軽自動車修理、2選2024年12月01日 09時19分25秒

レストアの合間に入った 軽自動車の修理。
こんなん入ってくるから レストアはかどらんのよ。

まずは嫁車のトヨタピクシスエポック。(ミライースOEM)


冬タイヤに交換していた際に タイヤハウス内の点検で発見しちまった、
ドライブシャフトブーツ切れ。
しかも左右とも中のグリスが飛び出してました。
FF車の宿命だね。6万キロでやぶけた。
でも、両方がほぼ同時にだめになるという、日本製品の
品質の均等さに驚きましたです。


古いものはカッターで切り裂いて外し CVジョイントのグリスの掃除


ミヤコのMタッチをネットで購入。左右で1万。
分割式のドラシャブーツです。こいつが楽。


ミヤコの「Mタッチ」は取付も簡単です。
接着剤や高温加熱ホッカイロを使用する 類似製品の「スピージー」よりも手軽でいいと思う。

箱の一部、グリスガードとして使用することになってる。すばらしい。


グリスを封入し、バンドで取付する。

ハンドルをめいっぱいにきっても 接合部分、裂けてきません。
中にスプリングの入った特殊な結合形状をしています。
しかもゴムがやわらかい。
3年3万キロ保証。素晴らしい。
なによりも手軽にできるのがいい。満足。


ついでに6万キロ走ったCVTFの交換。
5万キロで交換せよとのメーカー指定のところ なまけてて。

まぁ フルードの汚れとしてはこんなもんだろうな
嫁のマイルドな運転では 滅多な金属粉とか ないし。

オイルパンきれいにして。
磁石にもびっくりするようなスラッジはついてなかった。

フィルターやガスケットは交換しますです。

新しい指定CVTFを 抜けた分の2.5L注入。全体の7割は新油に置き換わった。




続いて ホンダ N-WGN (JH3)が入庫。
親戚関係の車。

ガードレールにこすったとさ・・・
パールホワイト塗装なんて 難しすぎて にしやんは板金できましぇーん
オーナーさんと相談して ドアをリサイクル品にまるっと交換する作戦で
安くあげてやろう。

普通に修理工場持っていったら 50~60万はかかるでしょうな。

内装剥がしから

成型が素晴らしい

ロック機構外し 難しいこともない

配線外し カプラーが割れないって いいねぇ~


ヤフオク!で調達した同色プラチナホワイトパールのリサイクル品ドア。
すこし、傷があるが容認できる範囲、とのオーナーさんのゴーサイン。
2枚で送料込み4万。
ただし、ガラスとか、モーターとか、取っ手とか、な~んもない。

 ちなみに、新品でもドアは購入できますが、1枚4万する。
 しかも、未塗装品です。
 とりつけ前に同色に塗料を塗る必要があるのです・・・。


リサイクル品は安いですが、同色のものが見つかるかどうか、が鍵です。
さすが大衆車、ヤフオクにありました。(多少傷アリですが)


でも、内装屋ガラス、ミラー、ウエザーストリップなど、
装備品は全て移植していかねばならない・・・これが手間ね。
まぁ このあたりはマルニのレストアでもやってるので。
最新の車はどうなっているのか?と興味もあります。


ウエザーストリップの密着度や取り付け方法、素晴らしいよ。
マルニに使えないかな~

前側 完成。窓やロックの動作もチェック済み。OK!

うしろにとりかかる。やり方はほぼ前と同じ

ハイ、完成!
チリ合わせの必要もなしで、スバラシイ。
2022年式 ホンダN-WGN(JH3)
ちょっと試乗させてもらいました。
まず感じたことは
「最近の軽自動車は重いな~」ということ。いろいろ ついてっからね。
あとやたらピーピーなんだかんだ言ってきて、うっせーわ。ほっといてくれ。
CVTも なんか もわ~んとした乗り味で・・・キモわるいな~。
プッシュスタートのスマートキーって どうにも慣れなれないし。
最新モデルだけど、ヘッドライトはハロゲンかよぉ。
短い試乗だったけど、いいところが 1つも見つけられんかった。
たぶんにしやんが古いタイプの人間だからだと思う。

自分の乗ってる5万円で買ったH21年式ムーヴ(L175S)のほうが
圧倒的に軽さがあり 4ATできびきびした走りで好ましい。


今回の修理
リサイクル品ドアの利用で、工賃込み請求額76000円。
10時間作業工賃プラスアルファで 儲けとしては36000円。


教訓:ボディカラーは最も売れているものを選べ!

