BMW2002A 電磁ポンプを冷却する2023年07月11日 13時40分35秒

テストランを繰り返しているが
30分も走れば電磁ポンプの頭の部分がアツアツになることが分かった。

クーラーを常用する熱い時期だけは
この電磁ポンプを冷やしたい・・・

そこでブラシレスDCファンで冷やしてはどうだろうという事で
電子パーツ屋で買ってきた。


鉄板からステーづくり


ファンの試験。
安定化電源で13Vを印加したところ、
0.1Aほどしか電流を食わない。


そして電磁ポンプにはアルミのヒートシンクを
熱伝導グリスを塗って巻き付け。
グリス硬化まで 25時間待つのだぞ、だいごろう。
このヒートシンクを ラウンドに 曲げるのが手間だった・・・


冷却ファン付き電磁ポンプユニット完成。
ちゃんと静かに送風し、冷やしてくれてます
ファンは ほとんど音がしません


ボードに取り付けて


車に取り付け終わったところ
この「ものものしさ」が、スキ💛

あえて剥き出し、男の美学 ^^;
てか、カバーしないほうが冷えるかなと思って。
もともとマルニのトランクルームは「剥き出し感」のオンパレードやしね



11月ごろになったら 冷却ファンの端子を抜いて稼動しないようにしてくださいね。
冬は冷やす必要は ありません。

BMW2002A 暑さ対策 その5 シートを涼しく2023年07月09日 00時30分30秒

はい、次なる暑さ対策は 定番、カークールシート2023

直に運転手の体を冷やします。
革シートに合わせ チョイス。デザインは悪くない。

先日もテストランをしていると 背中や腰回りに蒸れてきて不快でした。
これで解放されるかな???


取付は超簡単。
通気性のあるメッシュ地で 座った感じも 悪くありません
昔買ったものみたいに ごわごわパリパリしていなくて
 しっくりとした座り心地で 厚みを感じます。


吸気ファンのこのあたりに、センターコンソールに設置した
クーラーからの風を当てることもできるので
冷えた空気を吸い込ませることもできます。

今回取り付けたこのクーラー、角っこの45度方向の吹きだし口、風向や風量を設定できるので
大変便利ですね。


クールシートの風量は3段階。 
そして今回、マッサージ機能つき!(けっこうブルブル来ます^^)
l腰のあたりに 2個のバイブレーターが 仕込まれています。



小型の吹き出しファンが背中あたりと 腰のあたり 合計9つあり 
風がまんべんなく出てきます。
これで 不快な腰や背中の蒸れからは解放されました。
こういったグッズは 毎年確実に 進化していってますね。
暑い夏にこれを一度体験すると やめられなくなりますね。
前面はクーラーの冷風、座面と背面はこのクールマットと
涼しくドライブしたい。



座面からも 結構出てきますので 涼しいです。
ただし 履いているズボンの素材によると思います。
ジーンズよりも 通気性のいいズボンが より風を感じるでしょう



キー位置 イグニッション・オンで稼動します。(ACC位置では 動きません)
出力は12V 30W です。

シガーソケットさしこみ式ですが、助手席側の3連シガーソケットは
1個あけておきたいので,ここには刺さず
シート下に新規にシガーソケットを1個配置して そこにつなぎました。
電源は、リアガラス熱線用の4番ヒューズから分岐して取りました。
(あれはめったに使わないですからね。)








BMW2002A 暑さ対策 その4 電磁ポンプ取付2023年07月08日 08時50分46秒

次なるVAPOR LOCK/パーコレーション対策として
機械式燃料ポンプから、電磁ポンプへ変更します。

旧車の定番、日本製のミツバ電磁ポンプ。
にしやんのマルニからのおさがりです。
ニスモ製よりも、旧車はやはりミツバがいいですね
15年選手の中古ですが 動くでしょうか。
テストしてみました。
電磁ポンプの動作テストの動画は こちら

稼動テストの結果、
13V印加、長~いホースラインの負荷なしで 1分で2リットルをポンピングする能力あり。
カタログデータでは毎分1.1リットルの最大排出量となってますが。
ガソリンがどんどんタンクからエンジンルームへ循環することになります。
満タンの52リットルガソリンも26分で入れ替わる計算ですが
キャブのフロート室内のガソリンが随時入れ替わるわけではないからね。消費された分だけ、フロート室に入るわけで。


