丸テール ヒーターボックスオーバーホール2 ― 2023年09月10日 13時24分05秒
ヒーターボックスのオーバーホール 二日目
ヒーターバルブのステーづくりから
型紙を作って 1.2ミリ以上の厚みの鋼板から切り出し。
ここの樹脂ステーは弱いので、必ず割れています。
世界中のマルニはみな こうなっているんだろう
ブラインドリベット6本で取り付けます
ヒーターバルブ、このようにつきます。
ふたの矢印は これで正解でした。蓋が逆に組んであるのかもしれない。
冷却水の流れ(右から、ヒーターボックスへ入る)とは 逆になっていますが。
閉じ。操作レバーは「COLD」
冷却水をバルブの回転弁で止めています。
ヒーターコアに熱い冷却水が流れていかないので 暖房にはなりません。
ファンを動かしても 単なる外気導入になります。
開き。操作レバーは「HOT」
回転弁が開き 熱い冷却水がヒーターコアに流れ込みますので
ファンを動かせば コアで熱交換が行われ、室内は暖房となります。
このワイヤーによって ヒーターバルブを開いたり閉じたりしています。
ねじ類はできるだけ新調。
ブロワモータの羽根に塗装。
ワイヤブラシでケレン錆取り→ 錆転換剤サビキラー塗り→ 錆止め下地塗装→ 銀スプレー→ シールコート(保護クリア)の、4層塗り! いや~ぜいたく~~
このブロワモーターは高いから 大事にしてね。
エンジンオイルを軸に注油 上の方にも。
CRC556じゃ 粘度低すぎてだめ
12Vを印加して ブロワの単体テスト。
滑らかに かつ力強く 送風しています^^
風量をコントロールする 抵抗部分の端子を はんだで付け直し
ブラインドリベットでケースに固定
くたびれた配線は捨てて新規で配線を作り、
安定化電源につなぎ、導通テスト。OK!
ブロワコネクタの確認。配線図を見ながら。
ブロワ風量SWはノブを回転させればブロワの風量が 弱、中、強と変わる。
また、ノブを引けば、リアガラスヒーターがONとなる。
配線図を見れば ブロワ風量とリアガラスSWが兼用になっているが、このマルニのリアガラスには 熱線が入ってないガラスがはまっているので、ノブを引いても 何も起こらないね。
端子を付けなおした左側(+と書いた箇所)に アース(BR/茶)を配線。2.5Sq
風量1/3は抵抗値2.5+0.75オーム 風量、弱 ・・・配線GN/GE(緑/黄)2.5Sq
風量2/3は抵抗値0.75オーム 風量、中 ・・・配線BL/RT(青/赤)2.5Sq
風量3/3は抵抗値ゼロで 風量、強 ・・・配線BL/SW(青/黒)2.5Sq でした
ケースに+の刻印があるところに マイナスのアースを配線するから
ここは配線まちがえないようにしたい。
フラップの軸ブッシュ、入れます
ブッシュには 動きをよくするため グリスを打っておきます
ブッシュには外径8ミリの樹脂チューブがいいでしょう。
にしやんはマルニの樹脂燃料ホースの切れ端を使いました
全体を黒スプレーで塗装。
部品は揃いました。
エプトシーラーでフラップのスキマが無いようにしていききます
ヒーターボックスの気密性を高め 暖房効率をよくします
こういうところをしっかりやっておかないと
フラップ閉じたのに 暖房がかすかに吹き出してるなぁ。。。という残念なことになってしまいます
ばっちり気密しております さすがエプト。
ああ、ここの吹き出し口も つくんなきゃなぁ・・・
二日目はここまでです。
9月10日だというに、今日もあちーな!!!