BMW2002tii リアマフラー取付ステー製作2024年11月30日 10時57分47秒

フルレストア依頼で預かっているBMW2002tiiは
うるさいセンターマフラーがついていた。


それはいいのだが、その取付がひどかった。

ホースバンドで取付かい!
スバラシイわ(笑) 2024年取り付け大賞、グランプリ受賞です!

本来あるべき マフラーハンガーが無いぞ~


今回レストアでは
ジェントルなオーナー氏に合わせ、マフラーもジェントルな純正に交換する。
銀色のがワロスで買ったジェントリー・リアマフラーで、朝4時とか5時に早朝ドライブでエンジンをかけても隣の家から「うるさい!」とクレームが来ないという静かなものです。
とてもジェントルですね。


ちなみににしやんはジェントル・フォレスト・ジャズバンドが好きです。


取付ステーの一つをワンオフ制作。






かろうじて残っていた、2つのうちの1つのマフラーハンガー部分。
錆取りをすればまだ使える。
マフラーの後ろ側になります。


燃料タンクを取付け、リアマフラーとのクリアランスを確認しながら位置決めする。
タンクの後部はマフラーパイプのカーブに合わせて わざわざタンク形状をへこませてあるのがわかる。
発進や停止、コーナー曲がるたびにマフラーは揺れますが
絶対にタンクには接触しないように取り付けねばならない。


ほぼ 位置は決まった。
リアマフラーは 燃料タンクとスペアタイヤが収まる部分に挟まれている。


上のトランク底面との間隔も大丈夫


あとは 前側のマフラーハンガーの位置をきめるだけ

こんなところかな~~
こあたりは調整しつつ・・・


フロント側からみたリアマフラー。

黄色くイラストで描いたセンターマフラーが
どの位置に来るか、まだわからないので、
マフラーハンガーの溶接はまだ行わないほうがいいだろう。


これは自分のマルニのマフラーであるが
センターマフラーをリアマフラーに数センチ差し込んでから
U型クランプで締め付けて固定することになる。
もし差し込み部分から排気漏れするようなら、厚手のアルミテープを巻いて車検を通す。

エンジンとミッションを搭載し、マフラーを前から順に取り付けてから
仕上げることになる。
今回はおおまかな位置決めのみにしておこう。



My2002 バルブクリアランス調整でアイドリングの振動が減った2024年11月29日 18時14分38秒

にしやんのBMW2002、アイドリング時の振動が大きくて、これが割と気になるのである。
エンジンマウントを新品に交換しても、エンジンが結構 振動して振れるので・・・。
前は こんなんじゃなかったのになぁ・・・

バルブクリアランス調整をする前の
アイドリング時の振動(エンジンの振れ)

けっこう 振動している。
エンジンマウントが新品なのに。

最初 Pertronix Ignitorフルトラ化した点火系の問題かと思い、プラグや点火コイルの交換、デスキャップの点検等をしたが問題はなかった。
プラグも焼け具合に問題なく良好だ。

でもこの際、プラグは1本400円しないから 
ついでに新品に交換した。いつものNGKのBP6ESを使用。


で、これはバルブクリアランスが気筒ごとにバラつきがあるからかもしれないと思い
ヘッドカバーをあけて、早朝起きて朝飯前に1時間ほどバルブクリアランスの調整を行った。

これが功を奏し、エンジンのアイドリング時の振動が激減した!

