スマートK_エンジンオイル交換2016年04月03日 07時53分12秒



カバーのマットをこのように吊り下げておくのがミソです。

エンジンルーム。


オイルディップスティックで量を確認。
前回の交換のときからほとんどオイルは減っていないです。
これが実はうれしい。
昨年夏のエンジントラブルまでは、ものすごい量でオイル消費していましたから。。。
やはりバルブオイルシールとピストンリングを交換するオイル消費量は激減しましたね。よしよし。


オイルはアマゾンで買った手動式オイルチェンジャーで上抜きします。
スマートはオイルパンにオイルを抜くためのドレンボルトがないので(!)
このように上抜きするしかないのです・・・。本当は他の車のように下抜きしたい気分ですが・・・

ココにチェンジャの細いパイプをオイルパンの底まで差し込んでやります。
差し込む長さはディップステック+15cmってとこでしょうか。
先端がオイルパンの隅にコツンとあたる感覚がありますから。



手動式でバキュームを何度かに分けてあたえてやると、オイルの吸い込みが始まります。
この前には、エンジンオイルを温めて粘度を下げてサラサラにておかないとなかなか吸い込みません。
パイプの口径が細いので、それなりに時間がかかります。イッキには抜けとれません。
上抜きはゆっくりやるのがコツと心得た。
タンクには1リットルごとの線が入っているので、何リットルぬけたか目視できます。
前回は3Lほどのオイルを入れたので、今回はオイルフィルター交換無しですから2.5Lほど抜けるはず。
オイルが完全に抜けたら、チャンジャーから「ジュルジュル~」と音がしだして、タンクの内側にオイル垂れの跡や飛まつがつきますので、これでオイルが完全に抜けたことがわかります。
予想通り、2.5L抜けました。
(自分の車は何リットルオイルが入るかはユーザーズマニュアルをみればわかります)

新しいオイルを入れます。いつものやつをオイルジョッキに移してから入れる。
ウエスで養生してこぼさないように。

2L入れたところでチェック。
MAxの手前でしたので、ここでよしとしました。
MINからMAXまでは0.7Lとディップスティックに刻印がしてあります。
こういうところが、メカをいじる者としてはありがたい。あと何ミリリットル足そうとか、見通しがつきますからね。
メルセデス製のエンジンはやっぱ一味違うな。(このほかに、メルセデス製はいろ~んなコダワリがあちこちに見られます)
※最近のエンジンではこのようなスティックが存在しないものもあるそうですが。電子的センサーでオイル量をみるのでしょうね。


おわったら、ちゃんとキャップとスティックを閉じます。

オイル交換もメモしてポストイットしておきます。次回の参考になります。
次は3000km走行後かな!次回はオイルフィルターも交換しよう。




ついでに。
前回装着したオイルキャッチタンクにたまった汚いものを排出しておきましょう。
タンク右側のレベル管に見えますね、なんか白い跡が・・・
半年でこれぐらいたまりました。

下のねじ穴から排出。

コーヒーカップ1杯ほどの量が出ました。オイルキャッチタンクの効果ありですね。
エンジン内のブローバイガスが凝縮したオイルと水の混合物。エンジンにはよくないものです。
混ざり合って乳化してカフェオレみたいになってます。
混ざって透明に見えるところは、水でした。
新聞紙に吸わせてポイしました。

ついでにタイヤの空気圧もチェックしときまして、休日の1時間、プチメンテナンス終了です。

スマートKエンジンOH16 LLC注入と始動2015年10月12日 13時58分52秒

今日の作業、結果から申しまして、エンジンかかりました!成功です。
ちゃんと試乗もして、ミッション、ブレーキ、エンジン、
走る曲がる止まる、ちゃんと正常です!
ちょうどエンジンこれからかけるぞ~、っていうところで
タイミングよくT師匠が駆けつけてくれまして、デジカメで動画もとってくださいました。
エンジンかからなくなって3ヶ月、ようやくスマートK「黒ニャン号」復活です。
(駆けつけてくれたT師匠のトゥインゴとにしやん、黒ニャン号)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
本日の作業。
冷却水(LLC)注入、バッテリ接続、エンジン始動の予定。
LLc注入は今回、新兵器のツールでエア抜きを楽にできるようにした。
6500円で買ったツール。コンプレッサーのエアを使って真空引きをし、LLCを一気に注入するというもの。

クーラントチャージャー 真空引きで簡単LLC注入



マニュアルです。

まずは車のリアのジャッキをはずし、前側だけジャッキアップした状態にする。(サブタンクを高い位置にする)

つぎにサブタンクにゴムパッキンをはめたたメーター付きツールを装着。
コンプのエアを接続し、徐々に真空引きしていく。
エアの流れにより、配管内のエアを友引していくというしくみらしい。



