自分のマルニ ステアリングギアボックスからのオイル漏れ修理 ― 2024年09月25日 13時14分32秒
ガレージに停めた自分のマルニから オイル漏れ・・・
ステアリングギアボックスのオイル交換をしたあとから漏れ出したようだ
トレイを置いておいたら
2,3日でこれぐらい漏れてくる
この位置から言って ステアリングギアボックスのオイルだ
とにかくジャッキアップして目視確認をする
ステアリングギアボックスのケースに
オイルの流れた跡らしきものが見えた
ウォームギアのシャフトのあたりはオイルがついている。
ここのオイルシールから漏れていると思われる
流れ出したオイルはこのように伝い落ち
直下に位置するロワーアームの取り付け部へ。
漏れたギアオイルはロワーアームのゴムブッシュを濡らして 床に滴下したようだ。
このままにしておくと しいては ゴムブッシュも徐々に溶かしていってしまうだろう。
下部のオイルシールからのオイル漏れはないようだ。
ウォームギアのオイルシールなら、ステアリングギアボックスを取り外さないで
オイルシールのみ打ち換えができると判断。ギアボックス内部のオイルを吸い取ってから
さっそくシャフトの連結を外しにかかる。すべて13ミリの工具でいける。
スプラインにはまったフランジは
マイナスドライバをキリカキに打ち込み スキマを広げて外します
古いオイルシールをプーラーにひっかけて
てこの原理で外します。
先日行った「予習」の成果^^
外したオイルシールのリップは特に目立つ傷みは見えませんねぇ・・
シールを外したところを観察。
確かにオイルが流れ出た跡がある。
(シャフト下側の黒い埃ダストが オイルで流されています)
オイルシールのリップを痛めないように、スプラインにかぶせモノをする。
ニトリル手袋の小指部分ですが(笑)
モノタロウで買った新しいオイルシール
内径17*外径30*厚み7mm NOK製
オイルシールのリップ部に軽くシリコングリスを塗り、
かぶせものをしたスプライン部を通過させ
指で初期はめ込み。
水道管用のブッシングをシールにあてて
金づちでコンコン叩いて シールを打ち込んでいく。
上からだけでなく
時には車体下にもぐって 仰向けになって叩いたり。
(矢印の部分をコンコン叩く)
やっと均等にツライチで打ち込めました。
リップも切れないで しっかりとシャフトを抱いてます。
シャフトのジョイントを 外す前につけておいたマークどおり
元通りに組み直します
抜いたギアオイルを満たして完了。
もう漏れてくれるなよ~
翌日早朝に試乗に出ます。
ガレージに戻ってからオイル漏れが無いか確認しましたが、
ステアリングギアボックスから漏れもなく大丈夫でした^^ヨカッタ
気温20度の早朝。
数か月ぶりにヒーター吹き出し口温度調節ノブをHOT側に少し動かしました。
車は快調。
空気はすっかり秋で 早朝ドライブでも エンスー車をちらちら見かけるようになりました。
コンビニの熱いカップコーヒーがうまいです。
先日まで暑い暑いと大汗かいてたのに
3か月後の12月には 雪が降ってくるなんて 信じられません。
いい季節のうちに いっぱい乗っておこうね。
BMW2002tii ステアリングギアボックスのオイルシール交換2 ― 2024年09月24日 17時00分24秒
ステアリングギアボックスのオイルシール交換の続き。
レストア中のBMW2002tiiのステアリングギアボックスのシールを交換して
やり方とコツを習得してから、自分のマルニのオイル漏れを直そうという作戦。
・・・・・・・・・・・・・・・
で、下部のオイルシールを交換した レストア中のBMW2002tiiのステアリングギアボックス。
新しい下部オイルシール(内径28*外径42*厚み8ミリ 外径にシールテープを使用)から48時間置いてオイル漏れはなかった。よし。
ウォームギアのオイルシールを取り付ける前に、
ウォームギアの片側の止まりプレートに挟むシム4枚。
4枚で厚みは1ミリでした。
きれいに掃除してから重ねます
ウォームギアの片側の止まりプレートを締め付け。8Nm。
2本のキャップボルトのボルト穴は、ギアボックス内部に貫通しているので
今後、もしかしたらオイルがじわじわ漏れてくるかもしれません。シールワッシャ―を挟んだ方がいいかもしれない。
ではウォームギアの新しいオイルシール(内径17*外径30*厚み7ミリ NOK製)を入れます。
シャフトのスプライン部にはリップに傷をつけないようにカバーをします。カバーは厚手のニトリル手袋の小指部分を切り取って使用。
シールのリップ部分に軽くシリコングリスを塗ります
スプライン部分を通過させしまして
指で初期はまり込み。
水道管のブッシング(鋳鉄管継ぎ手)でオイルシールの肩をコンコン叩き込みます。
青いカバーのかぶったシャフトはスプラインが切ってあるので叩かないように注意!
