地元の2002tii整備8 ラジエターとホース取付 ― 2025年03月07日 14時55分44秒
BMW2002tii エンジンブロックにあるクーラント・ドレン穴の掃除.。
ウォータージャケット内に堆積したでドレン穴がふさがってしまっていました。
使い古しで細くなったワイヤブラシを中につっこんでこすります。
つっ込めるのはせいぜい2~3cmですが。
ウォーポンからブロック内に真水を流し込みます。
ブロックを通って ドレン穴から勢いよく真水が流れ出てきます。
この水勢で ウォータージャケット内に堆積した錆を押し出そうという試み。
出始めの頃の水には よく見ると 赤さびのカスが混じっています。
だんだん 出る水が きれいになっていきます
7~8リットルは流したでしょうか。
たらいに錆のカスが沈殿してました。
ドレン穴を見ると 大きな錆の塊が引っ掛かっていました。
ピンセットでなんとか引っぱり出しました
ドレンボルトのクラッシュワッシャを新品にします。
もう中にゴミは見えないね
19ミリドレンボルトを締めました。
2年に1回のクーラント交換の際は 必ずここを開けて
ウォータージャケット内に堆積した錆も流し出してください。
ではホースの取り付け開始。
シリンダヘッドとウォーポンを接続
水温80℃で開きだすサーモスタットも新品に。
ホースバンドは贅沢に Made in SwedenのABAホースバンド。
水色がBMWエンブレムカラーを思わせます。
堅牢さでは ABAの右に出るホースバンドは知らんなぁ
赤い樹脂製のファンブレードを装着
M6ねじ4本ですが この取付は 結構めんどい。
ラジエタを外さないと これの取り付けはできないでしょう。
新品ラジエータのドレンプラグの装着。
M14に細目ピッチ1.5mmのボルトを防錆のパーカライジング処理済みのもの。
ドレンワッシャに さらにご丁寧にウルトラカッパー塗り。
カドをぶつけたのか、けっこうへこんでしまっているのが残念です。
ここから水漏れしなければいいが・・・
ラジエターをエンジンフロント部の隙間に挿入し、
4か所でボディにボルト止め。
ラジエターにロワーホースを接続。
このロワホースの妙なひねり形状は、クーラーコンプレッサー取り付けを意識しての形状ですね。この2002tiiはオーナーさんの意向によりクーラーレスなので、問題ないです。
ラジエターにアッパーホースを接続。
クーラントの補充では このアッパーホースの断面積(円形)の少なくとも下半分がクーラントで満たされるようにします。
ラジエターとファンの間
エンジンが振れても接触しないよう、これぐらいのスキマが必要。
急ブレーキングの時などは エンジンはゴムマウントで固定されているとはいえ
結構 前側に動くはずですよ。
シリンダヘッドの後端部 このホースも交換。
結構 クーラントが熱くなるホースなので いたみは早いホースです。
このホースは シリンダヘッドで熱くなったクーラントが
ヒーターコアに向かう経路です。
ヒーターバルブはこれから加工しますので ホース取付はここまで。
おまけ。
薄汚れたウオッシャータンクは ホース取付の間、
アルカリ性のパーツクリーナーで煮てました。
汚れを取るためです。
配線類にコルゲートチューブをつけて タコ足からの放射熱を遮熱するとともに
配線を上側に寄せます。
いよいよタコ足取付の下準備です。
地元の2002tii整備7 ウォーターポンプ、オルタネータ取付 ― 2025年03月06日 11時35分33秒
昨日やり残した箇所
ブレーキマスターバッグに接続するバキュームホースとワンウェイバルブ。
共に新品です。
ホースはブレーキマスターバッグのここに接続します。
周辺が錆びているので ブラシでこすった後 レノバスプレーで錆転換処理しときました。
水色のブレーキフルードのホースも くたびれてきているな~~