ここで左のツールをはずします。

LLCバケツにホースをつないで、バルブを開けると、すごい勢いでLLCがエンジン内に吸い込まれていく!それとともに、エアゲージも下がってゆく。

ほとんど吸い込み終えたら、ゲージめもりも0となっている。
あとは、規定レベルまで継ぎ足し。

あとは、エンジンをかけて、ブクブクと泡が出きるのを待つのみ。


ここで、T師匠が登場。本日始動の予定ということで来てくださいました。

バッテリーをつないで、さぁ始動!キーをひねる!
あれ・・・セルが回らない・・・・あ、メーターにかぎマークが・・・
あ、イモビライザーかかってる・・・。キーをさしたまま長い間放置したらこうなる。
だからセルがまわらないんですね。
で、イモビの解除をする。

解除したので、コレでエンジンかかるはず!
指先にエネルギーを集中して、ひねる!
キュキュキュ・・・(スターターの音)デゥオオオオーン!
やったぜ!あっけなく一発でエンジンかかった!

T師匠とともに喜んだのもつかの間、エンジンルームからプッッシャーーとガソリンが吹きまくってる!
燃料レールのホースのところ!
あわててエンジンを止め、火がつかなかったことに感謝しながら
原因探ると、ホースの一部がひび割れていた!(もしかしたらホースクランプがうまくしまっていなかったかもしれない)
ともかく、ホースをヒビワレ部分をカットし、クランプも変えて装着。
ガソリンを拭き、エアで飛ばす。

再始動チャレンジ!
ブォオオーン!(よっしゃー)
しばらくアイドリングで、モレなどないかの各部確認。
こんどはガソリン噴出してない。(ほっ...)

でも!LLCが少しもれてる!
バンジョーボルトのところ。ここは銅ワッシャーがあるが、再使用した箇所だ・・・ あた~
まし締めして 止まる。
パッキンの再使用はあかんですね・・・同じサイズのもの用意する手間を省いたので・・・
ともかく、エンジンは冷却ファンが回るまで100度あたりまでアイドリングさせ、
サーモも開いてエア抜きは完了としました。

あとは、前後フェンダーなどもろもろをちゃっちゃと装着。

リヤゲート取り付け中。

いよいよガレージから出る!

前進、後退、ミッションも問題なしだ!


その後、T師匠と試乗に出ます。。3ヶ月ぶりの乗り心地。
オイルの量も規定どおり。
今後、オイルの減り具合には注意です。
ついでにT師匠のルノートゥインゴも試乗させてもらいました。(同じシーケンシャルミッション)
柔らかでソフトな乗り心地。
一方、うちのスマートは硬い乗り心地。ちがいますね~~

さて、3ヶ月たって 納屋ガレージからようやく外に出たスマートK。
あすからこれで通勤できます。おっと、ピストンリングも換えたので、しばらくは3000回転あたりまででナラシ運転です。ターボ効かせないようにオートマチックモードでゆっくり運転だな。
次の週末はいちおう各部点検してみよ。

スマートのエンジンOHねたはこれにて終了です。

スマートKエンジンOH15 オイルキャッチタンク装着2015年10月11日 20時10分56秒

7月にエンジンがかからなくなったためエンジンのOHを始めたアシ車のスマートK.通称”黒ニャン号”。
エンジンもOHを終え、完成までもう少し。

今回はおあmけでオイルキャッチタンクを取り付けました。
ブローバイガスをなるべく除去したいのでアマゾンから購入。
オイルキャッチタンク BG-826  4800円ぐらい。

汎用品はいろいろありますが、中にフィルターがあるものを選びました。これがないと、うまく分離してくれそうにないので・・・
分解してみたら、中にナイロンタワシをサンドイッチしたような金属メッシュ2枚の層がありました。(写真撮り忘れ・・・)


リアのこの位置にボルトで設置。イン側とアウト側のホース取り付けを間違えないようにしっかりと。
あえてホースはイン・アウトで種類を変えました。

従来のブローバイホースの接続を変えて、このように接続。
配管周りのホースなどはホームセンターで調達。


次に 自分で「エックスビーム」と呼んでいるテンションロッドみたいなもの(スタビライザー?)を装着。
まず、左右の1の箇所を取り付け、中央をジャッキアップ(2)し、左右3の順番で取り付ける。こうしないと取り付かない。

次にマフラーの取り付け。オーツーセンサーのコネクタも接続した。

ドライブシャフト、オイルキャッチタンク、エックスビーム、マフラーの位置関係。
オイルキャッチタンクが振動で振れても接触しないように位置を調整。今後なにかでタンクの振動対策をしないと・・・

リアタイヤの装着。4ツ車らしくなった。

あとは、クーラントを注入し、バッテリをつないだら、エンジン始動か! ・・・それは明日に。
さて動くかな~~~?