無事にツライチまで 叩き込み完了です
リップ部分(ダブルリップ)もシャフトを抱き込んで 見た目、いい感じになっています。
トップカバーの取り付け。
ガスケットシートから切り出した、新しいガスケット。厚み0.3ミリ
シャフトはこの角度に回しておかないと
トップカバーはケースまで締め付けることができません。
ちなみに、マルニのステアリングギアボックスのロック・トゥ・ロックは3.8回転ぐらいでした。
(センター位置から片側にハンドルをめいっぱいにきって1.8~1.9回転という感じ)
トップカバー自体にセンターシャフトのねじ山が切ってあるので
ねじ込みながら取付
4つのカバーボルトはねじ穴がアルミのため、10Nm程度で締めました。
中央のハンドルの遊び調整ねじの突き出し量はとりあえずこれぐらいに。
ここを調整すれば ハンドルのセンターあたりの遊びが調整できます。
マイナス溝の切ってあるねじの締め込み具合で、ハンドル反応をクイックにしたり、ダルにしたり、任意に調整できます。
これはまぁ乗り出してから調整すればいいでしょう。
赤いキャップ穴からギアオイルを満たし(デフオイルやミッションオイルと同じ)
1日置いてシール部などから漏れが無ければOKです。
ゴテゴテ油でまっクロけなステアリングギアボックスが
今回 生まれ変わりました。
before画像
このオイルシール交換に必要な費用。
ドイツのワロスでステアリングギアボックスのオーバーホールセットを買うと
6700円+送料8000円と 15000円ほどかかってしまう。
モノタロウでシール2個とガスケットシートを買えば
送料込みでも2000円しません。
コツはつかんだので
次回 自分のマルニのステアリングギアボックスのオイルシール交換をします。
BMW2002tii ステアリングギアボックスのオイルシール交換1 ― 2024年09月23日 12時42分53秒
購入した2本爪プーラーでアームを抜きましょう。
硬そうなので バーナーでアーム側を炙って 膨張させます
こうすると抜けやすくなるだろう
下側のオイルシールは熱でやられますが 交換するからいいのです
バキッ!と音がして アームが抜け始めました。
硬く締まっているものが観念する、聞ききなれた音です。
抜けました~^^
こういったスプライン溝には、次に外すときのために
ネバーシーズなどのスレッドコンパウンドを塗っておくと錆びないし
固着しないでのでいい。
これで ステアリングギアボックスが 単体として取り外せました。
オイルを赤プラグから抜いて、19ミリナットをゆるめ、外します
4つの13ミリホルトを外し、トップカバーを外す
ギアのかみ合い機構を観察。
黄色い矢印のハンドルを回せばウォームギアが回転し
水色のシャフト軸が回る(ステアリングアームが動く)、という仕組み。
ウォームギアの片側のプレートを外します。
プレートには4枚ほどのシムがありました。
ギアのかみ合いを調整するシムのようです
ヘインズのマニュアルには分解写真が載っています。
しかしウォームギア一式は圧入されていることもあって
なるべく外したくない。
目的はオイルシール交換だけなので シャフトのみ 外すことにします。
まずギアのかみ合いをこの位置にします。
この位置が シャフトが抜けやすいのです。
ギアボックス上方に手で抜いていくのですが
下部オイルシールのリップにスプライン部分が引っ掛かります。
構わず、プラスチックハンマーなどで叩いてシャフトを押し込みます
シャフトが 抜けました
抜いたシャフト
ウォームギアを観察。
左右にベアリングがあります。
バラバラにしたくないし これは抜く必要がない。
下部のオイルシールをシールプーラーで外します。
リップ部分は傷んでいませんね。
半世紀も前なのに 優秀だね
内径28ミリ*外径42.5ミリ*8ミリ厚 のオイルシール
新しく買った 内径28ミリ*外径42ミリ*8ミリ厚 のオイルシールとはめてみる。
あちゃ~
やっぱ0.5mm分ほど 外径が緩いな~
手ではめたり外したり 出来ちゃいます
かといって外径43ミリでは 大きくて まず入らないだろう。
シャフトにはめ込み、内径のチェックもしてみる。
内径28ミリのシール、いい感じでシールしています。
ダブルリップのシールだから ダストも入らない。
0.3mm分広がって しっかりシール。
問題は 新しいオイルシールの外径が0.4~0.5mm分だけ小さい事。
そこで、オイルシールの外周にシールテープを巻いてはめることにした。
3巻きでいいかな・・・?
