丸テール 油圧・油温計取り付け ― 2023年10月05日 08時21分24秒
オーナーさんの希望により 油温計 油圧計 電圧計を取り付けます。
通称サンドイッチブロックと呼ばれる センサーを取り付けるためのアタッチメントを購入。
ここに油温センサ、油圧センサをねじ込み、オイルフィルタ―ハウジングに取り付けます。
そこに、オイルフィルターを装着。
ステアリングギアボッックスには 近いですが、接触していません。
エンジンが振れても、触れ方向の延長線上にはギアボックスがないので大丈夫です。
サンドイッチブロックから出たセンサー線は、室内に引き込んで、メーターに接続します。
メーターは、オートゲージ製を使います。
サンドイッチブロックの加工が甘く バリが出ているので
しっかりとバリを取ります。オーリングが2重になってるのはいいですね。
センサーのねじには 油漏れを防ぐためシールテープを巻いてからしっかりねじ込みます。
左が油圧センサ 右が油温センサ
上が油圧 下が油温
ねじ込みの穴は3つありましたので、不要な一つは付属のボルトで栓をします。
オイルフィルタはある日本のメーカーのものが500円以下で安いので それを使います。
取り付けてみてみると エンジンが振れたら バッテリトレイにフィルターが接触しそうです。
安全のため バッテリトレイのカドをグラインダでカットします
これで接触しないでしょうか・・・
もう少しカットしないとフィルターレンチが かけられないかな。
オーナーさんが用意した 油圧 油温 電圧の3連メーターパネル。
右ハンドル用ですがメーターを左に向けて工夫して取り付けてやります。
メーターの下には ハザードスイッチ。その横に 12vシガーソケットプラグ。
その下に1DINカーステを取り付ける予定。
こういった計器メーター類は 室内の雰囲気レーシーにさせるものですが、
サーキットを走らせるなど過酷な状況にない一般道では ほとんど有用性はありません。
単なるインテリアの「飾り」程度のもんです。
つけたからには、常にメーターを見るクセをドライバーがつけていないといけません。
また、その各数値が意味するところも知っていること。
油温計は水温計よりもエンジンの温度を正確に伝えてくれ エンジンの温まり具合や冷却の目安になる。
例えばエンジン始動後の冷間時はいきなりアクセルを開けて高回転に上げてはいけません。その行為はエンジンを自らむち打ち拷問してるようなものです。
油温を気にするようは走りは一般道では無く、本来は過酷なレース用です。
一般的な道路の走行では 油温が何度まであがったらエンジンのパーツが温度で膨張しきったから、そろそろアクセルをあけて行ってもいいかな、とか、そういった目安ぐらいでしょう。
油圧はエンジン回転数によって常に変化します。アイドリングではいつもこれぐらいの油圧、と目安がわかるでしょうが、一般道路ではその程度のものです。
油圧は正常であればヨシですが、万が一 油圧が上がらないときは いよいよエンジンに油圧がかかっていないということですから、最悪、クランクメタルやコンロッド、カムシャフトなどの油膜が切れてします、これは異常事態です。すぐにエンジンを止めて、積載車を呼んで整備工場に入れて潤滑系統を調べてもらいましょう。
電圧計はバッテリに接続するのみですが、エンジンをかければ通常は13~14Vを指しているでしょう。
毎朝のエンジン始動前のイグニッションオンで スターターを回す前に、残電圧が何Vあるか 見る癖をつけておきましょう。
今回、そのほかに、このバッテリーモニタも取り付けます。
というのは、50-60Aという電流大食いの電動式クーラーを組み込むので、
バッテリー上がりがこわいのです。
電動クーラー使用時は 3連メーターよりもむしろ こちらを常に気にしてください。
オルタネータは95Aを発生するハイパワータイプなので
まずバッテリあがりは起きないと思っていますが
いちおう、「バッテリーへの電気の出入りをモニター」しておく必要があるのです。
このレノジーのバッテリモニタは 今現在消費状態にあるか充電状態にあるかが一目でわかり
バッテリー残量も 絵柄で一目でわかるというもので、わかりやすいです。
電流計のように使えます。
付属のシャント抵抗をバッテリまわりの配線に組み込んで バッテリーの現在の状態を
ドライバーが常にモニターできるというもの。
夏場の電動クーラーの使用で 思わぬバッテリー上がりを起こさないようにするため
予防策です。
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