BMW2002tii サイドシル修理14 右側5 ステアリングギアボックスのオイルシールのサイズ確認 ― 2024年09月20日 13時15分57秒
マルニのレストア再開。
ちょっと溶接関係消耗品を切らしちまったので
今日は防錆塗装と
外板パネルパーツの型紙づくりのみ。
4枚で外板を作ります
ステアリングギアボックスに使われているオイルシールのサイズを
レストア中の2002tiiのギアボックスで確認します
ステアリングシャフト側は すぐにサイズがわかりました。
オイルシールに17.6-30-7 と記載があります。
内径17.6ミリ 外径30ミリ 厚み7ミリ と判断
モノタロウで注文したのは 内径17ミリ 外径30ミリ 厚み7ミリ のダブルリップのオイルシール。
下部のアーム側のオイルシールですが
手持ちのツールではアームが硬くて抜けませんでした。
スプラインにがっちりはまり込んでいるみたいです・・・。
しっかりした2本爪プーラ―が無いと アームは抜けそうにありませんね。
なんとか読み取れました。
28-42.5-8 と 読み取れました。
内径28ミリ 外径42.5ミリ 厚み8ミリ ということか
モノタロウで注文したのは 内径28ミリ 外径42ミリ 厚み8ミリ のダブルリップのオイルシール。外径が0.5mm小さいが、さてどうなるか。
こびりついた半世紀分のゴッテリ油汚れを
パーツクリーナーと歯ブラシでさっさとふき取りしときました。
ステアリングギアボックスの2つのオイルシールを
モノタロウで注文ずみです。
自分のマルニ 最近のマイナートラブル ― 2024年09月14日 08時07分32秒
今年 中古車新規登録をはたした 自分の1974年式BMW2002(キャブ4MT)
オイル交換時に
マルニのエンジンオイル量は4リットル。
プレモル1本を入れてみた。
標準は5%と書いてあったが6.25%添加でも問題ないだろ
数百キロ走ったが
メカニカルノイズは明らかに減ったと実感。
燃費の向上については これからの計測に期待だ。
マイナートラブル。
ある日、クーラーから冷風が出なくなった。
コンプレッサが回っているか確認したら、電磁クラッチは正常に稼働していたが
ベルトが回ったり、回らなかったりしている。
調べてみると、コンプレッサーにかかるベルトの張りがゆるゆるで
コンプレッサーを回すだけの張りがなかったのだった。
原因は、ベルトにテンションをかけるプーリーの調整ねじが
勝手にゆるんでしまっていたのだった。
ねじは勝手に緩む。ものである。
特にこういった調整ねじは 何かしらの回り止めは必要だ。
調整ねじのゆるみ止めを1.2mm鋼鈑を切ってまげて作り、ワイヤで固定しておいた。
整備や修理にハリガネを多用する、「ハリガネマン」の異名を持つ私の力作だ(笑)
続いてのマイナ―トラブル。
ある日運転していると、シフトノブの下あたりから異音が発生した。
スコココ・・・!と 音が!
回転に合わせて なにかがボディに当たっている感じだ。
何かの拍子でその音が鳴らないときもあるが、そのときはシャーーと何かがこすれてるおとがかすかに聞こえる。
幸い家から1~2キロの行動範囲だったのでゆっくり走ってガレージに戻り ジャッキアップして調べてみると!
プロペラシャフトに引っかかっているこの金属バンドなんだ??
これが回転してボディに当たっていたようだ
これはフレックスディスクを交換したときに もとからついていた金属バンド。
取れてきてしまうんですね・・・
はめ戻そうとしたらはめるにはかなり硬いので こんなバンドは取り外しておきました。
在庫ストック時にゴムが広がらないようにする金属バンドだとは思うが・・・
ミッションに取り付けたら8つのM10ボルトで固定するんだし
このバンド、取っても 問題ないだろ
ちなみにボルト穴が6つのディスクもあるので 注文の際には間違えないように注意。
さらに。
ガレージの地面に 油シミが。
ん~~エンジンオイル漏れ???
でも この位置からすると・・・違うような
ちょうど ステアリングギアボックスの位置。
どうも ギアボックスからのオイル漏れのようだ。
あの独特のニオイからも分かったのだが。。。
ステアリングギアボックスを 下から見あげたところ。
たしかにオイルもれてて 下のアーム取り付け部を濡らしていた。
先日 車検取得時の整備で ステアリングギアボックスのオイルを交換したが
そのさいに、ギアボックス内のオイル吸い上げのために底まで挿入した硬めのチューブの先で
内部のオイルシールのリップを痛めた可能性があるかも・・・
いずれにしても
漏れ箇所は上部ガスケットという可能性もなくはないが
2つあるシャフト・シールを交換したほうがいいだろう。
ワロスにある ステアリングギアボックスのOHキット。
ガスケットやナットの回り止めプレートなんかは自作できるし・・・ナットもどうせ再利用だろうし。
8000円プラス送料か・・・ちと たけぇな!
2つのオイルシールのサイズが わかんねぇ・・・パーツリストにもサイズの記載なし。
オイルシールの内径/外径/厚みがわかれば、
モノタロウで日本製の良いシールが1個数百円で買えるんだけど・・
(過去の経験から 海外から買うオイルシールを信頼していないにしやんである)
そうだ!
