635CSi車検整備 マフラー排気漏れ修理2024年10月12日 16時37分47秒

実はBMW635CSiの車検も近づいている。
ボランティアで車検整備をしている知り合いのインプレッサよりも先に期限が来てしまうので
先にコッチをやらなければならない。
この2年間はトラブルもなく走ってくれた。


しかし リアマフラーのこの部分は 排気漏れがあり
補修しなければ車検に通らない。

取り外したリアマフラー。
2分割できそうに思えるが、これで一体なのだ。


ワロスで新品が買えるのだが なんと2368ユーロ!
日本円にして333,740円に送料が乗っかって 38万円ぐらいか!!
たっけ!!!


この程度なら 早めに補修だ!

錆個所をなるべく剥がす。
ちなみにタイコの黒い表皮は 実はアルミなんです。だから手持ちの溶接機では薄板溶接もできない。

こういったパーツを鋼板でつくり


穴の大きい2本のパイプのまたぐらに
マフラーパテとともに押し込んであてがいます。

その上にマフラーパテを塗りこめ これで1日置く。


針金で作った でかいホチキス状のピンをハンダづけ。
マフラーの中身は鉄なんでハンダが乗ります。


GUN GUM を盛ります。


GUM GUM (450gで1500円ほど)は必ずヘラで練ってから使いましょう。
蓋を開けると上の部分は柔らかく、底の部分は硬いですよ。
残すと固まっちゃうことが多いので 2~3か月のうちに使い切る。


5日おいてじゅうぶんに乾燥。カチコチに固まりました。
このままでもいいのだろうがここに厚手のアルミテープを貼ります。

アルミテープの粘着力だけではつかないので、
2液性エポキシ接着剤JBウエルド(オートウエルド)を塗りこめた厚手アルミテープを貼っていく。
JBウエルドは300度まで耐熱性あります。リアマフラーは100度もいかないでしょう。
アルミテープを指先とヘラ先でよく押してシワしわにして マフラー形状によく追随させます。
アルミテープとはいえ金属なので、元に戻ろうとする力があり、接着剤を塗ってもフチが浮き上がりやすいのです。


GUM GUMを塗った部分をアルミテープで完全にカバー。
はがれてこないように ホチキス上の針金を曲げてアルミテープをホールドします。
このために針金をマフラーにはんだ付けしたわけです。
最期になってアルミテープが切れたので(あうっ)
空になったマフラーパテのチューブも3片ほど使いました。




JBウエルドが硬化するまでの間、錆びた個所を防錆塗装しとく。
北陸の冬道を走ると やっぱ塩カルでさびやすいね~
リアアクスルの錆びた個所にも サビキラー塗りました。


1日置いてJBウエルドが硬化したアルミテープ補修部分に、ブラック耐熱スプレー。

どうだっ 見た目は・・・ご容赦。機能優先。

もう排気ガスは漏れてこないでしょう。

補修の終わったBMW」635CSiのリアマフラー。

補修前と比較してください。新品みたいになりました。(見た目は(笑))


3点で取り付けて、完了。ゴムハンガーも劣化したものは交換。
ここまでてをかけたら 路面がぬれている日は走りたくなくなるね。
かかった費用は6000円ぐらいでした。


マフラーは 車検ごとに錆をチェックしておかないと
将来 痛い出費になりそう。
とはいえ 乗ればのるほど 劣化していくパーツなんだが・・・





コメント

_ はちまる ― 2024年10月12日 21時03分10秒

自分はE28で奥志賀高原林道を走って、マフラーのタイコが落ちました。
引きちぎってタイコをトランクに入れ、関越を爆音で帰りました。千葉まで。
95年だから30年前ですね。

千葉のナカミツオート(正規ディーラー)で見積したら、リアマフラー11万か
12万でした。安いと思って米国から500ドルでリアマフラーを輸入して、送料が
500ドルかかりました。結局ディーラー価格とあまり変わらず情けなかったです。

にしやんの整備画像をみて、つくづく感心しています。にしやんみたいな人でないと
ふるい輸入車は維持できません。ディーラーだと数十万だし、こんな修理が何度か
くると、奥さんからレッドカードですよね。

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