丸テール 配線修復作業1 ― 2023年10月03日 08時04分18秒
早朝起きして 配線解析と修復作業の開始
「三文の得」になればいいが・・・
ごちゃごちゃの配線に見えますが
系統立てて一つ一つ丁寧にやっていきます。
今後の運用に大事なところですからね。
まずは一番大事なバッテリーから出るRT(赤)のプラス・ライン
ここが一番太く、電流も多く流れます。
⑩番コネクションであちこちに分岐。
これを一つ一つ確認していく。
ところがコネクションのビニテ被覆を剥くと 過去の間に何度か切断されている。
こういうところも この際カットして 新しくつなぎ直していきます。
配線の色は 途中で変換されているものが多い・・・。
コードを引きなおすと大変な手間がかかるので それは必要な部分だけとする。
また、変換された色を正しく色付け直す必要がある。
(下の画像では、コネクタにつながるブルーのラインが赤色へと変換されちゃってます)
赤や緑、黄色ならコードは入手しやすいんですが
でも 紫いろや茶色、灰色、白色といった色のコードはそうあるものではない。
そこで利用するのがカラーマジック「ポスカ」と
色の豊富なマスキングテープだ。(ビニルテープよりも薄く、ベトベトしない)
これを各色そろえて 色修正するコードに巻いていく。
これなら配線図にある色を全部網羅するし、
例えば、「紫/白」といった混色配線には 紫のマスキングテープを巻いたうえに白色ポスカで点々と色付けをしていく、といった具合に修復していく。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
配線図どおりの色にしておかないと、オーナーさんに納車した後の、
現地での整備工場での今後の修理作業にも支障が出るのだ。
にしやんの長年の輸入車DIY修理の苦闘した経験にもとづき、
常に数年先に必ず起こるであろう事態を想定して 修復しているのである。
にしやんは素人であるが、そのほこりにかけて、いい加減な仕事はしないのだ。
例えばこのバッテリに直結されていたコードは配線図とは違う「緑色」になっていたが、
これを本来の赤色にすべく、マスキングテープを巻いて色修正していく。
将来 入る整備工場のメカニックが、配線図を見ながらこのマルニを修理する際に
もしこういう大事なラインが別の色にすり替わっていたら どう思うだろうか?
「何だコリャ・・・全然配線図の色と違うわ。だとすれば、他のところの色も
アテにならんなコリャ・・・いちいちラインを確認しないと修理できんわ。
アテにならんなコリャ・・・いちいちラインを確認しないと修理できんわ。
あ~もう、メンドウな旧車、引き受けちまったな~~もう・・・」
と、こう思うのは必至で、勢い、修理に時間がかかり
BIGMOTEERでなくとも
費用工賃がバカ高く請求されることになるのは明白であり、
もうこんな車、触りたくない、と思われるのである。(メカニック心理)
一方、これがちゃんと色修正されていたらどうだろうか。
「お・・・?わざわざ色テープ巻いて配線図と同じ色に手間暇かけてあるぜ。
ほう・・・あちこちにタグ付けがもある。こりゃいちど全面的にやってあるな。
ほう・・・あちこちにタグ付けがもある。こりゃいちど全面的にやってあるな。
手間かかってる車だな。配線図も書き込みがあってちゃんと車と同じだ。
こりゃ、普段日本車しか触らない俺もわかりやすいわ。ヨーシ、いっちょやるか!」
こりゃ、普段日本車しか触らない俺もわかりやすいわ。ヨーシ、いっちょやるか!」
となり、修理も早く、費用も安く、修理が上がって納車の際には
「なかなか手ェ入れてある車っすね~。大事に乗ってくださいよ。
あっそうだ、**の部分もそろそろヤバそうだったんで、
ついでに修理しておきましたよ。」
と、善意の修理を施してくれる可能性も高まり、納車の際もオーナーさんはうれしいのである。
こうやって主治医が出来上がっていくのである。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
メインの太いバッテリー直結ラインをまずやってしまってから、
イグニッションSWとヒューズボックス間のラインへと進むことになる。
上流から、末端へとチェックだ。
上流/下流なんて言い方は自分独自のものだが
ヒューズを境にして、バッテリー側を上流、電装品側を下流と呼んでいる。
マルニのヒューズボックスはこのようになっているが、
ヒューズに「傾き」がつけられているので
上流/下流 というのも 見た目でわかりやすと思う。
前期型マルニの配線図
丸テール クラッチホースの交換 ― 2023年10月02日 11時26分04秒
配線ばっかりじゃ面白くないので
クラッチの劣化したホースを交換します。
これはオーナーさんから交換してほしいと要望のあった項目です。
新品のクラッチホースと
11ミリのフレアナットレンチを用意。
クラッチを油圧で動かすための
クラッチホースはかなり劣化していますね。
このホースのなかを クラッチペダルを踏むたびに
フルードが行ったり来たりしています。
まずはクラッチ・スレーブ・シリンダをチェーンバイスで軽く固定。
クラッチホースを緩めるときに 共回りしてしまうからです。
11ミリフレアナットレンチをかけ、絶対になめないように慎重に緩めます。
無事緩みました。
それと同時にクラッチフルード(ブレーキフルード)が
重力によって下にぽたぽた落ちてきます。
ボウルでおちてくるフルードを受けていますが、ふとした弾みにフルードが飛び散って顔にかかることもあるかもしれないので、自身も防塵メガネ、手袋で目と手をしっかり防護します。
目にフルードが入ると失明しますので 下からのフルード作業は実に危険です!
