丸テール ドア周りメンテ2023年12月04日 17時00分44秒

このマルニのドアの問題。
ドアが完全に閉まり切らないのだ。

この新品のドア防水シールが太すぎて、閉まり切らないのだ。
こまったパーツだな~~
中身が充填してある高密度のウレタンゴムなので、あまり潰れないのだ。

これをいったん外したのが2か月前。


対策として 日本製の防水ドアトリムを買った。
中が空洞なので しっかり変形し 水の侵入を防ぐ
こういうものは、日本製が圧倒的によいのである。


窓ガラス部分より下のみを、日本製のトリムに替える。
ワロスでかったシールは 途中でカットだ。


これなら閉まりやすいが
ガパガパでも困るので そこのところは いろいろ工夫と経験で。 

下の部分まで日本製にした

上の部分をはめ込む

ヘラ先で はまり込むよう 押し込んでいく

時間かかりますね~ 

フロント側のガラスから下は、ドアが閉まらない原因になっていないので
切らないで G17ボンドでそのまま貼り付け

最期に おさえブチを 押し込んで完成

左右あるから 時間かかる~~


次。
窓ガラスのふち、外側のモールをはめ込む作業。

このあたりのシール類は 多くの種類もあって 複雑なんです

現状
水切のふちはぼろぼろ

窓ガラスに接する 起毛の部分も ぼろぼろ

消耗品なので 取り外します

新品に交換。
起毛のついた窓水切。 2種類と複雑な形状の固定クリップで構成されている。
なかなか複雑な構成。

できあがったモールを ガラスの外側、ココにはめ込むわけ


三角窓の柱を避けて セットする
まぁこういうきわの穴隙間から 雨水はドアの中にじわじわ入ってくるんだけどね・・・

組みあがったモールセットを 位置決めして、プラハンで叩き入れていく。慎重に。

入りました。^^ 次これを外すときは なかなか苦労するはず。



ドアを閉めたときのチリは ドア・ストライカーの位置を微妙に調整する

これぐらいのレベルでOK
ドアとボディの面が 揃っているように。


ところでこのマルニ 
左右ドアの内張パネルを外すと

何と!
全面に貼ってあるべき 防水スクリーンが無かった!
ドアはまだ 未完成だっだわけね・・・。
スクリーンに使う厚手のビニルシートはあるが、接着のためのブチルゴムを切らしてるので すぐ注文した



また、右ドアの 窓ガラス後端が 若干下がっている。
窓ガラスを上げ切っても、ご覧のように 後端にスキマがあいてしまう。
これでは雨の時 どんどん水が入って来ちゃう。
ドアパネルを外して、窓ガラスの取付調整をして 1㎝ほど上にあげなければならない。

