スマートK エンジンOH8 腰下完成 ― 2015年09月06日 17時29分30秒
ピストンがブロックに入りましたので、腰下(シリンダーヘッドより下側)を仕上げます。
ブロック側のクランクのジャーナル軸受けに、新しいメインベアリングを設置。4個です。
ブロック側のクランクのジャーナル軸受けに、新しいメインベアリングを設置。4個です。
ところで、昔読んで勉強した本。『エンジンはこうなっている』
なんこれを「ベアリング」と呼ぶのか、わからなかった頃(ボールベアリングしかしらなかった)、たいへん勉強になりましたね~。
ベアリングキャップ側(ラダーフレーム)にも設置。
ベアリングキャップ側(ラダーフレーム)にも設置。
4つ入りました。指で入れるだけです。
ここで久々にクランクシャフト様の登場。
オイルスプレイヤーを各気筒に組み込み後、クランクをそっとメインベアリングの上に置き、コンロッドとボルトで結びます。
クランクキャップ側と合体の前に、液体ガスケット(ウルトラカッパー)を塗布。
ボルトを締めこみます。35Nの後、60度角度締め。
これでクランクをまわすとピストンが上下します。
次はシリンダーヘッド合体に向けて、タイミングチェーンやオイルポンプの組み付けです。
BMW2002 プラグコード修理 ― 2015年09月06日 20時22分19秒
マルニのエンジンですが、走行中、1500~2000回転あたりで
どうもエンジンの調子がおかしい・・・
走ることは走るのですが、しっかり燃焼してないような・・・
ボスボス、と爆発にムラがあるというか・・・体にこのムラを感じます。
とにかく、走行していてスムース、なめらかじゃない。気持ちよくない。
あるいは、エンジンのせいではないのか・・・
空ぶかしをしてみてもバスバスいって調子悪いわけではないし・・・
クラッチ?ミッション?
う~んわからない。
どうもエンジンの調子がおかしい・・・
走ることは走るのですが、しっかり燃焼してないような・・・
ボスボス、と爆発にムラがあるというか・・・体にこのムラを感じます。
とにかく、走行していてスムース、なめらかじゃない。気持ちよくない。
あるいは、エンジンのせいではないのか・・・
空ぶかしをしてみてもバスバスいって調子悪いわけではないし・・・
クラッチ?ミッション?
う~んわからない。
そういえばキャブの分解清掃もここ数年していない。
なにかキャブに原因がありそうな気がする。
しっかり燃料が気化して燃焼室にいっていないというか・・・。
そのうちに分解清掃やろう。
(まずはスマートOH終わってから・・・。)
ひとつひとつ潰していくしかないのかな。
まずは点火系のチェックを。
なにかキャブに原因がありそうな気がする。
しっかり燃料が気化して燃焼室にいっていないというか・・・。
そのうちに分解清掃やろう。
(まずはスマートOH終わってから・・・。)
ひとつひとつ潰していくしかないのかな。
まずは点火系のチェックを。
で、プラグコードのマルの部分を引いてみると・・・
あら・・・引っこ抜けちまった!
2番にいたっては、サビがでてしまっている・・・!
これでは、まともなスパークが得られないのでは?!
原因は、ここか?
茶色のプラグキャップを見ると、、ねじ状の突起がある。
本来はそこにプラグコードの芯線がしっかりと接触していなければならない。
これでは、まともなスパークが得られないのでは?!
原因は、ここか?
茶色のプラグキャップを見ると、、ねじ状の突起がある。
本来はそこにプラグコードの芯線がしっかりと接触していなければならない。
こうなれば4本ともチェック!デスビキャップも点検!
3,4番は引っ張っても抜けませんでした。しっかりねじ込まれているのでしょう。
1、2番はしっかり接続しなければ・・・
まずはプラグコードの先を少しカット。さびた芯線とはおさらばです。
先の尖ったツールで、芯線をぐりぐりと広げます。
それで、このプラグキャップのココに差込み、ねじ込んでいく。
こんな感じ。
図解。5ミリはねじ込んでいけました。
芯線まわりのシリコンがねじ状突起に食い込み、ちょっとやそっとじゃ、抜けなくなります。。
これでしっかり接触していることでしょう。
「BMW2002のプラグコードは抜けやすい」とよくいわれていましたが、
ちょっと時間があるときに、メンテとしてやってみてはいかがでしょうか?
もちろんプラグのチェック、清掃も。ねじ部分にはスレッドコンパウンドを。
これでしっかり接触していることでしょう。
「BMW2002のプラグコードは抜けやすい」とよくいわれていましたが、
ちょっと時間があるときに、メンテとしてやってみてはいかがでしょうか?
もちろんプラグのチェック、清掃も。ねじ部分にはスレッドコンパウンドを。
まだ試走はしていませんが、(これで直ればいいが??)