シャワー浴びて 冷えたビール飲むべ~~
丸テール ヒーターボックスオーバーホール3 ― 2023年09月11日 13時33分04秒
丸テールのヒーターボックスのオーバーホール三日目。
車体側の錆取りから。ワイヤブラシ→サンドペーパー
サビキラーを薄めにといて 一回目塗りで錆転換
錆転換剤を乾燥させている間に メーターの取り外し
スイッチが見えます
ブロワのスイッチの確認。マジックでのメモがあるが・・・
ふーむ・・なんか配線を間違えてる気なするなぁ、コレ。
ここはあとで配線図みながら、確認し、テストし、修正しますね
あと、左側のブロワの内径50mm直径ダクトが無かったので
何とかしなくてはなりません。
ヤフオク!で買って 左右とも交換しましょうね
2回目のサビキラーを塗装し、乾燥後に、防水処理としてエプトシーラーを貼る。
その過程で見つけた、樹脂製燃料ホースのバルクヘッド貫通部分。
チューブが金属の端でこすれてガソリンが漏れないように
保護の樹脂チューブをつけた。
その燃料チューブの固定にも 余ったエプトシーラーを巻いて保護し固定
燃料ホースはまだ使えるでしょう。
さて今日のメインイベント。
吹き出し口アタッチメントの製作。
まずは自分のマルニから そのパーツを取り外し。
採寸し、型紙を切り出す
0.3mmアルミ板で複製します。
速乾型エポキシ接着剤使用。薄い金属板なので紙工作なみの手軽さ。
できました
休憩をはさみながら・・・
片方も複製
強力両面テープで ヒータボックスに貼り付け。
完成です。
オリジナルと機能は同じです。
これで うまく足元に 暖房が吹き出すでしょう。
このDIY感・・・まぁ 普段は見えませんから。
次。
経年劣化でひどい状態の空調コントロールパネル。
こういうところも・・・ひどいねぇ
すくなくとも いつも目に入る ここは綺麗にしたいよねぇ・・・
耐水ペーパーで磨いてガンバル
やっぱだめか・・・錆が深くて メッキがはがれてきました ベースは銅ですね。
ちゃっちゃっとメッキ風に塗装する手もあるけど
やっぱ 耐久性も考えて 装飾メッキ、しといたほうがいいだろうなぁ・・・
個人でも受けてくれるメッキ屋さんに 写真送って 見積依頼メールしときました。
金額を見て オーナーさんに判断してもらいましょう。
ヒーターコアの塗装
まぁ ボックスの中に仕込まれて どうせ見えなくなるんですがね・・・
フィンの錆取りはこれが限界
でもちゃんと 仕事はしてくれるでしょう
次はいよいよ組立と ボディに取付できるかな
丸テール ヒーターボックスオーバーホール4 ― 2023年09月12日 13時17分50秒
ヒーターボックスのオーバーホールの最終回。
組立前に、電源や配線を確認しておきたい。
配線図を見ながら確認。
ブロアは9番ヒューズから電源取っているはずだ。
ところがこの車、まったく自由にバッテリーから直に電源線を引いてあった
純正に戻すことにする。
配線間違いを修正。
イグニッションスイッチ裏の配線を見る。
オリジナル配線図とは違う色のコード組みがなされている・・・。
いわゆる、「組んだ人しかわからない配線」ってやつだ。
う~む このあたりは手をつけると大変そうだから 触らなことにする。
とりあえず、動かなかったブロワは、配線図通りに組む
前期型マルニのブロワは、後期型とは違い、
このつまみを回転させることで風量を3段階調節する。
稼動テストのため
ヒーターボックスの接続部分に 車体の配線をつないでみる
安定化電源につなぎ、稼動テストを行う
ちゃんとツマミの操作によって ブロワモータの回転が正しく変化した。OK^^
電流値は、風量弱で3アンペア、風量中で5アンペア、
最大風量(強)で 8アンペアであった。 けっこうな 電気喰いです。
まぁこのマルニのオルタネーターも 今の発電量65Aから 95Aの発電力大容量化するので、ブロワの使用電流なんて気にしないでいいくらいのもんになります^^
注意したいのはスイッチを入れてブロワモータ起動し始めの瞬間電流はこれよりも大きく、
10アンペアを一瞬超えるので、No.9のヒューズは16Aにしておくのがいいだろう。ツマミ基部のクロームメッキも錆がひどかったので ついでに磨きました
シガーソケットのフチの錆もコンパウンドで磨いて 輝きをある程度、カムバック。