慎重に作業をします。
とはいえ、フルードがどんどん落ちてくるので ゆっくりもしていられない。
フルードタンクに フルードを切らさないよう めいっぱい入れておきます
したたり落ちるフルードに注意しながら、
新しいホースを 両シリンダーに指で確実にかつ素早くねじ込んでいきます。
ホースの両端をしっかりとフレアナットレンチで締めたら、もう安心。
次は中のエア抜きです。
ブリーダプラグにワンウェイバルブを組み込んだシリコンホースを接続したあと
7mmレンチでブリーダプラグを少しゆるめます。
フレキシブルカメラをセット。
再びフルードを満たします
運転席に移り、ブリーダプラグからフルード内のエアが抜けていく様子を
モニタでリアルタイムで見ながら
クラッチを踏んでいきます。いつもこの方法です。
手の力で 軽く押し出せます
何度も 何度も・・・ 新しいクラッチホース内のエアを押し出していきます。
エア抜き中の動画は こちら
エアがどんどん出てきます。
フルードをペダルで押し出しているため フルードが減っていくので
きらさないよう ときどきつぎ足しつつ エア抜きを行います
DOT4グレードのブレーキフルード使用
エアが出てこなくなったら エア抜き終了です。
エアが出きった状態の動画 こちら
ブリーダプラグを7ミリレンチで締めて、
ホース周辺などに垂れたブレーキフルードをブレーキクリーナーを吹いてきれいにして
終了。
クラッチマスタシリンダから排出された古いフルード。
500ccほど抜いたか。かなり悪くなってますね・・・。
フルードは、車検の毎に 交換しておきたい液体です。
取り外した古いクラッチホース。
このマルニが新車の時についていた当時もの・・・・?
貴重なサンプルです。このまま、「劣化したパーツ保管箱」行きです。
使用限界を超えてました!
ほんとはこうなる前に 交換しとかなきゃいけないものですよ
頼まれてもいないのに 善意のメンテを。
フルードタンクの接続ホースにヒビワレがあり 劣化していた
これ もしかしたら 普通の燃料ホースを使ってあるかも・・・
ここに燃料ホースを使ってはいけません。
ブレーキフルード用の青色の専用ゴムホースに交換しておきました。^^
ブレーキフルードをMAXレベルまで満たせば
クラッチのメンテはこれで終わり
BIGMOTEERはこんな善意のメンテ、絶対しないよな。
連中はユーザーをコケにした極悪集団だということがわかりましたからね。(笑)
丸テール 配線ムキその4 ― 2023年10月01日 07時42分08秒
今回は 車体下に配置された配線群を 上に引きあげてサルベージする作業
ご覧のように ステアリングギアボックスを固定するサブフレームの脇、
その小さなスキマに集中して重要な配線群が通されています・・・。
なんで こんな狭いところをわざわざ・・・?
その配線群が 左右に動くステアリングアームのわきを通っている。
右にすえ切りしたら、配線群がアームに押されてしまうよ?
しかもなにやらリレーまで配置されているではないか。
ここ、水たまりを通過したら 水がダバッととかかるところ。
自分ならまず こんなところには設置しないな。
配線を丁寧に抜いていきます
狭い隙間を通っているので これが 抜きにくいんだわ!
スタックさせないように押し引きしながら・・・・だましだまし抜きます
ようやく抜けた・・・
ホーン関係の配線を分離。
しかし、本来、リレーをかませるべきホーン配線から、リレーは省かれています・・・
直結か・・・ステアリングの真ん中に取り付けてあるホーンボタンの中で、押すたびにバチッと火花が出ていたことであろう・・・怖っ!
あとはブレーキブースターのわきから 配線群を上にサルベージするのみ。
ゆっくり、丁寧に
サルべージ完了!
