BMW2002A メーターのメンテ2 メータークラスタ分解 ― 2022年05月25日 22時10分46秒
メーターを分解。
裏側の6ミリねじを8こ外すだけですが
タコメータ → スピードメータ → 水温計 の順に外します。
メーター照明の位置 水温計の裏に2つ
左下隅の照明バルブは、サイドブレーキを引いたときに赤く光る警告ランプ。また、燃料の残量が少なくなった時にも光る。
タコメータのうらに照明用バルブ2つ
これらを T10 LED球に交換しました
もし全部LEDに替えるなら 9個必要。
メーター照明だけなら、4個。
明るい!
水温計/燃料計には 中央に4つのインジケータ。
油圧低下警告(O、赤)、オルタネータ発電量低下警告(L、赤)、左右のウインカー作動(B、緑)、ハイビーム点灯(B、ブルー)、
ハイビームは濃いめのブルーで 画像の通り見た感じが暗めに感じるので
ここだけ白色高輝度LEDに替えてもいいかもしれない。ただ、ドライバーにとってまぶしくない程度に。
メーター照明そばには反射板のようなものがついていたが、経年劣化でさびている。
これでは反射も悪くなるので これも メーターが暗くなる原因かもしれない。
このあたりは錆を磨くというより、アルミテープかなんか反射するものを貼った方がいいと思う。
LEDに交換なら アルミ箔貼らなくてもあかるいですけど。
速度計のうら
中央のでっぱりはスピードメーターケーブルを差し込む。
左右の棒は、メータークラスタを車体に取り付け固定するためのもの
速度計の中心。う~ん、ここは触らんとこっ!
表示板を固定する小さな樹脂製のねじが 左右とも折れていた。
そのせいで、表示板が傾いていた。接着剤で補修したような跡があった。
新しく小さなねじで固定する必要がある。
珍しく 100km速度計超過の警告の仕組みがあった。
速度計の針が100kmを指すと、ぐるぐる巻きの細い針金の接点がピンに接触する。
すると導通により、速度警告のブザーが鳴るというもの。法的に取り付けなければいけなかった時代があった。1986年に廃止されたという。
「速度警報装置の装備要件及び性能要件」(保安基準第46条第2項 1974年(昭和49年)11月運輸省令第45号)
自分のマルニには この装置はなかった。
高速道路で 100㎞を超えると チン、チン、と鳴り続ける車、あったなぁ
その音が運転中の寝りを誘うとか・・・
確かに足元の配線群の中に ブザーがありましたわ。即、外したけど。
トリップメータの0kmリセットの歯車機構
垂直方向の長い軸は トリップメーターのゼロ・リセット用ツマミとつながる
軸を回して動作を確認したが リセットに特に不具合はなかった。
古いグリスを取って、新しいグリスをつけるぐらいか。
白い部分が薄汚れている。綿棒&アルコールで掃除。(掃除したところは白くなってます)
角数字のギアかけもない。
オドメーターのギア機構。
オドメーターが動かないとかいう場合は、このAとBのギアのかみ合いをチェックする。
黄色矢印のねじで かみ合い具合を調整できる。硬すぎず、緩すぎず・・・で。
こちらもグリス交換。
ちゃんと動くかどうかは、スピードメーターケーブルをさしこむところを電動ドリルで回して、オドメーターが動くか、みてみなければならない。
タコメーター。
うらにプラス、点火コイルへの接続端子(1)、そしてマイナスアースの端子があるだけ。
特に触れるところは無い。
ただ、この3つの端子がぐらぐらになっていることがあるので、そういうときはちゃんと固定されるように修理しなければならない。このマルニは大丈夫でしたけど ほかのマルニでぐらぐらになってショートしそうになってた車もあった。
ぐらぐら補修の例
ガラス。こちらは掃除しとこう。
ガッキリと硬く はめあいになっている 割りたくないので 外さないでおいた。
キワのホコリなども硬い筆先とエアブローで掃除しておく。
後は丁寧に組むだけ。
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