感謝感謝のガラス装着まつり_前編2008年03月16日 20時52分09秒

ガレージに助っ人が来てくれました。
遠方愛知県からヘラルド師匠、石川からはしろすけさんと、みなみさんが、マルニのフロント/リアガラスの装着のお手伝いをしてくださいます。
ヘラルドさんは、この冬にM88エンジンをオーバーホールされた強者、にしやんの師匠です。エンジンの慣らし中で、富山まで遠征して下さいました。しろすけさん、みなみさんもE28,E24に乗る強者。これは心強い助っ人です。

今日の為に2週間前から準備して来たガラス装着作業。今日でフロント/リアのガラスを嵌めます。
役者が揃った所でさっそく作業。ガラス装着でさんざん苦労したという経験者のヘラルドさんにご指導頂きます。

あらかじめゴムのシールを装着しておいたガラス。
まずボディに嵌まるミゾ部分にゴム用潤滑油を吹き、このミゾに電気コードを一回り仕込みます。
この状態でガラスを窓枠にそっと置いて、左右の位置を微調整して決めます。
ガラスを外側押さえつける人と、車内側で仕込んだコードを引く人に分かれます。ガラス底辺側のコードを引くとゴムシールのフチが内側にめくり込まれてミゾがピッタリはまり込むという仕組み。ただしこのとき外側からガラスを押さえていないと、しっかりと嵌まりません。
力も要るし、これは絶対一人では出来ないわ!
右側コードを引いたら左というふうに、左右均等にコードを引いていき、上の部分で引き終わり・・・・ブリッ!とゴムのフチが内側にめくり込まれ、これで全周のゴムシールが嵌まった事に!
おお、意外にすんなりいった!1回で上手く行くのは珍しいと、ヘラルド師匠も驚き。(実はこの後やり直すのですが・・)

続いてリアガラス。
押さえる人ヘラルドさんみなみさんしろすけさんの3人。コード引く人にしやん。同じ方法で連携プレーで嵌めるも、今回はどうも左側上の部分の内側はまりが甘い感じ。ゴムシールのフチのかぶりが少ない・・・。左右の位置を調整してやり直そうと、やり直し!納得いったのは3回目でした!!
みんな力を振り絞ってくれて、ありがとう!
無事はまりました!
さてこのあと 防水の為のシリコンシーラントをゴムシール内に仕込み、樹脂の銀モールをはめ込むのですが・・・続く。

ガラス祭り_後編2008年03月17日 22時47分02秒

ガラス作業の続き。
ガラスをボディにはめ込んでハイ終わり、ではありませ〜ん!じつはまだゆるゆるなのです。
このあと樹脂製の銀色モールをはめ込むことで本来の防水シール性が出るのですが、それだけでは防水性がいまいち甘いとの師匠の言葉に、シリコンシーラントをガラスとの嵌め合いに打ち込みます。
マスキングテープを奇麗に仕事できるようにゴムシールのフチに貼り終えたら
シリコンを打ち込むというより、極細に押し出して切れ目無く一周置いていく感じ。これをシールの両側にやる。当然ゴムシールのフチをめくりながら。ガラスをひとまわりするのもなかなか大変。シリコンを慎重に打つヘラルドさん、照明を当てるしろすけさん、ゴムをめくるにしやん、撮影するみなみさんと自然に役割分担。手はいつの間にかシリコンゴムでぬたぬたに・・・

銀色モールを最後にはめ込むのですが、ミゾに押し込みながら竹べらで上手くミゾに埋め込んでいく感じ。これがなかなかスンナリ行かず、時間がかかった・・・。
1周すんのに40分は軽くかかったかな。腕に力を込めるので、疲れる〜〜
この作業は途中でやめられない。シリコンゴムが固まってしまうから。
マスキングテープをはがすところまで一続きでやってしまわねばなりません。
昼飯の時間に少し食い込んだものの、みんなの強力もあり、なんとか終了!
もう、フルに手伝ってもらいました!感謝、感謝です!このあとようやく昼御飯となりました。

残ったフロント側はにしやんが翌日一人で作業。昨日の要領で。
少し慣れたものの、一人でシリコン打つのはなかなか大変でしたが、モールのコーナー処理もなんとか出来、ガラスを破損する事無く、無事、嵌める事が出来ました。
手伝ってくれたみんな、出来たらぜひ乗ってね!