これからはもう 陽のあたらないアンダーグラウンドな生活をしなくていいからな。
不必要なぐらいにコッテリ巻かれたBTテープ(ベトベト・テープ)を
丁寧にカットしていきます
ホ~ラ出るわ出るわ
配線色の変換、もう、あちこちに・・・
これも
これなんかもうツギハギ・・・
普通なら 元から1本にひきなおすだろうに
どうなったらこういう事になるのか、自分なりに考えてみた。
・ていねいにやる時間の余裕がなかったのかもしれない
・一本もの配線を買う予算もなく、予算が限られていたのかもしれない
・この車への愛情が そもそも 無かったのかもしれない
まとわりついたベトベトも、丁寧に溶かしてふき取ってやります。
KUREのキャブクリーナーは決して安くないスプレーだけど、よく溶かしてくれるので
こういった汚れはよく取ってくれますね。
これでほとんど 被覆ムキは終わりです。
これからは、系統立てて、配線図とニラメッコでをチェックし
必要な箇所の配線を引き直し復旧させます。(これがまた時間がかかるんだよ・・・・)
以後のメンテが容易なコルゲートチューブを使うようにします。
にしやんは 丸一日この作業をしているわけではないので
少なくとも2~3週間はかかるだろう。
丸テール 配線ムキその3 ― 2023年09月29日 10時50分37秒
室内 メータ裏側の配線被覆剥き。
寝そべってやるから布団しき。
じゃあ・・・やるか・・・
今回はこのあたり
小さいハサミを入れて 切っていきます
こういったジャンクションがめんどい
配線図に無い色の配線出てきた・・・
こういうとこ 丁寧に何重にもガチガチにきつく巻かんでもいいのにねぇ・・・
マルニの本来の配線被覆なんて じつにかんたんなモンなんですよ。
アリャ はさみで切っちまった・・・
横渡しのラインだった
これも分岐で追加された あやしいラインだ
ようやく ようやく・・・
ふぅ~ 内部はとりあえずオワリ
タイヘンですわ
今日の収穫
あ~ 疲れた
ビール飲みてぇ・・
休憩の後
バッテリートレイの下をくぐっているヘッドライトへの配線群を抜いて 車体下に落とす
次からバッテリの上に通すから
配線の整理
使用してない要らない配線群、多いねぇ・・・
絡みをほどいていたら、まるっと分離できた一部
ったく・・・。使わん配線なら、たくし込まないでくれ。
こうやって少しづつ 地道に整理してく。
丸テール クーラー各部品の位置検討 ― 2023年09月28日 07時37分58秒
クーラーセットが届いたので
さっそく車体に 各部品の設置スペースを確認してみる。
ラジエターを外した この部分。
ラジエターの前、キドニーグリルの後ろに
コンデンサーと冷却ファンを取り付ける。
30×30㎝の二層式コンデンサと電動ファン。
仮にビニルテープで抱き合わせにして
仮に置いてみたところ・・・ん?
ここが ボンネットを支えてるステーステーに当たってしまうな。
マルニにクーラーのコンデンサをつける場合、ここにあたってしまうので
コンデンサの大きさが制限されてしまうのです・・・
にっくき このステー野郎!
正面から見た当たり箇所
このあたりには、コンデンサに配管を接続せねばならないところ。
ねじを締め付けるのに それなりの余裕スペースも必要だろう
そういったことも考慮し、
ステーの赤い部分をカットするつもり。
そうすればコンデンサは すんなり入るだろう
カットした分、補強のテッパン1枚でも 溶接かボルト止めしといてやるかいな
あとはコンデンサ自体の ボディへの取り付け方法も考えておかないと
こっち側のホーンはクーラー配管の邪魔になるので 左側に移設したろ。
マルニのクーラーあまり冷えないと良く聞くが 原因の一つは夏が猛暑化したことだ。
気温33度を超える日は、アッツイ日中に乗るな!!(笑)
涼しい朝/晩に乗り回しましょう。
次の原因は、この小さいコンデンサーにあると思う。
じゅうぶんに冷媒ガスが液化されていないのだ
このステーで制限のあるスペースに、国産車に使われているような面積のでかくて薄くてアルミ製のコンデンサーが取り付けることができれば、もっと良く冷えるはず。
この中国製のものは お世辞にも いいものとは言えない。
取付面積を小さくするために 従来の面積の広いものから 2層式にされたものらしい。
ただ、フィンの目があらくて、あまりガンガン冷えそうではない感じだね。
まぁいいんだよ、走らせたときに冷えれば。
軽自動車みたいに アイドリングでガンガン冷えるなんて、マルニでは期待しないで。
続いて 電動コンプの位置
ここに設置する
例えば こうなる。
どうです、60年代のBMW社は、将来、コンプが電動化されることを予測して
ちょうどいい凹みをボディにプレス成型しててくれましたよ。(笑)
配管や配線も 確認のため 仮付けしてみた。
エキマニとの距離指2本分・・・近いかな・・・・ぎり、セーフってとこ?
