国産車ブレーキブースター流用_12008年07月10日 21時22分20秒

はい、最後の難関、ブレーキブースター問題です。
何でまたブレーキブースターを交換するのかというと、マスターシリンダーを押すプッシュロッドの突き出し量が進行方向に15ミリほど突き出てしまっているから。(前の記事参照)
原因は不明・・・。取り外して保管中に中のダイアフラムが破けたかなんかしたのカナ??ブースターも盛大にサンドブラストしたからなぁ〜〜。中身ばらしてみないと原因わからないってか?破壊覚悟で?
プッシュロッドの長さを短くできないので、前回は仕方なくロッドの先を10mmほど削って取り付けたが、やっぱりどうもここがココロにひっかかる。
純正品をドイツwallothから輸入すると約9万円ととても高く(そんなもんだよとの声も聞こえますが・・・)、安月給のにしやんにはまいち踏ん切りがつかない。
この7月には15年がんばったルームエアコンもついに壊れてしまったし、そちらに原資を回さないといけない・・・。

ということで、30数年前の車であるBMW2002に、国産車の中古ブレーキブースターを流用できないかと、ねちねち探ってみることにしたわけです。
もちろん取り付けのボルト位置などは違うでしょうから、ここは取り付けステーを改造しなくてはならない。まぁいつもの切った貼ったの楽しい(?)工作をするしかありません。
予算は5000円、と決めた!

いつものヤフオクでパーツ検索、売りに出されているブレーキブースターの画像をいろいろ見て、使えそうなものを探す。各メーカーのブレーキ項目で「マスタ」で検索。こういう時ヤフオクはすごく便利。いろんな車のパーツが居ながらに一覧画像でブラウズできるなんて!
いろんなブースターが売りに出てますが、その直径と前後厚みを注意深く見る。マルニ純正ブースターは直径約190mm、厚み95ミリなのでプロポーション的に近そうな日産の180SX(ワンエイティー)のものを落とした。1800円。だいたい大きさが近ければいいんだろうという素人考え。
モノはJKC製(BENDIXのOEMらしい)でマスターシリンダーとのセット品。バキュームのワンウェイバルブつき。今回マスターシリンダーまでは流用しませんが。

さて届いた実物を見ると、180SXのブレーキブースターは直径が215mmで、マルニのよりも25mm大きかった。
これをマルニに取りつけようとすると、エンジンルームの横壁に当たりそうになる・・・。さらに下側のステアリングシャフトのジョイントにぎりぎり接触するかしないかといったところで、サイズ的にどうも面白くないのである・・・。むぅ〜〜

とりあえず、取り付けの為のステーの製作に入った。
ブースターをボルトオンするための鉄板に穴開け。オリジナルの一部分を切り取って溶接してすげ替える。
マスターシリンダーの取り付けボルトの間隔が80ミリと、マルニのものより20ミリ大きいので、ここは中間ジョイント(変換パーツ)を製作することに。テキトーな材料をホムセンで調達、ごりごり削って合わせて・・・

しかし、ここで、マスターシリンダーのプッシュロッドの嵌まり込み形状(取付けの深さといいますか)が決定的に違っており、この点はどう工夫加工してもだめそうなことが判明・・・残念!マスターシリンダーが、取り付かないんじゃ、使えないわ。(最初に気づけよ〜〜!)

めげずに次なる適合種を探さなきゃと、ゲットしたのが、80年代スズキジムニーのそれであった。続く。