自分のマルニ スピードメーターが暴れる!2024年07月17日 23時57分30秒

自分のマルニで希望ナンバーを取りに行った帰路の運転中。
カーブで段差を乗り越えてちょっとバンプしたあと、
いきなりスピードメーターが暴れだした!
暴れだす、というのはどんな感じかと例えていうと、
IKKOの「どんだけ~!」のひとさし指の動きを想像していただくとよい。
50キロぐらいで走っているのに、スピードメーターの針が80キロあたりをビクビクと暴れるように指している。
そしてメーターのあたりからは シュリシュリ~という何かがこすれる音か微かにする。
そのまま高速道路に乗ってしまったものだから、時速100kmあたりでは
メーター針は160kmぐらいを差したりしちゃって まったく安定しない。
車を停止しても、0には戻らず、適当なところでひっかかって止まっている。。。
という症状。


(他のマルニでも こういうことは起こっているのだろうか?)

ガレージに戻って さっそく、修理である。
同じように修理してみる。

メーターの外しかた
1 ハンドルを外す(22ミリソケット必要 モンキーレンチでも可能)
2 メーターの裏に手を入れて、スピードメーターケーブルを外す
3 メータークラスタを固定する2つのローレットナットを外す
4 メータークラスターを引っ張り出し、タコメーターのにつながる黒配線と、12ピンソケットを外す。
あとは、メーター裏の照明配線を外し、6mmナットを外せばよい(タコメーター、スピードメーターの順に外す)

スピードメーターの裏にある 22ミリ固定リングナットを外す

このように外れる

矢印のマイナスねじを外し

トリップメーターのリンクロッドは外してしまう


このように外し、
スピードメーターケーブルにつながる磁石盤と 針につながるドラッグドラムを分離。
磁石盤がケーブルによって回転すると磁力が発生し、鉄製のドラッグドラムが回りだすという仕組み。
この二つは、本来、接触することはないものだが、

ドラッグドラムに高速回転する磁石盤がかすかに接触して 針を暴れさせていたわけだ。


針が暴れるときは ここのスキマが大きくなっている


なんでこうなっているかというと、
磁石盤がドラッグドラム側に数ミリ移動して擦れてしまっているからだ。
クリアランスが詰まって ドラッグドラムに接触してしまう。


直し方は、磁石盤を押し込むだけ。
クッと手ごたえがあり1~2ミリ入り込む。
うちのマルニは このはめあいが緩いのだろうか?


しっかりはまれば このスキマが詰まる。


ドリルでメーターを回し、引っ掛かりが無いか確認。
正常になりました。


組付けて完了

 もともとの原因は何でしょうか?
急カーブで車がバンプしたときにミッションが大きく揺れて 
それに伴いスピードメーターケーブルが暴れて 一瞬ぐっとケーブルが引っ張られたからではないかと想像。引っ張られたときに、磁石盤とのクリアランスが詰まってしまった。。。と想像。

じゃ なんで ケーブルが暴れるかというと、つながっているミッションが大きく動くから。
ミッションはミッションマウントで固定されているが、エンジンやプロペラシャフトともつながっている。


エンジンマウントはエンジンのアイドリング時での振動が大きめという事で
 先日交換したばかり。

交換後でも まだエンジン振れ気味だった・・・
なんでかな~~??

ミッションマウントは交換していないが 切れてはいない。
でも念のため 交換したほうがいいかも。

だが!
プロペラシャフトの中間にあるセンターベアリングサポートのゴムが半分切れていた!
これではプロペラシャフトが カーブなどでは大きく振れるのではないか。
これのせいでミッションしいてはエンジンも 振動しやすくなるのかもしれない。
走行中に変な振動は無かったので 気づかなかった。


プロペラシャフトを取り外したら センターベアリングのゴムは すぐ ちぎれてしまった・・・
12年の経年劣化である。
ベアリングもスムーズに回らず わずかにゴロゴロしている感じだ。
走行中に車速に伴うかすかな異音が車体下から聞こえるのも これのせいかもしれない

センターベアリングを交換したら 少しはミッションも振れなくなるかもしれない
・・・と期待を抱き パーツ待ち中。