308GTBいよいよ走る ― 2012年06月26日 02時53分43秒
惚れてまうやろ~~~!!!
・・ってくらいのリアビュー。
なんちゅう、美しさ・・・
コレ眺めながら、お酒飲むと最高。
表題の通り、ついに公道を走りました。
オイル漏れやら、若干のクーラント漏れを修理。
シフトやクラッチの調整をかけて、仕事帰りにT師と試走に出ました。
日が長いから、仕事を定時にあがっても2時間以上は遊べます。
アイドルは若干高めなれど、吹け上がりは良く、以前のようにアイドリングが続かないなんてことはありません。
野太いアイドリングの音。
腰上をOHしたてなのでしばらく高回転には回さないようにします。
3000回転あたりからいい音がしだして、もっと踏み込みたくなりますが・・・ここは我慢。
クラッチも自分のマルニと比較すると踏む力が必要ですが、運転しやすいクルマでした。
海王丸パークの岸壁まで試走し日没までまったりしておりました。
途中、ロータス・ヨーロッパのお友達もやってこられ、楽しいひと時でした。
昨年の10月から始めたエンジン修理もコレにて終了。
今週末は昨秋に取り外したままのエンジンフードを取り付けたら308ともお別れです。
・・ってくらいのリアビュー。
なんちゅう、美しさ・・・
コレ眺めながら、お酒飲むと最高。
表題の通り、ついに公道を走りました。
オイル漏れやら、若干のクーラント漏れを修理。
シフトやクラッチの調整をかけて、仕事帰りにT師と試走に出ました。
日が長いから、仕事を定時にあがっても2時間以上は遊べます。
アイドルは若干高めなれど、吹け上がりは良く、以前のようにアイドリングが続かないなんてことはありません。
野太いアイドリングの音。
腰上をOHしたてなのでしばらく高回転には回さないようにします。
3000回転あたりからいい音がしだして、もっと踏み込みたくなりますが・・・ここは我慢。
クラッチも自分のマルニと比較すると踏む力が必要ですが、運転しやすいクルマでした。
海王丸パークの岸壁まで試走し日没までまったりしておりました。
途中、ロータス・ヨーロッパのお友達もやってこられ、楽しいひと時でした。
昨年の10月から始めたエンジン修理もコレにて終了。
今週末は昨秋に取り外したままのエンジンフードを取り付けたら308ともお別れです。
308GTBエンジン始動! ― 2012年06月22日 19時10分55秒
エンジン組み付けも終わったので、いよいよエンジンに火入れとなります。
T師と一緒に作業です。
T師と一緒に作業です。
4つのウェーバーキャブも装着!
エンジン始動前に、大事な油圧の確認。
プラグを抜いて、デスビからも火花が飛ばないようにして
オイルポンプ経路にオイルを入れます。
いわば、ポンプの呼び水(油)をします。
オイルの流れる経路は、
オイルパン→オイルポンプ→通路→オイルクーラー→オイルフィルター→油圧スイッチ&油圧計センサー→エンジン内部の潤滑→オイルパン、となります。
ですから、オイルクーラー→通路→オイルポンプへとオイルを流してやります。
(308GTBオイル潤滑経路図↓)
プラグを抜いて、デスビからも火花が飛ばないようにして
オイルポンプ経路にオイルを入れます。
いわば、ポンプの呼び水(油)をします。
オイルの流れる経路は、
オイルパン→オイルポンプ→通路→オイルクーラー→オイルフィルター→油圧スイッチ&油圧計センサー→エンジン内部の潤滑→オイルパン、となります。
ですから、オイルクーラー→通路→オイルポンプへとオイルを流してやります。
(308GTBオイル潤滑経路図↓)
オイルクーラーの出口側ホース(上のほう)からオイルを入れている、の図↓
1リットルほど入れましたら、もう入っていかなくなった。
ここで、クランクプーリーをラチェットで回し、手動クランキングします。(つかれる・・)
すると、先ほどオイルを入れたホース口からクランキングにあわせ、ポコポコと泡が出てきます。通路内の泡が追い出されています。オイルポンプからオイルが送られている証拠ですね。