レストア中の2002tiiから取り外してあるステアリングギアボックスから
こえら2つのオイルシール抜き取れば サイズがわかる!ギアボックスは共通だし)
どうせこのギアボックスもOHしなきゃならんしね。
車検を通してしまうと 仕上がったように錯覚するものだが
こういったマイナ―トラブルつぶしを行う日々である。
旧車乗りはつねに五感を駆使して
トラブルの前兆に敏感にならねばならないのである。
なんかいつもと 音/振動/感触/におい/乗り心地/見た目 が違うな・・・
・・・ということを感じたときは たいがい何か起こっているものだ
こういうことに気づくためには 常日ごろから乗っていてやることが大前提。
正常な状態が体感できているから 異常に気付く。
たま~~にしか乗らない車では こういったトラブル前兆に鈍感になってしまう。
大事にしすぎず めんどくさがらず
できるだけ乗ってやりましょう。
くるまって 乗ってなんぼですし
好きな車に乗れる時間って 人生に思うほど多くないのです。
BMW2002tii サイドシル修理13 右側4 ― 2024年09月12日 10時47分50秒
BMW2002tii サイドシル修理12 右側3 ― 2024年09月11日 13時16分54秒
BMW2002tii サイドシル修理11 右側2 ― 2024年09月10日 14時56分22秒
BMW2002tii サイドシル修理10 右側1 ― 2024年09月09日 11時42分47秒
右側サイドシルにとりかかります
切除すると 内部の錆が良く見えます。
でもこの程度は 表面的な錆ですね
切り取ったもの
サイドシル後端部は けっこう 腐りはじめてますね
鋼板に穴が開くようでは もうだめです
ジャッキアップポイントの補強部分。
下部が腐っていますが 左側ほどではない。
切り取るのは なるべく最小限に留めたいのですが これでは仕方ない。。。
少しづつ あばいてまいります。
結局 左サイドシルと同じで
やっぱりここまで切り取ることに。
今日切り取った 右サイドシルの腐り鋼板の盛り合わせ。(笑)
まずはサイドシル内部のお掃除から。
エアブローとブラッシング。
そして錆転換剤サビキラーをサイドシル内部に なが~い柄の刷毛で塗布。
下部の水が溜まりやすいところに じゅうぶんにサビキラーを塗布しときます。
とりあえず今日は 浮き錆を取って
あばいた部分全面に サビキラーを塗布しときます
溶接する際には ワイヤブラシで塗装をはがします
後部にも塗っとく
乾燥のため きょうはここまで。
まだ 残暑厳しいですね~~ ^^;
明日からまた 溶接仕事です
BMW2002tii サイドシル修理9 左リア7 完成 ― 2024年09月08日 13時16分51秒
型紙から パネルパーツのつくりかた
型紙から切り出した鋼板をトナリ部屋の加工室へ
油圧プレスでパイプを押して カーブを成型
カーブの基準型紙でチェック
ヘリの部分を折り叩きます
車体に合わせて 多少 叩いたり削ったりで 修正をくわえる
裏側にスポットシーラーを塗って バイスで固定し 溶接開始
溶接完了
最期のパーツ
ステンのサイドモールを仮に当ててみて確認。
曲げて折って・・・
折り継ぎ部分を溶接して
裏も溶接と 防錆塗装して完了
とりあえず防錆塗装しときます
メタルワークのあとで
最期は 全体的にサンディングしてならして
板金パテを入れるなどして 面修正の予定。
ということで
左サイドシル、完成。
左サイドシルの60~70%は新しくなり、剛性強度もはるかに増したはずです。
修理前の状態
カーベキューで 今度は右側を持ち上げて
次回からは右サイドシル修理の予定。
そのあと トランク底部の修理にかかる予定。
BMW2002tii サイドシル修理8 左リア6 ― 2024年09月07日 19時19分57秒
BMW2002tii サイドシル修理7 左リア5 ― 2024年09月06日 12時31分38秒
BMW2002tii サイドシル修理6 左リア4 ― 2024年09月05日 13時07分43秒
左サイドシル 後方の ジャッキアップポイント周辺の補強構造を作ります。
オリジナルよりも強度アップを目指し いろいろ考えています
なるべくシンプルに、そして頑丈になるように・・・
1.6mm鋼板で 隔壁作っていく作戦
左の5枚の隔壁で
ジャッキアップポイントにかかる荷重を分散させたい
さらに隔壁を立てて
こういうかたちに。
ジャッキアップポイントを置いて 位置を確認中
今日作った部分と ジャッキアップポイントの間に 5mmほどのスキマがありますが
ここには厚めの鉄板(赤い部分)を溶接して埋めてやるつもり黄色は内側の補強鋼板
青色は外側の鋼板
残りは明日やります。
タイヤハウス側の切除部分
ここを溶接して閉じる前に 防錆塗装しとかなければ
矢印部分の錆びた内部に 錆転換剤サビキラーをしっかり塗布。
ここは リアアクスルを取り付ける部分です。
ここは幸い 表面的な錆だけで 腐ってはいませんでした。
今日はここまで。
9月だというのに まだ暑いですね!
まだ アイスマンの水冷ジャケットは必須ですね!
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