スピードメーターケーブル取り付け2008年03月18日 19時58分33秒

ギアボックス後端にスピードメーターケーブルを取り付ける穴があります。
そう、マルニのスピードメーターはワイヤケーブルによってシャフトの回転がメータに機械的に伝えられる仕組みなのです。さっすが30年前の車!レトロだね〜!

長らく納屋ガレージの壁に引っ掛けてあったスピードメーターケーブルの掃除から。長さ1メートル程度、先にドリブンギアがはまり込む。ドリブンギアはギアボックスのメインシャフトにギアが噛む事で回転を伝える仕組み。ワイヤケーブルにCRCを吹いときました。

ドリブンギアを付けたら、油漏れを防ぐオーリングに損傷がないことを確認してからギアボックスに差し込もうと車下に潜るが・・ミッションマウントをいったん外してギアボックスを少し下に下ろさなきゃ嵌まらないのだった・・・。こりゃ面倒だ・・・
なんやかやで無事取り付け。固定のためのロックボルトも締め込んだ。

さ、メーターまでのケーブルの取り回しは、どんなだったっけ?ばらしたときのことは既に忘却の彼方です。
ペダルボックスの発泡ウレタン製防音材の切り欠きにケーブルの方向がピッタリ。
な〜る、この謎の切り欠きは、スピードメーターケーブルのためだったのか。ここを通れば、アクセルリンクやクラッチレバーに干渉しないもんね。
あとはバルクヘッド隔壁の穴に通してメーターの裏まで導く。ぴったし。
マルニのメーターは3連で、真ん中がスピードメーターです。

ラジエター修理2008年03月19日 20時45分47秒

ラジエターの修理と言っても、水漏れではありません。
取り付けのステーが片方、ぐらぐらで、取り外しの時に上の方がもげてしまったのです。
鉄のステーが、真鍮のラジエタータンクについています。ここはハンダで接着してあるようですね。

まずは接着したい所をペーパーでよ〜くヤスって錆等を落とす。フラックスを塗り付けたらバーナーであぶります。
ものの15秒程でハンダに変化が。もにょっと柔らかくなってくるのがわかります。だいたい200〜300℃台。ここでぼや〜っと炙ってると、ポチョッとハンダが落ちてしまうのでここからはバーナ先を当てたり外したりでハンダを差す。母材の熱でハンダが溶ける用になればステーを押し付けて接着。
これだけでは振動でまた取れてしまうかもしれないので、ステーの両端を切ってタンク側に曲げてかしめておきました。
後日ラジエターは再塗装する予定。

ラジエター塗装2008年03月21日 22時24分58秒

ラジエターの塗装です。
マルニのラジエターはうちのトラクターのものと同じ大きさか?

ペーパーで塗膜をはがしてみたら、下の方に銅板で補修した跡発見。
ハンダで接着してありますね。タンクの中も除くとそんなに錆びてない?かな。
黒のウレタン塗料を筆塗り。使い捨ての筆を作りまして、塗りました。
気温も上がって 風もあったので 比較的早く乾いてしまった。

ダウンパイプとセンターサイレンサー取付2008年03月24日 21時51分41秒

排気系に手をつけます。
まずはダウンパイプとセンターサイレンサー。
昨年中にサンドブラストし耐熱スプレーを吹いておいた。
ガスケットを忘れずに入れてナットで締め付けるだけ。
ダウンパイプは2本が1本に集合、ミッションの後端でサポートステーによって固定される。ここにつかうゴムブッュ2個の入手を忘れていたので、スタビ用の古いゴムブッシュを超簡易式ドリル旋盤(電動ドリルとディスクグラインダを使うだけ・・・f(^_^;)で削って製作、なんとか嵌め込みました。

中間のセンターサイレンサーは長い。2mはあろうか。後端はトランクの下まで届く。上手い具合にリアアクスルの隙間を縫っている形状。センターサイレンサーにサポートステーなどはなし。

