丸テール クラッチホースの交換 ― 2023年10月02日 11時26分04秒
配線ばっかりじゃ面白くないので
クラッチの劣化したホースを交換します。
これはオーナーさんから交換してほしいと要望のあった項目です。
新品のクラッチホースと
11ミリのフレアナットレンチを用意。
クラッチを油圧で動かすための
クラッチホースはかなり劣化していますね。
このホースのなかを クラッチペダルを踏むたびに
フルードが行ったり来たりしています。
まずはクラッチ・スレーブ・シリンダをチェーンバイスで軽く固定。
クラッチホースを緩めるときに 共回りしてしまうからです。
11ミリフレアナットレンチをかけ、絶対になめないように慎重に緩めます。
無事緩みました。
それと同時にクラッチフルード(ブレーキフルード)が
重力によって下にぽたぽた落ちてきます。
ボウルでおちてくるフルードを受けていますが、ふとした弾みにフルードが飛び散って顔にかかることもあるかもしれないので、自身も防塵メガネ、手袋で目と手をしっかり防護します。
目にフルードが入ると失明しますので 下からのフルード作業は実に危険です!
慎重に作業をします。
とはいえ、フルードがどんどん落ちてくるので ゆっくりもしていられない。
フルードタンクに フルードを切らさないよう めいっぱい入れておきます
したたり落ちるフルードに注意しながら、
新しいホースを 両シリンダーに指で確実にかつ素早くねじ込んでいきます。
ホースの両端をしっかりとフレアナットレンチで締めたら、もう安心。
次は中のエア抜きです。
ブリーダプラグにワンウェイバルブを組み込んだシリコンホースを接続したあと
7mmレンチでブリーダプラグを少しゆるめます。
フレキシブルカメラをセット。
再びフルードを満たします
運転席に移り、ブリーダプラグからフルード内のエアが抜けていく様子を
モニタでリアルタイムで見ながら
クラッチを踏んでいきます。いつもこの方法です。
手の力で 軽く押し出せます
何度も 何度も・・・ 新しいクラッチホース内のエアを押し出していきます。
エア抜き中の動画は こちら
エアがどんどん出てきます。
フルードをペダルで押し出しているため フルードが減っていくので
きらさないよう ときどきつぎ足しつつ エア抜きを行います
DOT4グレードのブレーキフルード使用
エアが出てこなくなったら エア抜き終了です。
エアが出きった状態の動画 こちら
ブリーダプラグを7ミリレンチで締めて、
ホース周辺などに垂れたブレーキフルードをブレーキクリーナーを吹いてきれいにして
終了。
クラッチマスタシリンダから排出された古いフルード。
500ccほど抜いたか。かなり悪くなってますね・・・。
フルードは、車検の毎に 交換しておきたい液体です。
取り外した古いクラッチホース。
このマルニが新車の時についていた当時もの・・・・?
貴重なサンプルです。このまま、「劣化したパーツ保管箱」行きです。
使用限界を超えてました!
ほんとはこうなる前に 交換しとかなきゃいけないものですよ
頼まれてもいないのに 善意のメンテを。
フルードタンクの接続ホースにヒビワレがあり 劣化していた
これ もしかしたら 普通の燃料ホースを使ってあるかも・・・
ここに燃料ホースを使ってはいけません。
ブレーキフルード用の青色の専用ゴムホースに交換しておきました。^^
ブレーキフルードをMAXレベルまで満たせば
クラッチのメンテはこれで終わり
BIGMOTEERはこんな善意のメンテ、絶対しないよな。
連中はユーザーをコケにした極悪集団だということがわかりましたからね。(笑)
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