ミッションオイル交換2008年03月01日 22時36分48秒

4速ギアボックスのオイルを交換しておきます。
デカイ六角レンチでドレンプラグを外し、オイルを抜くと!
なんだぁ〜このオイルは!まるでコーヒー牛乳!
これは・・・水が入ってたんじゃないのかぁ〜、と思うくらい。水とオイルがまざるとこういう色になりがちです。しかしここまでになっていたとは・・・。ドレンプラグにはマグネットがついていますが、小指の頭程の量の黒い鉄粉が付いていました。
古いオイルは半日放置して最後の1滴まで落とした。ギアもくるくる回して。合計1L出ました。

フィラープラグ穴からギアボックスの中が少し覗けます。
歯車の頭がちょこっと一部錆びてたりしてますが・・・見える範囲ではギア欠けなどなし。排出オイルに個体の排出物も無かった。
見ただけでは、シンクロリングの摩耗度もわからないので、これで組んでみる。
レストア前にちらっと試乗した感じではギアに違和感も感じられなかったが・・・。
レストア後、走ってみてシフトチェンジでギアかじりなんかがあったら、そのときは下ろすしかない。ギアボックスのOHはE30でやっているし、ヘインズにも詳しい解説がある。しかしミッションのケースを外す時はでかいプーラーとか必要なんですよね〜。

さて使うオイルの指定はヘインズのリペアマニュアルでは80EPということですが、890円のBPギアオイル80W-90EP(FRトランスミッション用)を1L投入。量はひと缶でちょうどです。
フィラープラグの下部位置までオイルが入って、ちょうどカウンターギアが半分オイルに浸かってるといった状態ですね。次はクラッチレバー関係を組みます。

ギアボックスにクラッチ機構取り付け2008年03月02日 21時01分19秒

ギアボックスにクラッチ機構を取り付けます。
クラッチを切ったり繋いだりする機構は実に巧妙です。まずはこれを理解するのが難しい。
1クラッチを踏む
2クラッチマスターで油圧が生じてスレーブシリンダーに伝わる
3スレーブシリンダーからの棒がレリーズフォークを押す
4フォークの支点を介した動きによりレリーズベアリングが進行方向にスライドする
5ベアリングがプレッシャープレートの板ばねを押すことで、クラッチ板を押しているプレートが反り返ってクラッチが切れる。
見えない箇所での一連の動きなので、頭で理解するしかない。
どっちにしても1枚の円盤で動力を伝えたり切ったりする重要な駆動部品です。単板乾式クラッチと言われる所以。

部品構成はとても少ない。
レリーズフォークに取り付ける線バネ(なんと言うのか)をベルハウジングの支点箇所にうまく引っ掛けてやる事を忘れずに。
レリーズベアリングのスライド面には少々モリブデングリースを。
ギアボックスの後端にシフトレバーのサポートを取り付ければ!取り付け準備完了。

ギアボックス搭載2008年03月03日 20時25分31秒

マルニをジャッキアップしたらギアボックスの搭載。
車下にもぐり、ギアボックスをジャッキなどで前後から上げていく。
ミッションジャッキなんか、ないからね
シフトレバーの穴からロープで後端を吊ったりしてエンジンに近づけていく。
エンジンに近づくにつれ、アクセルのリンケージとシフトフォークが当たる事に気づき、アクセルリンケージ、ついでにクラッチのスレーブシリンダーも外した。これでスペースが出来てエンジンと合体しやすいだろう・・・

ジャッキであと5センチ、というところまで調整しながら上げたら、最後はミッションの下に身体を入れて、腹ジャッキ!の技で うおっ、うおっ、と押し!突き!
・・・しかし、最後の最後、つっかえて入らない!ミッションは重いので、あまり連続攻撃もできず、休み休みにトライ!
やっぱ入らない。
クラッチ板が回ることからスプラインの部分までは入っているらしいが、あと数センチと言った感じ、やっぱりフライホイールのパイロットベアリングにミッションのシャフト先端がピシッと入らない感じ。
ベアリングの内径は12ミリの。多少のずれでも入らないからミッションをゆすったりエンジンのマウントを緩めたりでトライトライ!
ガレージは寒いのに、も〜う、汗だくです。
最後の1突き!すこっ!入ったぁ!!ふぁ〜〜〜〜
「おしっ、ありがとっ!」と無意識に言葉が出てそれがおかしくて自分で笑った。f(^_^;
ボルトを数本締めて、ミッションマウントも取り付けて、ようやくエンジン&ギアボックスがボディに取り付けられました。
こりゃあクラッチ板の交換とか、たいへんやなぁ。

