BMW2002tii バルクヘッドのインシュレータ止め金取付2025年04月28日 13時59分49秒

室内とエンジンルームの間の壁、バルクヘッドには
画像のような防音材を取り付けます。

色付した部分に 止め金具で取り付ける。
接着はしないてもいい。

だが その止め金具が 錆びてしまい 半分ほど無くなっていたので
新たに取り付ける必要あり。


1ミリ鋼板から止め金具になるものを切り出し、
今回は溶接ではなく ブラインドリベットでボディに取り付ける。

金具とボディに3.2ミリの穴をドリルで開けて
ブラインドリベットを差し込む。

そして リベッターで かしめる。





前部で15か所ほど インシュレーター(防音材)止め金具を取り付けた。
金具にもささっと 錆止め塗装

ついでにバッテリトレイ下のステーに燃料ホースを通す穴をあけ。


今後の電動クーラー取付のための
メイン電源配線(太いね~~)取付の様子見。
ここからバッ直でプラス/マイナス取って ヒューズをここにつけて・・・

フロントのコンデンサーの下に コードを這わせて右サイドへ向かう。

そして電動コンプレッサーに接続するわけだが
コンプを載せる「台」が必要。


この場所、もとはウオッシャータンクがあった場所だが、
ここに電動コンプレッサーを取り付けるつもり。
ウオッシャータンクはこの台の下に取り付ける。



一昨年にレストアした72年式の2002丸テールにも
この場所に電動コンプレッサーを取り付けた実績があるので
それと同じにする。
ちょっとエンジンルームで目立ちますが、今後のメンテ性を優先した位置です。



