BMW2002A 新エバポ取付 ― 2024年04月30日 13時18分23秒
ファンが正常に稼働することを確認した新エバポレーターを
2002Aに取り付けます
ここでトラブル。
新しい室内機ボディは3cmほど横幅が大きかった・・・
取付ステーを加工。 3cm延長。グローブボックス部分の表のパッド部分だけ取付。(ボックス部分は外してある)
本当のグローブボックスは、この奥側にワンオフで製作した金属製ミニ・ボックスが
取り付けてあり、そこに車検証などの書類をいれてあります。ではクーラー配管を接続します。
まず高圧側。
エキスパンションバルブのキャップとゴム栓を外したあと、エキパンのなかを目視確認。
ゴミなどが付着して無いかを見ます。この確認、意外に大事です。
冷媒ガスHFC134a用のオーリングに
コンプレッサーオイル(PAG)を薄く塗って、組付け。
こちらは 低圧側のオーリング
低圧側は外したときに妙にナットが緩かったところ。(緩んだのかなぁ・・・)
しっかり取り付けましょう。そして稼働後も 緩んでないか点検しましょう。
配線をつなぎました。
室内機の黒いアース線を繋ぐ。
12Vが来る赤線には15Aのヒューズホルダがあり、室内機側面に貼り付けました。
緑線はサーモSWから来るコンプレッサー稼動線だから、コンプレッサーにつながる線につなぐ。
冷たくなって露付きする低圧側の金属配管に黒いベトベトのコールテープ(断熱材)を巻く。
画面上のL字型の上に伸びていく低圧側のほうは もう少し露出した配管に巻かないといけません。
エキパンから出ている銅線の先は低圧側配管に接触させ、コールテープをしっかり巻く。これをしないと エキパンが正しく開いたり閉じたりの仕事をしません
これでエバポレーター(室内機)の取り付けは完了。^^
あとは内装をもとに戻していくだけなのですが
運転席側のサイドボードがぴったりと はまりません・・・。
室内機ボディの形状が 以前ついてたものより若干大きいようです。^^;
矢印の部分、中身の集成材をちょっと削らないといけないな~。
センターコンソールを元に戻す前に
まずはクーラーの真空引きをして 漏れ箇所が無いか 確認したほうがいいですね。
BMW2002A 後付クーラーから白い粉が出る ― 2024年04月29日 14時32分46秒
2023年夏に納車したBMW2002Aだが、
オーナーさんの持参した中華製(もしかしたら台湾製)後付けクーラーキットを取り付けた。
5~6万円のキットで ものすごく安かったそうである。
具合よくクーラーは冷えていて2023年夏に納車したのだが
その後、秋ぐらいにオーナーさんから連絡があり、
クーラーから白い粉が出てくるようになって冷えなくなったという。
それは 訪問した際に 実際にしやんも確認した。
こんな具合でけっこう盛大に出るのだ。
クーラーを動かすと白い粉が吹き出す状況
吹き出したものは白く、フケのようなもので パウダー という感じではない。
何かが はがれたような形状だ
フケ という表現が最も適当と思うが これはいったい何か?
アルミ製のエバポレーターに風が当たって 冷風が吹き出すのだから
これはアルミの錆か?あるいは、エバポをコーティングしている塗膜みたいなものが はがれたのか?
ということで、今回、
再びうちに 入庫して
ガス漏れ箇所特定と、白いフケの発生源を調査して クーラー修理をする。
さっそくセンターコンソールまわりを ばらしていきます
ここのあたりは全て自部で設計してつくったもので
取外すときのことも考えてつくってあるので 取外しはらくだ^^
配管接続部。
このあたりが一番 ガス漏れの可能性が高いが。
黒いベトベトのコールテープ(断熱用)をはがすのが面倒。
おっと 低圧側の接続、妙に緩く外れたな・・・
締め付けナット周辺にオイルの付着はないが。。。
わわ・・オーリングが 変につぶれてました こんなに。
これはしめつけの際に 配管が斜めに力がかかってるな・・・
まぁとりあえずはガスをシールしてたみたいだが
裏側はシールしてる感じでしたが
まぁ今回 蛍光剤を使ってみようと思ってます。
室内機、はずれました~
さっそくばらします
すでに 白い粉が見えてます
白い粉が 中にもあるねぇ
エバポレーター はずしました
エバポが白くなっている。
白い粉の発生源は やはりエバポレーターでしたか!
