スマートK バッテリー交換2018年06月07日 21時05分19秒

スマートKのバッテリー交換をした。
この車は、かつてにしやんが5年前に購入したもので、1年半乗ったところで、近所の知り合いに請われて売ったもの。
メンテンスはうちのガレージでやっている。

前回秋のクーラント漏れ修理(サブタンク交換で完治)以来のガレ-ジインだ。

きょうは3年数ヶ月経ったバッテリーの交換である。
軽自動車にしちゃ容量のでかいバッテリである。
うちのBMW2002にもそのまま使えそうなものである。

バッテリは助手席のフロア下にある。
シートマットをめくると、スチロール製の工具ボックスがあるのでこれを外し・・・

バッテリが見えるので、コレも外す。端子はマイナスから外しましょう。


バッテリを取ったところ。水たまりなどはない。

満充電の新しいバッテリを設置。

ついでにエンジルームのエアフィルターもエアブローして掃除。
きょうはココまで。

ちなみにこの車、アジアンタイヤ「ナンカン」を履いている。

若干柔らかいフィーリングもあるとのことだが、通勤、休日のロングドライブ、高速道路でのぬふわ走行、なんら問題ないとのこと。
価格が国産の半額であれば、十分納得できる。

時々、エンジンストールすると言う。
アクセルを踏み始めたときストールするのだそうだが、キーをひねれば再始動できるので今のところ困っていないそうだが。
今回のバッテリ交換も、この症状から、気になるので交換してみたいとのことだった。

クランク角センサーも疑わしいところではあるが・・・


この車はエンジンも完全オーバーホール(ピストンリング交換でオイル上がりを修理)したし、
鬼門のクラッチも新品に交換済みである。
なんといっても、運転していて楽しく、燃費も20km/L近く出てとても良くて(車体の軽さと6速ミッションがきいている)、リアエンジンリアドライブ(RR)の希少レイアウトな車。
社内も驚くほど広い。(後ろを見なければ。(笑))
ミッションは6速のセミオートマ。オートマといっても、トルクコンバーターが無い、乾式のクラッチを持つもので、マニュアルアルシフトの構造なのでATFトラブルもない。
中身はメルセデスベンツ製なので、しっかりとしたつくりで衝突安全性も高い。(乗員はトリデイオン・セル構造という頑強なフレームに囲まれる)

興味があれば いちどは乗ってみてほしい車である。
驚くことばかりの車で、“クロックスを履くように” 出かけることができる気軽さある。

買うなら画像の、450型と呼ばれる後期型、いわゆる、この車両のようなビーナッツ・アイ(落花生型のヘッドライト)がいい。(最初期型は、アーモンド・アイというそうだ)。
その理由は、エンジンコンピューターの信頼性が最初期型よりもあがっていることと、
HSA(ヒル・スタート・アシスト)機能がついているからである。

スマートK 冷却水漏れ修理22017年10月12日 21時16分50秒

スマートのエキスパンションタンクが届いた。
さっそく新旧比較。
ホースの取りまわしは当然、いっしょ。

タンク形状が少し変わっている。改良が施されたのだろう。

ホースをつないでいく。4箇所。

セットできた。

冷却水を入れる。

エンジンをかけると、さっそくエンジン側から冷却水が流れ込んできた。
矢印のように冷却水が流れ込んでくる。
単純に「タンク」とはいえど、中身は複雑な経路が樹脂で形成されている。

タンクを触ると エンジンを通ってきたので、暖かい。
矢印の流れで、下のヒーターコアへと向かう。


モレがないか、手で確認している。

ヒータもあたたかく きいてきた。

水温もあがってきた。

エンジンをかけたまま、ヘッドライトをとりつける。

いろいろ取り付けていくと、タンクはこのように上部しかみえなくなる。
ここから冷却水を補充する。

このようにMAXの位置に、赤でペイントしておいた。このマークを超えないように。

フロントのFRPカバー取り付け。 スマートの顔になった。

ビスでとめていく。すべてトルクスねじだ。

アンテナもとりつけて完了。

これで完了ですね。
まだ試走していませんが、たぶん大丈夫でしょう。
今回の冷却水漏れ、オーバーヒートもせず、たいしたことなくて よかったです。
これから冬に向かいますが元気に走ってほしいです。