バルブクリアランス調整をした後の
アイドリング時の振動(エンジンの振れ)

バルブクリアランス調整をした後の
アイドリング時の振動(エンジンの振れ)室内でのシフトレバーの振れ

シフトレバーの振れはバルブクリアランスの調整前はもっとひどかった・・・。
これで気持ちよく乗れる!^^v

このバルブクリアランスは1000km走行ごとにチェックしたほうがいいと、
ヘインズのリペアマニュアルに書いてあるのだ。
距離を走っていると、自然とバルブクリアランスが狂っていって
気持ちよい走りができなくなるというわけだ。
そういえば 車検前整備でバルブクリアランス調整まではしてなかった^^:



では BMW2002のバルブクリアランスの実際を見ていこう。
頑張れば、だれでもできるメンテである。

ヘインズのマニュアル。英語版。

その画像。
ざっというと、黄色字で書いてあることを8か所やる。


エンジンが冷えている状態でヘッドカバーを開ける。
旧車は楽よね^^


ヘッドの中身。車体前から順に1~4番シリンダ。
カムシャフトが中心に1本。(シングルカム、SOHC)
その両脇にロッカーアーム8個があり、回転するカム山により、吸気/排気バルブを押している。
4気筒だからバルブは合計8本だ。

気筒の点火の順はヘッドカバーにある。1,3,4,2の順。
全体の作業の流れとしては、黄色文字で書いてある順に行う。

まずは、クランクプーリーを30mmソケットで回し(車体を正面に見て時計回し)、
1番シリンダの圧縮上死点(Top Dead Center)位置を出す。
にしやんは車体下から確認できるようにマーキングしている。

本来は、TDC位置はここで見るのだが これがいまいち見えにくいのよ。


点火順の通り、1番シリンダ―の方から始める。

まず確認。ロッカーアームをつかんでゆすると かすか~にカチカチと動くよね。(吸気側 排気側ともに)
圧縮上死点になっているのだから、バルブは吸気排気ともに閉じているから、ロッカーアームはバルブを押していないのだ。だからバルブクリアランスのスキマ分だけ、カチカチと動く。

調整するところはココ。
バルブのTOP部分を Eccentric Cam という偏心した円形コマが押す部分。
ここのスキマを、8つのバルブすべて 冷間で0.15~0.20mmにする。


まずはシックネスゲージ0.15mmを差し込んでみてみよう。
抵抗なくすっとかる~く入れば、スキマは過大であり、要調整。
やや抵抗を感じながらもグググと入っていけば、ちょうどよしでバルブクリアランスは0.15mmとなっている。
全くゲージが入っていかなかったら、スキマは詰まりすぎており、これも要調整と判断する。

バルブクリアランスはeccentric camの10mm固定ナットを緩めてから 適当な大きさの六角レンチなどで微妙に回すことで調整できる。

実際はこういう風にやる。
10mmナットを緩めたら 0.15mmゲージを挟みこんでeccentric camを棒で軽く押し付けつつ、再びナットを固定する。
最期に確認のためゲージを差し込んで、ちょうどいい具合か、確認を。
「ナイフでチーズを切るような抵抗感がありながらゲージが入っていけばいい」とは師匠の言葉である。
これを吸気側、排気側ともに行う。これで1番シリンダ終わり。


つぎは点火順の3番をやる。(2番じゃないよ)
クランクプーリーを180度回転させ、3番の圧縮上死点を出す。
(4サイクルエンジンはクランク2回転で「吸気 圧縮 爆発 排気」の1サイクルを終えるため。)
3番のTDCが出れば、先ほどと同じように、ロッカーがカチカチ動くはず。
カム山は、吸気排気ともに下を向いているはずだ。
このように、点火順にバルブクリアランスを0.15mmにそろえていく。

こうやって順に8個のバルブクリアランスをそろえたが
最初のクリアランスはバラバラであった。
8つのうち5つが要調整であった。(全部調整したけど)
これじゃあ アイドリングに振動が出るかもね・・・


最期にヘッドカバーを規定トルクで順にしめつけて完了。

いずれにしても、改善が見られたので、満足である。
これまで信号待ちでの大きな振動がどうも気になっていたが、
これで気持ち良く運転できそうだ。

My2002 冬タイヤに交換2024年11月27日 10時13分29秒

12月ももうすぐ。いよいよ冬が近づいてきました。



雪が降る前に 自分の1974年式BMW2002のタイヤを冬用タイヤに交換!
純正の鉄ホイールにはうっすらと錆浮きが・・・


2年の車検を取ったからには、もちろん雨でも雪でも乗るよ!
雨や雪の日に濡れさせてボディを錆びさせたくない!とも思うが、DIY派のにしやんは錆びたらなおせばいいやのスタンスです。
短い人生 どれだけこの車を知り、それだけ思い出作れるかがむしろ重要。
ABSもないFRだから、雪道はトランクに重い砂袋積んで
リアにトラクションかけながら走らなけりゃいかんかも。
昔、親がそうして雪道走ってたなぁ