手でハウジングに置いた「初期はまり込み」は、いい感じです。
このまま金属プレート片をあてて 打ち込みました
しっくりと いい感じです。
あとでギアオイルを満たし、
シールテープ側からオイルが漏れてこないか、48時間テストを実施します。
必要なら、外側からさらに液体ガスケットを塗ればいいのではないか。
ステアリングシャフトだから やたらと高速回転するわけでもないし 問題ないと思うが・・・
もう一つのウォームギアのオイルシールぬきは
こういったタイプのシールプーラーを使う。
鉄の爪をリップに喰い込ませ・・
テコの原理でシールを抜き取るわけ
クッ!と カンタンに抜けました。
ここの新しいオイルシールは 次回 打ち込みます。
ハウジングの油汚れ落とし。
真っ黒だったのが キレイに。
こびりついたガスケットはがし作業。
ガスケット紙から 新しいガスケット自作しなきゃ~
シャフトを入れる前に ハウジングの中を観察。
シャフトの軸受けがあって その周りに仕切られたオイルだまり。
なるほど、オイル交換の際に硬めのチューブを内部に入れても
その先でリップを痛めることはないんだな
オイルだまりが3つに仕切られているから オイルの全量交換は
難しそうだ。
ではシャフトにオイルをまぶし 上から下へ入れて
オイルシールを通過させる。
この状態で立てて ギアオイルを満たします
48時間置いて シャフトからオイルが漏れてこないかテストします。
シャフト下に敷いたウエスがオイルで濡れていなければ合格とします。
他のパーツも クリーニングしておきますね。
BMW2002tii サイドシル修理14 右側5 ステアリングギアボックスのオイルシールのサイズ確認 ― 2024年09月20日 13時15分57秒
マルニのレストア再開。
ちょっと溶接関係消耗品を切らしちまったので
今日は防錆塗装と
外板パネルパーツの型紙づくりのみ。
4枚で外板を作ります
ステアリングギアボックスに使われているオイルシールのサイズを
レストア中の2002tiiのギアボックスで確認します
仕様工具。
32mmのメガネレンチはアームを締め付けているナットを外すため。
24mmのメガネレンチ2本はギアボックス直下にある足回りのアーム片側を外すため。
これは車載状態の写真ですが
ステアリングギアボックス直下には足回りアームがぎりぎりにあって
このアームの締め付けボルト(24mm)を外さないと
ステアリングアームを締め付けている32ミリナットにメガネレンチをかけることができません。
(オープンエンドのレンチではナットを確実にナメるので やめましょう)
ステアリングシャフト側は すぐにサイズがわかりました。
オイルシールに17.6-30-7 と記載があります。
内径17.6ミリ 外径30ミリ 厚み7ミリ と判断
オイルシールに記載あり
モノタロウで注文したのは 内径17ミリ(17.6というのが無い) 外径30ミリ 厚み7ミリ
のダブルリップのオイルシール。
内径は0.6mmほどきつめだが 問題ないだろうと予想。シャフト径は実測17.9mmほど。それでオイルシール内径は17.6mmなのか。
注文した内径17mmのオイルシールは... はたしてどうだろう?ややきついかな?