アルミと水でできた錆(アルミの錆は白い)ではなく、
これは何かアルミのコーティングが剥離してきているのだろう
エバポは0℃近くに冷やされ、水分もつき、じめじめしている。
そんな温度変化で膨張収縮をくりかえしているうちに
コーティングがはがれてくるのかもしれない。
そういう低級な品質のエバポということだ。
サイドの配管からは 白い粉の発生は無し。
でも、一か所、茶色いところ、ガス漏れらしき?気になる跡が・・・
う~ん どうなんだろ??
このあたりコンプオイルの付着は無かったように思うが・・・
エバポ全体的にみると、
ファンの近辺はきれいで 吹き出し口近くが コーティング剥離してきている。
ファン付近はすでに 風ではがれてしまって 綺麗になっているのか??
それとも、風の当たる部分は 剥離してこないのか?
でも これまで出てきた白い粉の量から考えると、ファン付近はすでにはがれきって
きれいになっていると考えられる。だとすれば、もう少し使っていれば 白い粉ははがれきって
出なくなるのか?
いずれにしても、この白い粉の出るエバポは使いたくない。
なんだか 配管にガス漏れらしき痕跡もあるし・・・
なんだか 配管にガス漏れらしき痕跡もあるし・・・
で、新しいものを用意した。
いつか自分のマルニ用にとヤフオクで8万ほどで買っておいた
後付けクーラーキットの室内機である。
室内機だけを2002Aに取り付ける。
こちらには ちゃんと所在を明らかにする会社名ラベルが。
QC合格印まであるが そんなものは 当然ながら信用していない。
取付前に 分解してみた。
やはり吹き出し口の前には網戸スクリーンが設置してある。
白い粉吹きだすのを 前提としてんのか??
ただし、この網戸の目はかなり細かく しかも2重になっており
フチまでしっかりと網戸で覆っている。
今回白い粉を吹いたエバポにも網があったが
それは目のあらく、しかもふちは切りっぱなしの1枚だけで
しかもピンでエバポ本体に取り付けるという いい加減な取付だった・・・。
全体的な構成やサイズは 同じである
新しいエバポのサイド部分
この白い粉はフラックスか何かか。
かなり硬く、はがれてくるようなものでもない感じだ
全体的にきれいなエバポ。そりゃそうだ新品だもの。
でも アルミ製のエバポ本体は 同じ製造元のようだ。形状が一緒だし。
やはり大陸製のエバポは使っているうちに コーティング剥がれてくるようになるのか?
コーティングがあるようには見えないが、そういう透明な液に どぶ付けしているんだろうな・・・?
思い立ってこれに、KUREのシールコートを1層 吹いておいた。
乾燥後サラサラになるので ファンからの埃を吸いつけることもないと思うが。
はたしてこれがまた白い粉に変化するのかどうか、それは使ってみないとわからない。
シールコートを乾燥させる。
組み直しする。
しっかりした フィルターである。
サーモスイッチの銅線の先端をエバポに数センチつっこんでおく。ここで冷気を感じて熱電装で伝わり、サーモスイッチをオン/オフする。(→コンプレッサーをオン/オフする)
買ったままの状態では この銅線がサーモスイッチのうしろにくるくると巻かれているだけである。
配線もチェック。
端子差し込みや取付が甘いことがあるからね。
これはファン速度コントロールの抵抗部分かな。
セメントで固めてあって 送風部に取り付けることで 熱くなる抵抗部をファンの風で冷やしているのだ。
組み終わり。
安定化電源につないで直流12Vをかけ、ファンが動くことを確認する。
大丈夫です、ちゃんと動くし ファンの異音もない。
最小風量で3~4A、最大風量で7~8Aぐらい消費してますね。
次回これを 2002Aに取り付けてみます。
ちなみにこういった12V用クーラー室内機(エバポレータ)は
Amazonで 単体で売ってます。1万ぐらい。激安だけに品質が心配。^^;
安くても 白い粉に耐えて乗りますか??