もしここに設置するなら 遮熱板必要。
ガス入れの時などに低圧側ポートに接続するHFC134aのクイックカプラーのスペースと
配線のスペースも確保して・・・
ラジエターのロワーホースとの接触もない
色々な角度から見て 問題がないか考察する
雨天時走行で水がかからないか。
電動だけに、水がかかることには特に気を使います。
ここは斜めに設置になるか・・・?
う~む・・・どうもな~
このあたりは要検討だな
ホースの長さは 長すぎるぐらいに じゅうぶんある
または別な位置。
電動コンプをスペースの広い上の方にもってきて 設置してもいいかも。
そうすれば どんな大雨の時に走っても まず水はかからないだろう。
エキマニからも離れてて熱害の心配もないし コンプ下につける「台」が遮熱板にもなる。
正面の丸い穴からコンプを冷却するエアを容易に当てることができそうだし
低圧/高圧ポートも高い位置にありエアコンメンテも楽そう。
ステーの設置もウオッシャータンクの取り付け部分を利用してできそうだ。
設置に場所を選ばない電動コンプならではですね
室内機。
残念だったのは 吹き出し口のフラップなどが ちょっと硬いこと。
アブラでも差しとこ
グローブボックスの位置には 幅の関係で はまらないのはわかってる。
グローブボックスはつけ戻して、その下に室内機を設置することになる。
こういった後付けクーラーのよくある設置位置だ。
よって、グローブボックスは 下に開かなくなってしまい嵌め殺しになる。
また、ドライバーから吹き出し口の距離が遠いので 冷えの体感は悪くなる。
一方、助手席に座る人には とても涼しいと思いますが^^;
にしやんのおすすめは 冷えの体感と室内の空調の流れのバランスから言っても、センター設置がベストであることは前回の2002Aのクーラー設置で述べたとおりだ。 実際、2002Aオーナーさんからセンター設置で不満の声は出てない。
今回のオーナーさんにも伝えたが
センターに3連メーターをつけたいそうなので、今回は室内機はグローブボックス下に設置となる。三連メーターはダッシュ上でもいいと思うのだが・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いずれにしても 後付けクーラー設置はなにかと大変だが
ベルト駆動式コンプのようにベルトライン出し作業をしたり、ブラケットをワンオフ制作しなくていいのは 気持ち的にスゴク楽ではあるね。この取り付け作業もほとんどボランチアなんでな~あまり余計な苦労はしたくない。
いつも見てる京都の斎藤商会さんの ためになる動画です^^
電動汎用カークーラーが届いた ― 2023年09月27日 15時36分46秒
先月ヤフオクで買った電動汎用カークーラー。
ようやく中国から入荷したらしく 昨日発送したとの連絡が出品者からあった。
着払い2510円で 今日届いたのがこれ。
さっそく あけてみる。
めっちゃ簡単な手書きの配線図らしきものが一枚きり・・これだけ
あとはな~んも無い!
まぁ・・・予想はしてたけどな。(笑) ・・・あるだけましか。
電動コンプを検分
従来のベルト式コンプよりは大きい。というか、
ベルト式の方が小型(軽自動車並み)なんだわ。
5ミリ厚ほどの鉄板(ブラケットだろうね)と、振動吸収のゴム脚4つ、ボルト類、プラ板、ケーブル。
このプラ板は・・・?
ここ(コントローラー部)をカバーするものか。
でも、上の方、3つの配電ライン、まるっと見えてんですけど・・・
それにここ、低圧のホース接続口のそばで、
配管に結露した水が流れていってつきはしないか
このコネクタは ここに接続だろうな。
太い黒赤ケーブルは、プラス/マイナスの刻印のあるここにねじで接続だろうな。
(マニュアルがないので 端子を見て予想してつけている)
そして端の方は バッテリにつなぐんでしょうね。
プラス側には黒いボックスがあり そこには120Aの板ヒューズが入っていた。
長さは十分だ。ケーブルの太さは・・・22スケアぐらいか?ちょうどバッテリケーブルぐらいの太さだ。太いな~~けっこうな電流流れんるんだろうな
肝心の室内機から出ているミドリ線、これはコンプをオンしたりオフしたりする信号線だ。
海外では Thermostat Feedback ともいうライン。
従来なら リレーを介してコンプの電磁クラッチの+につなぐところだが。
これの接続先は電装コンプのどこかなのだろうが、紙にもかいてないし それらしい刻印もない・・・
これじゃ~~緑をどこにつなぐか わからんて!!
しょうがないので出品者にヤフオク質問欄で質問してみたら、意外にも30分で回答が来て!