次回の整備項目かな。
バキュームホースは ブレーキマスターバッグに接続しました。
アイドリングや空燃比を調整する箇所の蓋のガスケット切り出し。
オリジナルのは 薄くて細いから ここからエア吸いをしていたかもしれません。
厚めのガスケット紙で ちぎれないように切り出しました。
世界中のマルニtii乗りが、「ツナ缶」と呼んでいるところです。
取付後。
ガスケット紙がはみ出していても この方が丈夫なので これでOKだよ
エンジンの前側の作業。
新品のTii用ウォーターポンプです
キャブエンジン用のものとは 若干形状が違います。
付属のガスケット紙はとても薄いので 水漏れしないか心配です。
そこで、液体ガスケットを 表と裏に薄く塗ります。
液体ガスケットはいつも Permatexのウルトラカッパー を使っています。
この液体ガスケットは樹脂のねじこみキャップをしっかりしめても
時間がたつと固まってくることが多く 何度も無駄にしてしまったことがあるので
最近はチューブ口のキャップをつけず エンジンオイルに漬けています。
こうすると空気が遮断され固まりにくくなります。
次回使うときにオイルをふき取り、先端部分のオイルのついた液体ガスケットを少し捨てる必要がありますが ねじ込み樹脂キャップより保存状態は良くなっています。
液ガスを塗ったガスケット紙をウォーターポンプに貼りつけ
10分経って固まり始めたころに エンジンに取り付けます。
トルク締めして 取付完了。
液体ガスケットがはみ出してOK。水は 漏れないでしょう。
水の関連でチェックするところ。
排気側、4番シリンダ―あたりのエンジンブロックに 冷却水を排出する19ミリボルトがあります。
これを外しますとブロック内に残った冷却水が出てくるはず・・・
ですが・・・出てこない・・・・。
あ~ やっぱり ウォータージャケット内で発生した錆が堆積していてドレンの穴を塞いでたか・・・
冷却水管理の悪い証拠。で、にしやんのところにやってくるマルニは、みんなこうなっちゃってます・・・もう4連チャンです。
車検ごとに冷却水を交換していれば、こんなことにはなりません。
こういった基本メンテはしっかりやっておきたいもの。
車検整備を出す際には、「冷却水とブレーキフルードは換えといてね」と一言注文する。
ピンポンチでコツコツ叩いていると ようやく錆の壁が破れて 冷却水が出てきました。
このブロック内の錆の堆積を掘り出し掃除をするのが
車載状態では 手間なんだよな~~~
ふぅ~~~~~~~::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
気を取り直して 新品のオルタネータを取り付けます。
この機会に 各端子部に 接点保護剤を塗っておく。
バッテリトレイを加工しているので すんなり オルタを上から取付できましたよ^^!
配線を接続します。
ステーも取り付けて仮固定。
バッテリトレイを装着。
ウォーポンにプーリーを仮に取付けし
新品のファンベルトをかけて、オルタを動かしてベルトに張りを与えます。
この時点でチェックしたいこと。
オルタは新設したバッテリトレイのステーに接触していないね。
OK! 2cmほど 余裕がありますのでエンジンが振れても問題ないでしょう。
バッテリを載せて固定してみました。
ヨーシ 問題ないですね。
つぎは ブロック・ドレンの錆を掃除してから
冷却水ホース群、サーモスタットの取り付けして
ファンブレードとラジエターの搭載かな。
地元の2002tii整備6 スロットルまわり取付 ― 2025年03月05日 11時47分23秒
スロットルリンクにつながるスプリング。
これがあるから、アクセルペダルの「踏みごたえ」が出る。
アクセルを離したら アイドリングに戻るのは このスプリング(引きばね)が仕事をしているから。
しかし!