ドアはドアで、なかなか 大変なのである

丸テール フロント防錆処理、キドニーグリル補修、ウオッシャーモーター交換2023年11月16日 13時28分13秒

コンデンサーを取り付ける前に見てしまった錆・・

う~ん これでは腐ってくるのも時間の問題・・


見ちまったらしょうがない。
サビキラーを塗布。

50%に水でうすめて 1発目は よく錆に浸透させるように塗る。






これで1日置かねばならないから きょうはコンデンサ取付はできない。

上の接合部分の方もついでに塗布


キドニーグリル周辺も。


キドニーグリルといえば、どうも取り付けがぐらぐらなのだ


外してみた


なるほど、矢印の部分がとれてしまっている。
これでしっかりとりつかないわけだ、

JBウエルドで補修


下側も取れないようにJB盛り。

24時間でガッチガチになるだろう。ついでにさび始めてたフランジナットもきれいなものに交換。


え~い こまごま補修ついでだ。
ウオッシャーポンプが届いているので これも取付する。
端子部分を加工、ウルトラカッパーで防水処理。


放水側ノズルの穴をあけ直して ウオッシャーバッグに取り付けました。ぴったり^^


水を入れて さっそくテストです。
どっちの端子が+なのか 確認しなくちゃならん。
安定化電源につないで ちゃんと動くか、噴射テストしてみる。


お~!すごい勢い!!
ドピュッと3mは飛んだ!
俺のでもこんなに飛ばんよ?(笑)
あとは 前のダメダメポンプみたいに 水が入ってさび付かなければOKだ。


明日はボディのフロント部分のサビキラーの二度塗り目をするので
まだコンデンサは取り付けられない。
やらなきゃいけない他の部分の補修のメンテを行う予定。

BMW2002A リア/フロントバンパー装着2023年06月11日 13時40分31秒

リアバンパー組み立てました


ゴムモールの留め具クリップ

こちらも交換



ライセンスプレートのカバーも取付。
銀スプレーなのでクロムメッキではないですが・・・。

サイド部分の角根ボルト。スライドして入れます。

では取り付け


両サイドをスライドインしたら


チリ合わせしながら

内部から固定。こちらもブチルゴムで防水

サイドも締めこみます




完了



ここのスキマもこんなものだろう




次はフロント。
まずはゴムシールの新品をはめる

そのうら側。
バンパーのステーの取付用 角根ボルト


こちらもステ―をスライドインしてから固定


センターのバンパーを取り付け

続いてサイドのバンパーを組付け

ボディへは リアと同様に ゴムブッシュと角根ボルトを先入れ

サイドバンパの締め付け

完了!




フロントのグリルを取り付け

よ~しキマった!


ナンバーつけて お疲れさん!


次回 オーナーさんの希望により、車高をロワーリングするため
前後スプリングを交換します。
知人のマルニから取り外したものを 安く買っておきました。
オリジナルより5cmは下がると思う。


BMW2002A ドアハンドル/ミラー装着2023年06月10日 13時50分32秒

 ドア上部、コンパウンドで磨きました。

アンテナがくもってますね~

これはコンパウンドだけじゃ歯が立たないな~


2000番耐水ペーパーで表面の錆だけを研磨。
そのあとコンパウンド磨き。


輝きが戻りました。
今後ちょくちょく磨いて さび付かないようにメンテしてやってください。


ドアハンドルのシールパッキンを交換


取付。ちゃんとドアの開閉も確認。


ドアミラーの取り付けベースを タッピングで取り付け。


ゴムパッキンも新品に。もう、ムチムチの、パッツンぱっつんですわ。


ボールポイントの六角レンチでイモネジを締め付けるだけで
取付完了。

イモネジはさびてほしくないので
スーパーラストガードをタップリ吹き込んでおきました。


ドアミラーは新品


ブルーグラスです



右ドアミラーも新品です。

これまでのミラーは予備として保管しておいてください。
ここのねじの調節で ミラー関節部分の動き具合の調整が出来ます。

BMW2002A ボンネット仕上げ2 銀モール取付2023年06月04日 14時05分34秒

ブルーのラインが 銀モールのBMW2002

全部セットがワロスで新品手に入ります。710ユーロ。10万ぐらい。

フロントの銀モールは 3分割。

まずは掃除から。
中に入り込んだ埃や汚れを洗います。

コンパウンドで磨き 曇り取り

凹みなどは ちょっと板金して...

時間かければ もっと綺麗にできそうですが・・・


フロント、サイド、リアまでぐるっと1周分の ファスナーセット。
ワロスで購入。




さて取付の順番。
いっぱい取付ファスナーが有りますが
①、②、③の順でつけていきます。



プラファスナーですが、多少カッターで削いで 細くしたほうが はまりがいいです。
というのは、
ボンネットを塗装したせいで、穴に塗料の厚みがついてぴったりはまりにくくなってしまった。
かといってファスナーの穴をドリルなどで拡大して削ってまた金属を剥き出しにして錆びさせたくない。
 
とにかくこのようにぴったりはまればよいのです。
金づちでコンコン叩いて入れました


カッターで削りを入れない状態では、これ以上入っていきませんでした。



はめ込むと今度は ファスナーの中の穴が狭くなるので 
次なる固定ピンを打ち込むのにキツくなる。
そこで3.5mmのドリルをプラファスナーに通しておきます。


固定ピンを打ちこみます


7~8回金づちでたたいて 奥まで入れました。もう、かなりかたくて抜けません。
(抜くには内側からピンポンチで固定ピンを打ち抜きます)


こういうふうになれば がっちり固定されてます
このプラファスナーを全部セットします。
フロントのモールには6個必要です。
サイドは片側4個



長ファスナー、短ファスナーは金属製。
これはつなぎ部分に使う 長ファスナー

ここと ここに入ります。
短ファスナーは、後端にも入ります。
合計で長ファスナー2個、短ファスナー4個必要



長ファスナーを入れてマスキングテープで仮固定し(まだナットでしめない)、
フロントの銀モールに通す。
そして 「モールつなぎカバー」をスライド・インしておく
ここがフロントとサイドのモールのつなぎ目なのです。


