BMW2002tii メタルワーク182024年07月27日 13時26分59秒

BMW2002tiiのレストア メタルワーク
運転席足元の穴を塞いでいきます。

型紙どり


型紙から鋼板を切取。
金ばさみは昔から テスキーU を使っています。1.2mm厚の鉄板まで切ることができます

ぴったりはまるように削り調整をしてから
ノンガス半自動溶接機で点付けで固定。
浮いてる個所などは板金ハンマーで叩きながら ぴったり合わせて溶接していきます。

 その横の部分

点付け固定


さいごの部分。
重ね溶接の部分には通電性の防錆剤、スポットシーラーを塗っておき 乾く前に溶接します。


溶接完了。
ペダルボックスの穴だけあけておき、このあとペダルボックスを仮付けして
位置を確認をしておきます。

個々の四角い部分も 錆穴があったので切り取ったので 塞ぎます

溶接完了
この後 溶接個所をディスクグラインダで削ってから防錆塗料を筆塗り。
2度、3度とドロドロの塗料を厚塗りして 溶接ミスで空いた細かい穴も塞いじゃいます。


裏からも同じく補強溶接と防錆塗装を施す

運転席側は ほぼほぼ終わりです。

あとはエンジンルーム側壁とパイプフレームを塞ぐだけとなった。
このあたりは ちょっと厚めの1.6mm鋼板で作ります。

夏の早朝ドライブ2024年07月28日 07時38分02秒

公道復帰した自分のマルニで早朝ドライブに出ました。

しかし 朝5時過ぎでも気温25度とは・・・しかも蒸し暑い。

スピードメーターの針は もう暴れていません。^^


交換したセンターベアリングサポートは異音もなく 
100キロオーバーまで出しても振動もありません。
交換前にしていたリア当たりから聞こえてた異音は このベアリングからのものだったのでしょう。外したセンターベアリングには手で回してみても 少しゴロゴロ感がありましたから。



クーラーもいまのところ白い粉は吹かず(笑) よく冷えています。
クーラーの前につけた黒いL字型の板状のものは「風向調整フラップ」で、
クーラーの冷気を顔当たりあてるためのものです。
助手席側につけたクーラーはそのままでは風向角度が顔にあたらないので
自作追加しました。
30度以下のこれぐらいの気温だったらクーラーの冷えに問題ないんですが
これが正午近くのカンカン照りの酷暑35℃(日陰の温度ですよ)の運転では
クーラーの限界が見えてきて 冷却が追いつかないって感じになる。
BMW2002はガラス面積も大きく、熱と紫外線をカットするようなガラスでもないので
照られるとどんどん車内の温度があがりますから・・・

対策としてはコンデンサーの大型化ともう少し大きなエバポレーターに換えなければいけないと思ってますが、「アッツイ時間帯にはマルニ(旧車)に乗らないこと」が一番の対策です。

アッツイ時間帯に乗って、エンジン不調になり路上で止まってしまったマルニの知人もいます。原因は高温によるガソリンの沸騰(パーコレーション、べーパーロック)でした。

アッツイときは良く冷える現代車に乗りましょう。^^;



駐車するときも 日陰のある場所を選びます


早朝は交通量も少なく すずしく 車には優しい。
1時間も乗れば 満足してしまいますので、帰って朝食 食べましょう。

BMW2002tii メタルワーク192024年07月29日 14時03分19秒

今日は助手席側の足元の穴ふさぎです

バルクヘッドとフロアとのつなぎ。

パイプフレームの穴あき箇所があるので まずはここから
溶接前にパイプの中を筆で良く防錆塗装しときます。

鉄板を切り出してぴったりに当てます
溶接して、研磨、防錆塗装。

続いて右側の箇所を溶接。

左側の箇所を 鋼板切り抜きと微調整

溶接完了


カーベキューでくるっと回して
裏側からも補強溶接を加え、研磨。


冷えてから防錆塗装します


このあたりは エンジンからの熱い排気ダウンパイプがそばを通るところ。


ようやくここまで来ました~


鉄板をつないだ溶接痕の部分にはすべて 
メタルワークが終わった最後に
自動車用防水シーラーを塗ります。


フロア下のこのあたり、
オリジナルのように もうすこし延長しとくか。


BMW2002tii メタルワーク20 フロント側穴ふさぎ完了2024年07月30日 13時16分56秒

今日は大雨の降る日での作業です。

左側のパイプフレームとエンジンルーム側壁の穴を塞ぎます。
ここはかなり錆びていたところだったので 切り取ったのでした。

切り取る前の状態はこんなでした

いつもの型紙起こしから。
このために普段からいろんな紙包装を捨てずにとってある。
鋼板は 加工のしやすい1.2mm厚を使用

こんな感じかな~~。

スポットシーラーを塗ってから 点付けで溶接していく

続く右側の型紙起こし。


溶接しながら、その都度 板金ハンマーで叩きながら ぴったりにしてきます。

重ね部分もあるため スポットシーラーを塗ったうえで重ね溶接します

溶接完了。この後、 ボコボコの溶接痕を少し研磨。

裏側(エンジンルーム側)に移動。

裏側からも 補強点付け溶接を施し


エンジンルーム左側側面に錆も多くみられますが
鋼板を切り取って張替えるほどではない。表面的な錆です。

そこで、錆転換剤のサビキラー(ガンブラック色)を塗りました。



溶接部分と 隅の部分には あとで防水シーラーを盛ります


タイヤハウス内は 錆もないので 通常の錆止め塗料を塗りました


この隅の部分は 雨天時に雨水を排出するために必要なので 塞いではいけません


パイプフレームまわりのメタルワークは これでおおむね終了です。

以前とは 比べ物にならないくらい 強度も出たと思います。

BMW2002tii メタルワーク21 リアフロアの穴ふさぎ2024年07月31日 13時15分04秒

メタルワークも リア方向へと移ってまいります。

リア側のフロアに錆穴があるのとと 故意に開けられた穴。
これらを塞ぎます。


内側に水が溜まって錆びていった・・・という感じです


まずはキリトリまして


板金ハンマーやプライヤーなどを使って 1.2mm鋼板を叩いたり曲げたりで整形


こんな感じまでにしたら 溶接開始


カーベキューがあると ほんとにラクに作業できるわ~


100Vノンガス半自動溶接機、スズキッドのアーキュリーノヴァ80(SAYI-80Nも 毎日活躍で調子よい。
6万近くしたけど やっぱこれ買ってよかったわ。
これのおかげで このBMW2002tiiは復活出来るといっても過言ではない。

はい 溶接完了

ミスで溶けちまった穴があっても、防水シーラーで埋めちゃうので問題なし。

ディスクグラインダで研磨


溶接個所を内側から見る



リアシート下の隔壁部をつくります


細かい部分は ハンマーで叩きながらぴったりに重ね 溶接していく


溶接完了 フロア下強度も出たはず


もうひとつの3cmほどの穴も塞ぎます。
たぶん昔  リアにつけてたクーラーのホースを通してた穴だと思います。


錆止め塗料を塗っておしまい