暫く回して泡の出が少なくなったら、オイルラインを接続します。
次に、バッテリをつないで、セルでクランキングとなります。
8秒クランキング。スターターを休ませること2分。再び8秒クランキング。
プラグもはずしてあるので、圧縮のないクランキングで「ウィーーン」と言って回っています。
ここで、油圧系の警告灯が消えた。つまり、油圧が上がったということ。
よし!これで最低の油圧が確保され、エンジンに火入れの準備が整いました。
※この、オイルポンプへの呼び水ならぬ呼び油は、マルニのエンジン火入れのときもやりました。
エンジンブロック側面についているフィルターハウジングを取り外し、オイルの出口の穴(オイルポンプからオイルが送られ、フィルターへと入って行く穴)に、あらかじめオイルを入れておくのです。
これをやらないと、いくらクランキングしても油圧が上がらないということもあるそうです。
続いてクーラントを入れます。マニュアルでは18リットル・・実際は21リットル程度入ったか。(日本仕様でラジエターが大きいせいか)
フロントのラジエター上部の栓を開き、ひとまずエア抜き。(エンジン始動後にまたサーモスタットハウジングで抜きます)
こうなったら、ここでプラグ装着!
ここで、クランクプーリーをラチェットで回し、手動クランキングします。(つかれる・・)
すると、先ほどオイルを入れたホース口からクランキングにあわせ、ポコポコと泡が出てきます。通路内の泡が追い出されています。オイルポンプからオイルが送られている証拠ですね。
暫く回して泡の出が少なくなったら、オイルラインを接続します。
次に、バッテリをつないで、セルでクランキングとなります。
8秒クランキング。スターターを休ませること2分。再び8秒クランキング。
プラグもはずしてあるので、圧縮のないクランキングで「ウィーーン」と言って回っています。
ここで、油圧系の警告灯が消えた。つまり、油圧が上がったということ。
よし!これで最低の油圧が確保され、エンジンに火入れの準備が整いました。
※この、オイルポンプへの呼び水ならぬ呼び油は、マルニのエンジン火入れのときもやりました。
エンジンブロック側面についているフィルターハウジングを取り外し、オイルの出口の穴(オイルポンプからオイルが送られ、フィルターへと入って行く穴)に、あらかじめオイルを入れておくのです。
これをやらないと、いくらクランキングしても油圧が上がらないということもあるそうです。
続いてクーラントを入れます。マニュアルでは18リットル・・実際は21リットル程度入ったか。(日本仕様でラジエターが大きいせいか)
フロントのラジエター上部の栓を開き、ひとまずエア抜き。(エンジン始動後にまたサーモスタットハウジングで抜きます)
こうなったら、ここでプラグ装着!
プラグコードをつないで、いよいよ火入れとなる。
イグニッション・オン。燃料ポンプから燃料の送られる音。ダダダ・・・しばらく60秒ほど待ちます。
充分にキャブへガソリンが入ったところで。
よーし、かけるよ~~とT師。
キュルルルル・・・!!バスン、バスン、ババッ、ババッ、、ババババババン!
おおっ!
5,6秒のクランキングでかかった!
よかった!
油圧メーターの針も動きました。(コンコンとたたいてやっと動いた。針が固着していた)
でもリアマフラーの胴体から何か煙がでてるぞ!
と、車体下を見てみると!
イグニッション・オン。燃料ポンプから燃料の送られる音。ダダダ・・・しばらく60秒ほど待ちます。
充分にキャブへガソリンが入ったところで。
よーし、かけるよ~~とT師。
キュルルルル・・・!!バスン、バスン、ババッ、ババッ、、ババババババン!
おおっ!
5,6秒のクランキングでかかった!
よかった!
油圧メーターの針も動きました。(コンコンとたたいてやっと動いた。針が固着していた)
でもリアマフラーの胴体から何か煙がでてるぞ!
と、車体下を見てみると!
(既に青ボックスで受けていますが)
ぽたぽたと・・・どこから???
ぽたぽたと・・・どこから???