スマートK 冷却水漏れ修理12017年10月06日 14時41分16秒

久しぶり登場の スマートK
これはかつてにしやんが乗っていたが、近所の知人に譲ったものだ。

朝、携帯に電話があった。
「会社に着いてスマート見たら、車体下から水が漏れてきてるよぉ・・・!」
「わかった、待ってろ!」
さっそくメルセデスC200ワゴンで向かう。
ちょうどこの日は、先週末に休日出勤した代休をとっていたのだ。
なんというタイミング。

20分で知人の会社に到着。
ちょっと傾斜のついた駐車場に停めてあるスマートのフロント足元には たしかに水漏れした大きな跡があった。
知人はどこかにでかけていて、いない。サブタンクを見ると、水がほとんどない。
だが全部抜けたようでもない。
自宅から持ってきた冷却水を取り出し、いっぱいまで継ぎ足す。
ここでは何の修理もできないということで、メルセデスを置いて知人用に代車として使ってもらうことにし
にしやんは水漏れしているスマートで自宅ガレージを目指した。

自宅までおよそ10キロだ。
車は問題なく、動く。
しかし途中、やはり水漏れしつづけており、道端でスペースを見つけて停車しては水の量を確認、
水を継ぎ足ししながら、オーバーヒートしないよう気遣いながらの運転。

あ~ コンスタントに 漏れてくるね~。

水温計が120度を示したので、リアに搭載されているエンジンを あけて冷やす。
国産車に乗ったビジネスマンからの哀れみの視線を浴びる。
これが、また、たまらない。(笑)

フロントから漏れてるので、漏れ箇所はエンジンではない。
すこしほっとする。
う~ん、
前にあるのは・・・ラジエターかぁ・・・
どうも向かって右側のあたりかららしい。
ホースでも裂けたかな??



そんなこんなで1時間かかり
なんとか うちのガレージに収まった。
水温は安定。
あ~ オーバーヒートしなくて よかった。

さっそくフロントカバー(FRP)を外す。

けっこう内側ぬれている。

エンジンを止めたらモレがとまった。

このあたりも結構ぬれている。

いちおうアンダーカバーも外して。

下回り。そんなに ひどい漏れでもないようだが・・・さて?

心配していたラジエターからのモレではないようだ。

サブタンクの下部に冷却水の流れた跡がある。
下側ホースのカシメ部分でもないようだ。

サブタンクの側面もぬれている。 こんな高いところから?

エンジンをかけて温度をあげ、モレを再現してみることに。
からぶかしで100度まで上げてみた。
このあたりになると、電動ファンが自動で回りだして強制冷却が始まる。
さきほどガレージに来る途中、走行中に水温計は120まで上がり、温度計マークが点滅しだしてオ-バーヒート傾向を伝えてきた。


あ!
ここだ! 冷却水がピューと噴出してる!

よく見ると、サブタンクに亀裂あり!
ここから漏れていたのだ。
どうりでフロントのこのあたりが全部ぬれているはずだ。
冷却水内は圧がかかっているので、エンジンを切って冷めて圧が下がっていけば あまり漏れないわけだ、


ほかに原因らしきものもないので、冷却水をすこし抜き、ホースクランプを4つ破壊して タンクを取り外す。

確かに、タンクに亀裂が入っている。
15年13万キロ走ったので、もう樹脂タンクは寿命ということだ。

ヤナセに電話してこの「エキスパンション・タンク」を見積もりしてもらう。
車台番号を伝えたらすぐにキーボードを叩いて検索してくれた。
ホースクランプ4コも入れて7000円+税とのこと。
オーナーに確認の電話を入れてから、注文。
タンクが届くのはこの三連休明け、来週水曜あたりらしい。
交換作業がうまくいけば、13日土曜にでも納車というところか。
スマ-トはしばらくはここで休んでもらうことにする。