下部のアーム側のオイルシールですが
手持ちのツールではアームが硬くて抜けませんでした。
スプラインにがっちりはまり込んでいるみたいです・・・。
大きな32ミリナットで締め付けてあるからなぁ・・
しっかりした2本爪のプーラ―が無いとこのアームはどうも抜けそうにありません。
(3本爪プーラーでは うまく爪がかかりませんでした)
なんとか読み取れました。
28-42.5-8 と 読み取れました。
内径28ミリ 外径42.5ミリ 厚み8ミリ ということか
モノタロウで注文したのは 内径28ミリ 外径42ミリ(42.5というのが無い) 厚み8ミリ
ダブルリップのオイルシール。外径が0.5mm小さいが、さてどうなるか。
置いてみて外径のはまり込みがユルそうに思ったら、シールテープでも巻いて対応しよう。
シャフト径をノギスで計測してみる
アーム側シャフトの直径28.5ミリ。
なるほど、オイルシール内径は28ミリでいいという事か。
こびりついた半世紀分のゴッテリ油汚れを
パーツクリーナーと歯ブラシでさっさとふき取りしときました。
ステアリングギアボックスの2つのオイルシール及び2本爪ギアプーラーを
モノタロウで注文ずみです。
BMW2002tii ステアリングシャフトとフロントアクスル取り外し ― 2024年04月25日 13時13分30秒
今回はフロントアクスルの切り離し。
まずはステアリングシャフトの分離から
矢印のゴムディスク部分の接続を外します
続いて室内側の シャフト固定ボルトを2本
固定ボルトの頭が特殊なんで ロッキングプライヤでつかんで回しました
これでステアリングシャフトは取り外せました。
今回は電動パワステ化の要望は無いので このまましまっておきます。
ストラットのアッパーマウント。
ショックアブソーバーのトップ・ロックナットを外します
サブフレームを油圧ジャッキで支えてから
固定ボルトを6本外します
これで ボディからサブフレーム分離!
ストラットもそのままついてきます
おや?
このショックは、ビルシュタインではないかな。
タイヤ付きで降ろしたBMW2002のフロントアクスル。
バックトゥザフューチャーの空飛ぶデロリアンみたいになった^^
タイヤ付きにしたのは 移動が楽だから^^
とりあえず 納屋ガレージの隅っこに置いておきます。
ボディワークが終わったら 分解清掃、ブッシュ類やボールジョイントの交換、
ステアリングボールジョイントの交換、防錆塗装を行います。
ブレーキキャリパーのOHもやらねば。
フロントアクスルだけでも けっこうやること沢山ある。
新品を使ってきちんとやっておかないと レストア後の気持ち良いしなやかな脚は望めない。
ショックアブソーバーはこのまま再使用になるでしょう。
フロント側は ようやく すっからかんに^^
フロア下をみる
サイドから見たところ。 ようやく レストアらしくなってきました^^
次回は リアアクスルの取り外しです
丸テール こまごまと調整、交換、仕上げ ― 2023年12月24日 07時45分53秒
納車も近いので こまごまと仕上げ。
まずは
ボンネットの閉まり具合調整。
ここの巻きスプリングが適切に取り付けられていないためか
このボンネット押さえバーの位置が悪い。
発し子は午後7時あたりを指しているが 8~9時あたりを指していて欲しい
いろいろ位置調整をしたが、しっくりこない。
ここのヒンジにも問題があるのだが
関節部分がフェンダにあたってしまう。
あたるので、アルミ板が貼ってあった
ワイヤーの張りも調整。
いろいろやったのだが 結局、ボンネットを閉めるときは、
ボンネットのここを下に押さえつけつつ
もう片方の手でレバー操作をしてください。これをしないとボンネットがうまく閉まらないときがります。
1ミリ鋼板でエキマニのヒートシールドを追加した
プラグコードを エキマニの熱から守ります
経年劣化してたブレーキフルードのリザーバータンク。
新品に交換した。
ステアリングもオーナーさんが用意したものに交換の依頼がありましたので
この見慣れないホーンにしてほしいとのことだが こいつが曲者だった・・・
元のものとは径が違う・・・つまりすんなり ステアリングにはまらない。
しかもナルディのリング径に 合わんのだわコレ・・・
コレにはコレ専用のステアリングをつけなさい、という事なんだな~。
しかも2端子とは・・・配線も追加・・・
まぁいろいろ苦労して 工夫して なんとかつけました