2002tii ラジエター検査結果 ― 2024年02月20日 13時56分44秒
預かっているBMW2002tiiから外したラジエターとヒーターコアを
持ち込んだラジエター屋さんの工場長から、電話がありました。
耐圧試験をした結果、あちこちから漏れが発生した。
内部には相当な錆が回っており、かなり腐食している模様。でないとこんな風には漏れてこない。
錆が詰まって漏れが防げていたのかもしれない^^;というひどい状態である
まとめると、ラジエター、ヒーターコアともに修理して再使用できる状態にないと判断。
新品を求めたほうが、長い目で見て賢明である。
内部には相当な錆が回っており、かなり腐食している模様。でないとこんな風には漏れてこない。
錆が詰まって漏れが防げていたのかもしれない^^;というひどい状態である
まとめると、ラジエター、ヒーターコアともに修理して再使用できる状態にないと判断。
新品を求めたほうが、長い目で見て賢明である。
という事でした。・・・残念。
まぁ、こんな感じやったからね・・・当然といえば当然か。
何台かレストアして来たが、いままでにないぐらい冷却系の状態悪かったからね~
今回は点検試験費用として1万円だけ頂くがよいか?という事でOKした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ということで、再使用はあきらめ、新品を探すしかない。
ワロスに新品ある!
9万4千円プラス総送料1.5万で合計約11万。
クーラーのコンプレッサーを避けるため、ロワーホースはこういった形状だが
今回は電動コンプをつけるので この形状でなくても良いわけ。
そこで、冷却効果を高めたというラジエターワロスで売っていた。
2002オリジナルとと比較して50%アップ、
tiiに関しては20%冷却効果アップとのこと。当然こっちのほうがいいよね
ロワーホースとの接続はこういった形状なので
以下のホースと共に使用せよ、とのこと。
ファンブレードは360mmタイプを使用せよとのこと。
ぜんぶ合計で8万円、プラス送料で総合計9.5万となる。
メイドインジャーマニィ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ヒーターコア、ワロスに新品があった!(昔は無かった)
7万かぁ~~
昔は4万だったよ・・・
ラジエターとヒーターコアで9.5+7 =16万ぐらいになりますな~^^:
ヒーターコアですが
自分のマルニのヒーターコアは 当時新品が入手できなかったので
ヤフオク!で買った数千円のユーノスロードスターの中古ヒーターコアを流用して
パイプ配管を苦労して製作した。たしか2008年にやった。
上記のようなものをヤフオクで買って、中古ですが ヒーターコアを取り出す。
原価は安いが、ヒーターボックスをワンオフ加工しなければならず、配管も加工する必要がある。実際、オープンカーのヒーターコアだけに、めっちゃ暖房効くようになりましたが。^^
以下、当方ブログのリンク
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ラジエターをイーベイで探してみた。
あるね~ オールアルミ製ラジエター。
https://www.ebay.com/itm/155196701299
価格もワロスで買うよりも半分以下の4.3万。送料無料とな!
