BMW2002A 暑さ対策 その3 キャブをWEBERに交換 ― 2023年07月07日 15時13分48秒
パーコレーションで ガソリンをおもらしする ソレックスキャブ・・・
もう交換したくなって
WEBERのダウンドラフト キャブをパーツ棚から引っ張り出します。
WEBER 32/32 DGEV といいます。
マルニのキャブ車の交換用キャブとして よく使われるものです。
過去に程度の良い中古を ゲットしておいたものですこの際、分解清掃して この2002Aに取り付けてみます。スロットル部分。
上下分割しました
ガソリンが溜まる フロート室内 きれいです
2バレルのベンチュリ―。
最も狭まった箇所が32mm直径
アクセルリンケージ。
プライマリと セカンダリの連携が ギア式で わかりやすい
フロートの高さ確認。ガスケットなしで41mmでOk
ニードルバルブ
加速ポンプのダイアフラムの点検。問題なし
バイメタルを使用した オートチョーク機構
これまでと同様、オートチョークリレーを介して加熱します
取り付けました。
特に加工も必要なく、ポン付できます。
アクセルとのリンクロッドも 加工なしで取付できました
ただし クーラーのアイドルアップ用のステーは 製作しなきゃ なりません
リンクロッドの調整
燃料ラインも繋ぎました
ではエンジン始動!
空のフロート室にガソリンを送り込んだ20秒ほどのクランキングのあと、
2発目のスタートで ちゃんと かかりました!
エンジンかかったら
ファストアイドル回転数や チョークバタフライの開度調整
アイドリングの ミクスチャースクリュの調整をして ととのえます
新しいキャブの具合 いいですね~
ちゃんとアイドリングもして ふけ上りも良好です。(当然か)
エアクリも小さいものに 変わりました
エアクリは丸くでかいオードブルパックから
四角いステンの弁当箱に なりました(笑)
気温は30℃。
30分もガレージ内で クーラーつけっぱなしで長時間アイドリングしていると
ガソリンは50度を超えて やっぱり、沸騰してきました。
う~ん 30度越えの気温では やっぱり来るか~~
でも プライマリ側に ガソリンは漏れていませんね。^^
上から フロート室がかすかに見えるので 温度を測ろうと温度計を突っ込みました。
55℃!50度未満では アイドリングがラフになることはないのですが。
アイドルジェットの通路の中で ガソリンの気泡が発生してるのかもしれません
となると、もっと、キャブ自体の温度を下げる対策をしなければならんのかも。
温度計でフロートを押し込んでしまったらしく、ガソリンがどんどんフロート室に流れ込んで、ぐつぐつ煮えたぎったガソリンを オーバーフローさせちゃいました。(笑) →エンスト。
迂闊だった・・・
キャブ交換は やっぱり パーコレーションの解消の 決定打にはなりませんでした。
もともと、30度超えの気温のなか
クーラーつけたままでの30分超のアイドリングして パーコしないのが無理なのか?
だけど、ぽたぽたと ガソリンが滴下することはなくなったので
このままWEBERのキャブで乗ってもらいます。
後記:
その後、100kmほどこのWEBERキャブでテストランしました。
明らかに速くなった!
同じペダルの踏み込み量でも WEBERがSOLEXよりも早いと感じます。
特に、3速での時速50kmから上が 踏めばそれなりにグワ~~とパワーが出て速くなりました。
見通しの良い道で踏んで 時速80㎞に達するまでが 早くなりました。
あと、エンジン音が変わりました。よりワイルドになったというか、男らしくなったというか
一言で言って、ワイルドスピード!です。
より ガソリンを多く エンジンにぶち込むようになった、という感覚です。
燃費はまだ計測してませんが、良くなってはいないですよね^^;
パーコレーションの次なる対策。
あきらめず、続きます。
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