このシガーソケットの電源ですが、配線図通りのオリジナルでは、常時12Vの配線ですが(キーを抜いても通電している)、
この車は、イグニッション・オンにした時だけ、通電するように配線を変更してありましたね(エンジンを止めれば シガーソケット電源も」オフとなる)。
いろいろな電装品をシガーソケットに差すことの多い現代、この方がいいでしょうね。
コントロールレバー部分ののスミにたまったほこりも ちゃんと取りました。
車体側の配線関係も仕上げたので
ヒーターボックスをくみ上げます。
まず
ブロワモーターをボックスケース上部に固定。
ヒーターコアに厚み10mmのエプトシーラーを一巻きしてからボックスに入れます。
コア上部からくるエアを 漏らさないために エプトシーラーを巻く必要があります
3日前は こんなに汚かったんですよ~
フラップのコントロールケーブルを2か所接続。もちろんグリス打ち。
足元への送風と フロントガラスへの送風コントロールフラップだ。
ケースを合体させる3つのクリップ。
こういう小さなパーツも 手を抜かず 錆取りして、リン酸塩でパーカライジング処理してから 塗装してあります^^
3つ目のフラップのケーブルをモリブデングリス打ってから接続。
ヒータバルブの開閉と連動してます。
ブロワモーターへの配線も通したので
上ケースをブラインドリベット6か所で接合
ヒーターバルブも取付て コントロールワイヤーも接続。
動きも確認。スムーズです、OK
ブロワモータへの配線をつなぐ。
このコードの巻き方にも理由あり。
ケースのフチに 防水のための10mm厚のエプトシーラーを二重に貼って
ぜいたくに 完成であります。
いつもの ビフォー/アフター比較画像です^^
よみがえらせるのは きもちいいですね~
最期にもう一度 通電させて フラップ開閉させてテストしてみます。
フラップ閉めたら完全にエアが出ないかを、確認。OKだね
吹き出し口からの風量も確認して、完了ーッ!
あとは 逆手順で
ボディに取り付けて 配線して 冷却水入れて終わりですので
割愛します。
ここからはもう絶対に 水は侵入しないだろう。
以上でヒーターボックスのオーバーホールは 終わり。
・・・・・・・・
振り返ってみると
ヒーターコアが 詰まってなかったし
ブロワファンモーターも生きてたので 費用は消耗材だけで済みました。
ヒーターバルブも ばらすほどではなかったし。
配線の確認・修正もできたので 良かったのではないでしょうか。
でも 錆がひどかったヒーターレバーコントロールパネルの再メッキ処理は仕方ないですね~
費用は2枚で3万円だったので 三和メッキさんに依頼しました。
このパーツ、後期型マルニではアルミと樹脂でできており、高級クロームメッキ仕上げとはなっておりません。前期型マルニオーナーだけの にんまりポイントではないでしょうか。
2,3週間後にぴかぴかメッキになって帰ってきた後、一部を面倒筆で塗装して仕上げます。
ということで、最終的な仕上がりは 9月末ですね。
丸テール キャブ取付その他 ― 2023年09月13日 15時23分21秒
丸テールのウエーバーキャブ45DCOE用のインシュレータが届いたので
キャブを取り付けます
その前にいくつかやっておくことが。
キャブの下になってしまうスターターのメンテ。
30番端子に太い配線をバッ直で接続し、コネクタを赤色カバーで被覆。
14スケアのコードは バッテリーの+に接続。
つぎ
緑色の矢印の 冷却水ホースのとりまわし。
ヒーターコアからウォーターポンプに行く経路ですが
スターターの上でかつキャブの下を通っていたため熱がこもりそう。
さらにこのホースが邪魔でキャブを取り付けにくいし、
ホースのつぎ足し接続部分がスターターの上を通っているので万が一水漏れしたときが怖い。
このホース経路を若干変更する。
スターターの上ではなく、横を通ってもらおう。
そのために、ホースを少し延長する。
ヒーターコア出口にホースを接続
バルクヘッドから出たホースはいったん下に向かい、
スターターの横を通って、ウォーターポンプへ向かう。
ブレーキパイプとこすれないように、パイプ側に保護のゴム管を巻いた。
では キャブ装着にとりかかる。
まずはキャブの掃除。ガソリンのにじみあり
インシュレータを装着
ちなみにこれが 以前破けてたインシュレータですわ。