エンブレムに一番近いところのプラファスナー2個を 
モールを押し込んで ぱちんとはめる。長ファスナーに近いところは まだ はめないでおく。



サイドのプラファスナー4個と 左右両端の短ファスナー。

後端の短ファスナーをモールに通し

コーナー部分の長ファスナーにいれる。

サイドのモールの後端の位置決めをしたら

裏側から短ファスナーのナットを締めこむ。5.5mmのソケット。
このあと 錆びないように スーパーラストガードなどを吹いておけばいいでしょう。
(このねじはさびやすいです)


錆びちまったファスナー



端っこの方から フロントに向かって4個あるプラファスナーを順にパチンとはめていく。
コーナー部分に近い2こは まだはめない。


サイドと正面のモールの部分、モールつなぎカバーをスライドしてやる。

いい位置にスライドして フロントモールとサイドモールを つないでやります
つなぎカバーは今も新品が1500円ぐらいでワロスから出ます。ボンネットに2個、トランクに2個必要。全部同じ形状。


つないだらあとは、コーナー周辺のまだ止めていなかったプラファスナーを何個か、
 パチン!とはめる。

全部隙間なくはめたら、最後に
すべての長/短ファスナーのナットを締めこんでおわりです。


これでモールは全部 隙間なく ボンネットに取り付けされました。

余談ですが、何年か走っていれば、このモールの中に埃ごみが黒くなって溜まりだします。
そとれ水が一緒になって、金属製の長/短ファスナーや ボンネットの端を少しづつ錆びさせていきます・・・。洗車をしなかったり 雨の日に乗らなければ問題ありませんが。
錆びるのが嫌で、にしやんは特にボンネットの端の1cmは 塗装を厚めに筆で塗っています。(筆むらがあっても、どうせモールで隠れてしまうので。)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

最後の仕上げに ワロスで買ったBMWエンブレムをはめ込みます

エンブレム押し込みました。
硬いけども 押し込んであるだけ。
盗難が心配な人は 裏側から 5mm軸用 止め輪などをはめて
抜け取れないようにしてやればいいでしょう。



ようやく ボンネットのレストア 完了で~す


ウチに来たのが2020年の10月。すぐボンネットを外しましたっけ。
錆取りなど 手を入れ始めたのがいまから半年前・・・。




ようやく本来の位置に戻れます。
後日フロントに取り付けて チリ調整をしますね。

BMW2002A いろいろ取付準備2023年05月29日 13時29分15秒

リアバンパーのゴムトリムの 錆びたクリップの交換をする。

これはめんどいから省略するつもりでいたが、
本日の作業予定が予定が変更となったこともあり
やっぱりやっておくことにした。
今やらないと 永遠にできないであろう。

リアバンパー外した時の画像。
錆びたクリップが いくつか見えます。

これらが15個ほどあります
このクリップで バンパーにカチッとはめ込むわけ

なかには さびて折れてしまっているものがいくつかありました。

溝の中をブラシで掃除しながら、新しいクリップをスライドさせて入れていきます。
これがなかなかすっと入らないから めんどいわけ


左右端っこの ねじ止めクリップも新品を入れました。
この両端のねじ止めクリップは 外した時は
さびてしまって なくなっていましたからね~



クリップたちはユニクロメッキがされてはいますが
少しでもさびないように スーパーラストガードを吹いておきますね 
バンパーの裏側からでも1年に1回、
定期的に吹いておけば さびることはないでしょう。
こういった溝にはまった金属パーツなんで
雨天走行や戦車するたびに ここに水がたまり、入り込み
じくじくと なかなか乾かず 錆が進行していくんだな。
洗車はしないに こしたことはないんだけど・・・