知人には 来週いっぱい台車のメルセデスCクラスで通勤してもらうことにした。
あれに1週間も乗れば、伝統的なメルセデス菌に感染すること 間違いないだろう。(笑)

タイヤ交換(MCCスマート)2017年04月02日 07時53分31秒

知り合いにお譲りしたMCCスマートKのタイヤ交換依頼がありましたので、この週末に実施しました。
今回ヤフオクで落札した鉄ホイールセットで、サマータイヤに交換です。

ご近所にお住まいの 現オーナーさんに作業していただきました。

ホイールは黒塗装済みのものを冬に落札済みでした。
4本セット(中古タイヤつき)で送料こみ1.6万円というお手ごろ価格。
フロント135(細い!)の15インチリア145の15インチ。それぞれフロント、リアでオフセットが違うので、ホイールにフロント・リアの刻印指定があります。

なんかタイヤのほうが茶けてきてるように見えますので
ノータッチスプレーとかでタイヤを黒く塗装すれば見目が良くなると思います。


インパクトレンチでパパッと作業。
ホイールボルトは3本。ボルトは15ミリという滅多にないサイズです。このために専用の1/2ソケットを購入したのです、たしか。
締め付けの後は、トルクレンチで100Nmを確認します。
空気圧は取り説どおりの 0.23 あたりで設定しました。

その後、走行には問題ないようです。
安全に走ってください!
あと1年ぐらいは使えそうですが来年の春には新しいサマータイヤに履き替えという感じでしょうか。

MCC smartK キーのスイッチ修理2016年08月05日 06時39分34秒

この春、近所の知り合いに譲渡したスマートKの鍵の修理である。
矢印の部分。すまーとのドアやリアゲートを集中ロックするスイッチだが、ここのクリック感がなくなったとのこと。
ただし押せばロックはかかるという。

中身をあけて修理にかかる。

ここのスイッチ、タクトスイッチ(タクタルスイッチ)というらしい。押している間だけ導通するというもの。
で、実際、押してもクリック感がまったくなし。壊れてる。
実はココ、半田付けで新しいものに交換していたが、1年あまりでお陀仏となったことになる。耐久性がないな・・・

ヤフオクで検索し、新しいタクトスイッチをゲット。10個セット。
下の画像、基盤の右上に見える黒丸状のタクトスイッチが、スマートのオリジナルである。
同じものはネットで見つからなかった。
赤いスイッチの2つは、私がネットで見つけ、DIYで交換したものである。

先の細いはんだごてで外す

新旧の比較。サイズはほぼ同じ。6*3.5*高2ミリ。


新しいものをはんだづけ。

はい、完了である。
ちょっとななめにずれているようだが、ちゃんと固定されている。問題なし。

電池をセットし、フタに接着剤(2液エポキシ)を5点でつけ、パチンとはめる。
クリック感を確認して納品。
(前のスイッチと比べてクリック感はやや弱めのスイッチだったが・・・)
これでドアはロックされると思います。
スイッチはあと9個あるので、同じようになったら DIYしてみてくださいね!

スマートKを譲渡2016年05月22日 13時53分52秒

スマート引渡しの日、朝5時ごろから作業開始。
フロントスピーカーの音の出が悪い件。
まずはダッシュはずし。
この作業もだんだんお手のものになってきた。

結局、いろいろ確認したが、どうもナビの内臓アンプが死んでいるようだ。
ナビは事故車から取り外したもので、エアバッグが開いた事故の際に故障していても不思議ではない。
しょうがないので、せめてもと、スピーカーを1.5倍大きいものに交換した。
以前乗っていたシトロエンエグザンティアから取り外したスピーカーだが、配線をやりなおすと
少しはまともになった。
これで我慢してもらうしかない。
運転中に聞くには十分な音量ではあるが。

こちらは左側。

こちらは右側。
スピーカーの真下がエアコンの空調用ボックスで、あたらないかと心配したが
何とかぎりぎりでクリア。ほっ。


ナビだが
フィルムアンテナが無いので地デジTVは受信できなかった。
フロントガラスにフィルムアンテナを購入して取り付ける必要がある。
あと、ナビの取り説はこちら
アルパインのVIE-X08というのと同じである。