推測だが、キャブの調整をしているうちにバックファイアなどが起こって こうなったっぽい。
インシュレータの樹脂部分、熱で黒く焦げてるもん。
Weber 45DCOEキャブを装着
インシュレータにずれがないか 確認 OK
キャブのアクセルロッドをつなぐ
アクセルペダルのロッドとのリンクに若干のガタツキあり
ワッシャの厚み変更で ガタツキをおさえる
新品の戻りスプリングの装着
このスプリングはもともとついて居たものは軽すぎたので
純正のオリジナルスプリングをスプリング屋さん(大阪市の冨士発条製作所)に送って
今後のためにも 何個か複製してもらった。3個で1万円。
手で引っ張った感覚だが、オリジナルと比較して 複製品はほんの少し弱い9割ぐらいの張力であった。
複製なのに張力が違うのは、材質の違いだと思うが、
ほぼ同じ張力に近づける場合は、現在の線径1.6mmからもう少し太くした方がいいだろう。1.8mmぐらい?
3個作ったうちの1個を装着。
これでかなりアクセルペダルに 本来の「踏みごたえ」が出るだろう。
以前は アクセルペダルがとても軽すぎて、たいへん乗りにくかった!
いつもの農道サーキット試乗コース(笑)
燃料ライン、エアフィルターベースの取り付け
K&Nエアフィルターに若干のつぶれ・・・なんで?
ははあ、そういうことか・・・
ブレーキブースターが フィルタに当たってるんだ
なるほどね・・・ それでカバーもこの部分、けずれてるわけね
しゃあない。
あたってるけど これで装着するしかないよな~~
あるいはもう少し エアフィルタの下側をつぶすか。
つい先日 ヤフオクで 350万円近くで落札された(すげ~)
同じくDCOEツインキャブのブラック・マルニはどうしてたんだろ・・?
よく見ると、スポンジ式のエアフィルタ、装着してますね。
なるほど。これならあたってもガチガチ言わないわけだ。
将来これにした方が いいかもね~
丸テール 配線関係の確認 ― 2023年09月14日 09時27分28秒
電装系修理に入るので 配線図を確認、かきこみ
エンジンルーム側からみると バルクヘッドのこの位置の穴。
ヒューズボックスのヒューズのゆるみを修正
よくガタガタになるんですよ
裏側を確認。配線はほぼ引き直されている。
こうなったら、配線図のカラーはあてにならない。
大事な キーの裏側、イグニッションスイッチ。
コードの色を書き留めて 配線図と照合。
読みといていきます。
洋画などによくある、キーがないときに配線をブチっとひっこぬいて結んでつないでエンジンかけるシーンがあるが 配線を理解している人であれば、キーなしでもエンジンをかけることができるだろう。
この配線のままではイグニッションスイッチに大電流が流れることになるので、スターターリレーを追加しておこう
ハザードスイッチへの配線をみる
新しいハザードSWが届いたので交換します 1個15000円
こういった配線への加工を 配線図見ながら読み解いて
必要ないものは外すなどして 整理していきます。
これの赤いジョイントコネクターは ハザードSWが壊れていたため 車検のためにやむなく結んだものだと思う。
これは不要なので外す。
ハザードSWは オーナーさんが持ってきた3連メータパネルの
丸い穴にはめ込みます。
ウインカー使用時にメーター内部のランプが点滅しない件。
後日修理の予定。
この71-73年式のレバースイッチ、新品はでないが イーベイで7万円(!)で売ってた。
めっちゃ高い。j組戻せなくなるリスクがあるから あんまばらしたくないなぁ・・・
ウオッシャーのボタン(トップを押し込むとウオッシャー液が出る)と、
左右ウインカーの機能を兼ねるレバーです
そのコネクターのカット線の読み解き。
エンジン停止でもレバーを倒せば 右か左のどちらかだけのスモールライトが点灯する機能は
その配線を2本切って殺してあった。思わすバッテリ上がりすることもあるので これでいいと思う。
つぎ
ライトスイッチを外します
ノブを引いても スモールライトが点灯しないということで
ラインを分岐して 手元SWでスモールライトを点灯するように 加工してありました。
この追加SWも外します
配線図を見ながらのヘッドライトスイッチ読み解き。
ライトスイッチの中で 58R番(スモールライト右)および58L番(スモールライト左)の接点の導通がおかしくなってると予想。接点の摩耗か?