プロペラシャフト取り付け2008年03月04日 21時29分30秒

ギアボックスも載った事だし、動力伝達のプロペラシャフトを取り付けましょう。
プロペラシャフトはギアボックスとデフを繋ぐ太いシャフト。ユニバーサルジョイントやフレックスディスクといった機構を介して、後輪に動力を伝えます。

まずセンターベアリングを新品で用意。これは取り外した時にはゴム部分が裂けていたので交換。プロペラシャフトはこのセンターベアリングあたりを境に前後に二分割します。長〜いシャフトの中間にあって、微細な回転ブレを押さえるパーツでしょうね。FR独特のパーツ。
このセンターベアリングをプロペラシャフト前側に圧入。ベアリングがスンナリ入らず硬い時は(普通はこうですが)ベアリング内側レースを暖めます。ドライヤーか、バーナーで焼けすぎないようにあっためて膨張させれば、たいていは一発ですこっ!と入ります。そのあと軽く叩き込んでやる。
そして前後のペラシャフトを接続。スプラインがきってあるけど、これも入りが硬かったので、片方をバーナーであぶって入りやすくしました。

車の下にもぐってミッション後端のフレックスディスクに接続。8つのボルト&ナット。
そしてペラシャフト後端をデフに接続。4つのボルト&ナット。
あとはセンターベアリングの固定ですが、このボルトが無くて困った。
どこかに仕舞ったはずだったが、見つからない。
頭の四角い特殊ボルトなんですが、見つからないので今度ホームセンターで代用できるものを探してこよう。

ガラスのおそうじ2008年03月05日 20時09分10秒

3月になり陽が射して寒さが緩み始めています。
まだまだ寒いですが、日光があるのとないのでは大きく違いますね。
そんなちょっと陽のさした日には、ガラスのお掃除。
ガラスをはめる準備です。
取り外してずっと二階にしまってあったガラスを下ろし、フチのゴムシールのカズなどをとります。カッターの刃でこそげ落とすのが一番。

フロントガラスは「合わせガラス」と言われる意味が分かりました。
2枚のガラスを接着してあります。中間層はなにか透明なフィルムか。
リアガラスは1枚もんでした。こちらは熱線がプリントしてあるので、カッターで削らないように注意。

新品で取ったゴムシールがはまるかどうかを確認。
キツすぎず、ユルすぎず、ピッタリでしたね。
あとは白い粉をふいて落とそうとするも、なかなか取れない!
いろいろ試してみたが、CRCを吹いたウエスでこするのがいちばん取れるみたい。そのあと石鹸水を含ませたウエスで拭き取り。
こういう地道な作業は夜やる事にします。

ダッシュボード仮付け2008年03月06日 20時17分06秒

ダッシュボードの手入れ。
なにやらシールが貼ってあったので、ドライヤーであぶりながら
ジラコヘラで傷をつけないようにこそげ落としました。
シールものを取るにはあっためるが一番。

黄色い囲みのみにダッシュのワレがあります。
ここは硬化しており、今後どんどんワレが進んでいきそう。
ときどき油分を与えて柔らかくしておかなくてはならないのか。

お掃除をおえたら仮付けしてみます。
問題のダッシュ上の固定箇所2カ所はガラスをフチにあって、これが
ガラスを外さないと取れないような位置にある。
こいつを変更し、ガラス外さなくてもダッシュが取れるようにとておくが
今後のメンテにも役立つでしょう。(滅多に外す事はないでしょうけど)
上からねじ込む今の方法を変更して
下からなにかの手段で固定できる方式に換えたい。
こういう事を考えてる時は なんか楽しい。

ダッシュを見ていて思ったことその1
空調吹き出し口が中央部にない。マルニは窓ガラスの根元からと、
足下からの2カ所からしか温風がでない。いまどきの車のように
ハンドルを握る手に直接温風があたる吹き出し口がないのです。
冬寒そ〜、手袋はめれば いいのか・・・。
実際マルニを運転した事が無い自分には どの程度の空調具合なのか全く感じがつかめない。

その2。
中央部から右側に広がるダッシュの物置的スペース。けっこう広い。
CDケースでもずら〜っと並べて置くか?今月のおすすめなんて。
直射日光もあたるだろうしそれはな・・・
ここに何か置くような案は今のところないが
使いようによっては面白いスペースかも?
マルニ乗りの諸兄はこのスペース、どのように使われているのでしょうか?