こういった細かいパーツがネットで容易に手に入るのは ありがたいです


あとは こまごました作業を。
ボンネット取付の準備 ねじ山の掃除

さび付かないよう スレッドコンパウンドを少し 摺り込んであります。


これらトランクのヒンジ、トランクの取付ボルト類。 
ダイスでねじ山をさらって掃除し取付に備えます。
ボルト/ナット一つをも、愛おしんで手を入れていますよ。


ボンネットの仕切りゴムの交換です。
このパーツは ワロスで左右セットで買えます。
左右セットで8000円ぐらいです

ゴムの接着面は ボンドを塗る前に 必ず目の粗いペーパーで荒らしておきます。

G17をゴムとボディの両側に塗布後、数分置いてある程度硬化してから、取付ける
べちゃべちゃのうちに すぐに付けては いけない。ハミ出すしね・・・

ハミ出さずに 取付できました。
ここが新しいと 見栄え良くなりますね。





リアのエンブレムはアルミのキャスト。
古く黒い塗装をワイヤブラシなどではがし、ペーパーがけしてきれいにする。
リアバンパーの錆サビの穴ふさぎプレートも銀で塗装した。

オーナーさんの希望通り、マットブラックで再塗装しました。
僕はアルミのままでクリア塗装が好きですけどね。

BMW2002A ドア内張外し方とドア内部メンテ2023年05月21日 14時20分21秒

BMW2002のドアの内張の剥がし方を説明します。


六角レンチで三角窓の蓋を押し外し、中心のプラスねじを外します。

スプリングも入っているので 外します

窓ガラス操作ハンドル マイナスねじ


4か所で止めてあります

ここはクロームのカバーをずらしてやると ビスが隠れています

開閉レバー プラスチックのカバーを外します

あとはマイナスねじを外すだけ。
この車には 最初からこのプラスチック部品がなかったので
ワロスから買いました。あとで組み込んでおきます。

内張りはがしでトリムクリップをはずしていく



上の部分で止まっていますので 無理にこじらずに

ヘラのようなものをこの部品に差し込んで 上に押し上げると
内張全体が外れると思います

こういうクリップが4つがドアに食い込んでいます



これだけ外すことになります。
ドア内張を外したところ。

ビニールはかなりやれているので 今回交換してやります。厚手のビニールをブチルゴムで止めるつもり。
車検後の試乗では ここの密閉が甘く 外の空気が室内に入ってきていました。
夏は暑い空気が、冬は寒い空気が 走行中に室内に入ってくるので 空調に悪影響を及ぼします。




ドアの底をk覗く。予想通りの状態。錆穴が開いていないだけまし。


レノバスプレーか、浸透性防錆材を吹き付け。

このマルニには キーレスエントリーのソレノイドが装着されていたので
その配線をチェックし 配線を保護する。

あちこちに使ってる コルゲートチューブ


ドアハンドルを外しました。
これを外したくて 今回 ドアの内張をはがしました。
黄色いテーパー状のワッシャは なくさないで。


ゴムパッキンはパッキンと割れたような・・・。

ワロスで買った新品のゴムパッキンに交換予定。
ドイツのパツキンのおねーさんが送ってくれたと思いたい。

長年の水垢としみつきをペーパーで削り落とし


窓ガラスのスライドレール部分、滑りをよくするため
汚いグリスはふき取り、新たにグリス打ち

歯車にも。
何度も窓を上げ下げして馴染ませたので、軽い操作でガラスが動くようになりました。

トリムクリップの受け側のパーツ。いくつか欠損のため 新品に交換。
穴に押し込んでいく。

こちら トリムクリップ。


このあたり 油と埃でかなりきたなく汚れていたので
シンナーと筆で汚れを流しつつ ウエスで汚れをふき取り。
だいぶ見た目 良くなりましたよ。
往年の美女は ワキのお手入れも欠かしてはいけないのである。


ドアキャッチの部分もかなり汚れていたので こちらも洗浄清掃
矢印の部分のパーツ、 バッファ という。
劣化の色合いなので新品に交換。
この数百円の小さいパーツのあるなしでは ドア開閉のフィーリングに
かなりの差が出るんですよ。

受け側の方も 綺麗に洗浄清掃。


その後、ミラーとハンドル周辺はマスキングのうえ、足付けしてプラサフ吹き。
ハイビルドタイプのプラサフなので、ややドロリと濃いめをカップに入れ
スプレーパテのように4~5回吹いているので 仕上げパテ付けは省略できた。