キイロ線につないでくださいとのことだった。
ソレ書いといてくれよ・・・
電動ファンもコネクタの形状から判断して接続した。
結局 青線は何にも接続しないんだな・・・。
このケーブルは コンプと室内機をつなぐものなんだろうな。
多分、マルニの設置レイアウトでは 使わなくてもいいことになるだろう。
例えば 電動コンプをトランクなど遠いところに設置したときには コンプと室内機をつなぐために必要になる延長ケーブルだろう。ホース類も 不足などないか、配置して確認してみる。
前回のクーラー設置の経験があるので だいたい 太さと長さ、形状で
どれがどのホースか、わかるようになった^^
コンプの側に、低圧と高圧の接続ポートを持ってくる。
赤い蓋は高圧、水色の蓋が低圧だろう、たぶん。
赤い囲みのところ、リレーを追加せよとある。
読み説くと、エンジンを切ったら、それに伴って電装コンプも切れるように、との意味だな。
しかし リレーを設置するにも、太い赤線ラインを開閉するリレーなので、エーモンとかの20Aリレーとかじゃ容量が小さすぎてダメよ。
12V 120Aほどの容量の4極リレーが必要になるだろう。これは自分で買わねばならん。
実際、クーラー稼動中は60Aほどしか流れないのだろうが、電磁コンプがオンになった瞬間に2倍近くの電流が一瞬流れると思うのでマージンを見てあります。
注意したいのは、エンジンを切るときはクーラをONしておいたたままでもよいが、
エンジンを再始動するときには、クーラーのスイッチはOFFにしておいたうえでスターターを回した方がいいだろう。電動コンプ、スターター、ともに電気の大喰らいの二大巨塔だからね。少しでもスタート時の電気的負担を減らした方がいいかと。
エンジンを再始動するときには、クーラーのスイッチはOFFにしておいたうえでスターターを回した方がいいだろう。電動コンプ、スターター、ともに電気の大喰らいの二大巨塔だからね。少しでもスタート時の電気的負担を減らした方がいいかと。
暖房用のブロアでもなんでもそうだけど、電装品、とくに電動クーラーをオフにしてから、エンジンを切る、という癖を日ごろからつけておいた方がいいね。
「電動コンプレッサから出ている黄色→青線の線は使わない」と書いてあるのはどうも間違いで
「電動コンプレッサから出ている青線の線は使わない」が正しいだろう.
実際、黄色線は室内機のミドリ線につないでくれとの出品者返答だったし。
もっと詳しく書きなおしたほうがいいよ、この配線図は~~
まぁ、「取付は専門業者でお願いします」と出品時にことわりがあるけどね。
専門業者はみれば ははぁ・・とわかるんだろう。
にしやんの解釈では こういう配線図になるだろう。
22スケアほどある太い赤線を途中でカットし端子を圧着したうえで それぞれ120Aリレーの30番と87番に接続。
85番は1.25スケアの黒コードでアースへ落とす。
86番は1.25スケアのミドリ線でイニッション・オンで12Vが来るラインにつなぐわけだ。
エンジンを始動(イニッション・オン)したら、リレーがオンとなり電動コンプレッサーへは12Vが行くが、室内機の風量スイッチをONにしない限り、コンプが回ることはない。(クーラーはオフ状態)
100%電気じかけだから、こういう風にしくみを理解しておかないと 怖くて取付らんないよ~
ポイントは、オルタネータが95Aを発生するものに交換しておかねばならないところだ。
ちゃんと先日 新品が届いております^^
電動式クーラーは 電気の大喰らいですからね!
あと、このコントローラー周辺は 発熱で結構熱くなりそうと予想。
ただでさえ コンプ回れば熱くなるからねぇ
小型DCファンで 風を当てて空冷するようにした方がいいかもしれんね・・・ヒートシンクつけたりとか・・・
あと、コンプレッサーオイルだが、多分このなかに封入されているんだろうが。
取付前に さかさにしてオイルを出してその量を確認したい。
50cc程度と予想するが・・・
電動式のコンプなので、電気絶縁性のあるコンプオイルが必要。
従来のPAGオイルではなく、POEオイルを使わねばいけないだろう。
配線解析2 ヘッドライト系ムキムキ・・・ ― 2023年09月26日 12時58分49秒
ヘッドライト関係の配線解析です。
必要なところにはギボシを設け、整理中
この部分みて。
左の黒いラインはヘッドライトやスモールライトのアース線なんだけど、
これがなんと、右の黄色いラインにねじって結んであったよ・・・
黒のアース線が 太い黄色線に変換されてるなんて・・・・トリッキーすぎる!!
