BMW2002A 電動シート化 ２ ― 2022年05月14日 11時25分31秒
BMW E92(３シリーズクーペ）の革電動シートを
BMW2002に載せるべく加工する。
こちらは以前乗っていたE90セダンの335i ＬＣＩ
直列６気筒3000ｃｃにツインターボというＮ５４Ｂ３０Ａエンジンを積み、３０６馬力のものすごく速いハイパワー車だった。オイル漏れやらターボの調整、カーボン取りなどをして半年乗ってヤフオクで売ったが、ずっと乗り続けてたら今頃はスピード違反で捕まって免許はないと思う。
エンジンもいいのだが、この本革の電動シートがまた良かった。
前後 上下 座面の傾き 座面の長さ調節に加え、腰のあたりのサポート具合をエアで調節できる優れものだった。もちろんシートヒーター付きで、アクティブヘッドレストと、シート内部にサイドエアバッグ付きというもの。
これがとても良かったので 忘れられず
ヤフオク！でクーペ用（Ｅ９２）の背もたれが倒れるタイプが安く出ていたので３０００円で落札。
今回マルニに載せてみようという事になった。
配線類を整理し、シートレール部分を外した。
前後スライド用のモーターがある。
このレールをマルニの車内に持ち込んで取付の加工を行う。
マルニの運転席側。
シートを載せる「台」が溶接されている。
シートが１０ｃｍほど高く乗るわけだ。
この台に載せると、新しいシートが１０㎝ほど高く取り付けられてしまうのだ。
この「台」をディスクグラインダで切り取った。
切り取った台は 保管しておく。
またオリジナルに戻したいというときのために。
（まぁ座り心地の良い革シートに座ったら、二度とオリジナルに戻したいと思うことはないと思うけど）
フロア地べたにシートレールを置く。左右のサイズの確認。ＯＫ．
後ろの部分が３～４ｃｍ、フロアが下がっているので このあたりをうまく加工する。
着座位置を確認のため めんどいが 重たいシートを載せてみた。
どーです、このぱりっと張った電動革シート！
オリジナルのくたびれきったシートと比較 (付加したものがいっぱい・・・）
このマルニのオリジナルシート、長時間乗っていたら腰のあたりはムレるは、尻が痛くなるわ、何となく座面がかたむいてくるわ・・・運転していて ここだけの話、不快なんです。
シート高さすらも調整できないし、５０年以上前の設計で、正直言って いいことなんか、な～んもない。アンコを入れ直して オーバーホールするのに金をかけるくらいなら、とっとと今どきのシートに交換したほうがいい。しかも安い！
新しいシートはクーペ用シートなので シート肩の部分にあるレバーで
手動で背もたれがこのように手動で前に倒れる仕様
加えて 手動レバーそばにある電動スライドスイッチで前方にスライドさせれば
リアシートに乗り込みやすくなるだろう。
さてさらに 位置調整。
シートはめいっぱいセンター寄りにする。センタートンネルの若干のでっぱりがじゃまだ。
ボディに接触するパーツは シート側の方で 取り外す。
上から見て ちょうどいい具合だ。
運転席に着座すると このようになる・・・との予想図。
予想じゃだめだ。
じっさいに 座って確認。
シート高さは一番低く。前後スライドは中間位置で ペダルへの足の置き具合はちょうどいいぐらい。
あ～ このシート いい感じだわ～～～
早く完成させて このマルニ、運転した～～い！
つまりだ
こういう楽しみというか、モチベーションがないと レストアは早く進まないのである。
シート後端部は フロアが４０ミリほど下がっているので シート取付のために何か加工します。
角パイプの切れ端でもフロアにつければいいでしょう。
レールの前の方は この位置でフロア下からM10ボルトあたりを貫通させて取付かな。
思ったより簡単に済みそうだ。
こうなったら助手席側のほうにも同じくE92のシートをつけたくなったぞ。
後記：助手席用のE92電動シート、ヤフオクで８０００円で買いました。
最近のコメント