こんな感じで 今後のいろんな補器類等の取り付けを予測して
いまのうちに いろいろとエンジンルームで下準備しています。

2025GW前半2025年04月27日 10時14分58秒

5時から1時間の早朝ドライブ
田んぼには水が張られています。

太公望たちはこぞって早朝の海に船を出してました


つい先日まで満開だった桜並木も
すっかり 目にまぶしい葉桜になりました。
今年は飛び石型連休、おおむね天気は良さそうな。

BMW2002tii エンジンルーム下地塗装2025年04月25日 13時01分43秒

サビキラーも乾いたので 防錆下地塗料をハケヌリ。
バッテリトレイ周辺

ラジエターやコンデンサ取付場所
コンデンサ受けのステー

錆が発生しやすい キドニーグリルの下の底
深いところに 短いはけを持った手を突っ込んで 塗っていきます




ワイヤーリンクや、ヒーターボックス、ヒーターバルブを
貯りつける箇所。
下の雨どいは念入りに厚く塗装

室内側からも 細かい箇所を 塗っていきます


あらかた 塗りました


BMW2002tii いろいろサビキラー2025年04月24日 13時21分30秒

昨日サビキラーを塗った箇所。
茶色く反応して、この部分は錆が濃いことを伝えている

バッテリトレイ下も茶色に反応

さらにサビキラーを希釈し

2回目の塗布

右側 Aピラーの根元の錆穴。錆転換の後、溶接補強だな

ヒーターボックスの取り付け部。
ここはどんなマルニも こんな風に錆びてる。
雨どいから水が入ってくるんだよなぁ。


リアシート下も。

ガレージの外に引っ張り出して


Cピラーの根元のサビ。
ここもマルニでは 良くさびますね。
洗車でもすりゃ 一発で水で濡れてそのままずっとジメジメしてる箇所だし。



錆転換のあと、小さな腐食穴を埋めなきゃ。
この程度ならアルミテープとPOR-15パッチパテで埋めりゃいいだろう。


トランクフードのヒンジ取付部分。ここも錆の定番箇所ですね。


気温も上がってきたので
ガレージの外に出してのペイントワークが多くなってくるだろう。
はよ ボディ仕上げたい。


BMW2002tii エンジンルーム加工52025年04月23日 12時00分22秒

クーラーのコンデンサ下部の受けステーを製作。

ラジエターの前面に取り付けられるよう
ステーをボディに溶接。

サビ転換剤
水で50%に希釈し

赤錆のひどいところにサビキラーを塗りこめ
赤錆を化学的に黒錆に転換します

細かい部分にはけ塗り


乾燥後に 錆の転換具合を確認し
下地塗料を塗るつもり。


BMW2002tii エンジンルーム加工42025年04月22日 12時44分35秒

バッテリトレイのカド
補強入れ





下部フレーム 錆取り。
ここは錆がひどいので 防錆塗料POR-15あたりで
しっかり防錆しないといかないかな~


フロントガラス下の雨どい部分
まずは防音材を取り外し

浮き錆取りで ワイヤブラシを突っ込んでシコシコ。

ケレンすれば 錆の下に
細かい錆穴も見つかりますねぇ・・・

こういったこまかい錆穴は
JBウエルドと アルミテープで穴ふさぎ。

防錆下地塗装


BMW2002tii エンジンルーム加工32025年04月21日 13時52分29秒

陽光がまぶしい季節になりました。


切り取ったバッテリトレイは

3か所のねじ止めにて固定するように
ステーを溶接するなどして加工。

ケレン作業ののち

錆止め下地塗装して乾燥。

ラジエタードレンのための 切り欠き箇所の補強溶接

クーラーの配管のための穴あけ

高圧、低圧のクーラー用ホースに、配線などを通すための穴など。

BMW2002tii エンジンルーム加工22025年04月20日 12時36分57秒

やがてこのマルニに取り付けるクーラーセットの
電動ファンとコンデンサー。
走行中にいちばん風を受ける ラジエターの前面に取り付けることになります。
コンパクトになったコンデンサーはマルニにちょうどいい。
ヤフオク!でキットを買いました。
台湾で製作されたものらしい。

電動ファンと組み合わせると
タテ31cm   横34cm   厚み12cm となる。

ただし、高圧ホースの接続のため、この部分を切り欠く必要あり。


これはボンネットの支えですが
黄色い部分を切り欠きます。


これぐらいでしたら ボンネットを開けたときに支える強度に問題ありません。

次にこの部分をカット

コンデンサの脱着の際、ラジエターを外さなくて良くなります。
今後のメンテ性向上のために こういった加工をしています。

電動ファンの厚み分も カットします


結局 この部分は大きくカットになりました。
コンデンサ取付後には 上に鋼板で蓋をするので問題ありません。


もう少しこういったエンジンルームのモディファイ加工をし、
錆取り→塗装と進むつもり

フロアが水浸し!のE60修理2025年04月15日 06時34分57秒

知り合いの伝で 回ってきたBMW E60セダン(2005年式5シリーズ)の修理。
知り合いの知人の車で、見てやってくんねぇか~?ということでちょっと見てみることに。

BMW E60。 5代目の5シリーズ(2003-2008)ですねぇ。
チーフデザイナーがクリス・バングル時代のモデル。

このE60,雨漏りしているらしく 左側のフロアが水浸しになっている!
リアのフロアマットを外すと このようになっている。フロアカーペットまで、水がひたひた。
リアだけでなく フロントも!
黒っぽく見えるのは 水ですよ~!!

試乗すると、ブレーキングやカーブを曲がるごとに
チャポチャポと水の音が左側の天井あたりから聞こえてくるではないか。。。
サンルーフ付きだからな~~上から水が入ってくるのかな~~~

いつも車検など出している正規ディーラーでは サンルーフからかも?といわれ
修理は やんわりお断りされたという・・・。
雨漏り修理、やらないってか?根性ないな~~ でも、まぁ・・・・・Dならそうかもな。
手間ばっかりかかる修理で 部品代も取れそうにないし、車を留め置く期間も長くなりそうだし。

紹介してくれた知り合いの顔をつぶすわけにもいかず、オーナーもE60もかわいそうで、
引き受け、にしやんガレージに入庫させた。

まずフロントを上げ、フロアの水をリア側に集める。
そしてまずはお水取りから・・・スポンジで吸い取る。

何杯も取れますわ!


フロアカーペットめくり・・・うわ!
透明で見えにくいかもしれないが、3~4cmの水深はあるね。
配線の束も 赤バッテリーのプラス側のブットい配線も 水没してらぁ・・・

シートを外し、フロントも!
シート下にあるスピーカー、びしょぬれ

フロア下に走るエア配管を外し、前後に分割のカーペットは水でジュクジュク。
フロント側のスポンジカーペットは取り外し、水を絞り取る。
これが めっちゃ疲れる。絞っても絞っても!まだ濡れてる。
数日かけてファンヒーターにあてながら強制乾燥だな。


ちょうどシートの真下。
Bピラーの下の向こう側の空間はサイドシル。どうもそこから水が浸入してきたようだ。
サイドシル内、赤くさびてるのか?!とおもったら、よく見たら防錆ワックスの色だった^^
シートの下には前後にフロア強度を増すための隔壁があり、
ここで水たまりになるのだろう。
この水音がBピラーの空間を伝って、上に行き、運転していると 天井から聞こえてくるのだろう。
フロアは防音材が敷かれていますからね。
そうとしか 考えられない。


この水音がチャポチャポ言い出してから2か月ほどたつという。
青空駐車でずっと冬の間 雪がルーフにのっかっていたというから、雪溶け水が少しづつ侵入してきたのだろうか?
幸い、電子的なトラブルは出ていない。
配線束をほどき、2,3日乾燥させる。水没した束に、コネクタがないのが幸いだ。


