スマートK ABS警告灯消えない2016年05月19日 07時15分20秒

スマートKのステアリングシャフトを交換したら、ブレーキ警告灯やABS警告灯、ESP警告灯が着きっぱなしになった件の修理。

近々知り合いに譲ることになったスマート。
スマートKの名義変更はすでにすませたのだが、最低でもこれを修理しないと、この車を譲れないのである。
この三つがつきっぱなし。
実際、これまで効いていたABSやHSA(ヒルスタートアシスト:坂道発進補助装置)が作動しなくなっている・・・。

ブレーキスイッチ新品をヤフオクで買った交換したが、
残念ながら警告灯は消えなかった・・・・(無駄金だった・・・)
そこで、この車を買った、金沢のスクーデリア・G-FOXにて「DAS」と呼ばれるスマート専用コンピューター診断機で診断を受けることにした。

このショップには欧州車専門で、頼れる存在である。
お世話になっている山店長はヤナセのディーラーで経験をつんだベテランである。

結果、原因はハンドル内部にあるらしいことがわかった。
ステアリングアングルセンサーというのは、ハンドルの中にあるらしい。
コンピュータ制御のESP(横滑り防止装置)などがついている最近の車には
このセンサと連動しているとのこと。

確かに、ステアリングシャフトの交換では、ハンドルを外した。
このさいに、なにかまずいことを遣ったのかもしれないし、
単なるセンサーの位置がずれているだけなのかもしれない。
アングルが出ていないということは、角度調整を適正にすれば直るかもしれないとの事。
適正になれば、警告灯は消えると思われる、とのこと。
家で弄ってみます、とのことで、ショップを後にする。

夜、さっそく、ハンドルを外す。
二つのカプラーを外す。ここの接点にも注意し、接点復活剤や断線をチェック。

外したハンドル。
このうらにアングルセンサーがある。

これががアングルセンサーか・・・

円形銅版は回らないでハンドルに固定。
銅版の裏にある基盤がまわる。


ここでハンドルの位置を読みとっているようだ。
円形銅版と接触はしていないから、なにか磁石のようなもので読み取っているのだろう。

この歯車みたいなものがハンドルの回転とともに1段階づつまわる。
ハンドルが、左右どっちの方向に何回転しているかを読み取っているようだ。

いろいろいじって、位置を買え、ハンドルを取り付け、そのたびにエンジンをかけて警告が消えるかどうかをチェック。
位置条件を変え、やること数十回・・・。
以下の画像の位置で、進歩があった!

ここの位置にしたら・・・

ようやくサイドブレーキ警告灯が消えた!
しかし、ABSとESPは消えないまま・・・
おかしい・・・きえてもよさそうなもんものだが・・・

ネットで調べまくったら、(ほとんど情報がないが)
このあとハンドルを左右に目いっぱいきったら警告が消えるとか・・・
明日試してみる。


あと、走行中の「カラカラ」言う異音も、車をジャッキアップして下回りを徹底追及。
ブレーキを踏んだときには、この音はならないことはわかっている。
ということは、ブレーキを踏んだときに動くなにかの周辺で起こっていると思われる。
夜おそくまでリアホイールとエンジン下回りをチェックしてみたが、原因らしきものは見つからなかった。
ただ、左ホイールバブを足でけってみたりして振動を与えドライブシャフトをゆすってみると、デフのなかから似たような軽いがするが・・・この中からあのようなカラカラ音(なにか、緩んだねじがはずれそうな)はしないと思うが・・・

リアブレーキ関係はドラム内も徹底点検するも問題なし。
まし締めもした。
その後、試乗しても、カラカラ音は消えない。
夜10時、疲れ果てて気分はくもったまま 就寝する。

・・・う~ん これは長くかかりそうだ・・・

スマートK 走行中の異音2016年05月19日 22時32分27秒

スマートで走行中にカラカラと音がする。
段差乗り越えや車体の振動共振しているような。
その音は、フットブレーキを踏んだときにはしないのである。

音がしているのはフロント左側という感じである。
そこで、フロントブレーキを中心に調べてみる。
あちこちをプラハンでたたいてみる。
するとこの部分で似た音がした。
キャリパーである。
なるほど、ここならばブレーキを踏んだときにぎゅっと油圧で締められ動くので、そのときは音がしないというのは理屈である。

一度キャリパーも外し、ABSセンサーも外し、ブレーキパッドを外して
再度組み直してみる。
ブレーキパッドの押さえばねもチェック。確実にパッド挿入。
上部スライドピンも問題ないようだが、ここもあやしい。
ちなみに下部のスライドピンは取り外せないようになっている。
だから、上部をしっかりと締め付け。17ミリと13ミリレンチで。

ちなみにスライドピンのブーツの中、グリスは切れていなかった。
シッカリ締める。


このあと、試乗してみた。
するとどうだろう、あのカラカラ音はほとんどしなくなった!
これまでなっていた音の回数を仮に10とすると、1か2ほどに減った感じである。
ここだったのか。
ただ、段差の乗り越え時など、一瞬、カラ、と音がする。それで1か2とした。
しかしその音も、窓を開けていればかすかにわかる程度のもので
窓を閉めて走っていれば、まず、わからないだろう。
もし聞こえるとするならば、ダッシュボード前部あたりからのかすかな音としてきこえるだろう。
とにかく、いまのところ、走行中に鳴っていたカラカラカラ・・・という音は しなくなった。
(明日も通勤に乗ってみて再確認するが)

ちなみに右フロントキャリパではこのような音はしないのだ。
どうやらこの左キャリパーのみのようである。
キャリパーからこういう異音というのははじめてだ。
ブレーキを踏んだときに、キーキー鳴るブレーキ鳴きというのはマルニでは経験ずみだが。

このスマートのブレーキは、音がまたひどくなるようであれば、
そのうち中古のキャリパーにでもそんぐり交換、といったところか。

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で、ABS警告灯のほうだが、その後また配線関係の断線のチェックとか、
いろいろやっているが、相変わらずで、消えない。
で、HSAも効かない。
(説明しよう。HSAとは、ヒルスタートアシストの略で、スマートに装備されている坂道発進補助装置のことである。坂道発進をするときにブレーキをはなすと車体が後ろに下がろうとしてクラッチをつなぐのが難しいものだが、HSAはブレーキを離しても0.7秒間ブレーキを継続して利かせてくれているというありがたい装置で、これがなかなか坂道発進には都合がいいのである。スマートの初期型には、この装備がない。マイナーチェンジで追加された便利装置である。単板乾式クラッチのトランスミッションを持つスマートらしい装置ではある。トルクコンバータを使うオートマチックトランスミッション車ではこのような装置はないと思う(?)。トルコンの車はクリープ現象があるから)

次な手は・・・・ステアリングシャフトを交換したのだから、もともとそれについていた操舵角センサーをまるごと交換するしかないか?つまりハンドルの交換だ。