スマートK エンジンOH14 ドライブシャフト入れ2015年10月07日 22時00分53秒

本日は定時で仕事をあがって よる整備です。

今晩はエンジンをボディに固定すべくジャッキアップしていくつもり。
まずはタイヤハウスカバーをはめる。
エンジン上がってからですと、めっちゃはめにくいので。

室内のサイドブレーキレバーの根元に、クリップをはめる。
これをしないと、うまくサイドブレーキスティックがレバーの根元に入らず、サイドブレーキのノッチがやたらと多くなる。


エンジン側。
下から出ているこのスティック(サイドブレーキワイヤとつながっている)が、ボディ側の白い筒の中、ど真ん中に入るように、注意をしながらエンジンをジャッキアップしていく・・・。

ある程度エンジンを上げたら、リアのホイールハブとの距離が広がるので、
ここでドライブシャフトを入れる。

ドライブシャフトの入れ方。
まず デフにズコッと押し込むようにして 差し込む。カチッとはまり込みます。

次にホイールハブ側にドライブシャフトを引っ張りこむ。(ドライブシャフトは伸び縮みする)

するとホイールバブ側かわ、ドライブシャフトのねじ穴が見えるので、ここでハブボルトをねじ込む。

あとはハブボルトをねじ込んでいけばOK.
最終的にこのボルトは120Nmでトルク締めをする。
これでドライブシャフト完成。



次にエンジンをさらにジャッキアップして行き、4箇所の太いボルトでサブフレームとボディを固定する。
エンジン下ろし用の長い自作ボルトはここでお役御免となる。

次にドディオンチューブ(画像下側の太い丸チューブ)をジャッキアップしながら、リアショックアブソーバと接続。

今夜はここまで。あと少しです。
次の3連休には・・・なんとかエンジン始動したいですが・・・どうなるかな

スマートKエンジンOH13 コンプレッサ取付2015年09月24日 21時06分08秒

エアコンのコンプレッサを取り付け。ボルト2本。
配管ははずしていないので、ボルトオンするだけ。
プレッシャースイッチも忘れずに接続。

駆動ベルトを取り付け。
まずはオルタネーターから。次にエアコン。




以前ベルト鳴きがあったので、今回はちょっときつめに張ります。(特にオルタのベルト)

次にインテークマニホールドを取り付け。
だんだんごちゃごちゃしてきました・・・

何がどこへつながるのか、コネクターの形状がみんな違うので助かります。

この調子でいろいろ つけていきますね。

スマートKエンジンOH 12 エンジン搭載2015年09月23日 19時48分20秒

エンジンを車体ボディに搭載する前にオルタネーターやらその他の取り付け。




イグノッションコイルは中古品に交換。
たぶんエンジンがかからなかったのはこれがショートしていたためと思われる。

ジャッキ三つを使い、高さや角度を調整しながらエンジンマウントに取り付けていく

3箇所あるマウントのうち、センター。


左側。アースと友締め。
同じく、右もボルトで取り付け。


エンジンが載りました。これでジャッキは要らない。

冷却水ホース3本を接続。

インタークーラーのダクトも装着。
ミドリ色の部分は取り外しのときに壊したので補修、。(笑)
次回、いろいろ電装品の敗戦やらインマニ、コンプレッサーなどの取り付け。

スマートK エンジンOH11 ミッション結合2015年09月20日 08時21分07秒

エンジンとミッションを結合します。
その前に、この際だから、ドライブシャフトのオイルシールを交換しておきます。

この道具を使い、、テコの原理で一発抜き取り!
これがないと、30分以上シール1個はずすのに格闘することになります・・・。

新しいシールです。ヤナセで購入。

なぜかVW/アウディー


左右とも水道金具(笑)でつらいちに打ち込み。

シールの内側にグリス。

ミッションのインプットシャフトのオイルシールも交換したかったのですが
マル囲みのボルトをなめてしまい、クラッチレリーズをはずせなかった。
トルクスだから、ネガネレンチも効かない。狭いのでバイスでもつかめない。ポンチでコツコツたたいてみたが、まったく歯が立たず・・・
これをはずさないと、インプットシャフトのオイルシールは交換できない。
まぁ、オイルは今のところ もれてないから、交換しないでよしとします、・・・


では結合~

結合のあと、スターターも装着。こいつはバッテリー直結で動くことを確認済み。
今回のエンジンがかからない原因は、スターター故障ではなく、ダイレクトイグニッションコイルの断線(→ヒューズ切れ。ヒューズがコイルとスターターと兼用なのでスターターが動かなかった)
その原因となったのが、エンジン内部でのオイル上がり下がりで燃焼室にスラッジがたまり、プラグがカスでショートした。
(改めて書いておきます・・・)