かつて大雪で埋まっちまったマルニ。(笑)
もう こうはさせたくない。掘り出しが面白かったですが(笑)


かつて共に過酷な雪道を走った 思い出深いニンマリ車たちよ・・・
いまはどこを走っていることやら・・・。











BMW2002には
13インチの2009年製のスタッドレスタイヤです。 
5Jの鉄ホイールに 165/80R13 FALKEN ESPIA EP-01 studless



2009年製ながら酷いヒビももなく  まだいける。(笑)オイオイ
マルニは前後でタイヤを同じ空気圧にしても、フロント側が重いのでタイヤがややつぶれますね。
この時代(70年代)のBMWは 前後荷重50:50ではありません。前が重い。
そこで
空気圧 フロント2.4Bar(ほんのすこし高めでハンドル操作を軽くしたい想いもある),リア2.3Barで設定。



ダンロップの13インチ夏タイヤ( DUNLOP ENASAVE EC203)は
納屋の2階倉庫に仕舞います。
このタイヤはヤフオク!で安く新品を買いましたが、良いタイヤでした。
アルミホイールは、ありがた~い貰い物です^^
10月の700kmドライブも快適でした^^


タイヤ交換のジャッキアップついでに
恒例のブラック・フライデー祭りを。
下まわりも点検しつつ シャシーブラックを車体下に吹きます。
こいつが俺のブラック・フライデー。(笑)


これを冬タイヤ交換時に下回りに吹いておくと やっぱり多少の防錆になる。
北陸の冬道は、凍結防止剤が撒かれるので、濡れた路面は塩水となる(なめるとしょっぱい)。
こいつが車体を錆びさせるのだ。、
ただしスプレーしてると 顔に黒いミストがかかるので 防塵めがね、必須。
前後アクスルやサイドなどに吹いて 3本消費です。

BMW2002A 継続車検合格2024年11月14日 13時27分23秒

ヘッドライトバルブをLED化した2002A

リフレクタはtiiのアルミテープを貼ったものに換えてみた


冷却水やらエンジンオイルやらをチェックし いざ出発。
冷却水の量は冷間で
ラジエターの狭いしぼり口から液面まで1インチになるように(約2.5cm)


テスター屋に行って測ると、
1週間前にハロゲン+オリジナルリフレクタで100hCd(ヘクトカンデラ)だったのが(150hCd=15000Cd 以上でないとダメ)
LED+アルミテープ貼りリフレクタで543hCdとなった!
まだ光軸調整前に付き、判定はばつになってますが、
このあと調整してもらいOkとなった。


ちなみに光軸の調整は、2つのダイヤルを手で回して行う。
自分でもできるが、テスターがないと車検合格になるかどうかはわからない。


排ガスもまたチェック。
マルニの年式では COはMAXで4.5%、HCはMAXで1200ppmという基準。
CO 2.39%  、 HC244ppmに調整し 余裕で合格範囲内~。
 
この2002Aのキャブレターは WEBERの32/36 DGEV


車検ではアイドリング時の排ガス検査なので
アイドルミクスチャースクリュを回して調整することになる。
アイドリングが不安定にならない範囲で薄くなる方向(時計回し)に回し。
画像ではほぼ目いっぱいに右回しになっている 

画面中央のアイドリング調整ねじも調整し、排ガスのいいところをテスター屋で探る。
ちとアイドリングが下がりすぎてエンストしないか不安だが
車検ラインの間だけなんで。


このテスター屋のニキ達は いつも親身になっていろいろやってくれるなぁ。
毎回めんどくさいことをやってもらってるんでBOSSを差し入れた。^^




テスター屋を出て 陸運で書類を仕上げ(トナリのオジさんに色々聞かれました^^:)、
車検場で2ラウンドのラインにはいる前の最終チェック。


ラインに入ります。
先月からいろんな車を通して 今回でもう5回目だ。

15分後、一発合格!ヨーシ!
これでまた2年走れる。
50年選手ですが まだまだ現役で 遜色なく走れますよ~~
考えてみれば、マルニが良くできているからなんだね。