あとはリアマフラーを取り付けてボディにゴムハンガーで吊るのですが、純正リアマフラーは入手してない。2万ぐらいなんですけどね・・・
今回は捨てるに偲びない中古マフラーを有効利用して作ってみるつもり・・・。

リアマフラー作り2008年03月25日 22時05分35秒

もともとこのマルニには純正リアマフラーはついていませんでした。
ミニ用のセンター1本出しのマフラーがついていて、リアのマフラーカッター部分がバンパー下のリップに当たってリップが曲がってしまっている状態でした。

おまけに、マフラーを吊るためのハンガー部分が無くなっていて
なにやら溶接でくっつけた跡が。
で、なぜかトランクのなかに入っていたANSAの古びたマフラーがあった。
穴空きなどは無く、もうちょっといけそう、な感じ。今回はこれをちょっと改造して使います。ANSAはちょっと音がうるさめというイメージがあるのですが、車検には通るんだろうなぁ?実際の音は聞いてみないとわからないし。

切ってみると、元々中に入っていたグラスウールらしきモノは半分以上が無くなっていた。さびさびですしね〜
ちょっと音を押さえる為、中に消音効果を期待してセラミックウールをつめる。電気窯を作った時に余ったウール。グラスウールと違ってちくちくしないし、よほど耐久性はあるかも。
このあと溶接作業。シングル出しでつないでみた。リアのタイコから10cm程短くしたのでこれならリアのリップに当たることもないでしょう。

リアマフラー取り付け2008年03月26日 20時34分31秒

リアマフラーの取り付けステーを溶接。
車の下で位置を確認しながら作業。
取り付けのハンガーもないので、なんか考えなければ。
この溶接ステーとゴムハンガーのパーツはシトロエンエグザンティアの廃マフラーから切り取ったモノ。いや〜捨てずに取っておけば、なにかしら役に立つもんだぁ〜
なるべくパーツは捨てずに許せる範囲で再利用してレストア。

マフラーは右の燃料タンクと左のスペアタイヤに挟まれているスペースに収める。ANSAは細目なんで収まりやすかった。
位置が決まればハンガーを作り、ボディに穴空け、ボルトで取り付け。
サンドブラストで錆を落としてから、耐熱スプレーを吹いて仕上がり。さてどんな音なのか、エンジンに火を入れるまでのお楽しみ・・・

排気系完成2008年03月27日 23時40分21秒

耐熱スプレで塗装したマフラーを取り付け。
変な改造ANSAマフラー&取り付けになったが・・・懸念していたボディとの接触もなしで、リアマフラーの下も地面にヒットすることはないでしょう。

ANSAマフラーがどんな音か知りたくて、YouTUBEで「ANSA MUFFLER」検索君してみたら結構出ていた。マルニに取り付けてあるものもあり、参考になった。
純正マフラーとの比較もあって、ANSAがかなりやる気の出るf(^_^; 勇ましい音であることがわかった。
排圧なども変わってエンジンの吹け方も変わるんだろうなぁ

燃料タンク取り付け2008年03月28日 22時52分10秒

燃料タンクの取り付けはボルトオンなのですが、ボディ側の取り付け穴がいくつか錆で腐食しなくなっていました。
錆とりのさいに鉄板を溶接して繋いで新たな穴をあけ直しました。タンクの中を覗く。錆は無い。よしよし。

タンクとボディとの隙間が多少あったので、10ミリ厚スポンジ素材を挟んで防水パッキンとし、水の侵入を防ぐとともに、がたつきも防ぎます。

燃料の注ぎ口部分にはゴム成形の接続パーツを繋いでやります。そしてここに細いチューブを繋ぎますが、これはタンク内で蒸発したガソリン気体をいったんコンテナー容器に導いて液化させ、再びタンクに液体で戻す為のもので、さらに脱臭のためにコンテナーからチャコールキャニスターに繋ぎます。キャニスターの中身はただの活性炭フィルターで、エンジンの負圧を利用してキャニスター内で脱臭するのですね。ささやかな環境対策ちゅうことです。
最後に燃料ホースを繋いで完了。