エンジン吊り上げて

着地~
いよいよ車体に近づきましたね。

次回、補機類をとりつけます。その後、エンジン搭載となります。

スマートK エンジンOH10 クラッチ装着2015年09月13日 22時37分44秒

クラッチを取り付ける前に、まず、クランクエンドのオイルシール圧入。
オイルシール圧入用の白い補助SSTをクランクにはめたうえで、
塩ビのフランジとハンマーでオイルシールを挿入します。
オイルシールの内側にグリスをつけておきました。

シールがつらいちになればOK。


フロント側のオイルシールも圧入。
こちらは水道の部品でこんなのをムサシで買ってきて つらいちに打ち込みました。便利!

ここで下にあるドライブプレートを6つのボルト(新品)でクランクエンドに装着。
その前に、キイロで囲った部分にドライブプレートの周り止めをしておく。(自作SST)
矢印の部分に17ミリのディープソケットを入れて固定する。

ボルトは対角線の順番で、45N→90度の角度締め。
60cmの長いブレーカーハンドルが活躍。角度締めもラク。


ここでフロント側のメインプーリーを取り付け、ボルトをE18ソケットで本締め。
締めるときは時計方向にまわし、140Nmです。ここのボルトは再使用です。

周り止めをはずしたら、クラッチユニットを装着。
まずはドライブプレート側とのポッチにあわせてはめ込み・・・

クラッチユニットはスターターの穴から3つの17ミリボルトでドライブプレートにとめます。
スマートはフライホイールとクラッチ版などがひとつに組まれている一体ユニットとなっているので、
いわゆるクラッチの芯だしの必要はありません。

次はミッションとエンジンの結合です。

休みといえども、いろいろ野暮用があって、イッキに進まないですね~・・・国勢調査の仕事ももあるし・・・
予定では、9月中旬に仕上がりで、シルバーウィークはスマートで金沢ジャスストリートに行くつもりでしたが・・・
まぁ、あせらすゆっくりやります。

スマートK エンジンOH9 シリンダーヘッド結合2015年09月12日 22時16分11秒

シリンダーヘッドを組みます。
まず、ヘッドガスケットを乗せる。現代風なガスケットですねぇ。
なんか2枚構造になっています。

さて、シリンダーヘッドです。
バルブ機構のローラーベアリングやラッシュアジャスターをセット。

ヘッドにカムシャフトを組み付け。

ヘッドを載せました。
かる~くヘッドボルトをしめておく。

オイルポンプ機構も組み付け中。マルで囲んだテンショナーは新品にします。

タイミングチェーンやガイドレール、マルで囲んだオイルテンショナーも新品で取り付け。

ジェットオイラーも忘れず。

ここでフロントカバーやメインプーリーを仮組みして、ヘッドボルトを締める前にタイミングの確認。
下のクランクを2回転でヘッドカムスプロケットは1回転です。(合いマークが元の位置に戻ることを

バルブタイミングがあっていれば、ヘッドボルトを締めます。
これが閉め方マニュアル紙。 下図の順番で20Nm→90度→90度ですね。
もちろんヘッドボルトは新品で。

オイルパンも取り付け。

その他、エキマニやらターボユニットやら、ウォーターポンプやサーモスタット、エンジンマウントなど
もろもろを取り付けて、おおよそ完成。
インマニなどは車体にエンジン搭載後に取り付け予定。

ここでエンジンスタンドからはずします。
次はエンジンにクラッチユニットを装着します。

スマートK エンジンOH8 腰下完成2015年09月06日 17時29分30秒

ピストンがブロックに入りましたので、腰下(シリンダーヘッドより下側)を仕上げます。

ブロック側のクランクのジャーナル軸受けに、新しいメインベアリングを設置。4個です。


ところで、昔読んで勉強した本。『エンジンはこうなっている』
なんこれを「ベアリング」と呼ぶのか、わからなかった頃(ボールベアリングしかしらなかった)、たいへん勉強になりましたね~。


ベアリングキャップ側(ラダーフレーム)にも設置。

4つ入りました。指で入れるだけです。

ここで久々にクランクシャフト様の登場。

オイルスプレイヤーを各気筒に組み込み後、クランクをそっとメインベアリングの上に置き、コンロッドとボルトで結びます。

クランクキャップ側と合体の前に、液体ガスケット(ウルトラカッパー)を塗布。

ボルトを締めこみます。35Nの後、60度角度締め。

これでクランクをまわすとピストンが上下します。

次はシリンダーヘッド合体に向けて、タイミングチェーンやオイルポンプの組み付けです。