自分のBMW2002 リアブレーキ修理 ― 2022年05月26日 07時33分51秒
右のリアブレーキが 放置してあったため ひどいことになっていたので修理しました。
ブレーキワイヤの錆取り整備のあと、なにげなくリアホイールを回してみたら、難か引っ掛かり感があり スムーズに回転しない。
ホイールを回す手に抵抗感があるので、どうもブレーキシューを引きずっている感じだ。
ブレーキシリンダー周辺も錆がひどい。
北陸の冬、融雪装置から撒かれる塩水(地下水)でじゃぶじゃぶの冬道を走って車体下も洗浄せず数年たつとこうなってしまう。反省。
ブレーキドラムを外したら!きったね~
シューのカスも堆積。
なんか湿ってるし・・・
このあたりの塗装も負けてきている
リアブレーキシリンダー
ダストブーツをめくると!なんと
中はさびだらけ!塩水が侵入したようだ
すぐに取り外してみた。当然ここまでさびれば中のピストンは動かず、固着していた。
これがブレーキシュー引きずりの原因だ。
中のピストンも出してみた。
このピストンシール、ダメになっているのだろうか。
いずれにしても 14年ほどたってこの状態でのこのシールを再使用する気にはなれない。
シリンダーの中はそんなでもないが・・・ここからフルードのわずかなもれが発生していたのか?
シールキットをまた買うか・・・?う~ん
シールキットはワロスにもあるが、送料6000円ほどかかるのでやめ、
国内で手早くシールキット探そうと、ネットを検索して見ていたら、
なんとBMW700クーペ用のブレーキシリンダーがヤフオクに100円で出ていた!
業者さんの長期在庫処分品らしい。これはBMW2002にも適合する。
これだ!!ブレーキシリンダー、丸ごと交換しよう。
そして100円でゲットした新品のシリンダー!すぐ届いた。ラッキー!
中もばらしてみたが、さびもなく、シールもピストンもきれいなものでした。
なによりちゃんとグリスアップされていてスムーズに動くのがいい。
数十年の時を経てついに使用されるパーツ。
さっそく組み込み。取付に問題なし!
戻りスプリングの摺動部にもブレーキグリス打ち。
シューの押さえスプリングも損傷なし
サイドブレーキワイヤの先もシューのレバーにひっかけた。
シューのスキマ調整。ブレーキドラムをかぶせ、17ミリレンチで行う。
毎回どっち側に回したらシューの隙間が詰まるのかわすれるので ペンで書いておいた。
このあとはおきまりのブレーキフルード交換(14年ぶりか!)とエア抜きして完了!
引き摺りもなく ホイールはスムーズに回ってくれました。
ちなみに反対側のリアブレーキも点検しておきましたがそちらのほうは大丈夫でした。
もう マルニで雨の日は運転しないぞ。
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