ラジエターキャップ付き。
問題はメイドインチャイナであるという事だが・・・
買った人のフィードバックを読んでみると、悪いことは書いてない。
むしろいい評価ばかり。
まぁ、サイズが一緒で、クーラントがもれなくて、冷やしてくれればいいのであるが。
ヤフオク!にもアルミラジエターがあるが、これはAT車用か。
MTnいつ変えないこともないが。
ラジエター+ヒーターコアで MAX18万 ~ MIN6万。
価格差3倍だが、このあたり、ラジエターとヒーターコアはどれをどうするかは
また オーナーさんと相談である。
先日在庫あったブロアファンモーターですが
今日にはもう 在庫なくなっていました・・・
注文しとけばよかった・・ ><
まぁ、これはイーベイでモーターだけを買って
ファンブレードをつけ換えて制作することも可能なので、モーター+送料+雑材で1.5万。
知人のBMW1502のブロアファンモーターは
このやり方で安く製作したっけなぁ~。
2002tii ラジエター屋さん ― 2024年02月19日 08時42分11秒
2002tii ヒーターボックス取り外し ― 2024年02月15日 11時48分07秒
先に内装のヒーターボックスを外します。
このあたりの内装材を外していきます。
ニ―パッド外し
ステアリングコラム下のカバー外し
ヒーターボックスのダクトは 最初から外れてた・・・・
空調パネル外し ドライバでこじるだけ
錆取り必要だねぇ
ヒーターボックスの上部、ブロワの配線外し
アースポイントも外します
ヒーターボックスを外しました
毎回この周辺はさびてるねぇ
外したヒーターボックス
いつも通りの汚れ具合です。
ヤベ。ブロワモーター、硬くて回んないわ。
再利用はできそうにない。新品購入の必要あり。これ高いんですよ~・・・
接点部分のをホールドする樹脂も 溶けていますし・・・残念
おお!
ワロスにダメもとでみてみたら ブロワーモータ 在庫あるじゃん!
昨年は 在庫切れだったのに、入荷したんだ!
5万円ですか~ でもこれしかないから 仕方ないよね~
あるうちに買っていいですかヒーターコア取り出し
穴あきなどはないようで、再利用できそう。
でも中は錆真っ赤なんだろうな
表側はそれなりに錆の発生。
裏側はそんなに錆の発生はなし
うひ。
とりあえず水を通して 洗浄だけ・・
ヒーターコアはラジエターと一緒に
金沢市のラジエター屋さんに持ち込んでオーバーホールしてもらいます。
明日あたり ドライブがてら 金沢行ってくるかな
丸テール 空調パネル再メッキ完了 ― 2023年10月04日 13時31分16秒
再メッキが完了し帰ってきました。
メッキにもいろいろ種類がありますが もっとも輝き、耐久性も高い
「装飾クロームメッキ」で注文。
裏側
元の状態 左側。御覧のように かなりひどい状態でした
フロントガラス吹き出しと 足元の吹き出しフラップ操作レバー
右側のもとの状態。
温度の調節レバー
外して錆取りと磨き研磨をしましたが輝きは戻らず。
この状態でメッキ屋さんに送りました
メッキ屋さん「バフ掛けによつ最終研磨仕上げ」ののち、
装飾クロームメッキを施したものがこちら
あとはマーク部分に 本来の色を面相筆で塗れば仕上がりです。
上のパネル:左側の〇には青、右の横長三角には赤
下のパネル:上下を表す△▽には白というのが本来の色です。
まぁ オーナーさんがマークの意味を知ってて操作方法をわかっていれば
このまま色を塗らない状態で使用しても いいかもしれません。
電動汎用カークーラーが届いた ― 2023年09月27日 15時36分46秒
先月ヤフオクで買った電動汎用カークーラー。
ようやく中国から入荷したらしく 昨日発送したとの連絡が出品者からあった。
着払い2510円で 今日届いたのがこれ。
さっそく あけてみる。
めっちゃ簡単な手書きの配線図らしきものが一枚きり・・これだけ
あとはな~んも無い!
まぁ・・・予想はしてたけどな。(笑) ・・・あるだけましか。
電動コンプを検分
従来のベルト式コンプよりは大きい。というか、
ベルト式の方が小型(軽自動車並み)なんだわ。
5ミリ厚ほどの鉄板(ブラケットだろうね)と、振動吸収のゴム脚4つ、ボルト類、プラ板、ケーブル。
このプラ板は・・・?