あっ・・・
(エンジン搭載時の画像より)
うしろバンクのヘッドカバー脇、
メクラブタにしたところがあり、ここの部分、液体ガスケットを塗ったところからオイルがもれていました!!
ここはヘンな小さいねじがかましてあって、ほとんど液ガスだけでふさいだところでした。
ここからもれたオイルが、リアマフラーにかかって煙を出しているのでした。
やっぱ、ここ、弱かったか・・・いや、液ガスが足りなかったのかも・・・もしかしてガスケットがずれた?
まぁ、致命的な漏れでもないので、そのまま容器で漏れ続けるオイルを下で受けながら、しばらくエンジンをアイドリングさせます。
この間、クーラントのエア抜き。
おっと1箇所、ホースでもれているところ、あり。要修理。ヒーターの戻り側ホースと、後ろバンクのヘッドとのつなぎ目からときどきポタリともれてくる。ここは再使用ホースなので、ホースガバンド締めで切れているみたい。
エンジンをかけたままキャブの調整に入る。
1800rpmから下のスローが出にくい。。。コレ以下にすると、エンスト。
ミクスチャーを変えたり、キャブバランサーでそろえたり。。。
プラグの様子を見ると、ちょっとガソリンでかぶってるようなかんじ。やや濡れています。
(OH前のようにオイルで濡れているわけじゃない)
キャブの混合ミックスが濃いのか・・・
うしろバンクのヘッドカバー脇、
メクラブタにしたところがあり、ここの部分、液体ガスケットを塗ったところからオイルがもれていました!!
ここはヘンな小さいねじがかましてあって、ほとんど液ガスだけでふさいだところでした。
ここからもれたオイルが、リアマフラーにかかって煙を出しているのでした。
やっぱ、ここ、弱かったか・・・いや、液ガスが足りなかったのかも・・・もしかしてガスケットがずれた?
まぁ、致命的な漏れでもないので、そのまま容器で漏れ続けるオイルを下で受けながら、しばらくエンジンをアイドリングさせます。
この間、クーラントのエア抜き。
おっと1箇所、ホースでもれているところ、あり。要修理。ヒーターの戻り側ホースと、後ろバンクのヘッドとのつなぎ目からときどきポタリともれてくる。ここは再使用ホースなので、ホースガバンド締めで切れているみたい。
エンジンをかけたままキャブの調整に入る。
1800rpmから下のスローが出にくい。。。コレ以下にすると、エンスト。
ミクスチャーを変えたり、キャブバランサーでそろえたり。。。
プラグの様子を見ると、ちょっとガソリンでかぶってるようなかんじ。やや濡れています。
(OH前のようにオイルで濡れているわけじゃない)
キャブの混合ミックスが濃いのか・・・
しかしOH前のようにプラグがオイルでベットリということはなくなった。
あとは、キャブや点火時期の調整。
ハイカム入れたレーシングエンジンみたいなもんだから、スロー出すのが難しいかも。
ともあれ、試走は、メクラブタのオイル漏れを直してからですね。
308GTBエンジン補機類組付け ― 2012年06月19日 10時14分48秒
補助機械類を取り付けていきます。
排気系(前後マフラー)
電気系(スターターへの配線、オルタネータの配線)
点火系(デスビ、コイル、セミトラ、配線等)
冷却系(ホース類、LLCタンク)
燃料系(キャブ、ブローバイ)
潤滑系(オイルクーラー、オイルフィルター、油圧SW)
駆動系(デフとホイールをつなぐドライブシャフト)
変速機(ミッションのシフトリンク、クラッチワイヤー)
排気系(前後マフラー)
電気系(スターターへの配線、オルタネータの配線)
点火系(デスビ、コイル、セミトラ、配線等)
冷却系(ホース類、LLCタンク)
燃料系(キャブ、ブローバイ)
潤滑系(オイルクーラー、オイルフィルター、油圧SW)
駆動系(デフとホイールをつなぐドライブシャフト)
変速機(ミッションのシフトリンク、クラッチワイヤー)
オイルクーラーと電動ファン。
キャブのストッロルにリンクするアクセルワイヤー類。
点火コイルとディストリビュータ。
前後バンクの点火をこのデスビ1個で行っています。
前後バンクの点火をこのデスビ1個で行っています。
