スマートのエンジンがかからない 32015年08月01日 21時24分49秒

外したスターターは正常だった。
じゃあ、イグニッションコイルと点火系にエンジンがかからない原因があるのではないか。
ダイレクトイグニッションコイルとプラグを外してみることに。

で、排気側のプラグコード(スマートには、ひとつの燃焼室にプラグが2本ささっています)
を外すと、プラグコードの先端にオイルがべっとりと!

なんでこうなるか!?



排気側プラグホールを覗くと、オイルが溜まっている・・・。
溢れて、下側にも漏れ出した痕がある。
上のヘッドカバーからオイルが漏れてきて溜まったわけではなさそう・・・。(老いるだれの痕がない)
となると・・・?燃焼室からオイルがにじみ出てきている?
プラグはそれなりに締まっておりガタはないが?(大腿、ガタがあると、エンジン音とともに、カカカカ!と音がして圧縮漏れするはず。マルニで経験済み・・・

とりあえずコイルとプラグを外しました。
1番プラグを緩めるとき、ゆるかった気がする。
で、IN側のプラグホール(垂直の穴)に、オイルたまりはなかった。

すすと、プラグがこの状態・・・!!!すごいデポジット!
かな~りのオイルが燃えたようす・・・。
こんな酷いのは、はじめて見ました!

2番は・・・

3番・・・

結局、3つある燃焼室のどれにも、かなりのオイルが進入してるようです。
特に1番がひどい。
さて、燃焼室にオイルが異常に入ってしまう原因は・・・
オイル上がり (→エンジンの腰下OHすべき)
オイル下がり (→エンジンの腰上OHすべき)
ターボチャージャーの関係 (ターボチャージャーなどの点検)

これは面倒なことになってきました・・・

スマートのエンジンは横から見て、こんな風に横置きされてるので
EX側のみプラグホールにオイルが溜まるのはこういう理由?
水平に近いプラグホールです。
オイル上がりとオイル下がりが同時に起こっているかも???

昨日までは、スターター&イグニッションコイルのヒューズが切れるのは
コイルの内部でのショートあたりが原因かと思っていたが、
コイルには特に問題はなかったということもありうる。(見た目ではわかりませんが、特に熱等でふくらんでいるところは見受けられない)抵抗値も3つとも同じなので・・・


う~ん・・・と、暑いガレージの中でグリーンダカラを飲みながら悩んでいると、
天井のツバメが言った。。。。

・・・・ツバメ先生・・・・


ちょうどそのとき、
先日ヤフオクで落札したイグニッションコイル3個セットが宅急便で届いた・・・
また、ムダ買いしたか?・・・・

スマートK エンジンOH 1 エンジン下ろし2015年08月02日 12時35分05秒

エンジンを降ろすべく、いろいろ外していきます。

ドライブシャフトを抜き、冷却水を抜く。
マフラーやエキマニを外し、各種コネクターを外し、インマニも外した。
残すはエンジンマウント3箇所だけ。

すぐにでもエンジンが降ろせるが、ボディに固定されているうちに
キイロ矢印のクランクシャフトプーリーのボルトを緩めたい。
これが激硬く締まっているから・・・。
このボルトを緩めるE18ソケット(1/2スクエア)を購入しておかねば・・・
さらに、クランクの回り止めをするための治具もつくっておこう。
下図のようにディープソケットをかませだだけでもいけるとは思うが、
力をかけたときに外れそうなので・・

いずれにしても また来週です。
8月は仕事が忙しい時期ですから、週末のみ、バテないようにゆっくりやって、
エンジンOH終わるのは、9月末ごろになりそうかな~

スマートK_エンジン回り止めツール2015年08月08日 17時11分43秒

エンジンのクランクシャフトプーリーのボルトを緩めるため、
スターターの取り付けホールから、フライホイールの回り止めをします。
画像のように19ミリディープソケットがばっちりはまるのですが、この状態でクランクシャフトプーリーを緩めよう力を入れると、このソケットがずれて外れそうになりますので・・・・

回り止めのソケットが動かないようにするスペシャルツール(笑)を自作!
これで動きませんね。
これておもいっきりトルクかけることができます。

しかしまだボルトを緩めるE18ソケット(1/2)が届きません・・・

このボルトは、車の構成部品の中で一番高トルクで締まっているのではないでしょうか。
次にきつくしまってるのは、車輪のハブボルトかな??
どっちにしても普通のハンドツールじゃ、かんたんに緩みませんので、工夫が必要です。
自動車工場などでは、高トルクのインパクトレンチで一発なんでしょうが・・・


6000円で届いたエンジンスタンドも組み立てなくては・・・


フ~  あついので このへんにしときます。

金沢オクトーバーフェスト&JAZZ STREET2015 !2015年08月08日 17時48分39秒

毎年、9月のシルバーウィークに金沢市の中心街で開催される、
金沢金沢JAZZ STREET。
2015年の今年は、9/18(金)前夜祭から9/21(月)までの開催です。
まだ1ヶ月以上も先ですが、
毎年楽しみなんだな~これ。
まちなかでゆれまくるぞ~!

