桜開花寸前 ― 2022年04月04日 20時54分59秒
BMW2002A リアトランク内 ラジエター 塗装 ― 2022年04月05日 18時06分58秒
BMW2002A 車体下の塗装 ― 2022年04月07日 12時47分34秒
BMW2002A ステアリングのリンク整備1 ― 2022年04月08日 11時26分53秒
ステアリングのリンクをチェックします。
おもにハンドルを切る際の「関節」となるボールジョイントにガタがないか、
また、そのダストカバー(ゴムブーツ)に劣化がないかを調べる。
がたがあったり、ブーツが破れていたら、車検に通りません。
これらはちゃんとワロスで新品も出ます。わりとリーズナブルだと思う。
まずは、センタ―ロッドの両端にあるボールジョイントにガタがないか、手でゆすってみる。
しっかりしていればOK。もし、ガタガタと少しでも振動を感じれば交換。
うん、大丈夫ですね。
マルニはけっこう ここのセンターロッド交換が多いんですよ。
自分のマルニではがたがあり、よく交換しましたね。
だからマルニ乗りの方は、車検前にセンターロッドは予備で1本買っておいて損はないと思いますよ。
ステアリングギアボックスのアームと
センターロッドはクラウンナットで締めこむのですが、割ピンの回り止めを絶対忘れちゃいけません。
だんだん 緩んでくるからね。(なんとこの車には この割ピンがついておらず、クラウンナットがユルユルだったよ!お~こわ!)
このあと、このナットに長期防錆スプレーを吹いておくとよいと思います。

左側の方も。矢印2つに割ピンを!
次に、タイロッドのがたをチェック。
こちらも両端(インナーとアウター)にボールジョイントがあります。
むむ!!インナー側にガタありですね!
外したタイロッドのインナーボールジョイントを外しました。
上下方向にわずかに動きます。ハイ、交換です。
インナーボールジョイントはオーナーさんが用意しといてくれたパーツボックス内に1本ありました。
新旧比較。
新しいタイロッドエンドは まず脱脂して、メタルレディに2時間つけてパーカライジングして防錆処理しときます。ここ、なにもしないでこのままつけて乗ってると、すぐに赤くさびちゃうんですよ。(経験済み)
メタルレディと鉄部が化学反応して 錆に強いリン酸塩被膜を作ります。
これが塗装前の下地処理に最適。
アウターのボールジョイントにはガタこそなかったが、ダストブーツを交換しておくことにした。
ここのボールジョイントに合うダストブーツ(ゴムブーツ)のサイズ。
ランドクルーザー 150系のものを流用。
マルニのタイロッドエンドのボールジョイントをノギスで計測すると上の方が直径14-15ミリぐらい、下のはまるくびれが直径28ミリなので、ゴムブーツはちょと小さめでチョイス。
組付けの際は、ボールジョイントにリチウムグリス(なんでもいい)を1周ほど塗り、ダストブーツ上下は針金で縛る。(車検でもOK)
ミヤコのTBC-086。
これまたマルニ乗りは タイロッドのボールジョイント用に 何個か用意しておけばいいと思う。
現在 注文して 到着を持っているところ。
その間、パーカライジングしといたタイロッドエンドにPOR-15を塗っておきました。
立山連峰 日の出前 ― 2022年04月09日 08時12分12秒
快晴なり 朝5時過ぎ
桜並木の散歩コースから 東に日の出前の立山連峰を見る。
「立山」という名前の山は無くて、一般的に「立山登山してきた~」といわれるのは雄山。
美女平をバスで登り、室堂バスターミナルから雄山を目指すコースとなる。日帰り可能。
この時期は美女平のい何メートルもの積雪を除雪車で崩していき、GWめざしてバスルートを作り始めるころ。数メートルもの人工的に削った雪の谷をバスで走るので、雪の大谷といわれる。
立山カルデラは見ての通り、とんでもなく巨大な江戸時代のがけ崩れ地。土石流で裾野に大変な被害をもたらした。。今も崩れ続けているので、国の工事で砂防ダムをたくさん作って再び恐ろしい土石流が起こるのを防いでいる。
剱岳は山好きなら一度は登ってみたい名峰。健脚ならば早月尾根ルートで日帰り登山もできる。にしやんは昔何度かそれをやって、15時間かかった。
毛勝三山(けかちさんざん)は毛勝山・釜谷山・猫又山の総称。マニアックな登山ルートである。
こういう方向で「立山連峰を見ている。
日の出直前。
ちょうど朝日岳のあたりから陽が登ってきた。
この位置は、大雪渓で有名な白馬岳のてっぺんが見える位置だ。
こういう方向で立山連峰を見ている。
桜も今秋末がピーク満開ですね!