No.1シリンダーの圧縮上死点でのデスビローターの位置。
組み付けるべきパーツもあと少しとなりました。もう少しです。
308GTBエンジン搭載 ― 2012年06月10日 20時44分18秒
本日はいよいよエンジンを載せます。
チェーンブロックにワイヤースリング、エンジンクレーンなど総動員。
チェーンブロックにワイヤースリング、エンジンクレーンなど総動員。
午前11時。ワイヤのあたるとこには養生して。
午後1時。いよいよ吊り上げます。
ほぼ90度に傾けて入れていきます。
しかし・・・このあと、サスペンションフレームなどにクラッチ部分があたり、これ以上エンジンが入っていかない・・・
あれやこれやとT師と二人で悩み、トライするも、だめ。
デフ側を上にしているから入らないのか・・・
午後3時。う~ん・・・うまくいかないな・・・
あれやこれやとT師と二人で悩み、トライするも、だめ。
デフ側を上にしているから入らないのか・・・
午後3時。う~ん・・・うまくいかないな・・・
午後4時。フェラーリ仲間のIさんも到着。
心機一転、仕切りなおし。
こんどはデフ側(後ろバンク側)を下に90度傾けて入れてみようと画策。
心機一転、仕切りなおし。
こんどはデフ側(後ろバンク側)を下に90度傾けて入れてみようと画策。
このまんま下げていき、エンジンルーム内で90度回転させる作戦。
うまくいくか・・・?
うまくいくか・・・?
午後5時。
おおっ!いいぞ!
ボディにあたるところもなくうまく入っていく!
やっぱこの方法で正解なんだ!
リアマフラーの取り付けなどに手間取りましたが、
このあと無事エンジンマウントを取り付けて、無事、エンジンがマウントできました。
ほっーー
午後6時半終了・・・
エンジン搭載はなかなか一筋縄ではいきませんでしたが
3人寄ればなんとやらで、でっかいエンジンがちゃんと納まりました。
よかった~~
おおっ!いいぞ!
ボディにあたるところもなくうまく入っていく!
やっぱこの方法で正解なんだ!
リアマフラーの取り付けなどに手間取りましたが、
このあと無事エンジンマウントを取り付けて、無事、エンジンがマウントできました。
ほっーー
午後6時半終了・・・
エンジン搭載はなかなか一筋縄ではいきませんでしたが
3人寄ればなんとやらで、でっかいエンジンがちゃんと納まりました。
よかった~~
308GTBエンジン完成 ― 2012年06月10日 20時25分40秒
いよいよT師のフェラーリ308GTBのエンジンを組付立てます。
明るいお外で組み付け。
明るいお外で組み付け。
まずはヘッドガスケットを乗せます。シリンダー内にいちおうオイルを塗っておいた。
ガスケットはびったりの位置に。
続いてヘッドにカムシャフトをのせ、カムキャップを締めていきます。カムシャフトシールは新品に。
規定のトルクでカムキャップ締め。
カムの位置は1番シリンダ(後ろバンクにある)圧縮上死点に決めてからヘッドをブロックに載せる。
決まった順番でヘッドナット(ヘッドボルトではない)締め。トルクレンチ使用。98Nm。
決まった順番でヘッドナット(ヘッドボルトではない)締め。トルクレンチ使用。98Nm。
続いて新品のタイミングベルトを組み付け。
古いベルトから移したマークにあわせて組む。
古いベルトから移したマークにあわせて組む。
新品にしたテンショナープーリーの張りはばねの力で自動ですが、ベルトの伸びを考慮して若干強めに張りました。
前後バンクのタイベルを張ったら、クランクを2回転させてカムシャフトが元の位置に戻るか確認です。
手ごたえでは、バルブとピストンがガッチンコしているような気配はなかったです。
このあとタイミングベルトカバーをかけていちおうエンジン組み付け完成です・
手ごたえでは、バルブとピストンがガッチンコしているような気配はなかったです。
このあとタイミングベルトカバーをかけていちおうエンジン組み付け完成です・
フェラーリの整備を再開 ― 2012年05月23日 15時30分11秒
長らくお休みしていたT師のフェラーリ308GTBのエンジン整備を再開することになりました。