ガレージに帰ってから 車検合格の記念に 矢印のパーツを奢った。

オイルキャッチタンクだ。
アマゾンで2500円。


中はこうなっている。もちろん空っぽ。
付属の金タワシをブローバイガス(燃焼室を吹き抜けた高温ガス)が通過することで
ガスに含まれるオイルミストや水蒸気をタワシがキャッチし、
タンクの底に 水とオイルが混ざったモノを ため込んでいくのだ。
スティックつきなので ときどき抜いてみて ヘドロが溜まってないか確認をしてください。
そんなにすぐ溜まるものでもないが、
もしススティックの先に汚いものが付着していたら、下のタンクを外してヘドロを捨ててください。

エンジンのヘッドカバー部からから吸いだされたブローバイガスの流れ。
途中のキャッチタンクで よろしくないものをできるだけ取り除くわけだ。
このキャッチタンクがないと、ブローバイガスホースの途中に
水とオイルが混ざって乳化し、汚れたカスタードクリームみたいなヘドロになっていく。
これがキャブに吸い込まれて トラブルを起こすことになる。

BMW2002A ヘッドライトの片方が暗い2024年11月13日 19時49分03秒

2002Aの車検の前にテスター屋で指摘されたのが 左側ヘッドライトの暗さだ。
ハロゲンのままだが、合格ラインの7割ぐらいしか光量がでていないというl。
リフレクタの劣化が進んでいる・・・。



対処として、アルミテープを貼ったリフレクタがあったので
これに換えてみる。

実はこれ、預かっている2002tiiのものだ。
ちと アルミテープのシワが多いが。。。

ハロゲンライトを点灯。
やや散光気味か?

リフレクタにシェードの傘がないのが 影響してるんだろうか?




正面から見る。 散光しているかな~



テスタ―屋で計測。
前回の2割増しになったが 、まだ 合格ラインとはならなかった・・・

数値でいうと、150hCd(=15000Cd カンデラ)はほしいところが 124hCdしかないという。
光が散って 集中していないからかもしれない。
ちなみに光が集中しているように見える右側ライトは170hCdあるから合格ラインは超えている。
アルミテープリフレクタ作戦は失敗かぁ?
それともアルミテープをはがしてもういっかいキレイに貼りなおせば光が集中するようになるのか?

そんな研究時間はないので
LEDバルブに交換してみる。


装着したところ


ポン付けしただけではだめで、BMW2002のヘッドライトをLEDにするときは
配線を変更しないといけない。

古いヘッドライトリレーもばいばいする。(検査に関係ないロービームのリレーですが)
いろいろとやり方はあるんだろうが、にしやんはシンプルに
HiとLoそれぞれにリレーをかませて点灯させる。

2002ではLEDバルブをポン付にすると
メーター内のハイビームのインジケーターが点灯しなかったり
点灯しても不安点にチラついたりしてしまう。(配線の問題か)
この問題は自分のマルニのヘッドライトをLED化したときに悩んだところ。




また、ハイビームとロービームのきり替え操作のために、
多少の配線加工が必要になるのだ。
あ~めんどくせ~~


Lo/Hi切替レバーの根元にリミットスイッチを設けることで
物理的に切替のスイッチングをすることにした。
色々やり方はあるんだろうが、にしやんが思いついた方法。


はい、LED点灯!(ロービーム)切替も問題ない。^^


Hi/Lo切替の動画は こちら
ちゃんとメーター内の青いハイビーム・インジケータ(こちらもLEDバルブ化)も
しっかり点灯しています。



LEDハイビーム点灯ッ!!



検査はハイビームで行う。
さてテスト結果の数値はどうなるか?