このスプリングが引っ掛かる部分が 長年の使用で 軸が削れてしまっていた。
グリスもささないで 乗っていたから こうなったんだろう。
溶接で埋め
精密ヤスリで 手削りで溝を掘りだす。
スロットルのガスケットを切り出し
スロットルバタフライの軸受け部分に
新しいラバーキャップをはめる。
シャフト軸から二次エアを吸ってほしくない。
ゴムキャップはモノタロウから調達しました。
ガスケットを置き スロットルボディをサージタンクに装着
シャフトはスロットルリンクにはめ込みます
外す前にマークしておいた位置でシャフトを固定する。
実際のアイドリング微調整は ここのねじの突き出し長さで調整します。
スプリングを 溶接修理したフックに引っ掻けました。
摩耗しないよう しっかりグリスを塗布。
グリス切れが無いか 1年に一度は チェックする箇所です。
スロットルボディーにあるこのバキューム取り出しラインですが
取り外し前は右側の黒いホース(ブローバイホース)とつながっていたのですが
それは意味がないと思い、ともにメクラにしました。
ブローバイガスを スロットルバタフライ以降に吸わせても 何の意味もないでしょ。
予想ですが ブローバイホース側に刺さるバキュームホースは、本来は、ガソリンタンクから来る蒸散ガスを吸いこませるためだと思います。この車、チャコールキャニスターがないですが。。。
スロットル側のバキュームホースは、バキューム(負圧)の取り出し用と思います。
例えば、クーラーのアイドルアップ装置などを負圧バキュームで稼働させるために、あるいは、デスビのバキューム進角装置を負圧で作動させるものではないかと思います。
ともにこの2002tiiには必要がありませんので、塞いでおきました。
ここから空気を吸わせていると、アイドリングが少し(300~500rpmほど)上がっちゃうはずです。
インテークマニホールドを取り付けます
M8ナットとスプリングワッシャを新調し、4本取り付けました。
こなるともう サージタンクはグラグラしていません。
インジェクションポンプから出ているガソリンのリターンライン(燃料タンクに戻る)、
そしてオイルディップスティックのパイプを取付。
スターターの太いプラスラインをここでホールドする。ここは厳重に被覆します。
赤いビニルテープ巻きで、これがプラスのラインであることを目立たせています。
WUR(ウォームアップレギュレータ)のクーラントホースを取付。
ガソリン供給ホースの取り回しをして、インジェクションポンプに接続。
コールドスタートバルブと、K&Nエアフィルタも取り付けた。
サージタンク ~ ブレーキブースター間のバキュームホースは
時間切れで取付できなかったが
エンジンの吸気側はほぼ終了。
地元の2002tii整備5 ― 2025年03月04日 13時03分06秒
地元富山のBMW2002tii乗りさんの車の整備。
ここんところバタバタしていて整備出来なかったですが
また再開します。
サージタンクの内部を洗浄して 新品エアホースの取り付け
このエアホースは インジェクションポンプに接続します。
ポンプ内部はオイルで潤滑されているので
オイルミストなんかを吸い上げるのかもしれない。
サージタンク取付ました
こういうM8ナット3か所で止まっているだけなんで
この段階では サージタンクがぐらぐら動きます。
エンジンに行く配線の束。
ビニルの被覆が硬化してカチコチで 取り回しもうまくいきません
こういうのは 切って取ってしまいます。
柔らかいコルゲートチューブで巻きなおします
コルゲートチューブで巻きました。^^
オルタに接続するアースラインも硬化していたので 同じ太さで新調しました。
スロットルリンクのピボットアームを取付
下の部分でオルタのアースを取っています。
バッテリのマイナス端子に行く太いアースポイントも接点をきれいにしています。
スターターと バッテリ+端子をつなぐ太いラインも安全のためにコルゲートチューブを巻き、
赤いビニルテープを巻いてこれはプラス端子のラインであることを強調しておきます。
冷却水ホースのクーラントパイプとの接続前には
どれだけ差し込むかをみてラインを入れてから差し込みます。
差し込みが浅くてもダメ出し、差し込みすぎてもいけない。
ヒーターコアからの冷却水戻りライン、接続しました。
新品のホースはいいですね~
スロットルリンクのピボットシャフトを取付
こういった関節部分は洗浄掃除をしてから、モリブデングリスをすべてに塗っています。
複雑なリンクをつないでいきます。
スロットルリンクはつなぎました。
明日はスロットルを取り付けて 燃料ラインを接続し
インテークマニホールドを完成させます。
地元の2002tii整備4 いろいろ清掃 ― 2025年02月25日 19時41分06秒
シリンダーヘッド内がスラッジのつきはじめで黒いので掃除。
キャブクリーナーを使い、ペーパーウエスで手拭き。
きれいになりました。
今後は最低でも 1年ごとのオイル交換 お願いします。
ヘッドカバーの裏側も。
インマニも外しますよ
スロットルボディ取り外し。
キャブクリーナーで内部の清掃を実施。
スロットル・バタフライの軸受けのゴム製のカバーキャップが割れてました。
要交換。
ここがゴムカバーでシールして無いと、二次エア吸いの原因になります。
インマニのサージタンクも外し。
オイルディップ・スティックも外し
これで 最奥のホース類 の取り外しと掃除ができます。
奥まった箇所の 冷却水ホースとの接続部。
酷いサビ。
錆取りをして、塗装する。
ついでにスターターも錆止めを塗った。
ポートから 内部を覗いてみます
ポートの壁にはススがついていますが
その奥のインテークバルブは とってもきれいで
ススもほとんどついていない!