これまでの経緯をまとめると、
2011年
10月 T師の308GTBがにしやん家にやってくる。目的はエンジン不調の修理。
10~11月
V8エンジンの後ろバンクのシリンダヘッド下ろし作業。
ヘッドを下ろしてみたところ、エンジン不調の原因を発見。なんと原因はバルブシールがヘッドの中で外れていた!(本来ありえない。ここからオイルが燃焼室に下がり、プラグを濡らして再始動不良となっていた)
内燃機屋さんに持ち込んでよく見てもらうと、後ろバンクの排気バルブのシートリングに異常な沈み込みがあった。ということで、シートリングの打ち替え&シートカットが必要となった。排気バルブにも段付き磨耗があるので交換しなければならない。
こうなると、前バンクのほうも不安になってきたので、前バンクのヘッドをおろすために、エンジン自体を車体から切り離すことになり、エンジンを吊り上げて下ろし、前バンクのシリンダヘッドも下ろしたが、こちらは特に異常はなかった。
12月
内燃機屋さんに前後バンクのヘッドのオーバーホールを発注。排気バルブ側のシートリング打ち替え、シートカット、すべてのバルブを新品に交換、刷り合わせ、シム調整。
仕事中に、降雪のため内燃機屋さんが除雪車のエンジン整備の仕事が忙しくなってきたため、308の仕事ができず、中断する。
そうこうしているうち、にしやんも仕事が忙しくなってきた。このようなことから、にしやん家での整備はいったん5月まで中止ということで、エンジンが抜かれた308車体をいったんT師の家まで牽引していき引き上げた。
2012年5月
にしやんの仕事も普段のペースに戻り、暖かくなったので、いよいよエンジンを載せようではないか!ということになりT師に連絡。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
ということで、内燃機屋さんの小森商会さんからT師とふたりでシリンダーヘッドを引き取ってきました。
これまでの経緯をまとめると、
2011年
10月 T師の308GTBがにしやん家にやってくる。目的はエンジン不調の修理。
10~11月
V8エンジンの後ろバンクのシリンダヘッド下ろし作業。
ヘッドを下ろしてみたところ、エンジン不調の原因を発見。なんと原因はバルブシールがヘッドの中で外れていた!(本来ありえない。ここからオイルが燃焼室に下がり、プラグを濡らして再始動不良となっていた)
内燃機屋さんに持ち込んでよく見てもらうと、後ろバンクの排気バルブのシートリングに異常な沈み込みがあった。ということで、シートリングの打ち替え&シートカットが必要となった。排気バルブにも段付き磨耗があるので交換しなければならない。
こうなると、前バンクのほうも不安になってきたので、前バンクのヘッドをおろすために、エンジン自体を車体から切り離すことになり、エンジンを吊り上げて下ろし、前バンクのシリンダヘッドも下ろしたが、こちらは特に異常はなかった。
12月
内燃機屋さんに前後バンクのヘッドのオーバーホールを発注。排気バルブ側のシートリング打ち替え、シートカット、すべてのバルブを新品に交換、刷り合わせ、シム調整。
仕事中に、降雪のため内燃機屋さんが除雪車のエンジン整備の仕事が忙しくなってきたため、308の仕事ができず、中断する。
そうこうしているうち、にしやんも仕事が忙しくなってきた。このようなことから、にしやん家での整備はいったん5月まで中止ということで、エンジンが抜かれた308車体をいったんT師の家まで牽引していき引き上げた。
2012年5月
にしやんの仕事も普段のペースに戻り、暖かくなったので、いよいよエンジンを載せようではないか!ということになりT師に連絡。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
ということで、内燃機屋さんの小森商会さんからT師とふたりでシリンダーヘッドを引き取ってきました。
カムシャフトはまだ仮組み状態。新品のカムシャフトオイルシールも用意。
フェラーリ308GTBのシリンダヘッド、前バンクの燃焼室側。
おお!きれい!