この電磁ポンプは「液体を押し出す」のが得意で 「吸い込む」ことは苦手。
よってタンクに近く、熱くならないトランク内に設置するのが定番。
にしやんもここに設置していた。
灰色の内装ボードにボルトオンしてあるだけで ボディに穴などあけてません



ここからエンジンルームへ トコトコと 送り出します。
ポンプ前にフィルターをいれました。
実はポンプの中にも、フィルタがあります。




配線作業。
走行するのに大事な装置だから
キー位置がイグニッション・オンで 電磁ポンプがバッテリー直で動作するようにリレーをかませた。こうすることで 電圧降下してポンプの本来の働きが阻害されることもない。

運転の実際ですが。
エンジン始動のさい
キーをイグニッション・オン位置にしたら、後ろからトココココ・・・・・と電磁ポンプの動く音がかすかにきこえますので、(これが独特なんです)
数秒待って トコココが ・・トコ・・トコ・・・トコ・・・のように打音が遅くなったら
ガソリンが十分にまわったということなので、ここでスターターを回してください
旧車乗りの儀式みたいなものと思ってください。(笑)

これまでの機械式のポんプは、エンジン自体をスターターでクランキングしてはじめて、燃料をポンピングするので、ここが大きく違うところです。
電磁ポンプは、エンジンがかかっていなくても、電気の力でガソリンを送り出してくれるのです。

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エンジンルーム
燃料ラインは、インマニの上など 熱くなるところを避けて
燃料ライン、バキュームラインの位置変更しました
オイルディップスティックが ちょっと 取り出しにくくなりましたが^^:


さらに追加作業
燃料ホースに耐熱カバーとしてキノクニの「ヒートリフレクトスリーブ」を巻きました。
マジックテープ式なので ホース交換の際などは メンテが楽です

少しでも熱害をさけるためのささやかな努力です


電磁ポンプにかえたので
ヘッドから出っ張っていた 機械式(ダイアフラム式)燃料ポンプは取り外します。
このあとここにからオイルが漏れないように、液体ガスケット「ウルトラカッパー」+ガスケット紙と3.2mm鉄板で蓋をしておいた。


外した燃料ポンプはホースやクランプととともに保管。
10㎝ぐらいの棒は、シリンダーヘッドに差し込むもの。
カムシャフトのカムで動き、燃料ポンプを押す大事なパーツですので、なくさないでください。

BMW2002A 暑さ対策 その3 キャブをWEBERに交換2023年07月07日 15時13分48秒

パーコレーションで ガソリンをおもらしする ソレックスキャブ・・・

もう交換したくなって
WEBERのダウンドラフト キャブをパーツ棚から引っ張り出します。
WEBER 32/32 DGEV といいます。
マルニのキャブ車の交換用キャブとして よく使われるものです。
過去に程度の良い中古を ゲットしておいたものですこの際、分解清掃して この2002Aに取り付けてみます。


スロットル部分。

上下分割しました


ガソリンが溜まる フロート室内 きれいです


2バレルのベンチュリ―。
最も狭まった箇所が32mm直径


アクセルリンケージ。
プライマリと セカンダリの連携が ギア式で わかりやすい


フロートの高さ確認。ガスケットなしで41mmでOk

ニードルバルブ

加速ポンプのダイアフラムの点検。問題なし


バイメタルを使用した オートチョーク機構
これまでと同様、オートチョークリレーを介して加熱します


取り付けました。
特に加工も必要なく、ポン付できます。

アクセルとのリンクロッドも 加工なしで取付できました
ただし クーラーのアイドルアップ用のステーは 製作しなきゃ なりません


リンクロッドの調整


 燃料ラインも繋ぎました



ではエンジン始動!
空のフロート室にガソリンを送り込んだ20秒ほどのクランキングのあと、
2発目のスタートで ちゃんと かかりました!

