BMW2002A 暑さ対策 その4 電磁ポンプ取付 ― 2023年07月08日 08時50分46秒
次なるVAPOR LOCK/パーコレーション対策として
機械式燃料ポンプから、電磁ポンプへ変更します。
旧車の定番、日本製のミツバ電磁ポンプ。
にしやんのマルニからのおさがりです。
ニスモ製よりも、旧車はやはりミツバがいいですね
15年選手の中古ですが 動くでしょうか。
テストしてみました。
電磁ポンプの動作テストの動画は こちら
稼動テストの結果、
13V印加、長~いホースラインの負荷なしで 1分で2リットルをポンピングする能力あり。
カタログデータでは毎分1.1リットルの最大排出量となってますが。
ガソリンがどんどんタンクからエンジンルームへ循環することになります。
満タンの52リットルガソリンも26分で入れ替わる計算ですが
キャブのフロート室内のガソリンが随時入れ替わるわけではないからね。消費された分だけ、フロート室に入るわけで。この電磁ポンプは「液体を押し出す」のが得意で 「吸い込む」ことは苦手。
よってタンクに近く、熱くならないトランク内に設置するのが定番。
にしやんもここに設置していた。
灰色の内装ボードにボルトオンしてあるだけで ボディに穴などあけてません
ここからエンジンルームへ トコトコと 送り出します。
ポンプ前にフィルターをいれました。
実はポンプの中にも、フィルタがあります。
配線作業。
走行するのに大事な装置だから
キー位置がイグニッション・オンで 電磁ポンプがバッテリー直で動作するようにリレーをかませた。こうすることで 電圧降下してポンプの本来の働きが阻害されることもない。
運転の実際ですが。
エンジン始動のさい
キーをイグニッション・オン位置にしたら、後ろからトココココ・・・・・と電磁ポンプの動く音がかすかにきこえますので、(これが独特なんです)
数秒待って トコココが ・・トコ・・トコ・・・トコ・・・のように打音が遅くなったら、
ガソリンが十分にまわったということなので、ここでスターターを回してください
旧車乗りの儀式みたいなものと思ってください。(笑)
これまでの機械式のポんプは、エンジン自体をスターターでクランキングしてはじめて、燃料をポンピングするので、ここが大きく違うところです。
電磁ポンプは、エンジンがかかっていなくても、電気の力でガソリンを送り出してくれるのです。
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エンジンルーム
燃料ラインは、インマニの上など 熱くなるところを避けて
燃料ライン、バキュームラインの位置変更しました
オイルディップスティックが ちょっと 取り出しにくくなりましたが^^:
さらに追加作業
燃料ホースに耐熱カバーとしてキノクニの「ヒートリフレクトスリーブ」を巻きました。
マジックテープ式なので ホース交換の際などは メンテが楽です
少しでも熱害をさけるためのささやかな努力です
電磁ポンプにかえたので
ヘッドから出っ張っていた 機械式(ダイアフラム式)燃料ポンプは取り外します。
このあとここにからオイルが漏れないように、液体ガスケット「ウルトラカッパー」+ガスケット紙と3.2mm鉄板で蓋をしておいた。
外した燃料ポンプはホースやクランプととともに保管。
10㎝ぐらいの棒は、シリンダーヘッドに差し込むもの。
カムシャフトのカムで動き、燃料ポンプを押す大事なパーツですので、なくさないでください。
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