今回ヘッドの面研磨はしていません。というか、これ以上できないくらいに既に削ってあったようなので。
おお!きれい!
今回ヘッドの面研磨はしていません。というか、これ以上できないくらいに既に削ってあったようなので。
ヘコんだバルブは吸気バルブ。平らな方は排気バルブ。いずれも新品でピカピカです。
ちゃんとシートカットも出来ています。
新品の排気バルブに、その周りの新しいバルブシート。
古いバルブシートはとても硬く、削るのがとってもタイヘンだったそうです。(内燃機屋のおじさん談)
新しいものは、内燃機屋さんが用意してくれた国産品。(品番や素材は聞いてなかった)
古いバルブシートはとても硬く、削るのがとってもタイヘンだったそうです。(内燃機屋のおじさん談)
新しいものは、内燃機屋さんが用意してくれた国産品。(品番や素材は聞いてなかった)
はずした時と比較すると・・・きったな~い!カーボンで汚れていますね。
まぁたいていのクルマはみんなこんな状態でも元気に走ってるんですけど・・・
まぁたいていのクルマはみんなこんな状態でも元気に走ってるんですけど・・・
この排気バルブの付着物は・・・?
もちろんコソゲおとしてきれいにしましたが、排気バルブは段付き磨耗があったので捨てました。
しかも、バルブがシートリングにかすかに沈み込んでしまっていました。
硬い合金素材で出来ているシートリングにバルブが沈み込むって、そ~と~なことをしないと
起こらないはず・・・T師の前オーナーさんがハイカム組み込んでとんでもない負荷をかけて運転をしていたのでしょうか。
カワイソーなフェラーリです。・・・そんなことがあって、エンジン不調だったフェラーリを、T師がワケアリ価格で安く買い取ったそうです。不調といっても、走っているときはものすご調子がいいのですが、いったんエンジンを止めると、再始動できない・・・プラグの一部がオイルでベトベト・・・という状態でした。
購入後、ご本人はクルマ整備の出来る人なので、あれこれとあやしげな部品交換、調整を悩みながらされたそうですが、直らず・・・オイル下がりか、オイル上がりを疑って、これはヘッドを下ろしてなかを見てみるしかない!ということになったのです。
結局、原因はヘッドのバルブシール不良の、「オイル下がり」だったのでした。
ほかにも、シートリング打ち替えという整備も必要なことがわかったのです。
・・・・・・・・・・・
必要なものは揃ったので、T師と協力して308のエンジンを完成させ、エンジン搭載する予定。
6月中には元気なフェラーリ308GTBが復活することを祈って・・・まずは整備マニュアルを頭に叩き込んでおきましょう。
もちろんコソゲおとしてきれいにしましたが、排気バルブは段付き磨耗があったので捨てました。
しかも、バルブがシートリングにかすかに沈み込んでしまっていました。
硬い合金素材で出来ているシートリングにバルブが沈み込むって、そ~と~なことをしないと
起こらないはず・・・T師の前オーナーさんがハイカム組み込んでとんでもない負荷をかけて運転をしていたのでしょうか。
カワイソーなフェラーリです。・・・そんなことがあって、エンジン不調だったフェラーリを、T師がワケアリ価格で安く買い取ったそうです。不調といっても、走っているときはものすご調子がいいのですが、いったんエンジンを止めると、再始動できない・・・プラグの一部がオイルでベトベト・・・という状態でした。
購入後、ご本人はクルマ整備の出来る人なので、あれこれとあやしげな部品交換、調整を悩みながらされたそうですが、直らず・・・オイル下がりか、オイル上がりを疑って、これはヘッドを下ろしてなかを見てみるしかない!ということになったのです。
結局、原因はヘッドのバルブシール不良の、「オイル下がり」だったのでした。
ほかにも、シートリング打ち替えという整備も必要なことがわかったのです。
・・・・・・・・・・・
必要なものは揃ったので、T師と協力して308のエンジンを完成させ、エンジン搭載する予定。