やっぱり 剥いてみないと 真実はわからないのよ
今後この 黄色いラインは もちろん黒色の配線に交換します。
脱力しながら 端子にタグ付中
バルブの端子確認
バルブで半分隠れてるフィラメントがLOW
地道に続けます。
半分は いらない配線であることが分かった。外して軽量化だ!(笑)
フォグランプ用でもないだろうし・・・フォグはこの車には無いから。
あ~ つまらん仕事だ・・・指もいてぇ
ん~~ ホーンも 古いねぇ・・・・
60年代設計の当時モン なんだろうねぇ
いかにも発音悪そう・・・
こういったミツバサンコーワなんかの
小型で輸入車っぽい音色の 新品にサクッと 替えちまった方がいいんだけどね。
3000円しないし。いちおう安全装備だからね!
そんなことを考えながら
配線ムキムキは ようやく エンジンルームに到達。
が、ご覧のとおり 配線がバッテリートレイの下に わざわざ入れ込んである。
マルニ本来ならば バッテリーの上を通っており 配線丸見えのはずなのだが
なんでかこの車、「上から見えないところに」 わざわざしまい込んであるのだ・・・。
見栄えがすっきりすると思ったのか、
でも、メンテナンス性は 最悪だわ
路面がぬれてたら 配線に水かぶるだろうし、良くない良くない。
ホラ
右端のヒューズボックスから出た配線群が いったん下にもぐっている。
それがしかも ステアリングギアボックスの可動部分のぎりぎりを通っていて、
ハンドルすえ切りの時に接触しそうになってる。まず やばいわ~
「見栄え重視」 の考え方が気に入らんのと
今後のメンテナンス性がひじょ~~~に悪いので
手間暇がかかるが 今回、正しい本来の位置に戻してやることにする。
ああっまた要らぬ善意が・・・
すこしはBIGMOTOOR、みならえよ・・・
冗談はほどほどにして
というのは、古い車は常々電装系がトラブるので(まじ)
その修理のためにも なるべく隠さないようにしたほうがいいのだ。
こんなところでエンジンルームの見栄えを気にしてもあかんだろう。
それでなくても、45DCOEの2連装キャブで 十分見目はいいって。
ホラな~
黄色い配線が 途中で黒に変わったり
緑が割り込んできたりだり してるだろ~~
そんで 使ってない配線端子があったりして・・・ほんとトリッキーだわ。
ということで 今後からこのマルニは
「丸っきりトリッキー」と呼ぶことにした。
オレ、丸っきりトリッキー!YOROSIKUな!
(ゴクウの声で)
冗談はほどほどにして 室内側に移動。
コード束の通る箇所の下に錆を発見。
穴から水がはいってきたわけだな。防水が甘いのだ。
ペーパーでケレンして 防錆塗装してやりました
さて 内側のこの狭いところ ムキムキ作業か~
メンドクセ~なぁ~・・・
・・・こいつは床に寝そべって 仰向けでやる作業になるな。
普通の体制じゃ 首の筋肉が どうかなっちゃうよ
でもがんばってやる!でも ここで限界到達・・・チーン
今日もぐって収穫した 取れたてのワカメで~す!
味噌汁にいれるとうまいぞ~~
・・・オエッ!
あ~疲れたわ~
ムキムキもようやく半分といったところですかね・・・
あ~ スカーッと爽快に
オープンカーでビューンと秋のドライブいきてーなーオイ!!
昨年乗ってたR171のSLK280 こいつは気持ち良かったなぁ~
アツアツの肉まんあんまん 頬張りながらさ~^^
助手席が空いてるのが 残念だけど~(笑)
こいっぁ~ 一昨年前乗ってた初期型の「僕すたー」ちゃんか。
どうも自分には合わんかったね~こいつは。
あえて言うと「ポルシェにがっかり」だった・・・メンテ性悪いし操作系のタッチは悪いし・
2代目SLK(R171)のほうが 設計からいっても 出来ははるかに上だよ。(初代SLKは 全くお勧めできないです)でも最初に乗ったのはカプチーノだったな~ 峠でスピンしたけど(笑)
またオープン欲しくなってきたなぁ~(秋に出る病気)
丸テール 配線解析1 ヒューズボックス清掃 ― 2023年09月25日 16時13分52秒
では配線の解析と確認 いってみよう
バッテリを取って 周辺の配線を整理
そしてヒューズボックスへ着手
配線図を見ながら 確認
7~12番系統 ヒューズの上流。
常時12V:シガーソケット、ルームランプ、ホーン、ハザード、、ライトSW,カーステ等に電源を供給
IG+(イグニッション・オンで電気が来る):点火コイル、ハザード、ブロワ、ワイパ、ウオッシャ、(リアガラスヒータ(この車には無し)、等にSWやレバー等を介して電源を供給
ACC:カーステなどに電源を供給する側。いわゆるアクセサリー電源。これらのヒューズ上流側の配線が
イグニッションスイッチにどうつながってるかも確認です
7~12番系統 ヒューズの下流。
シガーソケット、ルームランプ、ホーン、カーステ等
ハザード、ブロワ、ワイパ、ウオッシャ、リアガラスヒータ(この車には無し)、等
カーステなどにつながる
1~6番系統 ヒューズ上流
主に灯火類。
スモールライト、ヘッドライト、ウインカー、ナンバー灯、メーター灯 等に電源を供給する側
ヘッドライトSW,ウインカーレバーなどにもつながっている
スモールライト、ヘッドライト、ウインカー、ナンバー灯、メーター灯 等のバルブにつながっていくライン