エンジンかかったら
ファストアイドル回転数や チョークバタフライの開度調整


アイドリングの ミクスチャースクリュの調整をして ととのえます


新しいキャブの具合 いいですね~

ちゃんとアイドリングもして ふけ上りも良好です。(当然か)
動画は こちら


エアクリも小さいものに 変わりました


エアクリは丸くでかいオードブルパックから
四角いステンの弁当箱に なりました(笑)

気温は30℃。
30分もガレージ内で クーラーつけっぱなしで長時間アイドリングしていると
ガソリンは50度を超えて やっぱり、沸騰してきました。
う~ん 30度越えの気温では やっぱり来るか~~
でも プライマリ側に ガソリンは漏れていませんね。^^

上から フロート室がかすかに見えるので 温度を測ろうと温度計を突っ込みました。
55℃!
50度未満では アイドリングがラフになることはないのですが。
アイドルジェットの通路の中で ガソリンの気泡が発生してるのかもしれません
となると、もっと、キャブ自体の温度を下げる対策をしなければならんのかも。

 温度計でフロートを押し込んでしまったらしく、ガソリンがどんどんフロート室に流れ込んで、ぐつぐつ煮えたぎったガソリンを オーバーフローさせちゃいました。(笑) →エンスト。
迂闊だった・・・

キャブ交換は やっぱり パーコレーションの解消の 決定打にはなりませんでした。
もともと、30度超えの気温のなか
クーラーつけたままでの30分超のアイドリングして パーコしないのが無理なのか?

だけど、ぽたぽたと ガソリンが滴下することはなくなったので
このままWEBERのキャブで乗ってもらいます。

後記:
その後、100kmほどこのWEBERキャブでテストランしました。
明らかに速くなった!
同じペダルの踏み込み量でも WEBERがSOLEXよりも早いと感じます。
特に、3速での時速50kmから上が 踏めばそれなりにグワ~~とパワーが出て速くなりました。
見通しの良い道で踏んで 時速80㎞に達するまでが 早くなりました。
あと、エンジン音が変わりました。よりワイルドになったというか、男らしくなったというか
一言で言って、ワイルドスピード!です。
より ガソリンを多く エンジンにぶち込むようになった、という感覚です。
燃費はまだ計測してませんが、良くなってはいないですよね^^;



パーコレーションの次なる対策。
あきらめず、続きます。

BMW2002A 暑さ対策 その2 燃料クーラー2023年07月06日 19時36分40秒

暑い夏!
エンジンルームが熱くなってくると、パーコレーションしてしまいます。
走行中はいいのですが、
信号待ちでエンジンのアイドリングが不安定になり、エンストの可能性も。
先日キャブを覗いてみると ガソリンが沸いて スロットルに滴下していた・・・。

対策その2として
何とかガソリンを冷やしたいので 燃料クーラーを作ってみた。
先日のロックアイスでの冷却法ではないが、
燃料ラインをクーラーの冷気で冷やせばよいのではないかとの発想。


普通のゴムホースではなく、熱伝導の良い銅管を使う。
モノタロウで買った なまし銅管6.35mm径。
やわらかく この直径なら手曲げも可能だが 下手に曲げて管の「つぶれ」には注意。


1.8m分をこのように曲げ


クーラー室内機の横に穴をあけ、銅管を入れる。


一番冷えるところの エバポのまん前に 銅管を持ってくる。


燃料ラインは トランクからきて 室内のここを通っているので
途中でカットし・・・。

この銅管に接続する。
エンジンルームに入る前に なるべく冷やしておこうという作戦。
こうすれば、クーラーを使用するような暑い日は ガソリンも冷やしてくれる。
とりあえずはエバポの前の銅管60cm分だけ冷やしていいるが、
コルゲートチューブをもう少し太いものにして
エバポの中に入るまえから 管の中を通り冷気で少しづつ冷やしていけば
1.5mほどの冷却ラインができるだろう。


実施に温度を測ってみた。
エンジン始動前、ガソリンタンク底の温度は 25度。
30分アイドリング。
上の写真のレッドの接続部分で35℃。
ブルーの接続部分で30度となり、この対策でガソリンが5度冷えた。
なにもしないと、どんどん上がる一方だから、結構冷却しているのではないだろうか。
キャブのフロート室の温度も40℃題で、50度以上には上がりにくい感じ。