今回取り付けたナビを裏側から撮影した画像。
ここにフィルムアンテナを接続せねばTVは受信しない。

ALPINE(アルパイン) 地上デジタルフィルムアンテナキット KAE-400DT

アマゾンで7400円だったが・・・どうするか。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ついでにメーター球の玉切れを発見。2箇所。


この際だからLED化をはかる。
ヤフオクでこれを落札。送料込み3000円。

まだ届いていないが、交換するとこのように均一に明るくたいへん見やすくなるらしいぞ!


スマートK ABS警告灯消えてナビ取付2016年05月22日 00時11分46秒

スマートのABS警告灯とESP警告灯が消えない(効かない)件・・・・


結論から言って、ようやく直りました!
結局、センサーの交換、つまり、ハンドルを購入したのです。
もちろん、ヤフオクの中古良品で!


25000円もしたので、これは直ってほしい!
実は先日のステアリングシャフトを買った人から、そのシャフトについていたハンドルを購入した。
新しい感じがする・・・

確認のため、操舵角センサーの位置を見てみる。
なるほど、この位置か。
旧ハンドルでは、同じ位置では警告灯は消えなかった。


で、ハンドルを交換し、祈る気持ちでエンジンをかけてみた。
するとどうだろう!消えたではないか!
やった!やった!やった!
結局、旧ハンドル内の操舵角センサーが壊れていたということである。
シャフト交換の際に、こわしてしまっていたのである・・・。
こういったセンサーのついた部品は慎重に取り扱わねばならないと痛感した。

試乗では、HSAもESPもABSもちゃんと効きました!
良かった・・・
これでこのスマートも安心して他芯オーナー様に譲れるというものである。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
その後、新オーナー様の希望である2DINのアルパイン製HDDカーナビ(中古)を取り付けることにした。
1DINのMDステレオを外す。黄色矢印の仕切り版をカットする。
(こうしないと2DINタイプは入らない。)
よって下段の小物入れは使えなくなった。
(まぁ小物入れなどは何とでもなるが)

配線をする。
アルパインのVIE-08X用の取り説をネットからダウンロードして(便利な時代になったな~)、配線を組んでいく。
ナビには不要な配線も多かったので、カットして、必要最小限にした。

リバース信号(ナビにバックしていることを知らせる)はリアのバックランプ配線から分岐。
また、イルミネーション連動(暗くなってスモールライト点灯でカーナビの画面が暗くなる機能)のため、尾灯の配線から分岐してとり、ナビに接続
スマートは小さいので、こういった配線をリアからとるのも配線がみじかくていいからラクである。

車速パルスは、メーター裏のコネクタ、空きになっている11番に配線を組んでそこから取るそうだ。
壊れたパソコンのがらくたから、コネクタ用に配線を取って組んだ。
(ネットの諸兄からの情報。ただし、スマート専用診断コンピュータで車速パルス出力するように設定しなければならないという)

このナビは新オーナー様が以前乗っていたクルマから外したもの。
なかなかの上級グレードのナビなのである。
いろいろ加工して、とりあえず、サイズ合わせは終わって無事に収まった。

キーと連動して起動する。OKだ。
ただ、音楽の音量レベルが小さく、最大音量となるように設定したが
それでも、あと少し・・・音量が足りない。
ある一定以上、音量が上がらないのだ。
アンプも内臓されているのに。。。なんでだろう?なぞだ。
スピーカーが悪いのか?
そういえば、購入したときからスピーカー前になにやら抵抗のようなものがかませてあったな・・・
あれが音量を制限しているのか??(たぶんそうだな・・・)
コレの取り外しにはダッシュをまたあけねばならない・・・(明日やるか????)