指触乾燥後。
特にミラー周辺は厚めにつくよう何度も吹いた。
乾燥後 ぺーパーで研いでフラットにし、上塗りの下地を作る。

とにかくこの周辺は 乗り込む度に目にする場所なので
ミラーやドアハンドルのゴムパッキンしかり、
きちんと仕上げたい。


オーナーさんはマルニに乗り込む度に

BMW2002A 左ミラー周辺錆取り&ねじ穴補修2023年05月20日 13時55分07秒

運転席側 左ミラーの周辺の塗膜が荒れているし タッチアップも多い。
それに、あるはずのゴムパッキンがはいっていない。

こいつは根本からやらないといかん。
ミラーの下にも、錆がいっぱいのはずだ。

ということで 、ミラーを取り外すことにした。

ここのイモネジ、なんだかナメそうだけど、CRC556を吹込み、
いいマイナスドライバーを使って押付け7割、回し3割の力で
祈る気持ちでグイっと回したら、ギギっ!と緩んだ気配!
CRCをまた吹き込んで数回のトライで イモネジが取れた^^
ヨッシャ!
マイナスドライバーを使うイモネジ、怖いな~ 六角レンチにしてくれよ~
こういうところが70年代だよな~ マイナスの切り込みも頭つぶれそうになってて
なめそうだしな~


マイナス止ねじ トガリ先


イモネジの正式名は 六角穴付止めねじ(トガリ先)




さてこのイモネジひとつ外すことで ミラーが取れます。
裏にはミラー固定用のミラー取付ベースがねじ止めされている。

こちらは イモネジほど苦労せずに あっさり取れたタッピングネジ
ミラー取付ベースの両端のテーパー形状がミラー固定のミソです。

お~ 錆びとるな~

まずは120番ペーパーで研磨

恐ろしい現実が発覚。
ねじが効かなくなってる!表面パネルの向こう側の、ねじ受けの穴が錆でなくなりつつある。
薄い鉄板にねじ込んであっただけなので タッピングネジがあっさり取れるはずだわ
しかもなんだ~?
ねじ穴が2つあり、ねじ位置を変えたような跡が。
つまりオルジナルのねじが効かなくなったから トナリ(左側)に穴をあけてタッピングで止めたということか?よく見ると、今回ねじ込まれていたのは左側の穴の方だ。
ねじ穴がだめなら ミラーが取り付けられない・・・。
さぁ 考えどころ。
さらにこの左側に 新たにドリルねじで固定するという手っ取り早い方法もあることはあるが、今後何十年のミラー固定具合に不安が残る。


シンキングタイム10分で出した回答。
U型スピードナットを使ってねじ山を作る作戦。M4タッピング皿ネジが使える。
リューターでT字型の穴を削り、そこにU型スピードナットをはめこむ。
パネルに何かをねじ止めしたいときには このスピードナットはとても強力で有効だ。
そしてこの穴の周辺はハンダで整形板金されていたから、これ幸いと
スピードナットをハンダを流して固定した。


前側ができたので次は後ろ側。
まずは後ろ側もリューターでT字型に削り、スピードナットをはめる。
ミラー取付ベースを取り付けて、後ろ側もねじで固定。これで2つのねじ穴位置が確定した。

この状態で後ろ側のスピードナットを板金用ハンダを流し固定。
うまくスピードナットの裏側にハンダが毛細管現象で
流れ込むように 十分にハンダゴテで熱する・・・

これで2つのねじ穴完成!穴の位置は取り外す前と同じです。

このままでも良いんですが、
いちおう穴ふさぎ。穴のかたちに合わせた銅板をあてて

ハンダで埋め。

やすりで研磨。


ミラー取付ベースを取り付け、
これまでついて居なかったミラーの新品ゴムパッキンをあてる


曇りのあったミラーはコンパウンドでぴかぴかにしてやった

ミラーフチのゴムにも ラバープロテクタントを摺り込み。



ミラーの仮付け。よーし
しっかりと固定されています。^^


このゴムパッキンのあるなしではミラーの固定具合に差が出てきますよ。
うまくイモネジを隠すパッキン形状になっています。


ちゃんと固定できることを確認出来たらミラーを外して、
120番ペーパーで最終研磨し錆び除去、SEPで脱脂、
レノバスプレーでかすかに残った錆を転換

すぐに赤錆から黒錆への転換反応が始まる。

20分後。完全に黒くなってます。
あすまで十分に乾燥させてから 
#240で足付け、パテ付、研ぎ、サフ吹き、研ぎ、上塗りとすすみます。

この左ミラー周辺は 乗り込むたびに 錆などがすごく目についていて 
いつかきれいにしてやろうと思っていた箇所だったので、今回できてよかった。

これでこのマルニの両側ミラーは ばっちりピッカピカです!