BMW2002A ステアリングのリンク整備2 ― 2022年04月11日 04時53分19秒
BMW2002のタイロッドエンドブーツが届きました。
ミヤコ TBC-086
はめてみましたが、ピッタリです!
アウター(車輪側)のボールジョイントにバッチリ、インナー(センターロッド側)にも使えます。
ヤフオクでランクル用のものというものをサイズ調べで買い、4個で送料込み2500円ほどでした。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/j1046402075
ボールジョイントを掃除してから、新しいグリスを盛ります。
ホムセンで売ってる普通の安いグリスでいいです。
ブーツの裏側にはグリスを塗らずかぶせます。
入れすぎるとブーツがパンパンになって、はみ出してきてしまうのです。
アームをかぶせながらブーツのつぶれ具合を確認しつつ、ステン針金で縛ります。
上の細いとことは1周、下は2周巻き。捩ってブーツを痛めないように曲げときます。
あまりきつく縛るとブーツが切れますよ。
動かしてみて、ブーツに無理がかかってないか、グリスがはみだしてないか
ハリガネがブーツを痛めないか確認。
ボールジョイントに がたもなし!OK!
今回まるごと交換するインナー側のタイロッドエンドのねじ部分には
スレッドコンパウンド(スレコン)を塗っておきました。
ここは水がかかる部分、タイロッドを回してトーイン/トーアウトを調整するので、固着してほしくない箇所。
完成したタイロッドと、ストラットをつなぐアーム。
さてタイロッドだが、フロント車輪のトーイン/トーアウトを調整するパーツ。
左右のロックナットをゆるめ(片方でもよいが)、ロッドを回すことで、全体の長さを変えることができる。これによって、車輪を内向きにするか外向きにするか調整できる。
左側のタイロッドで説明する。
両端のボールジョイントは固定されているものとしてみてほしい。
黄色の矢印の方向にロッドまわすと、赤い矢印のように、タイロッド全体が長くなり、結果、左車輪は内側を向く。(トーイン方向に動く)
こうなっているのは、インナーとアウターのタイロッドエンドのねじ山の切り方が左右で逆になっているからだ。
左側のタイロッドをセンターロッドに組付けた。
バイスでつかんでロッドが回るか確認し、どうも動きが渋い場合はバーナーでロッドを炙ると膨張して回しやすくなる。いったん外してねじ山の錆やごみを取り除いて掃除しておく。
ちゃんとロッドが軽く回るようになりました
ここはあとで足フロントアクスルを全部組付け、車輪を組付けた後で トーを調整します。
マスキングテープで回してのびる方向をメモッとく。
まぁ、進行方向にロッドを回せば、伸びてトーインになるという事だ。
クラウンナット(溝付ナット、キャッスルナットともいう)には、ちゃんと割ピン(直径2ミリ)で回り止めを。
クラウンナットはM10のピッチ1.0だ。(M10だとP1.0の細メねじはなかなか日本ではみつからない たいていは1.25以上・・・。)
組付け後は、ロッドをつかんでゆすってみて、ガタがないかを確認
これで車体下回りのステアリングのリンクはひとまず終了。
ここまできたらいよいよフロント足回りの組付けです。
BMW2002A リアスプリング&ショック組付 ― 2022年04月12日 13時41分12秒
リアアクスルの組み付けは完成。
とりあえず車検をとおすためノーマルで組んでみました。
スプリングをノーマルで組んでみる。全長34cm、7回転巻き。
車検を通したあと 5cmほどロワーリングのスプリングに替える。
というのも、ノーマルの状態から何センチ下がるか、みたいなことを確認しておきたいためだ。
スプリングの新品ゴムシート。
キリカキに合わせる。
アッパーのゴムシートについてはボディ側に合わせるところは無いが、
スプリングの端にキリカキあり。
スプリングの内側にバンプラバーを先に入れておくこと。あとでいれられないよ。
スプリングコンプレッサーで縮めて組付け。
作業中にここがずれていくことがあるので注意
スプリングコンプレッサーを外したら、ちょっとジャッキアップしてショックを組みます
ショックを組み入れ。
アッパーナットで締め付け
完成!