水漏れの原因究明に入る。
サンルーフのほうから水が入っているのかと思い、左右のルーフ雨どいのチェック。
天井の内張りは濡れていない。

サンルーフの隙間からの水は、この雨どいに入ることになる。
そこに 水を流してみる。

リア側に流れた水は、いったん隅の樹脂ボックス内に集められ、そこからリアタイヤハウスに伸びるゴムホースを流れて行って、タイヤハウス上部の穴から排出される。
お、ちゃんと出るじゃないの。
ルーフの四隅に排水ドレンがあり、前の左右、後ろの左右 合計4つとも、ちゃんと排水されていた。
当初、ドレンがごみなどで詰まっているのかと思ったが、
サンルーフが雨漏りの原因ではないようだ。



ネット情報では E60は ドアの内張りから漏れてくる事例も多くみられるようだ。

ドアの内張りをはがしてみると、防水のためのウインドスクリーンのブチルゴムのコーキングがはがれてしまっていた。ここから水の流れた跡も見える。
原因はここか~。
経年劣化で、ブチルゴムの粘性がなくなり、ウインドスクリーンがはがれてしまったのだろう。
大衆車ではこのウインドスクリーンはビニールシートが使われているが
さすが5シリーズは、スポンジの成形品であった。^^
でも逆に、スポンジ成型品であることが 災いしている可能性もある。
ビニールならもっとしっかりブチルゴムと密着していたろうに、と思うのである。


ドア内張りから漏れ出た水が、二重のドアシーリングの間にたまり続け、
スカッフプレートの取付穴からサイドシル内にどんどん入っていった可能性あり。
水がたまった跡があるもん。

そしてサイドシルからフロアに流れ込むという流れか。
でもサイドシル内から外に水は抜けなったのだろうか?水抜き穴がないのか?


とにかく、はがれてる部分は新しいブチルゴムを使って防水処理をする。

ブチルにウインドスクリーンを押し付けた後、ローラーでさんざん押しつぶしたから、密着度は半端ない。
もう はがれまい。


内張り上部のこのプラスチック成型のバーは、
ドア内張りを取り付けクリップにがっちりはめ込むためのものだが。

これが経年劣化で内張りからポロリとはがれてしまっているのだ・・・。
ドア4枚とも はがれていた。
日本の気候、ドイツ車には厳しいのかな。こういうところが、輸入車あるあるですね。


スリーボンドのエポキシ系接着剤で がっちり接着だ!



これでドアの内張りもしっかり取りつくだろう。

ドア内部に基準よりも多く水が浸入するのは
この樹脂部品が外れてしまって内張りがうまくついていなかったことも
雨漏りの原因になっている可能性もあり。




さて ドアの防水処理をしつつ、フロアを布団乾燥機で強制乾燥。
2,3日でフロアやスポンジカ―ペットも十分乾燥したので
おり返し地点、取り付作業へ。
配線束をアセテートテープでまとめ直す。

いろいろ取り外したものを 再び 丁寧に装着していきます。

フロントのフロアカーペット、取り付け終了。


リアの防音用のスポンジ付きのフロアカ―ペットもよう~~~やく かわいた。
何度も何度も タオルで水を吸い取るの、疲れたわ~

もろもろ 取り付けていく。



電動パワーシートを取り付けて、各部点検の後、テストランに出る。
もう、チャポチャポの水の音も聞こえないですね^^
一晩 露天で雨水にさらしてもドア内張りからの水の漏れもなかったので これで納車としました。
1週間預かりの合計25時間の修理時間、ブチルや接着剤の材料費も込みで 5.3万円の請求としました。

BMW2002tii エンジンルーム加工12025年04月13日 16時00分06秒

エンジンルームの加工に参ります。

ラジエタのサイズや 取付穴を 段ボールに写し取り

ボディにあててみます。

ラジエタの下にあった、クーラントのドレンの位置でボディをキリカキ。


手でドレンをひねりやすいように やや広めに切り欠いてやりました。
このあと鉄板溶接で補強するつもり


エンジンルームの加工、次。
バッテリトレイの上の、このカドの造形。
バッテリを乗せたり外したりするときに ここが邪魔なのです。


で、四角にカット。
これでバッテリーの積み下ろしが楽になった。
切った個所は 後日溶接で補強入れることにします。


そして、バッテリトレイ。
インジェクション仕様のマルニの場合、この真下あたりにオルタネーターを位置がくるので
オルタの脱着に このトレイが邪魔になるんです。

で、溶接してあった個所を削り、バッテリトレイをボディから切り離した。
後日、トレイはボルトで脱着できるように 加工いたします。
これでオルタネーターの装着や ちょっとした周辺のメンテは大変やりやすくなります。^^


このあたり、表面的な錆ですが
防錆もしっかりしたいところですね。
こういった加工は 2002整備をしていて
ここがこうだったらいいのになぁ・・・と思っていた箇所です。