ここ(コントローラー部)をカバーするものか。
でも、上の方、3つの配電ライン、まるっと見えてんですけど・・・
それにここ、低圧のホース接続口のそばで、
配管に結露した水が流れていってつきはしないか
このコネクタは ここに接続だろうな。
太い黒赤ケーブルは、プラス/マイナスの刻印のあるここにねじで接続だろうな。
(マニュアルがないので 端子を見て予想してつけている)
そして端の方は バッテリにつなぐんでしょうね。
プラス側には黒いボックスがあり そこには120Aの板ヒューズが入っていた。
長さは十分だ。ケーブルの太さは・・・22スケアぐらいか?ちょうどバッテリケーブルぐらいの太さだ。太いな~~けっこうな電流流れんるんだろうな
肝心の室内機から出ているミドリ線、これはコンプをオンしたりオフしたりする信号線だ。
海外では Thermostat Feedback ともいうライン。
従来なら リレーを介してコンプの電磁クラッチの+につなぐところだが。
これの接続先は電装コンプのどこかなのだろうが、紙にもかいてないし それらしい刻印もない・・・
これじゃ~~緑をどこにつなぐか わからんて!!
しょうがないので出品者にヤフオク質問欄で質問してみたら、意外にも30分で回答が来て!
キイロ線につないでくださいとのことだった。
ソレ書いといてくれよ・・・
電動ファンもコネクタの形状から判断して接続した。
結局 青線は何にも接続しないんだな・・・。
このケーブルは コンプと室内機をつなぐものなんだろうな。
多分、マルニの設置レイアウトでは 使わなくてもいいことになるだろう。
例えば 電動コンプをトランクなど遠いところに設置したときには コンプと室内機をつなぐために必要になる延長ケーブルだろう。ホース類も 不足などないか、配置して確認してみる。
前回のクーラー設置の経験があるので だいたい 太さと長さ、形状で
どれがどのホースか、わかるようになった^^
コンプの側に、低圧と高圧の接続ポートを持ってくる。
赤い蓋は高圧、水色の蓋が低圧だろう、たぶん。
赤い囲みのところ、リレーを追加せよとある。
読み説くと、エンジンを切ったら、それに伴って電装コンプも切れるように、との意味だな。
しかし リレーを設置するにも、太い赤線ラインを開閉するリレーなので、エーモンとかの20Aリレーとかじゃ容量が小さすぎてダメよ。
12V 120Aほどの容量の4極リレーが必要になるだろう。これは自分で買わねばならん。
実際、クーラー稼動中は60Aほどしか流れないのだろうが、電磁コンプがオンになった瞬間に2倍近くの電流が一瞬流れると思うのでマージンを見てあります。
注意したいのは、エンジンを切るときはクーラをONしておいたたままでもよいが、
エンジンを再始動するときには、クーラーのスイッチはOFFにしておいたうえでスターターを回した方がいいだろう。電動コンプ、スターター、ともに電気の大喰らいの二大巨塔だからね。少しでもスタート時の電気的負担を減らした方がいいかと。
エンジンを再始動するときには、クーラーのスイッチはOFFにしておいたうえでスターターを回した方がいいだろう。電動コンプ、スターター、ともに電気の大喰らいの二大巨塔だからね。少しでもスタート時の電気的負担を減らした方がいいかと。
暖房用のブロアでもなんでもそうだけど、電装品、とくに電動クーラーをオフにしてから、エンジンを切る、という癖を日ごろからつけておいた方がいいね。
「電動コンプレッサから出ている黄色→青線の線は使わない」と書いてあるのはどうも間違いで
「電動コンプレッサから出ている青線の線は使わない」が正しいだろう.
実際、黄色線は室内機のミドリ線につないでくれとの出品者返答だったし。
もっと詳しく書きなおしたほうがいいよ、この配線図は~~
まぁ、「取付は専門業者でお願いします」と出品時にことわりがあるけどね。
専門業者はみれば ははぁ・・とわかるんだろう。
にしやんの解釈では こういう配線図になるだろう。
22スケアほどある太い赤線を途中でカットし端子を圧着したうえで それぞれ120Aリレーの30番と87番に接続。
85番は1.25スケアの黒コードでアースへ落とす。
86番は1.25スケアのミドリ線でイニッション・オンで12Vが来るラインにつなぐわけだ。
エンジンを始動(イニッション・オン)したら、リレーがオンとなり電動コンプレッサーへは12Vが行くが、室内機の風量スイッチをONにしない限り、コンプが回ることはない。(クーラーはオフ状態)
100%電気じかけだから、こういう風にしくみを理解しておかないと 怖くて取付らんないよ~
ポイントは、オルタネータが95Aを発生するものに交換しておかねばならないところだ。
ちゃんと先日 新品が届いております^^
電動式クーラーは 電気の大喰らいですからね!