これもばらさなきゃいけない。 新品は2万でイーベイにあり。
以前読み解いた後期型マルニのライトSWと 配線はほぼ一緒であった
取り付けたヒーターボックスを横目に
ちょうどローブボックスのうらがわ、バルクヘッドにクーラーの配管の穴が2つあった。
もとから空いてたので、この車、かつてはクーラー装着してあったのだろう
先日オーナーさんから 急遽クーラー装着のリクエストがあったので
後日ここに クーラー配管と制御配線を通すことになる。
点火系統も
現在のポイント式からセミトラ方式にグレードアップするため 配線を確認。
ポイントも さびがでてるな~~^^;
セミトラユニットは先日購入済み。
あとは点火コイルへの配線をちょこっと組み替えるだけです。
ポイント式からセミトラ化は デスビもコイルもいじらないし 大した仕事ではありません。
ドアコンタクトSWの錆取り、塗装
接点が怪しかったので ワイヤブラシでケレンして汚れを落とし
接点復活剤塗布と可動部にグリス打ち
ドア開けたときに 錆を見たくないもんね~
2か月半かかって届いたスポイラー ― 2023年09月20日 16時31分22秒
この7月上旬にイーベイで注文して
2か月半かかって今日届いたモノ。
ポルトガルから はるばる。
マルニのアルピナ風フロントスポイラーだ。
自分のマルニに取り付けるために 買った。
知人もこのスポイラーをつけたいなぁと前から言っていたので
イーベイで見つけたよ!と教えてあげたが 実際の品物を見ていないので
海外から買うのを躊躇した。(慎重派)
まぁ、ある意味、いちかばちかの買い物。
来てみたら、あちゃ~!こんなひどいクオリティか!とがっかりするリスクもあるからね。
そんなネット購入の心がまえを話したら、知人はだんだんしり込みしていってしまった・・・。
でもにしやんは 画像やレビューなど、そして何より直感で 大丈夫だろうと判断。
知人がしり込みするなら自分のにつけてやろうと ポチったのは2か月半前の7月上旬であった。
Jasa carbon というポルトガルにあるショップで製作されたもの。
いろいろBMWを中心に FRPやカーボンファイバーで エアロを複製している
2002ターボの一式もあるね
このJasaのスポイラは当時ものから型を取って 複製したものだ。
スポイラーが170ドル。プラス送料が110ドルで、合計280ドル。
1ドル146円として 約4万円。 到着まで 2か月半かかる。
たぶん注文が入ってから 作るのだろう。
郵便局の職員が届けた梱包をほどいてチェック。
発泡スチロールとガムテープでくるまれた梱包。
幸い 破損は無かった。
ほうほう、悪くないね。
サフが吹いてあるようだ
表面は なめらかで このまま上塗りもいけそうだが、
こだわるなら 最終仕上げのために耐水ペーパーで仕上げてから
もう一度 日本製のプラサフで仕上げ、上塗りしたほうが良さそうだ
裏側をみる
仕上げなども手馴れており 悪いものじゃない
リップ部分もきれいに仕上げてあるし。
手で持っても 厚みはしっかりしており
たわむことはなかった
これでUS170ドルなら いいんじゃな~い?