ちなみに
左右ミラーセットは72ユーロほどで今も新品が買えます。^^
ただし付属のねじ2本はタッピングビスではないので これは別途ホームセンターで用意。


追記
あとでドアの内張をはがして
裏側からミラー取付部を見てみたら。
矢印の部分が取付ベースを固定するねじの部分ですね
吹き込んだレノバスプレーの垂れ跡が2本見えます。
ここにクリップナットがはまり込んでいたはず。


ドアの底に 錆びて朽ちる寸前のU型クリップナットが2つ落ちていました。


本当のドアミラー取付修理の正解は
ドア内張をはがし、裏側の2重鉄板をを錆取りし レノバなどで錆転換、防錆したうえで 新しいクリップナットを内側に2個仕込む。
これです。

BMW2002A バンパー磨き2023年05月15日 13時36分14秒

裏側の塗装が完全硬化したので
バンパーの表側のメッキをコンパウンドで磨きます。


電動ドリルにポリッシュバフを取り付けて磨く

曇りが取れて 本来のメッキに。


でかい段ボール箱の上が作業しやすいですね

リアのバンパーの端っこのゴムパーツはもう限界。
今回取り外してしまいます。

これですね

にしやんのマルニでは ここはもとからゴムパーツはありません。
ボディと干渉しないように別のゴムパーツを使用するので、問題ありません。



そのほか 今回で引退いただくゴムパーツ達。
こういうパーツらがワロスでいまだ新品で出るからマルニは維持しやすいです。

フロントバンパーのセンター部分

細かいところは 手磨きしておきます。



が、こういったブツブツは さすがに取れません。

リアのセンター磨き

バンパーホーン 磨きのビフォーアフター比較

やっと全部磨けました  ピッカピカです。
オーナーさんには 今後 
クロームメッキの曇りが定着しちゃう前に
極細コンパウドでちょくちょく磨いてもらうように お願いいたします。


Before After



あと、ホーンの取り付け用ねじは さびてることが多いので

ダイスで ねじ山を切りなおしておきます。
けっこうサビカスが取れてきます。

きれいになったあとは、スレッドコンパウンド摺り込みで防錆。
これでナットがするすると入っていくようになりました。


取付までしばし保管です。

BMW2002A トランクのキーシリンダー交換2023年01月31日 15時00分00秒

この預かっているマルニ、
トランクのキーがもともとなかったので この際 ワロスでセール中だった新品を購入した。
スペアキーもついてくる。


先端の曲がった部分で ロック機構のある1点を押して ロックを解除する仕組み。
キーを回すことで、先端の曲がりが180度回転し、押せなくなるしくみ。(=トランクが開かない)

では取り付け。
まずキーシリンダーをこのように3つにばらす。
キーシリンダ本体、 スリーブ、 ロックリング


古いキーシリンダはもう取り外してあるが 取付方法を見れば 外し方もわかる。

シリンダー取り付け穴の内側は こうなってる


まず 3つの10mmボルトで固定されている ロック機構を外します

シリンダ本体を穴に入れていく。3つのキリカキがあるのでそれに合わせる。

本体が入ったら、スリーブをはめ、ロックリングをねじ込んでいく

ねじ込み中・・・


ねじ込みの最後は 指ではキツイので ドライバの先などでつついて締めこむ。
シリンダが ガタガタしていなければ 完了。


グリスアップした ロック機構を戻して取り付け。

完了です。


おまけに トランクが開かない!なんてときのエマージェンシー用に
トランク開ける開錠ワイヤを設置。矢印の方向に引けば トランクは開く。

ワイヤの先は矢印の方向へ

リアシートの下にワイヤの先が30cmほどでているはずなので 
それをグイと引けば トランクは開きます。


動作を確かめてみます。
トランクのあけしめ 動画は こちら


BMW2002 トランクのロックの仕組み。
ある一点をプッシュするだけでロック解除します。トランクが開かなくなった時の参考に。


絵ではわかりづらいので 動画は こちら
https://youtu.be/T0hO5NhOy-g