内装屋で作り直してもらったというシートをとりつけて
はい、ほぼ終わり。
8月上旬入庫で 約5か月かかりました。(実質4か月のレストア作業)
雪もとけてきて 道路も黒く戻ってきたようなので 最終テストランして納車です。
丸テール ステアリングギアボックスとエンジンのオイル交換 ― 2023年09月08日 13時12分43秒
オーナーさんの要望で ステアリング・ギアボックス・オイルを交換します。
赤いキャップをとります。
細いチューブを20cm差し入れて シャンプーの空き容器からとった
手動ポンプで 吸い出していく。
約250ml 抜けました。
本来、食用油みたいなはずの色が 黒蜜みたいになってます
チューブを逆にして こんどは新油を 注入します
カストロールの 80W-90
デフオイルもマニュアルミッションも、ギアボックスも
みんなこれで事足ります。
新油 注ぎ終わり
赤いキャップをして終了。
横のナットでの ステアリングの遊びはちょうどいいと思うので調整はしません。
次。
要望のあった エンジンオイル&フィルタの交換。
まずはエンジンオイル抜き。
結構汚れてるな・・・・
この中には、シリンダボーリングまでしたエンジンOH後の金属カスが
結構混ざっているはず・・・なんか そういう系の 色合いだ。
オイル交換履歴をオーナーさんにラインで聞いたら
エンジンOH後、300km走行で1回交換した。その後、500~1000kmは走っていると思う、との返答。
う~む、そんないい加減な管理じゃ、アカンと思うな~!
しっかりメモシールを貼るなり、人にオイル交換やってもらったとしても、ちゃんとオイル管理をしっかりしておいてほしいと思います。
特にいまはエンジンOH後の 大事な慣らし中であるlことを 忘れないでほしい。
今の管理を怠ると あとあと 影響してきますよ。
ドレンプラグのオーリング・コレクションから、ひとつチョイス。
今回は 銅ラウンド・タイプでいこう
銅は柔らかいので 締め付けるとつぶれて しっかりシールします。
オイル交換ごとに、必ず交換すること。
エンジンルーム上から オイルフィルタをゆるめて外します。
このMANNのW712/6フィルタは、対辺74mmフィルターレンチで外せます
一応覗いてみて チェック。ガスケットに当たる円周部分に
オイル漏れの原因となる「傷」などがないかをみる。ないね。OK
オイルの油圧って結構高くて、この締め付けにミスると、
それはもう、凄い勢いで エンジン始動直後から ピュ=====ッと!
ここのスキマからオイルが吹きだすんですよ。
一度メルセデスの整備で経験済みで そのときは
ガレージの天井までオイルが吹き飛んだよ。
もちろんエンジンルームはオイルまみれです(笑)
今回はワロスから届いた ALCOというメーカのものを使用。
しかしこのフィルタ、フィルタレンチが はまらない形状です。
いろんなメーカーのオイルフィルタと互換性
オイルフィルタに書かれている手引きどおりに
両手で最大に締め付け。
交換日と距離をはっきりと見えるようマーカーで記入。
エンジンオイルは自分でもマルニに良く使う 鉱物油系のこれで。
5w-40は守ります
4L全部 入れます
注いだなり、1分も経たないうちのゲージ差し入れ計測。車体は水平。
暫くすると オイルも全部オイルパンに落ちて ゲージのMAXとMINの真ん中ほどに達するだろう。
エンジンをかけたら、空っぽのオイルフィルタに200ccほど回って、
もう少し下、MINあたりに落ち着くだろう。
範囲内であるし、どうせまた次の400km走行ですぐ交換するから、
これで良しとする。
はい ではオイル管理の予定表。
今回交換で 95600km、フィルタも交換済み。5W-40 4L入れた
次の交換は 400km走行後、96000km時、フィルタも交換。
そのつぎは、1000km走行後、97000km時。フィルタも交換。
そのつぎは、1500km走行後、98500km。フィルタなし。
そのつぎは、1500km走行後、100,000kmでフィルタも交換。
その後は オーナーさんのお好みで、3000~5000km走行後ごとでいい。
このころには ならしもほぼ終わりの頃だろう。
BMW2002A 4輪アライメント調整 ― 2023年07月05日 19時41分13秒
BMW2002の4輪アライメント調整を