配線は系統ごとに 束でまとめておく
あとは一つづつテスタで導通を確認です
時間がかかるね・・・
まぁ こういう配線も 見慣れてきたら
ウヒャ~!ってこともなくなるね
ヒューズボックスを清掃
まずはエアブローで埃落とし、歯ブラシで磨き
端子をワイヤブラシで磨いて 接点復活保護剤を塗布、
ガタツキやゆるみも修正。半世紀ぶりの清掃
裏側のカラーコードの紙。 後期型マルニの角テールモデルとはちょっと違うね。
にしやんの頭では こうみえている^^
まだまだ 配線ムキムキは はじまったばかりです
丸テール ハイパワーオルタネータ到着 ― 2023年09月24日 15時06分43秒
今度は キャブ2002用のハイパワーオルタネーターが
カリフォルニアから届きました。
イーベイのいつもの会社から購入したもの。
このハイパワー発電量 95Aがないと
オーナーさんご要望の 電動クーラーの装着できません
電動クーラーは最大60A程度を必要とするらしい。
後ろは ボルテージレギュレータ内蔵式、バッテリへの太い配線と
メーターにいくD+の配線のみ。あとこれに アース線をつなぐことになる。
左がキャブ20002用オルタ。右がインジェクション用(2002tii)
ボルトを通す部分の長さが違います。
2002キャブ用は51mm、
2002tii用は71mm
では
この丸テールマルニにもとからついていた、ベンツ用と思われる65Aオルタを外します。
15ミリと17ミリと13ミリ必要
15ミリのボルトヘッド??なんかいつもとちがうな・・・
外れました
新しくとりつけるオルタと 比較します
外径サイズ等 ほぼ一緒ですね
正面形状同じ。でもプーリーの径が違うね。これは大した問題じゃない。
しかし!!それよりも まずい違いが!
取付ボルトの穴の直径が違う!!
取付ボルトの穴の直径が違う!!
外した65AオルタはM10ボルトで取り付けてあったが
これから取り付けるものはM8ボルトでブラケットに取り付けなければならないのだ。マルニ用のオルタの穴はみんなM8でいいのだが
取り外したベンツ用のオルタの穴が少しでかいということだ。
10ミリの穴に 8ミリのボルトはとおるけど、ガタガタになっちゃうじゃん!
ボルト長が2ミリほど長いので の先端を少し削り。
ここに出っ張らないようにしないといけない。
ウ~ム ・・・ このブラケットごと 交換する必要がある。
ブラケット固定のこのボルト頭も ウォーターポンプのプーリーに当たってるし・・・
プーリー外さないと ブラケット外せない・・・
こうなりゃもうラジエターごと外してやって
ファンを取って
ウォーターポンプのプーリーを外し
ようやく オルタのブラケットが外れました
このブラケットと65Aオルタは 離れられない運命だったのでした
思うに・・・
ベンツ用の65Aオルタが使えるということで持ってきたが、その取り付け穴がM10ボルト用だった・・・しかたないから
マルニのブラケット(M8ボルトが通る穴が開いてる)を
M10ボルトを通すために ドリルで10ミリに拡大した、というようなヒストリーなわけですな。
ベンツ用の65Aオルタが使えるということで持ってきたが、その取り付け穴がM10ボルト用だった・・・しかたないから
マルニのブラケット(M8ボルトが通る穴が開いてる)を
M10ボルトを通すために ドリルで10ミリに拡大した、というようなヒストリーなわけですな。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
この外した65Aオルタは 当方の予備として オーナーさんから 買取しました。
その分 ハイパワーオルタの代金から 買取分を差し引きます。
その分 ハイパワーオルタの代金から 買取分を差し引きます。
とうことで 新しい95Aハイパワーオルタを取り付けるために
M8ボルトの通る純正ブラケットが必要になってしまい
ヤフオク!にでていた中古品をゲット~
なんかひとつやるにしても
いつも難関が待ち構えていいますなぁ~^^;
・・・とはいえ、だ
近々、ここ(キドニーグリルの裏)に クーラーのコンデンサを取り付けることになるから
どうせラジエターは外すことになっていたであろう。
しかしこのマルニ、いわゆる「奈落の底」部分※が ほとんどさびてないね・・・
これはすごいわ
※BMW02シリーズのフロントグリルの裏側の、底の部分。
深いV字峡谷みたいになっており、ここはよく水が溜まるので
めちゃくちゃさびるところなのである。
深いV字峡谷みたいになっており、ここはよく水が溜まるので
めちゃくちゃさびるところなのである。
また、いろいろなボルトやナット類が落っこちているところでもある。(笑)
丸テール ヘッドライトまわり整備 LED化 ― 2023年09月23日 12時22分49秒
一見きれいに見えるヘッドライトですが
その実態は ・・・ まぁたいてい 裏側はこんなモンですわ。
ヘッドライト配線を防水するための「ボウル型」の防水カバーもついてないし。
スモールライトが点灯しないとこのことで
チェックしてほしいとの依頼にて点検します。
単体では問題なし。配線に問題ありか。
いま白熱電球だけと これもLED化?