そのためにも8月の忙しい時期をガンバッテ乗り越えなくては!

http://kanazawa-jazzstreet.jp/

おすすめです!

その前に、ビールの祭典!
金沢オクトーバーフェスト も行きたいな。
http://www.okt-fest.jp/okt-kana2015.html
2015年8月28日(金)〜9月6日(日)

スマートK エンジンOH 12015年08月09日 21時33分08秒

E18ソケット(1/2)が届きましたので
エンジン降ろしのまえに、クランクシャフトプーリーを緩める。
E18ソケット(3/8)は手持ちであったのですが
ここは1/2スクエアのソケットでないと・・・と思いまして。
延長のパイプで、ぐっと押すと、パキン!と音がしてアッサリ緩みました。

あとは、前、左、右のエンジンマウントを緩めたら、このようにエンジンが降ろせます。


配線類はのこしておきます。

ミッションを切り離し。

ドライブプレートとクラッチユニットを切り離し。3箇所のボルトで止まっていた。

ドライブプレートも切り離し。

エンジンスタンドに乗せたところです。

エンジンをひっくりかえし(ここがエンジンスタンドのいいところですね)
オイルパンを取り外すべく切り込んでいきます。
液体ガスケットですので・・・

オイルパンを取り外したところ。

ここでまたエンジンをひっくり返し、メインプーリーを右に回し(エンジンの回転方向)、
1番シリンダーのTDCを出す。ここの位置。

カムスプロケットはこうなっている。1番TDCで2コの小さな穴がヘッド上面と水平になる・
スプロケとチェーンに合いマークをつける。

ここで冒頭で緩めておいたクランクシャフトプーリーのボルトを外し・・・
(正ネジですね)

プーリーを外し、これも外す。さびてます・・・


フロントカバーも外したら、オイルポンプのチェーンとガイドレール、テンショナーがありました。
スライドハンマーがないので、ヘッドが外せず、この先進めません。

クランク側にも合いマークをつけて、今日はここまでとしました。

あっちい~~

BMW2002ガソリンタンク2015年08月17日 22時33分35秒

加登さんからの質問。
「今2002のガソリンタンク清掃中でタンク上に丸い未塗装の配管するところをはずそうと していますが、脱着方法がわかりません」

この、マルで囲った部分でしょうか?
これは、燃料レベルゲージです。(燃料ポンプではありません。)
ここからの信号が、メーター内燃料計の表示をさせてます。

配線は以下のようになっています。コレを外します。もちろんホースも。

で、こうなりますが、・・・



これは、マイナスドライバー2本を使って外します。
ドライバーは45度ぐらいに立てて、2本をクロスして、バッテンみたいにして
、ヘリの部分のキリカキ部分に先をかけて、どちらかにまわします。(右だったか左だったか、とにかく回る方向に)
こんなかんじ。

外れたら、こんなのが出てきます。

この網のフィルターみたいなものが、タンクの中に落っこちてしまっているかもしれません。
レベルゲージの先に本来はくっついているものです。きっちりはめこんでおきましょう。


ちなみにうちのタンクのなかはこんな感じで、ほとんどサビがなかったですぅ


ご健闘を祈る!

スマートK エンジンOH22015年08月17日 23時08分31秒

チェーンガイドレールをとめているピン2本を抜きます。
スライドハンマーが必要ですが、そんなものはない!


なので、それらしいスライドハンマーを自作。700円。(ライターは関係なし)
丸いおもりは、納屋の隅っこにあった、米袋をはかる「さお秤」のおもりです。
(あ、画像ではもう、ピン((左端の棒)が抜けちゃってますね)


これこれ。M6ねじをピンにねじ込む。 450円もした・・・

こんな感じでピンにジョイントM6をねじ込み。
軸は、ガンガンとおもりでショックを与えるので、太めにと思い、M8のねじ棒にしました。
それでM6→M8の変換ジョイントが必要になったわけ・・・。

おもりでがんがんスライドします!!
3回ほどで、アッサリぬけた左側!よっしゃ!

これが抜けたピンです。

しっかし!
左側ピンは、相当な抵抗を示した!
ガンガンガンガンおもりでショックを与えても、一向に抜けないっ!
コノヤロ~~~!
ガンガンガンガン!
そして、ついに!・・・
ねじが折れた・・・!・・・  (というか。ちぎれた)
・・あうっ・・・

で、でも大丈夫・・・スマートの神はにしやんを見捨てなかった。
折れたネジは、ポンチでつついたら、抜ける方向にかんたんに回り、すんなり取れたのでした・・・
よかった~~~~

冷静になるべく、一服。
しょうがないので、ここのピンは取りあえず強引に抜かないことにした。
つまり左側のガイドレールは交換しないことになった。


気を取り直し分解をすすめる。
ガイドレールに張りを与えるテンショナーを外した。

タイミングチェーンも外した。このあとは、ヘッドを降ろすまで、ぜったいにクランクをまわさないこと。ピストンとバルブがゴッチンコしてしまうので・・・
・・・ぷらん、とぶらさがった黒いガイドレールがくやしい・・・あのピンが抜ければ、これもとれるのに・・・

