検査する人に伝えればいいですね!どうも!」

触媒の件も質問。
にしやん「50年4月初年度登録の車は触媒が付いてなくても車検通りますか」
検査官「抹消登録証みせて。ほら、この型式にアルファベットがないから、50年排ガス規制前の車だね、大丈夫。検査じゃCO4.5%のHC1200ppm以下が保安基準だね。」
にしやん「排気ガステストのプローブでは、こんなキャブ車は一発でペケが出るでしょうね」
検査官「そうとも限んないよ、しっかり整備してあれば。ラインに入る前に、検査官に触媒ないこと告げてもらえば。そういうボタンがあるからそれを押してからプローブ入れるんだよ」
にしやん「なるほどぉ!了解しましたぁ!」
プローブには旧車用モードが有るらしい。たしか、何個かボタンが有ったなぁ。

陸運来たついでに中古車新規登録に必要な書類一式を貰う。書き方例も一応目を通して鉛筆で薄書きし、法定費用も確認しておいた。
おまけに窓口の素敵なアラフォーお姉さんをしばし眺めて目の保養をし、運輸支局をあとにしました。
う〜〜し!あとはしっかりマルニを仕上げてだな!

え?なに?そのお姉さんの画像を載せろって?f(^_^;

農道で走行テスト2008年09月03日 00時02分42秒

BMW2002、仮ナンバーで走る
仮ナンバーを最大の5日間借りました。(本当は整備の為の移動で2日のみなんですが)
返す前にちょっと走っていろいろやってみる。
うちの周りは田んぼ、田んぼ・・・勢い、舗装農道が試走コースとなるのです。

整備工場でのトーインを調整したので直進性は良くなった。
ハンドルが結構クイック。36パイのハンドル。もう少し大きくしたい。
1、2速での加速が・・・思ったよりすげぇ・・。車体軽いからやな。(^.^)
慣らし中ということで、3000回転以上は上げない。でも上げたい。
アイドリング安定。

停めて横から見ると、リアのおしりが下がって見えます。これはマルニの特徴。とはいえ、右リアタイヤは結構沈んでますよ?乗って進行方向をを見ると、結構ボンネット全面が見えますよ。小型船に乗って舳先が見える感覚だな〜
(追記:あとで知ったのですが2002のリアスプリングの取り付けていない状態での長さは362mmとヘインズに載っていました。ぼくのはヤフオクで落札した中古品で、335mmの長さでして、これが正しいと思って組んでしまっていたのでした。結果、3cm近くローダウンしてしまったわけですね・・・スプリング交換だな、こりゃ)

ガラス面積が大きいので、周りがよく見える。
刈り取り前の稲穂が奇麗です。

シートベルト取付2008年09月03日 20時34分22秒

もともとこの車には2点式のぼろいシートベルトがフロントについていた。
ぼろい、というのは適正な表現ではないかも知れません、昔のタイプのヒッカケタイプというもの。
ということで、現代のELR式(緊急ロック式巻き取り装置)シートベルト、現代の日本車からの流用です。
ヤフオクで落札、フロント用はマツダRX-7用とか。
ボルト直径も合うし、うまく付くようです。
ただ、キャッチ側は取り付けボルト位置から30cmほど長くする必要があるので
ステーを利用して延長、うまく位置も決まりました。

シートベルトは車体が傾いたり、急ブレーキしたようなとき自動でロックしますが、
その仕組みは今回取り付けまでわかりませんでした。
半透明のカバーがかけられている機構をよく観察してみると
じつによくできたしくみでありました。
最初落札したシートベルトは、三菱FTOのものだということでしたが、ベルトの
引き出しがスムーズにいかないので分解してみました。
中身からビヨ〜ンと金属の長い巻きばねが飛び出してきて、再組み立て不可能に。
じつに複雑です・・・。

ちなみにリアシートのシートベルトは2点式のもの。腰にかけるやつ。
これも流用ですが、ELR式の巻き取り機構をどこに取り付けるか
よくわからなかったので2点式にしたワケですが。
書類では乗員5人の車なのでうしろに3人分は用意しなくちゃね。

ニードルフェルト敷き2008年09月03日 20時39分02秒

フロアに断熱材のニードルフェルトを敷きました。
この素材は幅1m*5mで3000円と安く、現代の車にも多く使われています。
マルニのフロアには防振材が貼ってありますが、その上に更に厚み10ミリほどのこの素材を敷いて断熱防音を図ります。
ジョキジョキ切ってフロア形状にそって敷き詰め。場所によっては2枚敷きで。
この上に純正フロアカーペットを置く。
フロアカーペットは色褪せた紺色系統で、全体を染めるつもりだったが、時間がないので
とりあえずこれでいったん仕上げる。フチの部分もぼろぼろになってきているが・・・