これと同じ アルピナ風スポイラーをつけていたのが
この夏 納車した にしやんが2年半でレストアした2002Aだ
ただしこちらのスポイラーは当時ものの本物だ。(だいぶ傷んでましたが)
車高はすこし落としてあるが あちこち乗り回して
フロントスポイラーの先をこすることはなかった。
スポイラー代で送料込み4万。
プラス、DIY塗装材料費としてプラサフと上塗り塗料などで5000円、といったところか。
スポイラー1枚なら 塗料400グラムもあれば 表側だけならじゅうぶん2度塗りはできるだろう
2002Aのスポイラーはしなりがあったので ウレタン塗装の際には 柔軟性硬化剤を塗料に加えたが
今回のスポイラーは 割と硬く しなりもあまりない感じなので 柔軟性硬化剤は必要ないかもしれない。
取付には バンパの両サイドを外して ボディにねじ止めする必要がある。
バンパーの取付ステーを回避するため 一部をカットする必要はあるが。
2002A取付の際の画像
ステンのタッピングねじは バンパで隠れますので まずみえないでしょう
未だボディにはあてていないが、モノはしっかりしていたので ぴったり はまるはず。
このスポイラーが好きなら おすすめできるクオリティと思います。
にしやんは スクエアーな(ハコ形状)マルニのフロントルックには
とても似合うスポイラーだと思います。「ハコ感」を引き立たせます。
実際の運用では コンビニなどでの縁石で リップを傷めないように注意が必要です。
スポイラーなしの ノーマルもかわいいけど
比較すると やはり精悍さが違うな。
自分のマルニもはやく車検を通して
このスポイラーをつけて マニュアルで走りたいですね。
「そうよ、早く走らせて頂戴ヨ!」と レディー・マルニも言ってます(笑)
丸テール 点火系をセミトラ化 ― 2023年09月22日 14時04分09秒
地道に続く 丸テールの電装系確認作業・・・
「ドロボー配線」を外したり 配線保護したり 配線ラインを整理したりで
なんやかやで 時間かかります
そんなことをしながら、
点火系グレードアップのため
新品セミトラユニットを配線します。
いつも紹介している、
ヤフオク!で買った 個人製作の逸品セミトラユニット。
商品説明に書かれていることは 嘘ではありません。
何度も紹介してるけど コレ、ほんとにいいから。
マニュアルに従い、ユニットから出ている4本配線をつないでいきます
イグニッション・オンで赤いLEDが点灯し、
あとはポイントの開閉状態に伴いLEDが高速で点滅します。
高速点滅なので、いつも点灯しているように見えますが
デスビやコイルへの配線はバルクヘッドに穴をあけて
保護グロメットをつけた穴からエンジンルームへ通す。
マニュアルに従い 配線完了です。
配線はコルゲートチューブでまとめる
デスビ内にダストカバーがついて居なかったので
イーベイで求めた新品カバーをつけました。
ローター径にもぴったりです
デスビキャップを外し ローターを抜き
カバーをはめて
ローターを装着
まだエンジンをかけていませんが
以前よりははるかに安定して力強いスパークが得られ
エンジンの始動性やアイドリングも安定化し 良くなることづくめでしょう。^^
ポイントの損耗も気にする必要がほぼなくなるのもいいですね。^^
2002tii ハイパワーオルタネーター到着 ― 2023年09月22日 20時48分32秒
アメリカ カリフォルニアから届きました。
2002tii用の ハイパワーオルタネータ。
85Aの発電をします。(ノーマルは45A)
これだけの発電量があれば
電動クーラー化も楽勝だろう。
配線はB+とD+の二つだけ。
あと、本体ボディとエンジンブロックを4sqラインで結線してアースとること。
ということで配線は3つになる。
発電を14V程度に制御してくれる ボルテージレギュレータもついて居ます。
tii用は ここの長さが長くて 70ミリもある
右肩の 長いところね
キャブの2002用では ここの部分が短いです
全体に損傷もなく 大丈夫でした。
イーベイで 購入いたしました。 トータル65000円。
いろいろ電装品も取り付けに余裕があるし
レストア後も長く乗るのであろうし
オルタは最初から さくっと新品に、かつハイパワー化しちゃいましょ。
丸テール ヘッドライトまわり整備 LED化 ― 2023年09月23日 12時22分49秒
一見きれいに見えるヘッドライトですが
その実態は ・・・ まぁたいてい 裏側はこんなモンですわ。
ヘッドライト配線を防水するための「ボウル型」の防水カバーもついてないし。
スモールライトが点灯しないとこのことで
チェックしてほしいとの依頼にて点検します。
単体では問題なし。配線に問題ありか。
いま白熱電球だけと これもLED化?