まぁとりあえずは聞けるからよしとする。
便利なのは、この画面の6段階角度調整機能だ。
これがあるおかげで、わりと下のほうに取り付けできた。
室内に設置したGPSアンテナだが、走行中にGPS信号もシッカリ捕らえて正確に現在位置を示している。
リバース信号も捕らえており、バックするとナビでもクルマがバックしている。
OKだ。
ただ、パルス信号は出ていないが、ナビはこれで十分使える。画面に走行中の時速が表示されたりしない程度の不具合なのでよしとする。
そのうちG-FOXさんに行ってパルス信号出力の設定してもらってください、新オーナーさん。

試乗に出て最後のチェック。
ターボエンジンで車体も軽く、乗ってみるとこれが「速い」のである。
非常に軽くスイスイと走れるのは、とても気持ちがいいのである。

この横のスタイルが独特。
とてもユニークで個性的なミニ・カーで、トレンドを上手に取り入れたデザイン。
ボディは小さくても、衝突安全性の高いクルマである。
動画でも「トリディオン・セーフティ・セル」の頑強さがわかる。

リアも好きだった。
前オーナーがつけたらしいステンのパンチングメタル風のマフラーカバー(確かにあそこは熱くなる)。
これがリアビューを引き締めてアクセントになり、気に入っていた。

高速ではリッター19キロを超えた。
街乗り通勤でも14~15キロである。
エンジンもオーバーホールしてタイミングチェーン、ウォーターポンプ、テンショナー、サーモスタット、各種フィルター、ピストンリング、バルブステムシール、クランクのメインベアリング(親メタル)、コンロッドの子メタルも替えたのでまだまだこれからのエンジンである。

もうこの運転席も見納めである。
スマートは座面が高いので、乗り降りは非常にしやすかった。
乗り降りで「よっこいしょ」と言った記憶がない(笑)

バックランプが切れていたのでガレージに帰ってバルブを交換した。
明日は朝からダッシュをあけてスピーカー音量関係を確認できるかな。
名義変更は先日のうちにおわっているので、明日は新オーナー様に渡すこととする。

オドメーター117,500km。
このスマートではトータル約5,000kmを走行して、2015年1月から16ヶ月間いろいろ楽しませてもらった。
エンジンオーバーホールまでする羽目になるとは思わなかったが(笑)
メルセデスベンツ製のエンジンをいじったことで、今回のC200ワゴン購入につながった。
さようなら、スマートK、黒ニャン号。
とはいえ、新オーナー様は実はうちのご近所なので、修理や整備はウチのガレージでやることになりそうだが。(笑)

スマートK 走行中の異音2016年05月19日 22時32分27秒

スマートで走行中にカラカラと音がする。
段差乗り越えや車体の振動共振しているような。
その音は、フットブレーキを踏んだときにはしないのである。

音がしているのはフロント左側という感じである。
そこで、フロントブレーキを中心に調べてみる。
あちこちをプラハンでたたいてみる。
するとこの部分で似た音がした。
キャリパーである。
なるほど、ここならばブレーキを踏んだときにぎゅっと油圧で締められ動くので、そのときは音がしないというのは理屈である。

一度キャリパーも外し、ABSセンサーも外し、ブレーキパッドを外して
再度組み直してみる。
ブレーキパッドの押さえばねもチェック。確実にパッド挿入。
上部スライドピンも問題ないようだが、ここもあやしい。
ちなみに下部のスライドピンは取り外せないようになっている。
だから、上部をしっかりと締め付け。17ミリと13ミリレンチで。

ちなみにスライドピンのブーツの中、グリスは切れていなかった。
シッカリ締める。


このあと、試乗してみた。
するとどうだろう、あのカラカラ音はほとんどしなくなった!
これまでなっていた音の回数を仮に10とすると、1か2ほどに減った感じである。
ここだったのか。
ただ、段差の乗り越え時など、一瞬、カラ、と音がする。それで1か2とした。
しかしその音も、窓を開けていればかすかにわかる程度のもので
窓を閉めて走っていれば、まず、わからないだろう。
もし聞こえるとするならば、ダッシュボード前部あたりからのかすかな音としてきこえるだろう。
とにかく、いまのところ、走行中に鳴っていたカラカラカラ・・・という音は しなくなった。
(明日も通勤に乗ってみて再確認するが)