次の一手は、キャブの分解清掃だな・・・
スマートK エンジンOH9 シリンダーヘッド結合 ― 2015年09月12日 22時16分11秒
シリンダーヘッドを組みます。
まず、ヘッドガスケットを乗せる。現代風なガスケットですねぇ。
まず、ヘッドガスケットを乗せる。現代風なガスケットですねぇ。
なんか2枚構造になっています。
さて、シリンダーヘッドです。
バルブ機構のローラーベアリングやラッシュアジャスターをセット。
ヘッドにカムシャフトを組み付け。
ヘッドを載せました。
かる~くヘッドボルトをしめておく。
オイルポンプ機構も組み付け中。マルで囲んだテンショナーは新品にします。
タイミングチェーンやガイドレール、マルで囲んだオイルテンショナーも新品で取り付け。
ジェットオイラーも忘れず。
ここでフロントカバーやメインプーリーを仮組みして、ヘッドボルトを締める前にタイミングの確認。
下のクランクを2回転でヘッドカムスプロケットは1回転です。(合いマークが元の位置に戻ることを
下のクランクを2回転でヘッドカムスプロケットは1回転です。(合いマークが元の位置に戻ることを
バルブタイミングがあっていれば、ヘッドボルトを締めます。
これが閉め方マニュアル紙。 下図の順番で20Nm→90度→90度ですね。
もちろんヘッドボルトは新品で。
オイルパンも取り付け。
その他、エキマニやらターボユニットやら、ウォーターポンプやサーモスタット、エンジンマウントなど
もろもろを取り付けて、おおよそ完成。
インマニなどは車体にエンジン搭載後に取り付け予定。
ここでエンジンスタンドからはずします。
次はエンジンにクラッチユニットを装着します。
次はエンジンにクラッチユニットを装着します。
スマートK エンジンOH10 クラッチ装着 ― 2015年09月13日 22時37分44秒
クラッチを取り付ける前に、まず、クランクエンドのオイルシール圧入。
オイルシール圧入用の白い補助SSTをクランクにはめたうえで、
塩ビのフランジとハンマーでオイルシールを挿入します。
オイルシール圧入用の白い補助SSTをクランクにはめたうえで、
塩ビのフランジとハンマーでオイルシールを挿入します。
オイルシールの内側にグリスをつけておきました。
シールがつらいちになればOK。
フロント側のオイルシールも圧入。
こちらは水道の部品でこんなのをムサシで買ってきて つらいちに打ち込みました。便利!
ここで下にあるドライブプレートを6つのボルト(新品)でクランクエンドに装着。
その前に、キイロで囲った部分にドライブプレートの周り止めをしておく。(自作SST)
矢印の部分に17ミリのディープソケットを入れて固定する。
ボルトは対角線の順番で、45N→90度の角度締め。
60cmの長いブレーカーハンドルが活躍。角度締めもラク。
ここでフロント側のメインプーリーを取り付け、ボルトをE18ソケットで本締め。
締めるときは時計方向にまわし、140Nmです。ここのボルトは再使用です。
周り止めをはずしたら、クラッチユニットを装着。
まずはドライブプレート側とのポッチにあわせてはめ込み・・・
クラッチユニットはスターターの穴から3つの17ミリボルトでドライブプレートにとめます。
スマートはフライホイールとクラッチ版などがひとつに組まれている一体ユニットとなっているので、
いわゆるクラッチの芯だしの必要はありません。
次はミッションとエンジンの結合です。
休みといえども、いろいろ野暮用があって、イッキに進まないですね~・・・国勢調査の仕事ももあるし・・・
予定では、9月中旬に仕上がりで、シルバーウィークはスマートで金沢ジャスストリートに行くつもりでしたが・・・
まぁ、あせらすゆっくりやります。
スマートK エンジンOH11 ミッション結合 ― 2015年09月20日 08時21分07秒
エンジンとミッションを結合します。
その前に、この際だから、ドライブシャフトのオイルシールを交換しておきます。
その前に、この際だから、ドライブシャフトのオイルシールを交換しておきます。
この道具を使い、、テコの原理で一発抜き取り!
これがないと、30分以上シール1個はずすのに格闘することになります・・・。
これがないと、30分以上シール1個はずすのに格闘することになります・・・。
新しいシールです。ヤナセで購入。
なぜかVW/アウディー
左右とも水道金具(笑)でつらいちに打ち込み。
シールの内側にグリス。
ミッションのインプットシャフトのオイルシールも交換したかったのですが
マル囲みのボルトをなめてしまい、クラッチレリーズをはずせなかった。
トルクスだから、ネガネレンチも効かない。狭いのでバイスでもつかめない。ポンチでコツコツたたいてみたが、まったく歯が立たず・・・
これをはずさないと、インプットシャフトのオイルシールは交換できない。
まぁ、オイルは今のところ もれてないから、交換しないでよしとします、・・・
では結合~
結合のあと、スターターも装着。こいつはバッテリー直結で動くことを確認済み。
今回のエンジンがかからない原因は、スターター故障ではなく、ダイレクトイグニッションコイルの断線(→ヒューズ切れ。ヒューズがコイルとスターターと兼用なのでスターターが動かなかった)
その原因となったのが、エンジン内部でのオイル上がり下がりで燃焼室にスラッジがたまり、プラグがカスでショートした。
(改めて書いておきます・・・)
エンジン吊り上げて
その原因となったのが、エンジン内部でのオイル上がり下がりで燃焼室にスラッジがたまり、プラグがカスでショートした。
(改めて書いておきます・・・)
エンジン吊り上げて
着地~
いよいよ車体に近づきましたね。
次回、補機類をとりつけます。その後、エンジン搭載となります。
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