✓ブレーキシリンダーOH
✓ブレーキシュー交換、摺動部にグリス打ち
✓サイドブレーキワイヤ交換
✓ブレーキドラム厚み確認済み
✓ブレーキパイプ、ブレーキホース ともに交換
✓タイヤハウス内塗装、上部袋状箇所にノックスドール750塗布
未 ブレーキシューとドラムのスキマ調整
未 ブレーキワイヤのノッチ調整(室内で行う)
未 ショック下部のナット締め付け(タイヤが接地した加重状態(1G)で締め付け)
まずはノーマルの13インチ、PCD100、ET18の鉄ホイールで組みました。
BMW2002A フロントブレーキ取付1 ― 2022年04月13日 20時01分44秒
フロントの足回り組付けに入る前に、フロントのブレーキのことから。
エンジン搭載前に沿わせておいた新ブレーキパイプだが・・・
もうちょっと 壁際に寄せたい。つまり、黒い排水ゴム管と側面壁の間にブレーキパイプを通したい。
もうちょっと 壁際に寄せたい。つまり、黒い排水ゴム管と側面壁の間にブレーキパイプを通したい。
エンジンが乗った今、ブレーキパイプはなるべく熱くなるエキゾーストから離しておきたい。
2本のうち、1本はすでに曲げ直している。
2本とも、曲げ直し終了。うん、すっきり。
そしてタイヤハウスへ曲げていく。このあたりもちょうど穴のど真ん中にいれたいので手曲げで微調整。
上から見たところ。エキマニには遮熱版があるとはいえ、10cmほど。
タイヤハウス内にぴょこっと突き出したブレーキパイプ。
先端部の円環に傷があってはいけません。
ビニルテープを巻いてグイっと曲げる。
ワロスで買った新しいゴム膜を用意。
ブレーキパイププロテクターと名付けされているが・・・むしろパイプ保護というより、タイヤハウスから水はエンジンルームに入ってこないようにするものだろう。
金色に見えるクリップもつけて 穴から通したブレーキホースを接続。
パイプ側の11ミリフレアナットレンチ(オープンエンドでもいいと思うが)と、14ミリオープンエンド。
エンジンルーム側
ひとまず完成。
後はブレーキキャリパーと接続するのみ。それはストラットが組み終わってからにする。
右側
左側
ちょうど1年前、2021年5月5日にここを取り外している。
右側のフレアナットが緩まず、ブレーキホースの上部(板の下)でディスクグラインダでカットしたっけな。
今回使った部品たち
納屋ガレージの中にツバメのつがいが入り、オスがしきりに鳴いています。
うまく気に入ってくれれば 今年も巣作りを始めるかもしれません。
BMW2002A フロントサスペンション組立1 ストラット ― 2022年04月15日 07時39分26秒
ではフロントアクスルの組み立てに入ります。
順番は
①ショックアブソーバーを入れてストラット組立
②リンクアーム類組立とストラット組付け
③スタビライザー組立
③ブレーキキャリパ取付
、となります。
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では ①ショックアブソーバーを入れてストラット組立 から
オリジナルの赤ショックから、ワロスで買ったメイドインジャパンのKYB製品への黒ショック交換。
ガス式ではなくて、オイル式のシンプルなショッアブソーバーです。シャフトを引っ張ると筒から「じゅ~」とオイルの流れる音がかすかに聞こえます。
錆取りをして内部にサビ止めとして薄くグリスを塗っておいたストラットケースに
KYBショックを入れる。
付属のカラーをはめ込む
ストラットケースの蓋をねじ込む
パイプレンチでしっかり締め込み。
キャップをはめ込む
はめ込みました。中に泥水が入るのを防ぐのでしょう。
コイルスプリング受けのラバーを置く