地元の足回りプロショップ「中田自動車」さんでやってもらいました。
こちらは以前 635CSiの足回り調整もやってもらったことがあります。
中田自動車のブログ記事はこちら
(2023年7月5日の記事)
事前に BMW2002の足回りデータがj欲しいとのことで
メールで送っておきました。
・フロントトー
・フロントキャンバー
・キャスター
・キングピン傾斜角
・リヤトー
・リヤキャンバー
・フロントキャンバー
・キャスター
・キングピン傾斜角
・リヤトー
・リヤキャンバー
この2002Aは2月の車検の際に
車検前のテスター屋で簡易的にフロントのトー調整をして車検を通しただけでした。
車検ではサイドスリップは合格でした。
そして今に至るわけですが 特に直進性などに問題はなく
ハンドルがとられるとか、違和感があるとかはない。
今回のレストアでは、特にフロントのステアリングパーツ関連や
スプリング、ショック、マウントブッシュなどは ほとんど交換してあるので
一度きちんとアライメントを調整しておく必要がありました。
半日預けてアライメントテスターに載せて 試乗のうえ 調整してもらいます。
3時間後、作業が終わったとのことで 説明を受けました。
貰ったデータシート。
前輪は 最初、
左が00°14’のトーインで 右が00°07’のトーアウトだったそうで
走り出してすぐ左にハンドルを左側に切らなければまっすぐ進まないことが分かったそうです。(にしやんの感覚は いい加減だな~~)
これをテスターに載せて修正し、前輪はともに00°05’のトー・インにそろえ、
試乗で直進性の改善が見られたとのことでした。
ちなみにリアの調整はできない設定だそうです。635CSiの時もそうでした。
帰りの運転では 確かにこれまでよりも はっきりした直進性を感じました。
やって良かったです。
のればのるほど その良さがわかってくるでしょう。
ブレーキの制動力の不足を指摘されましたが
ブレーキはOHずみでマスターシリンダーも新品。ただ、ブレーキブースターは股間出来ていないんだよね~
マルニはブレーキブースターのアシストは弱く 新品も出ないのでこれで乗っております。
もちろん止まらないわけではないですが、今の日本の現代車と比較すれば
踏む力は必要だと思います。
踏む力は必要だと思います。
ブレーキパッドをがっつり効くものに交換するのが一番いいとのアドバイスでした
DIXCELで 検索してみたら ありますね
これで探してみよう。
フェラーリテスタロッサの リアパッドにも使えるみたいね。
こちらは ワロスで売ってるもの。
形状は一緒かな
BW2002A ステアリング、ホーン取付 ― 2023年02月03日 13時07分48秒
ステアリングです。
左のちいさいのがもともとついて居たもの。右の大きいのがにしやんが昔マルニにつかっていたナルディー
裏側
もともとついてたステアリングのボス。黄銅色のホーンコンタクトリングがボス側にある。
ナルディーのほうのボス 黄銅色の出っぱりが ホーンコンタクトの接触部。
もともとついてた こちらは35パイ
ナルディーは37パイ 握りはちょっと細めかな
ちなみにこれは 現在のにしやんのマルニにつけているBMW純正のステアリングです
パワステがないから 大径だったのかな。
この径の大きさは ベンツのW124並みだよ?
ステアリングの回転とともに、ウインカーキャンセラーの金属パーツも回る。
ウインカーレバーの白いでっぱりにあたってウインカーが自動でオフになるしくみ。これは実際みてみたらなるほど~という仕組みだ。
今回はステアリング側にキャンセラーのでっぱりがあるので不要。 外しておく
ステアリングコラムのカバー。 4つの部品で構成
上と 下と その下にあるニ―パッド。 そして丸いホーンコンタクトリング。
まず下側から、
キーの穴にはめる
ホーンコンタクリングをはめる
ホーンコンタクトリングに黄色/茶色の配線を接続。
この線のエンジンルーム側にたどり着く先は ホーンリレーだ。
ステアリングコラムカバー つけました。 下側から4本の長いねじで。
これはニーパッドですかね。
でも今はつけない。センターコンソールづくりの時にこのあたり ハンドルも取ってばらすつもりだから。
あと、鍵をひねるときに 拳がパッドに当たってしまうんだよな
ステアリングをシャフトにはめ、ホーンボタンを接続する。
シャフトに22ミリのロックナットをしめこんで、はじめてホーンが鳴る。(アース)