リアのシート取り付け2008年09月04日 18時32分26秒

リアのシート取り付けです。
1箇所ほつれたビニルレザーを縫い合わせた。
背もたれと座面を、3つのタッピングネジだけで取り付簡単さ。
リアのサイドパネルも取り付けました。こちらもクリップ金具でとめるだけ。

取り付けのあと、リアシートにどっしりと座って感慨深く休憩。
「う〜ん よくここまでたどり着いたなぁ〜・・・」
フロントシートが付いていないから、室内広いな〜〜
リアの2点式腰シートベルトもちゃんと機能、リアクオーターガラスも開閉。

ビニールレザーが真っ黒にみえますが、よ〜く見たら黒に近い濃紺色なのでした。
この車のボディーカラーがブルーメタリックだったせいか、青系統でまとめられています。
ま、見た目、クロなんですけどね。

ヘッドライトと排気ガスチェック2008年09月05日 19時30分48秒

また仮ナンバーを取って、Kさんの勤める工場へ。
今日は前回忘れた排気ガスのチェックと、ヘッドライトの光量チェックを再び。

まずヘッドライトですが、前回は光量不足の結果でしたが。その後、ヘッドライト強化リレーハーネスキット(サンヨーテクニカGT5000B)というものを楽天で1980円で買い、取り付けました。原理はバッテリーからの電源をリレーを介して直接取るという単純なもの。純正の配線では経路が長くなり、コネクタも多くなるので電圧ドロップを起こしているようです。
これを付けて光量チェック、見事グリーンゾーンに。前は13000cd程度だったのが18000-20000cdになった。(cd=カンデラ=輝度、発光体の光の強さの単位)30%以上の増加?!いちおう箱書きに間違いは無いようだね?

でも前にkさんが付けてくれたPIAAのごっついリレーキットの方が光量もうすこし上がったなぁ。配線の太さは太い程ライトにはいいみたいですね、リレーキットのは若干細いと思ったもの。
裏技として、光軸計測中に若干アクセルを踏んで1500rpmほどにすると少しは光量もアップということらしいぞ。
とにかくこれでライト関係はオーケーやな。

次に排気ガスチェック。プローブをエキゾーストパイプに突っ込んで計測。画像のように、基準値であるCO4.5%,HC1200ppm以下をクリア。30ppmって、少ないよね?触媒ついてないのに。
古い年式の車は旧基準(規制前値?)で計測するので、実際の車検ラインでは「Cボタン」というものを押して計測したらいいそうだ。

スピードメーターの不具合原因は?2008年09月06日 00時33分22秒

BMW2002のスピードメーターがめちゃくちゃな動きをする問題。あるときは100kmを示し、ある時はピクリとも動かない、車が停まっても40kを指してたり・・・。
これでは車検の40kmテストもままなりません。

ちなみに40kmテストとはテスト台の上に駆動輪を載せて走らせ、メーターで40km/hを指したときにパッシングをすることで判定をします。で、この合格範囲が+-10%程の範囲だったはず。36-44km/hの範囲で出れば。
いちおう前回の40km/hスピードテストのとき、タコメーター読みでギア2速で2700回転という実測値があるので、この通りにやれば合格すると思うのですが。

シンプルオートさんにスピードメーターの中古品を頼んでおりますが、最後に残った車検項目だし、だめもとでメーターをバラしてみました。
ばらすといっても、メータークラスターから固定用8ミリネジを外してメーター単体を取り外して、裏側の22ミリ固定リングナットを外して裏カバーを取り、小さいマイナスネジをふたつ外すだけです。
これでメーターの核心部が丸見えになりました(意外に簡単だな・・・)。

メータケーブル側のほうは、ケーブルと接続されて円盤がくるくる回るだけの構造。ガタも無く、引っかかりも無くスムーズに回ってくれます。円盤はちょっと重くできていて、弱い磁石みたいになってます。ドライバの先端が軽く吸い付けられます。どこにも損傷はないし、問題なさそう。シャフトに軸方向のガタツキが2ミリ程有るが・・・こんなもん?

メーター針側の方。
針の裏側はドラムのようになっているだけ。針の根元には巻きバネがあって、針を指で回すとバネの反力でメーターのゼロに戻ります。引っかかりなどもなくスムーズに動いてくれます。
でも、これまた軸方向に2ミリ程動きます。こんなものか?針はバネだけで保持されているようですから巻きバネのたわみ分、動いて当然の様な気がするけど。

両方、よっく観察すると、針のドラム内側がメータケーブル側の磁石円盤に擦られた跡が残っていました。そっか!ここが接触して擦れているからやたらとスピード表示が大きかったり、びょんびょん暴れたりするんだな!?
でも回らないのはどうしてか?完全にくっついて押さえつけられているのでしょうか?
となると、ドラムと、その内側で回る磁石円盤のクリアランスが問題なのかな?
わずかなクリアランスがあるべきなのに、接触してしまっているとは?