BMW2002A リアブレーキ整備2024年11月10日 11時50分38秒

車検に向けた総合テストで指摘された事項

右のリアブレーキ。

左右で差が大きい。右リアブレーキの利きが弱い。
左右の総和で308。左右差で46の数値。
コレで車検が通らない可能性ありとのアドバイス。
この左右差でブレーキ検査に合格しないことが多いらしい。
何とかせにゃならん。


ガレージで整備します。
ブレーキドラムを外し・・・


まずはシューのスキマ調整。
裏側にある17ミリ調整ボルトを回して
(これが固着しているマルニの何と多い事よ!
メガネレンチかけられないので、硬いボルトをオープンエンドレンチで回すときなめないかと緊張します)


シューの穴にぴょこんと出ているでっぱりを
穴の外側にあてるように、偏心ボルトをどちらかに回す。

左右それぞれにあるので、左右ともに調整。
この調整でドラムとシューのスキマを最小限にしたい。
シューを外側に押し出しすぎると、今度はドラムがはまらなくなったり、
ブレーキの引きずりが起こるので注意。
現代車のドラムブレーキは自動でシューのスキマを調整してくれる機構があるんだけどね~
マルニは手動です。
シューは減っていくものなので、2年の車検ごとに、というよりは、走行距離管理(何キロ走ったか)でここのスキマ調整をしなければならないですね。 


そして本丸、ホイールシリンダーを外す。


あっ、固着してる。
もう、手で触っただけで分かるわ。
左右のピストンが固まって動かないもん。(もちろんブレーキの油圧では動くが、指では動かない)


なんとかピストンをまわしてねじってこじって分解。
シールに損傷ないレベルだが。

このシリンダーの内側に錆つきなどの段付きがあってスムーズにピストンが動かない。
余り車に乗らないでいると シリンダーの中の動きが渋くなってしまう傾向にあるね。
錆が出てきてしまうんだね。
せめて1週間に一度は乗ってあげて ここがさび付かないようにしたい
あるいは 毎日ブレーキだけを踏むか?


ホイールシリンダーは、もちろん、新品に交換。
ネット(パーツのパルカ)で購入、6000円しない。ヤフオク!で売ってる。

新品はもう、指でピストンをいじってるだけでスムースにぴょこぴょこ出入りする。
いじっているうちに、片側がピュンと勝手に飛び出しちゃうぐらいに。

新品の動きは こちらの動画

ラバーグリスを塗ってまた挿入し、組み込みます。

シュー機構を組み込み。
戻りスプリングを引っ張る。このツール必須。

そしてブレーキラインのエア抜きをします。
エア抜きでペダルを踏む際は、ブレーキドラムを装着するのをわすれちゃならないよ!
忘れたら、どんな悲惨なことになるか わかるよね?

いつもの スネークカメラでエアの抜け具合を見ながらの 一人エア抜き作業。
こいつは便利だよ。
しっかりエアも抜いて踏みごたえも出たので右リアはok^^
このあとホイールを組み込み。



ついでに 問題の無かった左側も このノリでやる。
やはり、ピストンの動きがスムースでないので メンテする。

動きが渋い場合は シリンダーの内壁を耐水ペーパー1500番で磨き。

内側の薄いサビなどを取りたいだけ。

内壁をぴかぴかにして洗浄。
ピストンのシールには損傷がないか確認したうえで
専用のブレーキグリス塗って組付け。
前よりは動きがスムーズになった。^^

ブレーキ組んで、ホイール組付け。トルク締め忘れずに。

う~ん リアタイヤ、寿命ですよ~。溝の中にもヒビが。


後輪はデフにつながってるので軽くは回らないですが
シューのスキマ調整後は、スキマを詰めすぎてドラムの引きずりがないかだけ、手で回して確認します。
もし引きずりがあれば、手ごたえで重く感じ、すぐにわかります。
はい、okですね。

そのほかの整備もして(後述します)
翌早朝、パトカーの先導のもと(笑)、テストランに出る。

ブレーキの踏みごたえ、かな~り改善した~!
踏み始めからじわぁ~ッと
踏んだら踏んだだけしっかり効くようになりました。^^
これはシューのスキマ調整が かなりきいていると思う。
ガレージにもどってからブレーキフルード漏れがないか、点検して 完了です。