さび始めたヘッドライト、外します
ヘッドライトをハロゲンからLED化する依頼なので H4タイプ対応のLEDバルブ購入。
明るさは、対向車ドライバーがまぶしかろうが気にしないモンね~♪の
なんと19600ルーメン、ケルビン値は6500k。
付属の台座をはめ込み
あとは台座に差し込むだけというポン付の簡単さ。ドラいばーは外付け。
点灯後に角度の調整は必要ですが
65WのHIDをも凌ぐという、なんとも恐ろしい爆光ハイスペックLEDバルブです。
あっかるいんだろうな~~
さてヘッドライトガラスの方。
内側に半世紀の汚れが。
いつものように 丁寧に拭いてやります。
パーツクリーナーをしみこませたペーパーウエスが 真っ黒に汚れていきます。
だいぶきれいになりましたね
外側のあちこちにみられる錆・・・ワイヤブラシでケレンして
錆転換剤を塗布
全体的にうっすらと錆が出はじめてるので 全体的に塗って防錆処理します。
もうこんな残念な見栄えとは おさらばです
ヘッドライトの配線を この際チェックしていきますが
(確認してかないと 怖くて 電装品取り付けられない)
すればするほど ドツボにはまり・・・
なんでこんなに不要な 閉じてあるラインが出てくるのか???
バッテリ付近に新たに設置されてたヘッドライトリレーを動かすと、
あらら・・・リレーへの配線がスッポり引っこ抜けちゃいました。
あきらかに 端子のカシメ不足だわ・・・ 大電流流れる87番端子なのに・・・
ウン、わかるよ・・・太いライン2本まとめての端子カシメは難しいモンね・・・
でもね、スプラインちゅう便利なカシメ端子もあるし、それが無くても
ハンダを流すってこともできるんだよ・・・??
写真撮ってないけど、他にもこういうところ、いくつかあったからね。
前の2002Aの配線で こういう細かいところをきちんとやるのに
どんだけ苦労したか・・・。
配線チェックはヒューズボックスも行いますが
頑張ってつけなおしたヒューズ裏はいいけど
難解 混迷 迷宮・・・
配線図と突き合わせで系統ごとにチェックするたびに 謎が深まり
そして少しづつ 判明していく事実。
ちがうだろ
違うだろ
チガウダロ~~~!
ありえんわ~~
もう マルニのオリジナル配線図と かなりかけ離れた独自配線。
独自配線の果てに、ヘッドライトスイッチでスモールライトがつかなくなったので
付焼刃的にスモールライトスイッチを追加したってわけね・・・はぁ・・・
そもそも 配線の要となってる
イグニッションスイッチへの配線からして もう独自解釈だわ。
なんでACC配線群とスターター起動配線を 同じ色にする???
なんで 本来 イグニッションオンの配線を バッ直にしちゃう??
さらにそのバッ直配線を、なんで緑にする??赤でしょ、普通!オリジナル配線の色を見てるはずなのに・・・
くそ。・・・こりゃあ パンドラの箱 あけちまったなぁ・・・
どうっすかな~~ ーー;
これからさらに電動クーラー、ETC、カーステ、室内ランプ、もろもろつけるし
いろいろ配線していくから 全部明らかにしとかんと つけるの怖いわホンマ
全部配線をあらわにして ひとつひとつ解析確認し、そして配線引き直しか?
配線の色分けに法則性がないから、
テスターで解析しても 信用ならんのよ。
目で実際 配線の 端から端までみときたい。
こういう配線束にグルグルに巻いてある黒い布テープだけど、
これ、非常にムキにくい ベトベト・ダーティ・タイプなのよ・・・・BDタイプ!