スプリングコンプレッサーで圧縮。
ノーマルのコイルスプリングを装着する。車検後にロワーリングに交換する。
ヘインズのマニュアルでとおりの全長で、フロントのオリジナルのコイルスプリングは全長324mm、7.5回巻き。
スプリングをストラットに置いたら、バンプラバーを入れる
ちなみにこのバンプラバー、年数がたつと硬化してこのように崩壊してしまいます。(うちのマルニで、2008年に交換したもの。10年ぐらいでこのとおり)
うちのマルニさんも このあたり現在メンテ中なのです。
中間カラーを入れます
スプリング受けのラバーを置く。スプリングの端の位置に合わせる
スプリングうけのカップを置いたら、ワッシャーを入れる。
このワッシャー重要。忘れないように。
アッパーマウントを置きますが、その下部に、ダストカバーをつける。砂埃や泥水がアッパーマウントのベアリングに入るのを防ぐため。
こうなります。下のワッシャーがないと、ハンドルがスムーズにまわらなくなる。
ベアリングのインナーレース受けのワッシャーなのです。
マウント上部にワッシャーを入れ、トップナットを仮締めする。
セルフロッキングナットだから、ストラットを装着後にインパクトで完全に締めることになる。
あとは、スプリングコンプレッサーをゆつめて外して、ストラットのくみ上げ完成です。
最後に、アッパーマウントがスムーズに回転することを確認。
次回は
②リンクアーム類組立とストラット組付け
BMW2002A フロントサスペンション組立2 アーム類 ― 2022年04月18日 12時14分03秒
②足回りのアーム類組立です。
さぁ今日も いってみよ=!
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まずはここのスタビライザーアームのブッシュを組付けちゃいます。
スタビライザーアームは直径15ミリ。それにあったブッシュをワロスから購入。
この切込みは自分でカッターで切る必要あり。
内側に薄くラバーグリースを縫っておいた
ここは比較的簡単にブッシュを組付ることができました。
ブッシュ、やわらけ~~~^^ こりゃしなやかな足回りになるぞ
右の方も取付。
次に アームにボールジョイントを組付け。
ナイロンナット3つでしっかりと。
ラジアスアームを押し込む。
ブッシュが柔らかいので多少こじっても大丈夫。
ワッシャーを入れ、22ミリのセルフロックナットを閉めるが、ここはまだ完全に締め付けない。
車体をジャッキから降ろしたて荷重がかかった状態で締める。1G締めという。
忘れないように赤いビニテ巻き。
アームをラジアスアームと向こう側の太いボルトにはめ込む。
このナットは24ミリ。ここも1G締め箇所。
ここの22ミリナットも1G締めなので、あとで締める。いまはまだアームが動くようにしておく。
タイロッドエンドとつなぐアームを回り止めピンのこの位置ではめる。
こっち側からの方向でないとピンが入りにくいからだ。
ステアリングリンクとのアームをつけ、そのあとタイロッドエンドを接続する。
ホールジョイントのクラウンナットは44Nmでしめたあと ステンの回り止め割ピンを。
さらにノックスドール(長期防錆剤)を吹いておく。ここはさびやすいからね。
このあたりにもしっかり吹いておこう。
ご覧のように水抜き穴もなく、ここもさびやすいのです。
ストラットをボールジョイントの上に乗せる。
14ミリで3本のボルトでしめる。
ストラット上部のトップナットをインパクトレンチで締めこむ。
3つの袋ナットを締めて ダストキャップをかぶせて終了。
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