あと、このコントローラー周辺は 発熱で結構熱くなりそうと予想。
ただでさえ コンプ回れば熱くなるからねぇ
小型DCファンで 風を当てて空冷するようにした方がいいかもしれんね・・・ヒートシンクつけたりとか・・・
あと、コンプレッサーオイルだが、多分このなかに封入されているんだろうが。
取付前に さかさにしてオイルを出してその量を確認したい。
50cc程度と予想するが・・・
電動式のコンプなので、電気絶縁性のあるコンプオイルが必要。
従来のPAGオイルではなく、POEオイルを使わねばいけないだろう。
丸テール ヒーターボックスオーバーホール4 ― 2023年09月12日 13時17分50秒
ヒーターボックスのオーバーホールの最終回。
組立前に、電源や配線を確認しておきたい。
配線図を見ながら確認。
ブロアは9番ヒューズから電源取っているはずだ。
ところがこの車、まったく自由にバッテリーから直に電源線を引いてあった
純正に戻すことにする。
配線間違いを修正。
イグニッションスイッチ裏の配線を見る。
オリジナル配線図とは違う色のコード組みがなされている・・・。
いわゆる、「組んだ人しかわからない配線」ってやつだ。
う~む このあたりは手をつけると大変そうだから 触らなことにする。
とりあえず、動かなかったブロワは、配線図通りに組む
前期型マルニのブロワは、後期型とは違い、
このつまみを回転させることで風量を3段階調節する。
稼動テストのため
ヒーターボックスの接続部分に 車体の配線をつないでみる
安定化電源につなぎ、稼動テストを行う
ちゃんとツマミの操作によって ブロワモータの回転が正しく変化した。OK^^
電流値は、風量弱で3アンペア、風量中で5アンペア、
最大風量(強)で 8アンペアであった。 けっこうな 電気喰いです。
まぁこのマルニのオルタネーターも 今の発電量65Aから 95Aの発電力大容量化するので、ブロワの使用電流なんて気にしないでいいくらいのもんになります^^
注意したいのはスイッチを入れてブロワモータ起動し始めの瞬間電流はこれよりも大きく、
10アンペアを一瞬超えるので、No.9のヒューズは16Aにしておくのがいいだろう。ツマミ基部のクロームメッキも錆がひどかったので ついでに磨きました
シガーソケットのフチの錆もコンパウンドで磨いて 輝きをある程度、カムバック。
このシガーソケットの電源ですが、配線図通りのオリジナルでは、常時12Vの配線ですが(キーを抜いても通電している)、
この車は、イグニッション・オンにした時だけ、通電するように配線を変更してありましたね(エンジンを止めれば シガーソケット電源も」オフとなる)。
いろいろな電装品をシガーソケットに差すことの多い現代、この方がいいでしょうね。
コントロールレバー部分ののスミにたまったほこりも ちゃんと取りました。
車体側の配線関係も仕上げたので
ヒーターボックスをくみ上げます。
まず
ブロワモーターをボックスケース上部に固定。
ヒーターコアに厚み10mmのエプトシーラーを一巻きしてからボックスに入れます。
コア上部からくるエアを 漏らさないために エプトシーラーを巻く必要があります
3日前は こんなに汚かったんですよ~
フラップのコントロールケーブルを2か所接続。もちろんグリス打ち。
足元への送風と フロントガラスへの送風コントロールフラップだ。
ケースを合体させる3つのクリップ。
こういう小さなパーツも 手を抜かず 錆取りして、リン酸塩でパーカライジング処理してから 塗装してあります^^
3つ目のフラップのケーブルをモリブデングリス打ってから接続。
ヒータバルブの開閉と連動してます。
ブロワモーターへの配線も通したので
上ケースをブラインドリベット6か所で接合
ヒーターバルブも取付て コントロールワイヤーも接続。
動きも確認。スムーズです、OK
ブロワモータへの配線をつなぐ。
このコードの巻き方にも理由あり。
ケースのフチに 防水のための10mm厚のエプトシーラーを二重に貼って
ぜいたくに 完成であります。
いつもの ビフォー/アフター比較画像です^^
よみがえらせるのは きもちいいですね~
最期にもう一度 通電させて フラップ開閉させてテストしてみます。
フラップ閉めたら完全にエアが出ないかを、確認。OKだね
吹き出し口からの風量も確認して、完了ーッ!