ちなみに右フロントキャリパではこのような音はしないのだ。
どうやらこの左キャリパーのみのようである。
キャリパーからこういう異音というのははじめてだ。
ブレーキを踏んだときに、キーキー鳴るブレーキ鳴きというのはマルニでは経験ずみだが。

このスマートのブレーキは、音がまたひどくなるようであれば、
そのうち中古のキャリパーにでもそんぐり交換、といったところか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
で、ABS警告灯のほうだが、その後また配線関係の断線のチェックとか、
いろいろやっているが、相変わらずで、消えない。
で、HSAも効かない。
(説明しよう。HSAとは、ヒルスタートアシストの略で、スマートに装備されている坂道発進補助装置のことである。坂道発進をするときにブレーキをはなすと車体が後ろに下がろうとしてクラッチをつなぐのが難しいものだが、HSAはブレーキを離しても0.7秒間ブレーキを継続して利かせてくれているというありがたい装置で、これがなかなか坂道発進には都合がいいのである。スマートの初期型には、この装備がない。マイナーチェンジで追加された便利装置である。単板乾式クラッチのトランスミッションを持つスマートらしい装置ではある。トルクコンバータを使うオートマチックトランスミッション車ではこのような装置はないと思う(?)。トルコンの車はクリープ現象があるから)

次な手は・・・・ステアリングシャフトを交換したのだから、もともとそれについていた操舵角センサーをまるごと交換するしかないか?つまりハンドルの交換だ。

スマートK ABS警告灯消えない2016年05月19日 07時15分20秒

スマートKのステアリングシャフトを交換したら、ブレーキ警告灯やABS警告灯、ESP警告灯が着きっぱなしになった件の修理。

近々知り合いに譲ることになったスマート。
スマートKの名義変更はすでにすませたのだが、最低でもこれを修理しないと、この車を譲れないのである。
この三つがつきっぱなし。
実際、これまで効いていたABSやHSA(ヒルスタートアシスト:坂道発進補助装置)が作動しなくなっている・・・。

ブレーキスイッチ新品をヤフオクで買った交換したが、
残念ながら警告灯は消えなかった・・・・(無駄金だった・・・)
そこで、この車を買った、金沢のスクーデリア・G-FOXにて「DAS」と呼ばれるスマート専用コンピューター診断機で診断を受けることにした。

このショップには欧州車専門で、頼れる存在である。
お世話になっている山店長はヤナセのディーラーで経験をつんだベテランである。

結果、原因はハンドル内部にあるらしいことがわかった。
ステアリングアングルセンサーというのは、ハンドルの中にあるらしい。
コンピュータ制御のESP(横滑り防止装置)などがついている最近の車には
このセンサと連動しているとのこと。

確かに、ステアリングシャフトの交換では、ハンドルを外した。
このさいに、なにかまずいことを遣ったのかもしれないし、
単なるセンサーの位置がずれているだけなのかもしれない。
アングルが出ていないということは、角度調整を適正にすれば直るかもしれないとの事。
適正になれば、警告灯は消えると思われる、とのこと。
家で弄ってみます、とのことで、ショップを後にする。

夜、さっそく、ハンドルを外す。
二つのカプラーを外す。ここの接点にも注意し、接点復活剤や断線をチェック。

外したハンドル。
このうらにアングルセンサーがある。

これががアングルセンサーか・・・

円形銅版は回らないでハンドルに固定。
銅版の裏にある基盤がまわる。


ここでハンドルの位置を読みとっているようだ。
円形銅版と接触はしていないから、なにか磁石のようなもので読み取っているのだろう。

この歯車みたいなものがハンドルの回転とともに1段階づつまわる。
ハンドルが、左右どっちの方向に何回転しているかを読み取っているようだ。

いろいろいじって、位置を買え、ハンドルを取り付け、そのたびにエンジンをかけて警告が消えるかどうかをチェック。
位置条件を変え、やること数十回・・・。
以下の画像の位置で、進歩があった!

