BMW2002A 塗装色合わせ ― 2022年12月16日 11時25分39秒
BMW2002A ボンネット表 プラサフ吹き ― 2022年11月29日 19時51分28秒
天気が良かったので マルニのボンネットの表側の塗装の準備として
プラサフ(下地塗料)を吹きました。
まずはペーパーで各部錆取り(やじるし部分)と 全体的に塗装の付きが良くなるよう足付けです。
根気、根気です
このあたり グリル部分も入念に
ロックペイントのプラサフを使用。
プラサフ主剤500g+硬化剤100g+シンナー150g
何度か塗り重ねていきます。
調合した750gではたぶん2回しか塗れないと思う。
スプレーガンの重力式カップ1パイでボンネット表1枚を1回塗りってとこだ。
1/2重ね塗りの1度吹き後。
つやが引けるのを待ちます。
このあたりやボンネットのフチ部分も スポット的に2回ほど塗り重ねます。
「プラサフ」は防錆プライマーと上塗りの下地となるサーフェーサーの両方の機能を持っております。
全体的に二度吹きを終えて数時間乾燥させた後 室内に片付け。
いい感じです。
膜厚80μmぐらいはついたと思います。
こういったわずかなへこみやキズ、局部的にプラサフを厚塗りしてパテのように塗ってつぶしていきます。
こういったブツや垂れなども完全乾燥後に空研ぎペーパー400番程度で研磨して取ります。
研磨のあと上塗りになりますが
この車本来の塗装色 カラーコード:085 シャモニー は
古い車であるため塗装屋には調色データがないといわれたので作れません。
なるべく近い色を作って塗りたいと思います。
問題は 天候なんだよな…北陸は。
・・・・・・・・・・・
余談ですが ワロスではいまだに こういった各部のボディパネルが出るから 頼もしいよね。
円安なので1.5倍して13万ぐらいですか・・・プラス、ドイツから送料。
BMW2002A ボンネット裏の塗装 ― 2022年11月21日 15時30分35秒
天気がいいので ボンネット裏をやることにした
前回は 一部の錆取りをしただけだったのでその続きをやることに。
前回は確かひと月前。
こういう状態だったのを・・・
ここまでにしたところで 終わっていた
今回はその続き。
まず銀モールを取る。
さびたクリップを外していく
錆で固着したところはリューターで削るしかない
削りすぎちゃったところは 後でJBウエルドで修正します。
モールの固定ねじは このように入っている。必ずさびる。
ジョイント部 そっと抜く
曲がりやすいので とにかくていねいに外します。
樹脂製のクリップもはずしていく
軽くペーパーがけ

ボンネットの錆とり サンドペーパーでシコシコと・・・
根気が必要です
残った赤錆は薬剤で黒錆に転換しました
こいつは良く効くね
錆転換剤の換装後、プラサフ吹きをする
プラサフの乾燥後、上塗り塗料の密着をよくするためにミッチャクロンマルチを内側の全面にスプレー
上塗り塗料は2液性アクリルウレタン塗料 パナロックを使用。
アイボリーホワイト気味に 手持ちの塗料でカップ麺の空き容器に300g調色。
ざっとひと吹き。
二度吹き後。 うっ 垂れてきた・・・まぁいいか
このあたりのグリルはちゃんと塗装しとこう。
このへんはさびやすいところです。
雨の日に運転しなくても 高温多湿な日本ではさびてくる。
裏は塗膜を厚くするために ここはとくに刷毛塗りでもいいかもしれんね
錆補修したところは ついつい 何度も塗っちゃいますね~~ 結果、垂れることに。
ううっ 垂れ垂れ^^;
2度吹きで完了。塗料が尽きた。
内側は完了。
よぉくみると 表側に使う色よりも若干グレーがかっているかもしれないね。
次回晴れたら 今度は表側をやろうと思う。 でも北陸は なかなか晴れないんだよね~
この2002Aのもとの色はプレートによればシャモニーだが、現状の塗装色は 日産のKH5(イエローイッシュホワイト)に最も近いことがわかった。まぁ一般的に「アイボリー」ともいえる色だが。
イエローイッシュホワイトは女優の伊藤かずえさんが乗っていらっしゃるニッサンCIMAにも使用されていた色だ。
ウレタン塗料は いつものぺいんとわーくすさんの調色サービスで作ってもらうつもり。
ボンネット表側も塗り終わったら、ワロスで買ったウレタンスポンジを裏に3枚貼ったり ゴム部品をとりつけます。
そのあとで磨いたモールを装着し、最後にBMWエンブレムを新調します^^
BMW2002A 車体下の塗装 ― 2022年04月07日 12時47分34秒
BMW2002A リアトランク内 ラジエター 塗装 ― 2022年04月05日 18時06分58秒
BMW2002A リアタイヤハウス内塗装 ― 2022年03月29日 00時00分01秒
リアのタイヤハウス内を刷毛塗り塗装。
上部袋状の箇所の中は先日ノックスドール750を吹いた。
厚みを持たせて コッテリと...