ここで アナログ式のスピードメーターの原理。
針の付いたドラムとケーブル側の円盤は接触してないのにメーターの針が動くのは円盤の回転で磁力磁力が発生するかららしい。つまり針の動きは発生磁力とバネ反力の釣り合い。
僕のは磁力が発生していない?
解んなくなって眠いので、ここで切り上げ。

う〜ん、もうちょっと原因究明の必要あり・・・やたら滅多に精密な電子機械でもないし、明日は部屋に持ち込んで いじり回して原因を探ってみます。
どうも、ケーブルで回転する磁石側のシャフトのガタツキが気になる・・・。このガタで針のドラムに当たっているんじゃないか?

スピードメーターの修理2008年09月06日 22時33分34秒

その後もアナログ式機械式スピードメーターの仕組みを観察。なんとかスピードメーターの修理を試みます。
針の裏側にあるドラムと磁石円盤が擦れあっていた痕跡があったので、クリアランスがなかったことになる。これではまずい。
磁石円盤のほうの軸方向へのガタが2~3ミリと大きいと、スピードメーターケーブルを差し込んだときに押し込まれて、針ドラムに接触してしまうのではないか。
こりゃ磁石円盤のほうが怪しいぞ。

円盤はシャフトに圧入してあるだけと思うが・・・と、磁石円盤を指でぐっと押し込むと、クッ!とわずかだが奥へ入り込んだ。
むむっ!
今の押し込みでシャフトの軸方向のガタは1ミリ以下になった。回転もスムーズなので、オイオイ、これが正しい位置じゃないのか?
押し込めた1〜2ミリ分だけ、ドラムとの間にクリアランスができるわけだから、これで針ドラムと接触しないのではないか?!
おおっ、おおっ?希望が見えてきた!
こ~なりゃすぐ組み立てだ!

冷静に・・・磁石円盤の中心に針穴ほどの小さい穴が開いていますが、これはたぶん、針ドラム側の中心から少し出っ張っている細い針が嵌まる穴だろう。これでメーター針の回転の芯を出してるんでしょう。
注意してドラム針穴を磁石円盤に嵌め(見えないので手の感覚です)、2本のネジ止めで合体固定。
スピードメーターケーブルを差し込む部分を電動ドリルドライバのチャックにつないで回してみると・・・
おお〜〜っ!きちんとメーター針が動いてる!ドリルの回転数では45kmぐらいを指して一定です。回転を止めればすっとゼロ値に戻る。
ビンゴだぁ!直ったかも!?
まだ車載してもおらず試走もしていないですが、バネや磁石が狂っていない限り、機構的には問題ないはず・・・

原因は磁石円盤が正しい位置になかったことだったわけで、結果、針ドラムとのクリアランスがなくなってわずかに接触し、異常な針の動きとなっていたようです。
何でこうなったかはわかりませんが、スピードメーターケーブルを抜くときの力がかかってしまうと、シャフトがずれてこうなってしまうかもしれませんね?
直ったのが深夜なんで、今度車載して走行テストします。

ドアパネル取り付け2008年09月07日 21時12分36秒

最後に残った項目、ドアパネルの取付。
ドアパネルは硬めの厚紙製ですが、けっこうぼろぼろになって来ています。そのうち造りなおさなくては。

窓ガラス内側の防水ストリップ(起毛ストリップ)をパネルにクリップで取り付け。銀モールも。
ドア内装用のトリムクリップを付けてドアに取り付けます。
プラハンで叩いてはめ込むだけ。あとはハンドルや取っ手をネジで取り付けて。

パネルに丸い穴が空いているのは前オーナーさんがスピーカを取り付け加工してしまった跡。ドア一枚に2つもか?
マルニ純正ではドアにスピーカーの設定はありません。
現代車では当然の事なのですが。
しばらくはこのまま穴を開けたままですかね。

さて明日は予約しておいた車検予定日です。
スピードメーターも試走してみて、ほぼ正しいことが解りました。40km/hで走る嫁のビッツと並走してみると、メーターが6km/hほど高く表示しているようです。これが解ればよし。
書類も金も、シフトパタンのシールやら発煙筒やら、すべて用意した。
明日、富山運輸支局にて、午前中の一発通しを願うっ!