ご覧のようにきれいな吸気バルブ。
こちらはバルブが開いていて 隙間からプラグが見える。
バルブの手前には ガソリンを霧状にを噴射するノズルがあります。
ノズルもきれいなものでした
やはりポート噴射のガソリンエンジンはきれいですね。
最近は燃焼室に直接 高圧の混合気を吹き込む「直噴インジェクター」では
こんなふうに ススがついちゃいます。
クリーンディーゼル車なんて もっとひどいから。
2002tiiのポートの壁の掃除だけしておく。
にキャブクリーナーを吹いて ワイヤブラシでこする
ペーパーウエスで拭いて はい、きれいになりました。カンタン。
最後に掃除機の吸引で掃除してやります。
色々掃除も錆止め塗装も終わったし。
ここから折り返し。
インジェクションポンプの裏についているWURを見る。
冷間時に 冷却水が温まるまでの間 一時的に燃料を増量させる装置ですが。
オイルフィルタの上の
この周辺は ホース取り回しが複雑です。
冷却水、オイル、エアのホースが複雑に行きかっています。
オーナーさんの長年買い集めた BMW純正ホース類を全交換します。
新品のホース類を 奥まったところから ひとつひとつ しっかりつけていきます。
ホースバンドは ネジ部に錆びの無い綺麗なものだけ選んで 再利用します。
この古いタイプのBMWj純正のホースバンドは マイナスドライバの先がはまり込んで遊ばないので、とても締めやすくていいですね。
緩すぎず、きつすぎずのバンド締め具合が大事。
あとから増し締めの必要が出てもホースバンドを締めやすい位置を考えてつけていく。
締めたあとには、ネジ部にシュッとスプレー式液体ワックスを一吹きしておけばば、今後の錆防止に。
マイ2002 冬用エキマニカバー ― 2025年01月12日 14時28分33秒
BMW2002キャブ車の 春~秋用のエキマニカバーと
キャブへのフレッシュエア導入パイプを外し・・・
冬用のエキマニカバーを取り付ける。
M6ねじ4つで取付
エキマニカバーを正面から見たところ。
エンジン始動とともにすぐに熱くなってくるエキマニですが
その周辺の暖まったエアをキャブに集めようというしろもの。
ちなみにこのアルミホイルはなにか?
エキマニにはグラスウールのサーモバンテージが巻いてあり
メンテなどで素肌が触れるとチクチクするのがいやで
アルミホイルを巻いて針金でしばっている。
冬用エキマニカバーにアルミダクトを接続し このように暖かいエアをエアクリケースに導く。
こうすると、気温の低い厳冬期でもエンジンがまだ冷えている間のぎくしゃくした感じの時間帯が短くなる。
温かいエアがキャブに入るから、ガソリンも より早く 霧化するんでしょう。
気温の低い時期に より早く通常運転状態に持っていくための装置ともいえる。
4月あたりまでは このままでいこう。
アルミダクトが 高速回転するファン(赤色)に接触しないように
針金でエンジン側に寄せつけておく。
また 「ハリガネマン」的な技だ。(笑) あ~あ~カッコ悪りぃ
珍しく晴れた北陸地方。
ガレージ前の雪も とけました
暖気も終わったんで
サンソンを聞きながら
LET’S HIT THE ROAD!
真冬でも 運転するたびに、
室内が暖まったらクーラーをつけてやることにしてます。
立山連峰の雪をみながら 新湊大橋往復コース。
先日の寒波でも この程度の雪で済んで 良かったわ
次は 弱ったバッテリーでも交換してやるかな?
自分のマルニ 燃費向上した プレモリ効果 ― 2024年09月29日 14時00分22秒
満タン法で燃費を測ります。
ガソリンスタンドで給油。
いまどき鍵で燃料キャップを開ける儀式も
なかなかオツなもの。
前回のガソリン満タンから 202km走行して。
ハイオクガソリン 18.39リットル消費。
だいたい燃料ゲージの三分の一を消費したというところ。(52リットル容量タンク)
燃費は11キロ/Lとなりました。
(クーラーほとんど使用せず 早朝ドライブ 一人乗車 STOP&GOは多くない)
2リッター4気筒のキャブレターエンジンに4速マニュアルで
これぐらいコンスタントに出てれば満足です。
1本8,140円する 斎藤商会のプレミアムモリブデン の効果がでた?