さび始めたヘッドライト、外します
ヘッドライトをハロゲンからLED化する依頼なので H4タイプ対応のLEDバルブ購入。
明るさは、対向車ドライバーがまぶしかろうが気にしないモンね~♪の
なんと19600ルーメン、ケルビン値は6500k。
付属の台座をはめ込み
あとは台座に差し込むだけというポン付の簡単さ。ドラいばーは外付け。
点灯後に角度の調整は必要ですが
65WのHIDをも凌ぐという、なんとも恐ろしい爆光ハイスペックLEDバルブです。
あっかるいんだろうな~~
さてヘッドライトガラスの方。
内側に半世紀の汚れが。
いつものように 丁寧に拭いてやります。
パーツクリーナーをしみこませたペーパーウエスが 真っ黒に汚れていきます。
だいぶきれいになりましたね
外側のあちこちにみられる錆・・・ワイヤブラシでケレンして
錆転換剤を塗布
全体的にうっすらと錆が出はじめてるので 全体的に塗って防錆処理します。
もうこんな残念な見栄えとは おさらばです
ヘッドライトの配線を この際チェックしていきますが
(確認してかないと 怖くて 電装品取り付けられない)
すればするほど ドツボにはまり・・・
なんでこんなに不要な 閉じてあるラインが出てくるのか???
バッテリ付近に新たに設置されてたヘッドライトリレーを動かすと、
あらら・・・リレーへの配線がスッポり引っこ抜けちゃいました。
あきらかに 端子のカシメ不足だわ・・・ 大電流流れる87番端子なのに・・・
ウン、わかるよ・・・太いライン2本まとめての端子カシメは難しいモンね・・・
でもね、スプラインちゅう便利なカシメ端子もあるし、それが無くても
ハンダを流すってこともできるんだよ・・・??
写真撮ってないけど、他にもこういうところ、いくつかあったからね。
前の2002Aの配線で こういう細かいところをきちんとやるのに
どんだけ苦労したか・・・。
配線チェックはヒューズボックスも行いますが
頑張ってつけなおしたヒューズ裏はいいけど
難解 混迷 迷宮・・・
配線図と突き合わせで系統ごとにチェックするたびに 謎が深まり
そして少しづつ 判明していく事実。
ちがうだろ
違うだろ
チガウダロ~~~!
ありえんわ~~
もう マルニのオリジナル配線図と かなりかけ離れた独自配線。
独自配線の果てに、ヘッドライトスイッチでスモールライトがつかなくなったので
付焼刃的にスモールライトスイッチを追加したってわけね・・・はぁ・・・
そもそも 配線の要となってる
イグニッションスイッチへの配線からして もう独自解釈だわ。
なんでACC配線群とスターター起動配線を 同じ色にする???
なんで 本来 イグニッションオンの配線を バッ直にしちゃう??
さらにそのバッ直配線を、なんで緑にする??赤でしょ、普通!オリジナル配線の色を見てるはずなのに・・・
くそ。・・・こりゃあ パンドラの箱 あけちまったなぁ・・・
どうっすかな~~ ーー;
これからさらに電動クーラー、ETC、カーステ、室内ランプ、もろもろつけるし
いろいろ配線していくから 全部明らかにしとかんと つけるの怖いわホンマ
全部配線をあらわにして ひとつひとつ解析確認し、そして配線引き直しか?
配線の色分けに法則性がないから、
テスターで解析しても 信用ならんのよ。
目で実際 配線の 端から端までみときたい。
こういう配線束にグルグルに巻いてある黒い布テープだけど、
これ、非常にムキにくい ベトベト・ダーティ・タイプなのよ・・・・BDタイプ!
これむくだけで相当イライラして1日かかるわ
1万円やるから だれかこれ 全部むいてくれ!エンジンルームもよ。
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