あとは 逆手順で
ボディに取り付けて 配線して 冷却水入れて終わりですので
割愛します。
ここからはもう絶対に 水は侵入しないだろう。
以上でヒーターボックスのオーバーホールは 終わり。
・・・・・・・・
振り返ってみると
ヒーターコアが 詰まってなかったし
ブロワファンモーターも生きてたので 費用は消耗材だけで済みました。
ヒーターバルブも ばらすほどではなかったし。
配線の確認・修正もできたので 良かったのではないでしょうか。
でも 錆がひどかったヒーターレバーコントロールパネルの再メッキ処理は仕方ないですね~
費用は2枚で3万円だったので 三和メッキさんに依頼しました。
このパーツ、後期型マルニではアルミと樹脂でできており、高級クロームメッキ仕上げとはなっておりません。前期型マルニオーナーだけの にんまりポイントではないでしょうか。
2,3週間後にぴかぴかメッキになって帰ってきた後、一部を面倒筆で塗装して仕上げます。
ということで、最終的な仕上がりは 9月末ですね。
丸テール ヒーターボックスオーバーホール3 ― 2023年09月11日 13時33分04秒
丸テールのヒーターボックスのオーバーホール三日目。
車体側の錆取りから。ワイヤブラシ→サンドペーパー
サビキラーを薄めにといて 一回目塗りで錆転換
錆転換剤を乾燥させている間に メーターの取り外し
スイッチが見えます
ブロワのスイッチの確認。マジックでのメモがあるが・・・
ふーむ・・なんか配線を間違えてる気なするなぁ、コレ。
ここはあとで配線図みながら、確認し、テストし、修正しますね
あと、左側のブロワの内径50mm直径ダクトが無かったので
何とかしなくてはなりません。
ヤフオク!で買って 左右とも交換しましょうね
2回目のサビキラーを塗装し、乾燥後に、防水処理としてエプトシーラーを貼る。
その過程で見つけた、樹脂製燃料ホースのバルクヘッド貫通部分。
チューブが金属の端でこすれてガソリンが漏れないように
保護の樹脂チューブをつけた。
その燃料チューブの固定にも 余ったエプトシーラーを巻いて保護し固定
燃料ホースはまだ使えるでしょう。
さて今日のメインイベント。
吹き出し口アタッチメントの製作。
まずは自分のマルニから そのパーツを取り外し。
採寸し、型紙を切り出す
0.3mmアルミ板で複製します。
速乾型エポキシ接着剤使用。薄い金属板なので紙工作なみの手軽さ。
できました
休憩をはさみながら・・・
片方も複製
強力両面テープで ヒータボックスに貼り付け。
完成です。
オリジナルと機能は同じです。
これで うまく足元に 暖房が吹き出すでしょう。
このDIY感・・・まぁ 普段は見えませんから。
次。
経年劣化でひどい状態の空調コントロールパネル。
こういうところも・・・ひどいねぇ
すくなくとも いつも目に入る ここは綺麗にしたいよねぇ・・・
耐水ペーパーで磨いてガンバル
やっぱだめか・・・錆が深くて メッキがはがれてきました ベースは銅ですね。
ちゃっちゃっとメッキ風に塗装する手もあるけど
やっぱ 耐久性も考えて 装飾メッキ、しといたほうがいいだろうなぁ・・・
個人でも受けてくれるメッキ屋さんに 写真送って 見積依頼メールしときました。
金額を見て オーナーさんに判断してもらいましょう。
ヒーターコアの塗装
まぁ ボックスの中に仕込まれて どうせ見えなくなるんですがね・・・
フィンの錆取りはこれが限界
でもちゃんと 仕事はしてくれるでしょう
次はいよいよ組立と ボディに取付できるかな
丸テール ヒーターボックスオーバーホール2 ― 2023年09月10日 13時24分05秒