先のナルディ37パイをつけた。 細い握りのこれ 掌にぴたっと吸い付いて 好きなんよ。
当面これで 試運転するつもり
車検用にラッパのマーク描いて 貼ります。 受かったらこんなもん剥がす。
ついでにホーンのチェック。
外して 単体での試験。 OK。ちゃんとホワンと鳴る。1個しか ついてないのね。
ミツバのホーンにでも換装すれば 欧州車っぽい いい音出るんだが
ホーンの配線確認。一般的な4極リレーで2個のホーンを駆動することになっているがこの車は1個。
ホーンリレーの動作も何度もカチカチと動作させて確認。
そのうち日本製に交換するもよし
ちゃんとホーンボタンで鳴ることを確認。
あとはボンネットなんだけど プラサフ吹いたまでで まだ上塗りしてないんよな。
そーだ、とりあえず うちのマルニのボンネットを移植して付けよう。
BMW2002A ステアリングアーム類の再取付 ― 2023年01月30日 11時32分13秒
ATを降ろした際に じゃまだってことで リンクを外してわきによけてあったステアリングアーム類を再取付した。
ATを脱着するときに センターロッドは邪魔になるのだ
こちらはセンターロッドが取り付けられた画像。
ちょうどATベルハウジングの真下に来るんだな・・。
さてその時に外してあったクラウンナット(溝付きナット)類。そして新しく用意した、回り止めの割ピン
ここの部分に 戻して組付けます。
このクラウンナットは割ピンで回り止めをしなければならない。ステアリングアーム類の締め付けによく使われる。規定トルクで穴が貫通する位置にまでナットをしめつける。
そして穴径に合った割ピンを入れて回らないようする。
これで回り止め完了。にしやんはこの上にスーパーラストガード(防錆ワックス)を吹いておく。
こちらはドラッグリンクのクラウンナット。24ミリなので割りピンも太く。
この3か所を止めました。
さて今回 回り止めに「割ピン」が出ましたが こだわりを一つ。
割ピンはいろんなサイズで売られていますから 何種類か用意していますが、
みんなこういった感じで真っ直ぐなも状態で売られています。
それをこのように頭の部分を 曲げるなどして 加工して使っている。
なぜかというと、またこの割ピンを抜かなきゃいけないときに圧倒的にラクだから。
ニッパで頭でぐっとつかんで テコの原理でぐいっと抜ける。
買ってきた割ピンを万力で挟んで曲げるだけ。
こうするとニッパでつかみやすく 抜けやすい。
一方、抜けにくい割ピンの入れ方はこれ。頭がクラウンの溝に入り込んでしまっている。
もちろんこういう風に入れることもできますよ。でもこれは左端を左右に広げて曲げるときにぐりんと回ってしまいやすく、あとで割ピンがガタガタになってしまうことが良くある。(まぁピンが貫通していればナットは回らないんですが・・・)
この頭がもぐりこんだヤツは ほんと抜けにくい!何度も苦労した。
先細りの工具でほじくりだそうとするがこれはなかなか難儀する
例えばこれだ。こういう風にさびてたら最悪。
まげた端をドライバでまっすぐに戻しても まっ直ぐにならないし 最悪、画像のように広がったままでぽきんと折れてしまう。これは最悪。
ツツイて 叩いて 押して 引いて 削って またつついて やっとこさ ニッパで頭がつかめれば 引き抜ける・・・
こんなもん一つのために かなりの時間が かかってしまうのだ。
そういった経験から、後で引き抜きやすいよう こういう形状にしている。
最も、これは別な車だが、割ピンを使わないで 回り止めのついたナイロンナットなんかでしめてしまうこともある。
あともう一つ。
こういったタイロッドエンドなどの「テーパーのついた嵌合」を外すツールでよく使われているのがこのタイプ。
安いのでにしやんもこれを使っていたが・・・これは押しつけ方向が矢印のように直線じゃないのでクラウンナットやなねじ山を微妙に変形させてしまう確率が高い。相当な力で挟みますんで・・・
少しでも変形させると、戻して組み付けるときにナットがすんなり入っていかないようになってしまうのです・・・。
そこで、KTCから出ている専用工具を買った。
これなら直線で押し付けるので ナットなどを変に痛めることもないし、
工具自体ががっちり作ってあるのですぐに嵌合が外れる。値段は先のやつの4倍はしますが買う価値はある。
以上、ステアリングリンク関係のこだわりでした。
最近のコメント