6月中には元気なフェラーリ308GTBが復活することを祈って・・・まずは整備マニュアルを頭に叩き込んでおきましょう。
308はお里帰り ― 2011年12月23日 22時34分22秒
308ですが、ヘッドが内燃機屋からあがってこないので
いったん里帰りいたしました。
里帰りといっても、国道を牽引されていったのですが。。。
なんといってもエンジンがないので(笑)
T師が引っ張り、私が308のブレーキを担当するという。
雪が解けるころにまた引っ張ってきて、搭載することに
なるのかな。
北陸は雪に閉ざされる季節です。
いったん里帰りいたしました。
里帰りといっても、国道を牽引されていったのですが。。。
なんといってもエンジンがないので(笑)
T師が引っ張り、私が308のブレーキを担当するという。
雪が解けるころにまた引っ張ってきて、搭載することに
なるのかな。
北陸は雪に閉ざされる季節です。
クリスマス整備 ― 2011年12月18日 22時54分14秒
今週末のフェラーリのエンジン搭載の予定は
内燃機屋の作業遅れのため来週末に延期となった。
クリスマスのころは寒波がくるようですが・・・
ぶるっ・・・
内燃機屋の作業遅れのため来週末に延期となった。
クリスマスのころは寒波がくるようですが・・・
ぶるっ・・・
308エンジン搭載準備 ― 2011年12月10日 17時13分26秒
フェラーリ308GTBのエンジン搭載は、いよいよ来週末、12/18、19の日月に行う予定。
今日は貴重なお休みの日、スムーズに進むように準備をしておきます。
今日は貴重なお休みの日、スムーズに進むように準備をしておきます。
ウォーターポンプを組み付け。
中央部のホース口は腐食していましたのでJBウエルドで肉盛りしてヤスリで仕上げしております。
中央部のホース口は腐食していましたのでJBウエルドで肉盛りしてヤスリで仕上げしております。
スターター搭載。
フライホイールの覗き点検穴をふさぐ三角形プレートも取り付け。
ヘッドガスケットを乗っけてみて確認。
前バンクのタコ足とオルタネーターはエンジン搭載してから
取り付けたほうがエンジンを載せやすい。これらはエンジン搭載後の装着は無理なのです。
ここに置いておいてヒモで仮固定してままで、エンジンを搭載することになります。
取り付けたほうがエンジンを載せやすい。これらはエンジン搭載後の装着は無理なのです。
ここに置いておいてヒモで仮固定してままで、エンジンを搭載することになります。
こんな感じっすね。
ついてにプラプラしていた燃料ポンプ関係の廃線をまとめ。
点火系の配線でちぎれた部分を交換。
ついでに千切れそうだった中央のカシメ部分(黄色絶縁テープ部分)をカシメ直し。
ついでに千切れそうだった中央のカシメ部分(黄色絶縁テープ部分)をカシメ直し。
早くヘッド出来上がってこーい
308ブレーキフルード交換 ― 2011年12月06日 17時51分03秒
キャリパーも無事4輪を取り付け、ブレーキフルードも届きましたのでエア抜きします。
あっりゃあ~残念
タンクの両側、レベルフロートの入ってるキャップが割れています。
2つとも....このパーツはまず出ないな。
懸念の左リア。
何十回もブレーキペダルを踏みまして、無事にエアが抜けましたね。
自作のワンウェイバルブ。
こちらのOリングも切れています。両方。
レベルフロート。
なんとか補修しておきましたが・・・どうなるかね
仕上げは妻にも手伝ってもらい(ブリーダー締め)、無事、フェラーリのブレーキエア抜きは終了。
それなりの踏み応えになりました。
そして。ブレーキの引きずりも、4輪とも、ナシでございます!
新品のピストンリング、利いてますね。
OH前は4りんとも、引きずりがありましたから。
今回、マスターシリンダー、ブレーキパイプから抜けた分のブレーキフルードっす。
色からみて、そーとー、劣化しとります。
色からみて、そーとー、劣化しとります。
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