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※後日再計測した
@気温33度、湿度90%
ガソリンタンク:36度
燃料ポンプ:36度
赤色矢印部分銅管(冷却後)30度
やはり 5~6度ほど 冷やしてくれてました
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※また別の日にも計測
@気温35度 湿度85%
ガソリンタンク:40度
冷却後の部分 銅管36度



・・・とはいえ、完全とは言えず、
アイドリングを長く続けていると、やはりエンジンルーム内部の温度が上がり、
インマニもキャブも熱くなるわで、やはり時間がたてばパーコレーション気味(アイドリング不調)になる。
今回の対策は ちょっとパーコレーションになるのを遅らせたという程度であった。

そのそも クーラー効かせればきかせるほど
電動ファンでコンデンサーを通過したあったかい空気が
エンジンルーム内に送り込まれているからね~~・・・




次なる一手は、ソレックスのキャブから
熱で ガソリンが滴下してしまうのを
何とかしたい、ということで キャブ自体を対処する。






BMW2002A 4輪アライメント調整2023年07月05日 19時41分13秒

BMW2002の4輪アライメント調整を 
地元の足回りプロショップ「中田自動車」さんでやってもらいました。
こちらは以前 635CSiの足回り調整もやってもらったことがあります。

中田自動車のブログ記事はこちら
(2023年7月5日の記事)

事前に BMW2002の足回りデータがj欲しいとのことで
メールで送っておきました。
 ・フロントトー
 ・フロントキャンバー
 ・キャスター
 ・キングピン傾斜角
 ・リヤトー
 ・リヤキャンバー

この2002Aは2月の車検の際に
車検前のテスター屋で簡易的にフロントのトー調整をして車検を通しただけでした。
車検ではサイドスリップは合格でした。

そして今に至るわけですが 特に直進性などに問題はなく
ハンドルがとられるとか、違和感があるとかはない。
今回のレストアでは、特にフロントのステアリングパーツ関連や
スプリング、ショック、マウントブッシュなどは ほとんど交換してあるので
一度きちんとアライメントを調整しておく必要がありました。

半日預けてアライメントテスターに載せて 試乗のうえ 調整してもらいます。


3時間後、作業が終わったとのことで 説明を受けました。


貰ったデータシート。



前輪は 最初、
左が00°14’のトーインで  右が00°07’のトーアウトだったそうで
走り出してすぐ左にハンドルを左側に切らなければまっすぐ進まないことが分かったそうです。(にしやんの感覚は いい加減だな~~)
これをテスターに載せて修正し、前輪はともに00°05’のトー・インにそろえ、
試乗で直進性の改善が見られたとのことでした。
ちなみにリアの調整はできない設定だそうです。635CSiの時もそうでした。


帰りの運転では 確かにこれまでよりも はっきりした直進性を感じました。
やって良かったです。
のればのるほど その良さがわかってくるでしょう。

ブレーキの制動力の不足を指摘されましたが
ブレーキはOHずみでマスターシリンダーも新品。ただ、ブレーキブースターは股間出来ていないんだよね~
マルニはブレーキブースターのアシストは弱く 新品も出ないのでこれで乗っております。
もちろん止まらないわけではないですが、今の日本の現代車と比較すれば
踏む力は必要だと思います。
ブレーキパッドをがっつり効くものに交換するのが一番いいとのアドバイスでした

DIXCELで 検索してみたら ありますね
P1210126という品番。
これで探してみよう。
フェラーリテスタロッサの リアパッドにも使えるみたいね。


こちらは ワロスで売ってるもの。
形状は一緒かな

BMW2002A 暑さ対策その12023年07月04日 17時04分33秒

真夏の走行を想定し 
クソ暑い中の 田んぼ道を ノロノロ走っては止まり、10m進んでは止まり、
の繰り返しで低速テストラン中。
渋滞にはまったことを想定してのテストランだ。