これむくだけで相当イライラして1日かかるわ
1万円やるから だれかこれ 全部むいてくれ!エンジンルームもよ。
丸テール ハイパワーオルタネータ到着 ― 2023年09月24日 15時06分43秒
今度は キャブ2002用のハイパワーオルタネーターが
カリフォルニアから届きました。
イーベイのいつもの会社から購入したもの。
このハイパワー発電量 95Aがないと
オーナーさんご要望の 電動クーラーの装着できません
電動クーラーは最大60A程度を必要とするらしい。
後ろは ボルテージレギュレータ内蔵式、バッテリへの太い配線と
メーターにいくD+の配線のみ。あとこれに アース線をつなぐことになる。
左がキャブ20002用オルタ。右がインジェクション用(2002tii)
ボルトを通す部分の長さが違います。
2002キャブ用は51mm、
2002tii用は71mm
では
この丸テールマルニにもとからついていた、ベンツ用と思われる65Aオルタを外します。
15ミリと17ミリと13ミリ必要
15ミリのボルトヘッド??なんかいつもとちがうな・・・
外れました
新しくとりつけるオルタと 比較します
外径サイズ等 ほぼ一緒ですね
正面形状同じ。でもプーリーの径が違うね。これは大した問題じゃない。
しかし!!それよりも まずい違いが!
取付ボルトの穴の直径が違う!!
取付ボルトの穴の直径が違う!!
外した65AオルタはM10ボルトで取り付けてあったが
これから取り付けるものはM8ボルトでブラケットに取り付けなければならないのだ。マルニ用のオルタの穴はみんなM8でいいのだが
取り外したベンツ用のオルタの穴が少しでかいということだ。
10ミリの穴に 8ミリのボルトはとおるけど、ガタガタになっちゃうじゃん!
ボルト長が2ミリほど長いので の先端を少し削り。
ここに出っ張らないようにしないといけない。
ウ~ム ・・・ このブラケットごと 交換する必要がある。
ブラケット固定のこのボルト頭も ウォーターポンプのプーリーに当たってるし・・・
プーリー外さないと ブラケット外せない・・・
こうなりゃもうラジエターごと外してやって
ファンを取って
ウォーターポンプのプーリーを外し
ようやく オルタのブラケットが外れました
このブラケットと65Aオルタは 離れられない運命だったのでした
思うに・・・
ベンツ用の65Aオルタが使えるということで持ってきたが、その取り付け穴がM10ボルト用だった・・・しかたないから
マルニのブラケット(M8ボルトが通る穴が開いてる)を
M10ボルトを通すために ドリルで10ミリに拡大した、というようなヒストリーなわけですな。
ベンツ用の65Aオルタが使えるということで持ってきたが、その取り付け穴がM10ボルト用だった・・・しかたないから
マルニのブラケット(M8ボルトが通る穴が開いてる)を
M10ボルトを通すために ドリルで10ミリに拡大した、というようなヒストリーなわけですな。
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この外した65Aオルタは 当方の予備として オーナーさんから 買取しました。
その分 ハイパワーオルタの代金から 買取分を差し引きます。
その分 ハイパワーオルタの代金から 買取分を差し引きます。
とうことで 新しい95Aハイパワーオルタを取り付けるために
M8ボルトの通る純正ブラケットが必要になってしまい
ヤフオク!にでていた中古品をゲット~
なんかひとつやるにしても
いつも難関が待ち構えていいますなぁ~^^;
・・・とはいえ、だ
近々、ここ(キドニーグリルの裏)に クーラーのコンデンサを取り付けることになるから
どうせラジエターは外すことになっていたであろう。
しかしこのマルニ、いわゆる「奈落の底」部分※が ほとんどさびてないね・・・
これはすごいわ
※BMW02シリーズのフロントグリルの裏側の、底の部分。
深いV字峡谷みたいになっており、ここはよく水が溜まるので
めちゃくちゃさびるところなのである。
深いV字峡谷みたいになっており、ここはよく水が溜まるので
めちゃくちゃさびるところなのである。
また、いろいろなボルトやナット類が落っこちているところでもある。(笑)
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