丸テール ドライブシャフトブーツの交換12023年12月19日 15時22分00秒

BMW2002 前期型丸テールのドライブシャフトのブーツを交換します。

外した周辺を塗装


ゴムブーツがこの劣化状態だと
乗り出して すぐに破けて中のグリスが遠心力で出てきて飛び散ります。
まさに交換時期。


ここは前期型 独特の形状。
金属製のカバーを外したいのですが カシメてあるので 
ディスクグラインダで 赤いラインでカットしなければなりません・・・

カシメ部分をカットしました

ようやくカバーが外れた。
後期型は こんな手間はかかんないように 外しやすくなっています。

裏側のカバーを外す 中の古いグリスを取り除く。

CVジョイントを固定するスナップリングを外し


CVジョイントをぐりぐり回しながら 6個のボールを順番に取りだして並べ、
外側の輪っかも取り外す。(ボールは同じ場所に戻すので 位置をマーキングしておく)



残ったCVジョイントの内側の部品をシャフトから抜く。
油圧プレスとベアリングセパレータが役に立ちました^¥^
取れました

この角度のついたワッシャーも 大事なので なくさないで


CVジョイントの構成部品
ボールは元の位置に戻すため 順番を入れ違えないように


こうなれば、もう片方(右)のゴムブーツが外せます

右のCVジョイントは ばらさないで 古いグリスを灯油で洗い流し

きれいにした後、ニチモリ BJ添加剤をつめる。1本1400円。
これは濃度の濃いモリブデンペーストだろう。
CVジョイントの異音防止に有効である、とある。
筆で押し込んで 中のボールや構成部品によくなじませる



そのあとで ニチモリBJグリースを詰め込む。
普通は、コレだけでいいんだよ。でも、今回は特別に、消音効果があるというBJ添加剤まで入れれたというわけだ!

蓋をきれいにし、速乾シール材を塗る。
これは数年前に635CSiの同整備をやったときに ゴムブーツにセットでついてきたもの。


中のグリスが漏れないように コンコンと打ち込んで蓋をする。
これで端っこはおわり

裏側も、BJ添加剤のあとに BJグリースを詰め込む


新旧のゴムブーツ比較。新品はワロスでデフ関連部品と一緒に購入しといたもの。

新品ゴムブーツをシャフトに差し込んで


ブーツ側にも BJグリースを入れておく。
とにかくブーツの中は 専用グリスで充填するんだな。

カバーにはめ込み、
ブーツバンドで締める。


はい、ドライブシャフトの片側 ブーツとグリスの交換完了!
CVジョイントは スムーズにひっかっかりなく ぐるぐる動きますよ。^^
こっち側は CVジョイントをばらさないから 楽だよね。