6月にエンジンオイル交換の際にオイルに6.25%混ぜて投入しました。
プレモリ投入後 3か月で600km走りましたが
・燃料消費量の減少
・パワーアップ
・始動性向上
・パワーアップ
・始動性向上
これらは 確実に体感できました。
自分のマルニ 最近のマイナートラブル ― 2024年09月14日 08時07分32秒
今年 中古車新規登録をはたした 自分の1974年式BMW2002(キャブ4MT)
オイル交換時に
マルニのエンジンオイル量は4リットル。
プレモル1本を入れてみた。
標準は5%と書いてあったが6.25%添加でも問題ないだろ
数百キロ走ったが
メカニカルノイズは明らかに減ったと実感。
燃費の向上については これからの計測に期待だ。
マイナートラブル。
ある日、クーラーから冷風が出なくなった。
コンプレッサが回っているか確認したら、電磁クラッチは正常に稼働していたが
ベルトが回ったり、回らなかったりしている。
調べてみると、コンプレッサーにかかるベルトの張りがゆるゆるで
コンプレッサーを回すだけの張りがなかったのだった。
原因は、ベルトにテンションをかけるプーリーの調整ねじが
勝手にゆるんでしまっていたのだった。
ねじは勝手に緩む。ものである。
特にこういった調整ねじは 何かしらの回り止めは必要だ。
調整ねじのゆるみ止めを1.2mm鋼鈑を切ってまげて作り、ワイヤで固定しておいた。
整備や修理にハリガネを多用する、「ハリガネマン」の異名を持つ私の力作だ(笑)
続いてのマイナ―トラブル。
ある日運転していると、シフトノブの下あたりから異音が発生した。
スコココ・・・!と 音が!
回転に合わせて なにかがボディに当たっている感じだ。
何かの拍子でその音が鳴らないときもあるが、そのときはシャーーと何かがこすれてるおとがかすかに聞こえる。
幸い家から1~2キロの行動範囲だったのでゆっくり走ってガレージに戻り ジャッキアップして調べてみると!
プロペラシャフトに引っかかっているこの金属バンドなんだ??
これが回転してボディに当たっていたようだ
これはフレックスディスクを交換したときに もとからついていた金属バンド。
取れてきてしまうんですね・・・
はめ戻そうとしたらはめるにはかなり硬いので こんなバンドは取り外しておきました。
在庫ストック時にゴムが広がらないようにする金属バンドだとは思うが・・・
ミッションに取り付けたら8つのM10ボルトで固定するんだし
このバンド、取っても 問題ないだろ
ちなみにボルト穴が6つのディスクもあるので 注文の際には間違えないように注意。
さらに。
ガレージの地面に 油シミが。
ん~~エンジンオイル漏れ???
でも この位置からすると・・・違うような
ちょうど ステアリングギアボックスの位置。
どうも ギアボックスからのオイル漏れのようだ。
あの独特のニオイからも分かったのだが。。。
ステアリングギアボックスを 下から見あげたところ。
たしかにオイルもれてて 下のアーム取り付け部を濡らしていた。
先日 車検取得時の整備で ステアリングギアボックスのオイルを交換したが
そのさいに、ギアボックス内のオイル吸い上げのために底まで挿入した硬めのチューブの先で
内部のオイルシールのリップを痛めた可能性があるかも・・・
いずれにしても
漏れ箇所は上部ガスケットという可能性もなくはないが
2つあるシャフト・シールを交換したほうがいいだろう。
ワロスにある ステアリングギアボックスのOHキット。
ガスケットやナットの回り止めプレートなんかは自作できるし・・・ナットもどうせ再利用だろうし。
8000円プラス送料か・・・ちと たけぇな!
2つのオイルシールのサイズが わかんねぇ・・・パーツリストにもサイズの記載なし。
オイルシールの内径/外径/厚みがわかれば、
モノタロウで日本製の良いシールが1個数百円で買えるんだけど・・
(過去の経験から 海外から買うオイルシールを信頼していないにしやんである)
そうだ!