ヒーターボックスのオーバーホール 二日目
ヒーターバルブのステーづくりから
型紙を作って 1.2ミリ以上の厚みの鋼板から切り出し。
ここの樹脂ステーは弱いので、必ず割れています。
世界中のマルニはみな こうなっているんだろう
ブラインドリベット6本で取り付けます
ヒーターバルブ、このようにつきます。
ふたの矢印は これで正解でした。蓋が逆に組んであるのかもしれない。
冷却水の流れ(右から、ヒーターボックスへ入る)とは 逆になっていますが。
閉じ。操作レバーは「COLD」
冷却水をバルブの回転弁で止めています。
ヒーターコアに熱い冷却水が流れていかないので 暖房にはなりません。
ファンを動かしても 単なる外気導入になります。
開き。操作レバーは「HOT」
回転弁が開き 熱い冷却水がヒーターコアに流れ込みますので
ファンを動かせば コアで熱交換が行われ、室内は暖房となります。
このワイヤーによって ヒーターバルブを開いたり閉じたりしています。
ねじ類はできるだけ新調。
ブロワモータの羽根に塗装。
ワイヤブラシでケレン錆取り→ 錆転換剤サビキラー塗り→ 錆止め下地塗装→ 銀スプレー→ シールコート(保護クリア)の、4層塗り! いや~ぜいたく~~
このブロワモーターは高いから 大事にしてね。
エンジンオイルを軸に注油 上の方にも。
CRC556じゃ 粘度低すぎてだめ
12Vを印加して ブロワの単体テスト。
滑らかに かつ力強く 送風しています^^
風量をコントロールする 抵抗部分の端子を はんだで付け直し
ブラインドリベットでケースに固定
くたびれた配線は捨てて新規で配線を作り、
安定化電源につなぎ、導通テスト。OK!
ブロワコネクタの確認。配線図を見ながら。
ブロワ風量SWはノブを回転させればブロワの風量が 弱、中、強と変わる。
また、ノブを引けば、リアガラスヒーターがONとなる。
配線図を見れば ブロワ風量とリアガラスSWが兼用になっているが、このマルニのリアガラスには 熱線が入ってないガラスがはまっているので、ノブを引いても 何も起こらないね。
端子を付けなおした左側(+と書いた箇所)に アース(BR/茶)を配線。2.5Sq
風量1/3は抵抗値2.5+0.75オーム 風量、弱 ・・・配線GN/GE(緑/黄)2.5Sq
風量2/3は抵抗値0.75オーム 風量、中 ・・・配線BL/RT(青/赤)2.5Sq
風量3/3は抵抗値ゼロで 風量、強 ・・・配線BL/SW(青/黒)2.5Sq でした
ケースに+の刻印があるところに マイナスのアースを配線するから
ここは配線まちがえないようにしたい。
フラップの軸ブッシュ、入れます
ブッシュには 動きをよくするため グリスを打っておきます
ブッシュには外径8ミリの樹脂チューブがいいでしょう。
にしやんはマルニの樹脂燃料ホースの切れ端を使いました
全体を黒スプレーで塗装。
部品は揃いました。
エプトシーラーでフラップのスキマが無いようにしていききます
ヒーターボックスの気密性を高め 暖房効率をよくします
こういうところをしっかりやっておかないと
フラップ閉じたのに 暖房がかすかに吹き出してるなぁ。。。という残念なことになってしまいます
ばっちり気密しております さすがエプト。
ああ、ここの吹き出し口も つくんなきゃなぁ・・・
二日目はここまでです。
9月10日だというに、今日もあちーな!!!
シャワー浴びて 冷えたビール飲むべ~~
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