左右差がなくなったかは、週明けにまたテスター屋で計測してもらいます。

→ 計測したところ、左右差は縮まり、(0にはなっていないが)、合格範囲になりました。^^

BMW2002A ブレーキディスク交換22024年11月09日 13時23分57秒

車検整備中で預かった2002A(オートマチック)。

ホイールベアリングの保護用のオイルシールがモノタロウから届きました。

古いものはこのように 変形しちゃっていましたのでシールプーラーで外します。

新しいものに交換です。オイルシール400円也。
下の画像の1番がオイルシールです。
黒くなっちゃった古いグリスも掃除しなきゃ

フロントのホイールルベアリングは2番と5番で 2個入っています。
2番のローラーベアリングを点検。
OKだったので 新しいグリス封入。

ではオイルシールを打ち込みます。

優しくツライチに。
純正のオイルシールは内径40,外径52,厚み7mmですが、日本に無いので
内径40,外径52,厚み8ミリで代用しましたが問題ありません。


ハブと新しいブレーキディスクをハブボルト4本で合体。
トルク66Nm。

シャフトに慎重に入れ、ハブナットを仮締め。


取り外すときは黄色→位置で合いマークをつけましたが
今回ハブナットをもう一コマすすめて赤矢印で固定しました。
コマ一つ分、締めこんだことになります。

ステン割ピンで緩み止め

ハブキャップ、キャリパーの取り付け。
ブレーキペダルも踏んで パッドが当たるかも確認。

ホイールをはめたら、ちゃんと問題なくスムースに手で回るか確認します。
異音もなし。


では公道に出て試走。
5,6回ブレーキを踏んたあとでこんな感じ。ディスク表面の防錆コーティングが剥けてきてます^^
もっと走り込んでブレーキを踏んでパッドとディスクの当たりを
馴染ませないといけない。

もうしばし走ります。

これぐらいになれば、パッドの当たりもでてきて
ブレーキングのタッチも良くなりました。^^
明らかに 交換前よりは、ブレーキ制動力が出ていると感じました!


実際、テスター屋に行って、ブレーキ制動力を測定してもらいましたが
じゅうぶんに車検合格ラインをクリアしていました。^^


しかし、リアブレーキの制動力に問題があることがテスターで判明。(ヘッドライト光量にも・・)
次はリアブレーキのメンテをしなければなりません(´;ω;`)。

BMW2002tii トランクルームのメタルワーク62024年11月07日 17時40分42秒

トランクルームのメタルワークも終盤

80cmの仕切板をプレス機で折り曲げ

溶接しました。


ジャッキを置いて

パネルをかぶせます。
うん、計測した通り、ばっちりですね。
ジャッキの高さが気になりましたが 上のパネルにも当たらずぴったりです。

ジャッキを固定する治具を溶接


このようにジャッキに穴があるので これで固定します。
M8の蝶ねじで固定すればいいでしょう。

スペアタイヤと燃料タンクを載せます

スペアタイヤの位置決めをしたら 固定治具を溶接

こちらも溶接で制作しましたタイヤの固定ナット

パネルを上に置いてみます・・・

ありゃ。
12ミリほどパネルが浮いちゃいました。

どうもこのスペアタイヤの高さがありすぎるようです。
パネルがタイヤに乗っかっちゃってます。

幅185ミリのタイヤだし・・・

扁平率70ということで、サイドの膨らみも大きいですね。

タイヤも50年前のものであることから、スペアタイヤを組み換えしなきゃならんです。
165/65R13あたりの安い中古タイヤを履かそうと思っています。

もう2,3 トランク周りでやることがありますので次回

アクアのリア修理22024年11月06日 07時55分00秒

連休中は配送業者も休みで
ようやくアクアのリアゲートが届きましたので取付。
マル印のところをボルト止めや配線/ホースの接続
チリ合わせも完了


ナンバーの封印を押さえつつ

裏側からマイナスドライバで回して入れます
ドライバをまっすぐに差すために
金ばさみで鋼板を多少切り込む必要がありました。


内張や水切シールをはめ込み、最後に電装品のチェック。
さらに雨天に試運転して水の侵入が無いか確認して完了です。

トヨタ系列のディーラーで新品に交換されて30万円取られるところを
リサイクルパーツの利用で合計5万円で修理出来ました。


お金が余ってるなら別だけど 何でもディーラーに頼んじゃダメだよ。