BMW2002A ヒーターボックスOH その12022年05月03日 13時45分27秒

ヒーターボックスをばらしました。

詳細を見ていきましょう。

まず外側。
ヒータバルブからヒーターコアの入り口。割れたヒーターバルブのステー。
突き出ているピアノ線はヒーターバルブを閉じたり開けたりするためのもので、室内の【KALT⇔WARM】の空調レバーにつながっている。


ファンモーターはバッテリにつないでみて ちゃんと動くことを確認。

では分解開始。
ボックスを閉じている周囲のねじとクリップを外していく


いきなり中身が見えたヒーターボックス。
ヒーターコアが見える。
それに、各フラップとそれを操作するピアノ線。


位置をマークしたらひとつづつ外していく。

こういったフラップの関節ブッシュは・・・

経年劣化で すぐに割れてしまう。 う~む、なにか適当なもので ブッシュを代用しよう。


操作レバー類も外し、ヒーターコアとレジスターだけになった。
中身はもう埃だらけである。こんなので室内の空調を効かせていたと思うとゾッとしませんか。

ヒーターコアを取り出す。濃い~真っ赤なサビ水がチョロリ。


すぐさま水道の水で洗浄。
出るわ出るわ 赤さび色の水が!
画像の透明な水が出てくるまでに、この水の勢いを押しても 2~3分かかった。
中身は相当に、錆がこびりついていたみたい。車検ごとの冷却水交換をしていない証拠だ。
洗浄はボックスをくみ上げるまで毎日繰り返す。

ヒーターコアはよく見ると、そんなに程度は悪くなく、内部の洗浄だけで再使用できそうだ。
さらにラジエター洗浄剤を使って内部を洗浄しよう。
このヒーターコア、新品でますが6万円です。なるべく再使用したい。

きれいな緑青(ろくしょう)がふいてます・・・
あとで耐水ペーパーでコスって落とそう。


埃だらけのファンモーター。

ざっとブラシで埃落とし。ファンブレードは鉄製だった。
自分のマルニはアルミ製だったが・・・こういうのもあるのですね

接触部のすり減りも少ないし

2こあるカーボンブラシも交換の必要なくらい残ってる。まだまだ使えますね。
ファンモーターとファンブレードのついたコンプリート品は新品で出ます。1個280ユーロ。送料込みで4万か。
このモーター部分だけは同時代のポルシェなどでも使われていて、1万でネットで買えます。
ファンブレードの移植をしなきゃいかんけど・・・買えます。



埃まみれのケースを洗浄していきます。

ブラシでごしごしと水洗い。
もう、汚い洗浄仕事は このマルニでは これで終わりかな。

ヒーターコアも磨いてぴかぴかにし、、丸洗い

そして天日干し。

その間にレバー類の掃除

ワイヤ部に油さし

ブロワ風量レバー、接点の掃除。可動部の油さし。

レバー類は動作も軽くなりました。配線はこのまま使っても大丈夫そうです。
でもレジスタからファンモーターまでの赤黒の配線は作り直しします。


この作業の間にも、納屋ガレージにツバメが頻繁に出入りし、今年も巣を作っていた。