信号待ちが延々と続く想定で シフトはAに入れっぱなし。
アイドリングの様子や水温計をの動きなどを観察

あがってきたね、水温

水温が上がってくると アイドリングがラフになってきた・・・!
タコメーターの針が微妙に振れ 斜体に振動も加わる・・やだね~~

エンジンルームどうなっているか。
30分も走れば エンジンルームはアツアツである

なんとキャブのフロート室は60℃度以上!
これはガソリン煮えたぎってるわ

燃料フィルタ付近 エンジンルームは80℃以上・・・

そんなあっついエンジンルームのど真ん中、
燃料ポンプの直前に取り付けていた燃料フィルター。
いつもこんな風で空気が抜けきらないのであるが、
問題なのは 気泡が燃料ポンプの方に吸い込まれていくことだ。
これは周囲温度が熱くてガソリンが沸騰、気化しているのだ
矢印のところに気泡があるのがみえる、こいうのが連続してポンプに吸い込まれていくのが見える
エンジンを止めてみても。燃料フィルターの中で ポコ、ポコ・・・と気泡が発生しているし
ガソリンの表面は 沸騰した水みたいに かすかに踊り沸いている感じだ
海外ではVapor Lock (べーパー ロック)といって、キャブ車乗りの夏の悪夢である


こうなるとエンジンはたちどころに調子が悪くなり、(ふけなくなる)
エンストしてしまう。エンジン始動もままならない。
こういうときはあきらめて ボンネットをあけ 最低でも30分~1時間は エンジンを冷やすしかない。
とにかくガソリンを冷やすことだ。

早く何とかしたい場合は、右ドアの下、サイドシルに沿って
ガソリンがエンジンルームに向かう樹脂チューブがあるので、
カーペットを剥いて、チューブを少し引き出し(手で触るとお湯のようにあったかいはず)、それをコンビニで買い求めたロックスアイスをあてて強制的に冷やすことだ。(エンジンをかける)
氷が溶けだしてロックアイスの袋の中に水が出てくれば、狭いところにも袋が追随するので
なお冷えてよい。1時間以上は冷たい状態を持つだろう。
40~50度近いガソリンがある程度は冷えるので、エンストもなくなんとか家にたどり着くことができる。
(先日、実験済み)
ただしこの症状も、エンジンが冷えてしまえば
何事もなかったかのようにエンジンはかかり、普通に車は走るのが
パーコレーションの現象だ。
また、気温の高い時だけにおこる。



ということで真夏の走行、べーパーロックとパーコレーション対策その1。
あつあつになるエンジンルーム内の燃料フィルタは外す。

燃料ホースだけにして

断熱材を巻き、コルゲートチューブで保持
バルクヘッドから燃料ラインが出てくるところから キャブまでがっちり巻いた。
これで少しは熱対策になるだろう


そして外した燃料フィルタは トランクルームへ

燃料タンクから出たばかりのところ、ここに設置
周囲温度は上がっても この周辺は40度程度であった。
周囲温度が90度のエンジンルームと比べたら ここは断然涼しい。
もうフィルタの中でガソリンが湧くこともないだろう・・・



アイドルがラフな原因はキャブにもある。
キャブのプライマリー側をじっくり上から見ていると、
メインジェットからガソリンのしずくがぽた・・・ぽたと スロットルバタフライに滴下している
これがラフなアイドル不調の原因だ。
いわゆるパーコレーションだろう。
余計なガソリンが滴下するために アイドリングの燃調が狂い、時間がたつにつれ、アイドリングは調子が悪くなっていって やがてエンストする。
すでにOH済みのキャブだが・・・
原因が熱にあるなら、その根本原因の熱対策もしなければならない。
パーコレーションが起こっているなら、ガソリンを冷やすようにしなければならないし、キャブ自体も熱くならないよう対策を講じる必要がある

ガソリン滴下のようすは こちら


外国では キャブがとても熱くなってしまう事を HEAT SOAK といって、
キャブレターがアツアツになっていろいろなトラブルを引き起こす。
YOUTUBEで
CARB    HEAT SOAK    VAPOR LOCK 
などのワードで検索すると
海外の方々はいろいろDIYで対策しているのがわかる
米国はキャブ車も多く走っており、それの対策パーツもどんなものを使っているのか、非常に参考になる。

BMW2002A リアタイヤ オフセット2023年07月03日 15時31分18秒

リアタイヤ 15インチ


ショートスプリングでこれぐらい下がった
それはいいとして


ドラムブレーキに、20ミリのスペーサーかましてあったのですが



タイヤホイールが 20ミリ外側に出るわけで

タイヤのサイドががボディ側と接触するかしないか ぎりぎりってところで心配
実際に走ったらどうなんだろ??