その3。
メーター類がはまる部分の左右にボタンが4つ配置されます。
ライトスイッチ、シガーライター、リア熱線スイッチ、そして、左下が
空きになっています(現在ダミーのボタンがはめてある)。
タバコ吸わないのでシガーライターは不要、よってこれはなにかアクセサリの電源取り出し用だな。左下の空きにはハザードスイッチでも持ってこようか。

ヒーターコア分解2008年03月07日 20時39分34秒

あちこち 話題がとびますが・・・
ヒーターボックスからヒーターコアを取り出しました。
たぶんこれ、新車の時から使われていたものだと思う。
コアのフィン部分は錆でスキマがほっとんど埋まっています。
これではほとんど風が通過できないのでは。
エアブローしてみたら、案の定、風はほとんど通過しない。
しかし赤さびになっているという事は、鉄製なのか、フィンは?
普通は素材は銅か、アルミだろう?
35年前はそうだったのね・・・。

コアの中も何かころころ言っていますので、トーチでハンダ部分を炙って
ひっぺがすと!
おおー!錆のダンゴが!すげぇ!
コアの入り口も半分以上は詰まっております。
交換じゃ、交換。いつものオーバーホールする気は失せた。
新品で3万か・・・うう。なんとか ならんか・・・・。
という事で、国産車の中古ヒーターユニットをヤフオクで1000円で落としてありますが、どう料理しようか・・・と、3ヶ月思案中。f(^_^;
ポン付けできんし。

ヒーターコア思案中2008年03月10日 20時57分55秒

思案中といいますか、お金出せばいいんだけなんですけどね。
少しでも節約したいので、いろいろやってる訳でして。

流用を考えてるのは初代ユーノスロードスターのヒーターコアです。ヤフオクで千円だった中古品。
ヒーターユニットから取り出して漏れチェックしております。
ホースに接続して勢い良く水を通し、出口を指で押さえて圧力かけてしばらく様子見・・・。漏れてはこない。ヨカッタ

数あるコアの中から、マルニに似たものはほとんど無いわけで、当然ケースか、コア自身の加工が必要になる。多分、管の部分はハンダ付けもしくは銀ロウ付けでの加工になるでしょう。

ロードスターのヒーターコアを選んだのは、ご覧のように
・パイプが長い。パイピングの加工材料を一緒に買ったような物。
・コア部分にゴムホースが付いていて、この分を利用して加工しやすそう。
・ヤフオクにタマ数が多く加工で失敗してもかわりが入手しやすい。
・サイズが比較的似ている。
しかし、マルニと比べると、厚みが薄い。マルニはコアの厚み10cmだが
ロードスターは約半分。
ロードスターの室内体積と比較すると、マルニが十分あったまるかどうかは
わからないが、たぶん大丈夫と踏んでいる。

さっそくマルニのヒーターボックスを分解し、サイズなどを実際に合わせて、どう組み込むかを思案中。けっこうこういうのって楽しい。
まーこれは じっくりやります。

Aピラーに内装貼り2008年03月11日 19時50分57秒

Aピラーにも内装材を張ります。
こっちは取り外した時に破けてしまった箇所もあるので、ここは買ってきたビニールレザーで製作張り替えです。
実際にAピラーにあてて形を切り取り、ボンドG17で貼る。
プクッとふくらんだように張る為に、中身のアンコとして10ミリ厚のスポンジを張る。
Aピラーはけっこう眼に入るところなんで、シワよらないように、丁寧に・・・・。
(Cピラーはしわだらけになってしまった反省を生かして)
細いピラーですな。

ダッシュボード取り付け2008年03月15日 08時34分28秒

先日ダッシュボードを仮付けしてみましたが
問題はやはり 取り付けねじ の事。
黄色の囲み2カ所はダッシュの上からタッピングねじをねじ込んで固定するようになっているため、ダッシュを外すときはガラスを取り外さなくてはならないのです。
内装のモディファイやメンテで今後もダッシュを取り外すこともあるでしょうから、ガラスを外さすに取り外せるようにしておきましょう。

上から固定したくないなら、下から固定すればいいじゃん、ということで、画像のようにナットをダッシュに接着し、下側からねじ(M5)止めすることとしました。短いドライバーで固定できます。指で締められる蝶ねじでもいいかも。
この部分はガラスをはめる時のゴムシールのリップで隠れてしまいます。
ボディ側の穴をドリルで若干拡大するぐらいの加工でできました。仮に装着してみて取り外し可能なことを確認。

あとはデフロスターのダクトをダッシュに取り付けて、本組みです。これでようやくガラスをはめる準備ができました。

ガラスを嵌める作業・・・ガラス割らないように新調にやらなくては。はじめての事だし、コツがわからない。
しかし、明日、ガラス装着経験者の「師匠」が、にしやんガレージに助っ人に来てくれる予定!!