ここの位置にしたら・・・

ようやくサイドブレーキ警告灯が消えた!
しかし、ABSとESPは消えないまま・・・
おかしい・・・きえてもよさそうなもんものだが・・・

ネットで調べまくったら、(ほとんど情報がないが)
このあとハンドルを左右に目いっぱいきったら警告が消えるとか・・・
明日試してみる。


あと、走行中の「カラカラ」言う異音も、車をジャッキアップして下回りを徹底追及。
ブレーキを踏んだときには、この音はならないことはわかっている。
ということは、ブレーキを踏んだときに動くなにかの周辺で起こっていると思われる。
夜おそくまでリアホイールとエンジン下回りをチェックしてみたが、原因らしきものは見つからなかった。
ただ、左ホイールバブを足でけってみたりして振動を与えドライブシャフトをゆすってみると、デフのなかから似たような軽いがするが・・・この中からあのようなカラカラ音(なにか、緩んだねじがはずれそうな)はしないと思うが・・・

リアブレーキ関係はドラム内も徹底点検するも問題なし。
まし締めもした。
その後、試乗しても、カラカラ音は消えない。
夜10時、疲れ果てて気分はくもったまま 就寝する。

・・・う~ん これは長くかかりそうだ・・・

スマートK ステアリングのがた 3(完治)2016年05月13日 07時06分21秒

中古良品のステアリングシャフトをゲットしたので交換作業に入ります。
平日の夜でも作業が出来るのがガレージのいいところです。


ハンドルを取り付けて・・・

この箇所、シッカリと固定。

シャフトは、エアコンのボックスのわきを通ります。
ボックス形状がえぐられた形状となっています。
あ、ついでに、この整備をするにあたって、エアコンのボックスを開けて、中のエバポレーターは掃除しました。エアコンをオンで臭いニオイがしないように・・・

シャフトは2箇所で固定。
取り付け剛性はしっかりとしています。さすがメルセデス製。

あとは、室内外の隔壁でゴムゴロメットをきちんとはめるのですが・・・
本当は矢印の部分を引っ張りたいのだが、
室外側からは手が入らない!(画像ははめたあとのもの)

で、しょうがないので
室内側から押し込むようにはめ込む。
このとき、内装の内張りマットが邪魔になるので手前にぐいっ~~と引っ張りながらの作業。
なかなか体勢もつらいですが、なんとははまりました。ふぃ~~

さて、取り付け終了、見事、ハンドルのがたはなくなった!
よっしゃ~~!
2万近くもかけたんだもの、そうでなきゃ・・
(これで29年3月(10ヵ月後)の車検も問題なし。車検では、ハンドルのガタは検査官のチェック項目となっています)

あとはダッシュボードを取り付け。
2箇所の左右ねじでとめるだけだが、正面3箇所のクリップにはめ込むのが少々むずい!

メーター及びステアリングコラムの取り付け。ねじ4本(T-10トルクス)

こういった配線はシャフトなどの稼動部にあたらないようにとりまわさなくてはならない。
コスれてやがて配線の被覆がむけるから・・・

タコメーターとクロックの取り付け。
ねじ3本のみ(T-10トルクス)

空調パネルのとりつけ。ねじ5本のみ(T-10トルクス)

その他、フロントのカウルを取り付けて、深夜完成!

翌朝の通勤ではばっちり!
ハンドルのガタもなく、ハンドリングは問題なくなった!

・・・が・・・
新たな問題発生・・・

メーターパネルのABS警告などが点灯しっぱなしになった!
何度エンジンをかけなおしてもだめ。

ヒューズはひととおり見たが、問題なかった。
これでも走れる。ブレーキングもできる。
ためしにガツン!とブレーキを踏んでみたら、ABSは効かなくなっていた・・・。
やはりABS警告が点灯しているときは、ABSは効かないか。

今回のステアリングシャフト交換の作業で、なにかを おかしくしてしまったようだ・・・
う~む、再び入庫させてチェックか・・・
続く。