タイヤハウス1か所でビール缶1本分ぐらいの塗料は 消費している。
フロントのタイヤハウスの方も乾いた。
やっぱボディ同色に塗るのはイイネ。 レストアしましたぁ~っって感じで。
ここにサスペンションやらブレーキラインやらを 組み込んでいく。
錆取り系の作業は時間もかかり汚いしつらいものだが、
パーツ組み込み系は早いし楽しい。
このマルニのレストアも7合目あたりといったところか。
ちょっと机の整理と配置換えをした。
ちょうど 椅子の真上あたりに ツバメが毎年巣をかける場所 (作りつけた台) があるのだ。
机のうえにウンチが落ちないように・・・
先日からちょくちょく ツバメが納屋ガレージに巣作りの場所検分に入ってきている。^^
BMW2002A リアのタイヤハウス防錆処理 ― 2022年03月26日 18時06分13秒
今日は全国的に風の大変強い日、春の嵐だった。
マルニのレストアでは むしろこの強い風が納屋ガレージの中をスゥスゥ通ってくれたために
思わぬ埃まみれの汚れ作業を助けてくれた。
どこかといえば、リアのタイヤハウス内である。
え?ここが埃まみれ?と思われるかもしれないが まぁ見ていてほしい。
塗装のためにKONIショックを取り外した。
これで この中の筒の部分も 塗りやすくなった。
で、問題は、ショック上部のここの部分である。
タイヤハウスの上部。
ちょうどここが袋状構造になっているのである。丸い穴と2個と、水抜きの穴が左右にある。
ドライバで 中をつついてみたら、泥が落ちてきた。
あ~、そうか、この穴から泥が入っちゃうのね。。。中がさびているのが見える・・・
そう思って 軽い気持ちで砂を追い出そうとエアブローしてみたら
とんでもない量の砂埃が出てきた!
こんな状態である!
すぐに納屋ガレージの窓やドアを開放、生暖かい強風吹きすさぶ日なので
おかげで埃はすぐに戸外に出ていったが・・・
この量の砂埃が あの袋状のなかに潜んでいた!これはまだ作業の途中で、もっと出た。
いや~~ まいった!
いったいどれほどの砂埃が溜まっているのだろうか。
まだエアブローしていない左側のほうを フレキシブルカメラで覗いてみた。
なんだぁ・・これは・・
棒を入れてみたら、粉々に砕けた。
乾いた砂埃の塊だったのである。
うげげ^^!!!
こりゃ~あの量の埃 出るわな!!
で、埃まみれになりながら、徹底的エアブロー作戦!!
もう埃が出なくなったところで覗いてみた。
太い柱みたいなのは、ショックの入る筒である。
埃は追い出したので全く無い。
なかはこんな具合に けっこう さびている・・・。
錆の対策をせねば・・・
この中にサンドブラスト吹き込んで また埃まみれになるのは嫌だ・・
そこで このノックスドール750スプレーの登場だ。
塗料ではなく、低溶剤の浸透性防錆剤で 錆の上にも塗布可能という。メイドインSWEDEN!
本当は サイドシル内部の防錆処理に使う予定だったが、もう ここで使うしかあるまい。
付属のなが~いロングノズルの先がミソ。
放射状に噴射してくれるので、奥まったところ突っ込んでスプレーすることができる優れもの。
テストしてみたが、けっこうな勢いで噴霧することができる。結構奥まったところにも入って行くのではないか。
奥まで入れて浸透性防錆剤をスプレーしながら手前に引いていく。
ブシュ~~!といい音がしている。
場所を変えて、全体にいきわたるようにし 何度か繰り返した。
サイドの水抜き穴から浸透性防錆剤が出てきた。
中を見てみると しっかりと防錆浸透剤で まんべんなく 塗れている。
いいんでないかい??