チェーンにオイルをさしているオイルチューブも外す。

オイルポンプのチェーンに張りを与える“マガタマちゃん”も外した。
ついでにオイルポンプのチェーンと、左にちらっと見えているオイルポンプのスプロケットも外した。

そしてヘッドボルトを外す。
当然ですが、かな~りきつくしまっていました。

こうなれば、いよいよシリンダーヘッドとエンジンブロックの分離です。
燃焼室内がどうなっているか・・・
楽しみ?いや、こわい?
・・・・・・・・・・つづく

スマートK エンジンOH3 燃焼室状態2015年08月21日 06時55分10秒

スマートのエンジン、シリンダーヘッドをおろしました。

さて、1番シリンダーの状態。
うおお!すごいカーボンです!
うっっひゃ~~
ここまでとは・・・
オイルがだいぶ燃えていたようで、ピストンのカーボンがデトネーション寸前でヘリの部分のカーボンが燃えきったのか、白くなっています。

2番。

3番。


シリンダーヘッド全体。

ブロック側。
1番のカーボンかすが異常です・・・

いや~、まさにOHすべきエンジンです。
これからさらにばらしていきます。

・・ところで、うちのデスクトップパソコン(中古で買ったHPのワークステーション)の調子が最悪。
ここのところ、いきなりシャットダウンが頻発しています。
この記事もサブのノートPCからのアップ。
そろそろ 買い替えか・・・

デスクトップパソコンの故障と修理2015年08月23日 22時16分43秒

にしやんはデスクトップパソコン(4年ほど前に中古で買った HP XW6400Workstation)を使用しているのですが、先週から故障してしまい、電源ユニットを交換し、直しました。
現在、復帰したPCから記事をアップしています。ほっと一安心です

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
顛末・・・
いきなりシャットダウンしてしまう症状が起こりだしたのが先週の水曜あたり。
その後、頻発していました。
突然シャットダウンし、勝手に再起動する・・・なんてこともありました。
仕事に忙しく、原因究明に本格的に乗り出すこともなく、何度もそのたびに起動して使っていました。
しかし、木曜の朝、ついに起動しなくなりました。
いや、起動しようとするのですが、数秒後にシャットダウンしてしまう・・・。

サブにしておいたノートパソコン(いまだXPですが・・)を取り出し、ネットに接続し、買い替えも考慮に入れ、パソコンの価格を調査。安いのでも4万はするなぁ・・・また中古もなんだしなぁ・・・もんもん。

この機種には愛着があるので、それでもしつこく、なんとか直らんかと、原因を調べたりしていると・・・
どうも電源部に問題があるとこうなるらしい。
つまり、安定して電源が供給されていない。突然ブチン!と画面が暗くなるのも理屈。
だめもとでヤフオクで電源ユニットの同型機を検索、あるある。
1200円でソッコー落札、翌日、すぐ届いたので、日曜の夕方にさくさくっと部品交換。
この機種は側面ががばっとワンタッチではずせるらくらくメンテ機。
スペースが広く各パーツに手が届きやすい!まるでBMW2002のエンジンルームのよう。(笑)
タワー型がやっぱいいね~。

で、今回は突然シャットダウンの現象もなく立ち上がりました!
やった~~
・・・しかし、WIN7が起動できず、あれこれやってもだめ。
しょうがないのでCDから起動し、HDDにWIN7を新規インストールすることに。
結局、ま~ったく何もないデスクトップに戻ってしまいました。
データはのこりましたが・・
ま~たソフトのインストールやらなにやら設定をしなきゃ・・・

ともかく直ってよかったです。

スマートK エンジンOH4 腰下分解2015年08月23日 23時02分40秒

スマートのエンジン、腰下をばらしていきます。
エンジンをさかさまにし、ボルトをはずしていく。
画面に見えているパーツ全体で。クランクシャフトを固定している。

オイルポンプもはずしておく。


四隅にこのようなキリカキ部分があり、はがしやすい。

外れました。

クランクシャフトがあらわに。

コンロッドのキャップをはずす。

そんなにひどいわけでもないですね。

ところで、コンロッドはこのように「割ってある」のに驚いた。へ~え・・・
ボルトで締めれば、ばっちりつなぎ目がわからないという・・・

おろしたクランクシャフト。

メタルに問題なしですね。

こういうメタルも2枚入っていた。忘れずに。

ピストン抜きました。

そんなひどいわけでもないか・・・
でも一番下のオイルリングは固着でしたね・・・
まぁ、ピストンリングは全部交換します。

このあとは、ひたすらパーツの洗浄・・・写真なし。・
サンエス-K1 溶液が活躍しました。

ライナータイプのシリンダー。

特にひどいカジリもなし。

ボーリング加工の必要なしですかね


アルミ製のブロックはガスケットのかすなどをとった後、耐熱塗料で塗装しておきました。

次回はシリンダーヘッド編です。