バルブタイミング計測準備2011年10月19日 21時00分07秒

T師の308GTBにはハイカムとハイコンプピストンが組み込まれてるそうです。
前オーナーがエンジンを弄ったときに組み込んだものだそうです。
今回のエンジン腰上オーバーホールに合わせてこのハイカム、どれほどのバルブタイミングを持っているかを調べます。
でも、まずはその準備。

360度全円分度器を自作。イラストレーターで角度を書き入れてクランクプーリーに貼り付けるつもり。
ダイヤルゲージ0-10mmのレンジのものをネット注文で購入、測定子エクステンションも同時に。
マグネットスタンドは持っている。しかし308はアルミブロックなので取り付けるときにはくっつかない・・・何か考えなきゃ。
あとは、クランクを2回転回してバルタイを計測。
これでバルブオーバーラップ(吸排気バルブが同時に開いている期間)がわかります。

バルブオーバーラップが大きければ吸入効率をあげることができますが、その効果は高回転のときに効果大。
反して、アイドリング時のように低速回転のときはガスの流れが遅くてその効果は小。燃焼ガスが多く残ったまま吸気ポートを開くことになって、燃焼ガスが吸気ポートに吹き抜ける現象も起こり燃焼が不安定になることも。
この相反する問題を改良したの可変バルブタイミング機構ですが、そんなものはこの時代のクルマにはなし。

とにかくダイヤルゲージが届くのを待ち、バルタイの計測、そしてバルブクリアランスの計測もしたいと思います。