レストア中の2002tiiから取り外してあるステアリングギアボックスから
こえら2つのオイルシール抜き取れば サイズがわかる!ギアボックスは共通だし)
どうせこのギアボックスもOHしなきゃならんしね。
車検を通してしまうと 仕上がったように錯覚するものだが
こういったマイナ―トラブルつぶしを行う日々である。
旧車乗りはつねに五感を駆使して
トラブルの前兆に敏感にならねばならないのである。
なんかいつもと 音/振動/感触/におい/乗り心地/見た目 が違うな・・・
・・・ということを感じたときは たいがい何か起こっているものだ
こういうことに気づくためには 常日ごろから乗っていてやることが大前提。
正常な状態が体感できているから 異常に気付く。
たま~~にしか乗らない車では こういったトラブル前兆に鈍感になってしまう。
大事にしすぎず めんどくさがらず
できるだけ乗ってやりましょう。
くるまって 乗ってなんぼですし
好きな車に乗れる時間って 人生に思うほど多くないのです。
この夏、アイスマンになった ― 2024年08月12日 14時00分02秒
突然ですが、このかた、
どなたか わかりますか~
冷たい視線を送る彼は、アイスマン。
映画トップガンに出てくるアイスマン(ヴァル・キルマー)じゃありません~(笑)
この水冷式ベストの商品名が、アイスマン。
背中に防水バッグが仕込まれており
ここに冷凍庫で凍らせた専用チャージボトル(専用保冷剤)を入れ、
水も200ccほど入れ、パックします。
モバイルバッテリの電源を入れれば、小型ポンプが稼働し
キンキンに冷やされた水がチューブの経路を循環します。
これを装着すると、おお~!!アイスマンに変身!
コリァ 冷えるわ~~~!脇から背中にかけて、とても冷えています。
結構軽いですよ。
いいですね、コレ。おすすめです。
メタルワークは火花が散る溶接/研磨作業なので この上に長袖つなぎを着るんですが
アイスマン・ベストのおかげで 暑さに参ることがありません。
でも もちろん 顔や頭から汗は出るので 顔に当てる扇風機の風は必須(笑)
実際に使ってみて、3時間は冷たさが持続します。
3時間たって 冷たくなくなったかな~??と思ってチェックしてみたら、
パックした保冷剤が溶け切っているという感じです。
保冷剤を取り出して、新しい凍った保冷剤に交換すれば また冷えます。
バッテリーも新品で 3日に一回USBで充電すれば9時間は持つ。
空冷ファンのついたベストや、ペルチェ素子、PCMのついたものなど、
ここ近年の冷却ベストの進化はものすごいものがあります。
毎年新しい方式の保冷ベストが出てきますね。
ただし、背中に薄い荷物を背負った感じになるので、
車の下にもぐって仰向けになっての修理作業はできないでしょう。
空冷ファンのついたベストは手軽ですが、
火花散るメタルワークには不向きでしょう。(火花で穴が開く)
こういった夏の立ち作業には うってつけだと思います。
カンカン照りのなかで野外作業をする労働者には 熱中症対策には必須アイテムですね。
もう1、2か月ほどは暑いという長期予報なので
今後のレストア作業に活躍してくれるでしょう。
自分のマルニ 車検取得 ― 2024年07月09日 21時25分20秒
仮ナンバーを付けて 今日は中古車新規登録のユーザー車検です。



自賠責、車庫証明、印鑑証明書もとり、ユーザー車検も予約しました。
陸運へGO.
あ~この暑さ では クーラーありがたい~
テスター屋でフルコースチェック。3500円。
光軸と排ガス濃度を調整。CO3.5ppm HC800ppmぐらい。
陸運で書類を書きます。
これから検査ラインに入ります。

テスター屋では難なくクリアしたブレーキテストですが、
陸運の検査場でのブレーキテスト、タイヤが濡れててテスターで×になりっぱなしでしたが
制動力は出ているとのことで合格にしてもらいました。
排ガス(旧ボタン押し)、サイドスリップ、スピードメーター、ヘッドライト上向き、
下回りも問題なく、車検合格!

ナンバーも封印をもらい、実に8年ぶりの公道復帰を果たしました^^

このナンバーは1週間後に希望ナンバーに変更となります。^^
まだ少し やり残した整備がある。
アイドリングでエンジンがぶれるので エンジンマウントを交換しなくちゃ。
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