隅っこには 出きっていない浸透性防錆剤が溜まっていた。
何度も吹いたからだ。 まぁここは 時間をかけてロウ状にかたまっていくだろう。
考えても見てほしい。雨の中をマルニで走ると、ここは泥水がこのようにたまってしまうと思う。
走っているから、左右の水抜き穴から泥水はやがて出ていだろうが、袋状の部分だから、これはなかなか内部は乾かないと思うよ。
・・・・・・・・・・・・・・
思わぬ落とし穴で タイヤハウス内は塗装できなかったが、
結果的には ここの内部の防錆処理ができてよかった。
この2つの穴はグロメットみたいなもので塞いでおきたくなるが、通気性を考えて開けたままにしておいたほうがいいだろう。まぁ、一番いいのは、雨の日にはマルニには乗らないことだ。
左右のタイヤハウス内袋状部分を吹いて、まだ余っているから、
ロングノズル内の防錆剤が固まらないようにさかさまにして からぶきしておく。
残りは明日にでも サイドシル内部に吹いてしまおうと思う。
汚れ仕事の後の風呂、そして麦酒がうめいのである。
いろいろ飲んだけど こいつが一番好みの味だな。銅色のパッケージも好き。
汚い画像ばかりだったから 最後にきれいなお花を。
うちの鉢植えシリーズ。原種系のシクラメンです。^^
BMW2002A タイヤハウス内の塗装は ― 2022年03月17日 07時57分21秒
右側タイヤハウス内の泥落とし。
錆で箇所にはメタルレディでパーカライジング。
そのあとミッチャクロン塗り。
すぐ乾いた。
リアも。
さてこのタイヤハウス内を塗装したいのだが、色に悩んでいる。
A・ボディ同様、アイボリーホワイトに塗る。
B・下回り同様、ブラックに塗る。
ここのところ、決めかねているのである。
今週末はオーナー様がレストア状況の視察に半年ぶりに訪ねて来られる予定なので
このあたりどう仕上げたいか 決めてもらいたいと思っている。
いずれにしても前後タイヤハウス内を塗装した後に、
ブレーキ関係も含め、フロント足回りの組み立てをすることになる。
その後、いったん内装系に入り、フロア下防錆、
ヒーターボックスのOH、ワイパー駆動機構、クーラー室内機取付。
その後、ATミッション搭載、プロペラシャフトとマフラー取付と下回り関係を終え、
ラジエターやインマニ周辺のエンジン仕上げと 電動パワステ化も含めた電装系仕上げ。
やっぱ完成は 夏のおわりごろになるかなぁ・・・
燃料タンクの防錆処理その2 ― 2022年02月21日 13時12分43秒
タンクシーラーが届いたので燃料タンクの作業にかかる。
いちおう2缶 合計480ml用意した。
内部をフレキシブル小型カメラで覗いてみる。
このカメラ、正面はもとより、90度横にも小型CCDがあり、正面と横をスイッチで切り替えてマイクロSDカードに静止画や動画として記録できる。アマゾンで買ったもの。整備に非常に役に立っている。昔はめちゃ高かったが、いまでは1万円以内で買える。
内部画像。
底の部分。
底の四隅にはさびなし。
しかし!
上面を見ると!うおお!
めっちゃさびてるじゃん!
給油口周辺。
さびている部分と さびていない部分が はっきり分かれている。
上面プレス部分。
ほんの1㎝ぐらいの高低差だが、空気に触れている部分はさびる。
上下のタンク接合部分。
なるほど、いつもガソリンが溜まってる部分はさびなくて、空気に触れている部分がさびるんだな。
燃料リターンのパイプ。ここはさびていない。
つまりタンクの上面 、オレンジ色に塗ったところが さびているという事だ。
う~ん きっと自分のマルニのタンク内も 同様にさびているに違いない。
見るのが怖い・・・まぁ、見ちゃったら、タンクシーラーやることになるな。
こういったタンクの底に沈殿している錆クズは、実はタンク上面からぽろぽろと落ちてきているものだったのだ!こういった錆を 燃料ホースに吸い込み、燃料フィルターでひっかかる錆は、主にタンク上面から発生した錆ということだ。
この車は1974年式で40年以上たっているが、車などは20年もたてば、こういったふうに錆が発生してきているのではないだろうか?!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さてまずはこの上面の浮き錆をなるべく取りたい。
適用なボルトやナットを集め タンクに入れる。
がらがらと何度も振る!!