ということで走ってみた。


木彫のまち 井波

帰ってから見ると ホイールアーチにこすれた跡もない。
大丈夫でした ホッ
走行中も、カーブや突き上げ等で タイヤが擦っているような音はしませんでしたね。



BMW2002A アームレスト、クーラー吹出口の改良2023年07月03日 06時19分55秒

当初からあった 後付けアームレスト 兼 小物入れ
この位置が高すぎる

脚の部分を改良。切って、曲げて、溶接で繋いで・・・・

補強溶接もして ブラックで塗装
全体的に3~4cm下げた


色々試行錯誤して やや前かがみに作りました。
このほうが肘を置きやすい事が分かった。

コルゲートチューブをはめて 車内に設置。というか 置いただけ。
後ろ足の方が センタートンネルを抱きかかえるようにしてある


低くなって いい感じ


夏は汗でべたつきがちなので タオルを巻いたほうが快適


ただしサイドブレーキを引くときは 肘を上げてこんな感じに^^:



続いて。
うるさくもなく よく冷えるクーラーだが ひとつ不満なところがある。


吹き出し口フラップの左右操作がガタガタで軽すぎる!
勝手にあらぬ方向を向いてしまい、好みの方向に固定できないのだ。

これを直すために吹き出し口を取り外した。

このように 軸がはまっているだけなので
ドライバなどで注意して こじって取り出す。


ちなみにこの奥には 開閉フラップがあり こちらは大丈夫


5枚の整流板が1本のプラスチック棒で連結されているのだが
はずれないよう ステンの細い針金でくくってやる。
下側の軸にも 3周ほど針金を巻くことで、抵抗が増して操作感はいい感じになった。


吹き出し口を はめなおして確認。
これで微妙な角度調整も できるようになり
吹き出し方向がしっかり固定できるようになりました。



BMW2002A 酷暑の2時間走行テスト2023年07月02日 17時00分18秒

貴重な梅雨の晴れ間、2時間の高速域走行テストに出ます。

走行テストの間 静かな純正マフラーに替えました。(笑)


気温30度越え!クーラーは当然ONだべさ!
冷えるクーラーがあるというだけで 運転の楽しさが違います

暑い外気が入らないように すべてシャット!(ZUは閉の意味)


要所要所で レーダー探知機が お知らせしてきます


信号待ちの度に 周りからの視線を 痛いほどに浴びます。
旧車乗りは これに慣れなきゃいけません。


自動車専用道路に入ります。
3000回転で慣らしもかねて。
マルニはやはり 風切音がけっこう聞こえますね~

AT3速で時速80km。
エンジン音はけっこう聞こえてきます。
踏み込んだときの加速など アクセルのつきは よくなってきてる。
もうちょっと距離を走りこんで いい癖をつけたい


電動ステアリングであることを意識させないハンドリング・フィールです。
ダンピングはいい感じ、高速域ではもう少し、かためがいいかな?とも思いますが
一般道では申し分ない足回りです。



トンネルが多い道です
ヘッドライトは常にONで走行。
トンネルの度に つけたり消したりなんて しません


デジタルインナーミラー兼ドラレコ 
常に前後を録画中。
後ろを映し出してます。かなり広角です。
でも、広角すぎて 後ろの車が実際よりも遠くに見えます。


時速70km 走行中の電圧

走り続けていれば 酷暑とはいえ
水温計はこんなもの。


この日最高に上がっても ここまでだった


サービスエリアで休憩。



 復路は 自動車専用道を降りて ワインディングの海岸線を走る


この眺めですから バイクも結構 走っています


海水浴場の駐車場で休憩  海風が気持ちいいですね


給油。
215㎞走って ハイオク30L給油。リッター7.1kmでした
3000回転あたりを多用したからな~



この位置で給油した。約30L入る。



気温30度越えの炎天下、信号待ちで アイドリングが不安定になることも全くなく
問題なく走ってくれました。いいぞ!
ただし 夏のドライブの問題点も体感いたしました。これはすぐ対策打ちます。
各部を点検して 漏れなど異常なし
今日の試乗は終わり。
次はもっと距離を伸ばしてテストします。