三輪原付ジャイロUPの整備2016年08月16日 07時01分54秒

こんどはウチの原付の修理である・・・。

運転してしばらくすると、スロットルをあけてもなかなか前に進もうとしなくなった。
エンジンの回転はあがっているのに、である。
なにか、駆動系のベルトが「滑ってる」感じ。
発進のさいにたいへんこまるのである。
しばらく放置だったが、マルニのほうが直ったのでようやく修理に着手。
リア側をばらしていく。
普通の2輪原付であれば、とても簡単なのだが、このバイクはなかなか大変。
でも以前、ドライブベルトを交換したので、いちどバラシは経験済み。
その組みつけのときに、なにかミスがあったと思う。

タイヤ、ショックアブソーバ、エンジンマウント、エアクリーナーボックス、ブレーキワイヤ等をはずして
ようやくこのように駆動系のカバーをあけることができる。あ~めんど。

するとどうだ!
駆動系ケースの底に油がたまっているではないか!(やじるし)
本来は、このなかに油がたまっていてはいけないところ。
どこからか、オイルがもれている。
はずしたケースの片方にもオイルが!!

この黒いオイルは・・・
実は思い当たることがあり、予想は的中した。
水色矢印の銀色の円盤型パーツが「ドライブプーリー」という実に巧みな部品なのだが
この中身に、以前、黒いモリブデングリスをた~っぷり塗りこんで組み立てたのがいけなかった。
このグリスが溶けて、あふれ出し、駆動系ベルトを滑らせていた!というわけだった。
まったく、自分のミスである。マニュアルのグリス塗布量を完全に読み違えていた。
本来はほとんどグリスを塗らないでいいところである。

ところでこの日はとても暑く、35度近い!
整備にスイカは欠かせません。

一度全てばらし、再度組み立て。
こんどはグリスは詰め込まず、必要な量だけにした。
ドライブベルトの回転方向も間違いなく確認。

さて原付の駆動系の仕組みですが、これがじつに巧みです。
発明した人はきっと天才。
原付バイクの変速のしくみ
とてもわかりやすいです。動画でみるとさらによくわかる。
なるほど、これが無段変速のしくみなのね。

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しかし、この整備にはオチがあり、
組みあがって試運転してみたら、すべりは当然なくなったのですが、
スタート時にスロットルをあけてもエンジンがぐわん!と吹けあがらず、トトト・・・と「発進がメッチャゆっくり」になってしまいました・・・・。エンストこそはしないのですが・・・
う~む、組み付けで何かミスったに違いない。
また次にバラして再点検です・・・すずしくなったら・・・

ま~素人の整備はこんなもんだろう・・・

コメント

_ T師匠 ― 2016年08月17日 05時40分18秒

三輪原付は整備が厄介そうですねぇ~
無段変速のしくみは勉強になりました

_ 通りすがりのバイク好き ― 2016年08月19日 20時13分12秒

こちらのブログを楽しみにしている者です。
発進がメッチャゆっくりとの事ですが、組み付け後の画像では前側のプーリーの外周にベルトが掛かっていますね。
もしかしたらクランクシャフトのスプラインとプーリーの勘合が不十分で、プーリー幅が狭まって外周にベルトがよってしまっているのかも?
スプラインを舐めると大事なので、早めに点検された方がよろしいかと思います。

_ にしやん ― 2016年08月20日 08時56分59秒

とおりすがりのバイク好きさん
おお、ありがとうございます!さっそく週末ばらして点検してみます!
あのあたりはシッカリと組みつけた記憶がありませんもので、
こんどはちゃんと確認したいと思います。
(しかしジャイロはまたばらすのめんどーなんですよね~)

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