ひと汗かいて かなり疲れた。
一番最初に出てきた 浮きサビ。
タンク内は 錆のほこりがもうもうと・・・
数回 「ボルトナット・シェイク・ダンス」を愉しんで、
エアガンで錆ほこりを飛ばした後の内部。
最初の画像と比較すると 結構浮き錆は取れてはいると思う。
しかし 頑張ってもここまで。
可能ならここでメタルレディという液体下地処理剤を投入し 化学的に錆処理をするのだが、
そのあとのタンク内部水洗いや完全乾燥の手間がかかること、
また、今回はガソリンの浸かる部分はほとんどさびていないこと、
限りある予算と時間などを考慮し、今回はこれですぐタンクシーラーを投入することにした。
説明をよく読む。
こういう缶の蓋開けには 専用のツール、缶オープナーを使うことだ。
アマゾンのレビューには 「缶を開けるときに蓋を変形させた」とか「蓋が薄い」 とか書いてあったと思うが、きっとみなさん 蓋を開けるときに これを使っていらっしゃらないのだろう。
これを使えば 蓋も傷めることなく 完璧にとれる。
ロック カンオープナーぜひご家庭に1本。(笑)
まず攪拌。底にはこんな沈殿が。
泡立てないで よく混ぜる。
先に、タンクの給油口内部を塗っておく。
燃料ゲージのふちも U字にまがるスポンジ刷毛をつくり ふちの裏側を塗っておく。
というのも、このふちの裏には5ミリほどの立ち上がりがあるため、ここにはタンクシーラーが回らないと思ったからだ。
それではまず1缶投入。
(のちに 1缶では足りないと判断し もう1缶追加で入れた。こういうこともあろうかと2缶用意しておいてよかった。)
ちなみにタンク容量は52L。
ここからは小型CCDカメラで状況見ながらいきわたらせる。
底にたまったタンクシーラー。(1缶分)
タンクを傾けながら内部 全面に行きわたらせる。
流動性はカゴメの中農ソースぐらい。
さて問題のさびた上面にも タンクを傾けながらシーラーをいきわたらせる。
行け行け~~♪
このあたりで これではシーラが足りないと判断し、もう1缶 追加投入した。
しっかりさびた上面に浸透させて・・・
何度も傾けて 時間をかけてじっくりと。
このシーラーが固まるまでは最低4日かかるので
作業時間はたっぷりとれる。
燃料ゲージ穴をふさがなくとも、シーラーは漏れ出てこなかった。
先にのべた 「フチの立ち上がり」が 障壁となっているからだろう。
ふたをしなくていいので、内部をカメラで覗いて確認するのに 都合がいい。
さすがにシェイクすることはしないが、いろんな方向に傾けてシーラーを流動させていく。
最後に 燃料ゲージの穴からフレキシブルカメラをつっこんで 内部の様子を確認。
このカメラ、接写でないと、どうにもピントが甘くなる。
リターンのパイプ周辺。
ちゃんと行きわたってます
さびた上面にもしっかりシーラーはいきわたってカバーしているので これでいいだろう。
給油口から残ったシーラーを排出する。
120mlほど出た。
結局、自動車の52Lタンクで 1.5缶分の合計360mlを使用したという感じだ。
余った120mlは 内部を十分にいきわたらせるために必要だった。
勿体ないが 必要余剰分、というやつだ。
余ったシーラーはトランクの底一面に防錆のため塗りました。
タンクシーラーは空気中の酸素と水分と反応してゆっくり固まっていく。気温20度で4日かかるらしい。
まだ2月 気温も10度以下で寒いから 完全硬化までは4日以上の時間がかかるだろう。
上下さかさまにしてこのまま2週間は 放っておこう。
(リターンのパイプはシーラーでつまらないようにしてあります)
ぺいんとわーくすHP ― 2008年10月09日 08時12分56秒
2液ウレタン塗料を購入したネットショップ、
ぺいんとわーくす
さんのHPのアートギャラリーにマルニの画像を載せて頂きました。
http://www.paint-works.net/art/index.htm
ぺいんとわーくす
さんのHPのアートギャラリーにマルニの画像を載せて頂きました。
http://www.paint-works.net/art/index.htm
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