BMW2002A クーラーの配線22023年04月19日 12時52分58秒

ようやく退院いたしました。ご心配をおかけしました。

・・・・・・

ひさしぶりに納屋ガレージに入ったら
ツバメが飛び回っておりました^^

またどこかのメスを呼び込んで
ここに巣をかけるのでしょう。



では クーラーの電気配線 仕上げます


まずはアースポイントづくり。
このあたりは 今後いろいろ電装品をつけるので
沢山アースを取る必要がある。
ヒーターボックス取付のナットからアースを取りました。


ACC電源と コンプレッサーリレーへの信号線

配線を整理


エンジンルームで ヒューズボックスから電源を取る。
クーラー室内機のACC線は F5番の空き端子から取った。
5番はほかに、ワイパーモーターとウオッシャーモーターのヒューズでもある。
16アンペアのヒューズ。

他、空き端子は有効に使うべく、このように配線。


おおもとのバッテリー・プラス電源。
バッテリーから直接取るものにはヒューズをかます。
ヒューズの予備も1個づつ 横につけてあります^^

コンプレッサーと電動ファンのミニリレー
5極ですが4極にして使用


ミニリレーですが、オリジナルと同等の働きをします。
いや、信頼性から言ったら、半世紀たったオリジナル以上。


リレーのあたり 配線完了。




コンプレッサーや圧力SWにつながる配線は コルゲートチューブで被覆し
このように這わせた


コンプレッサーの電磁クラッチに接続。



あとはおまけ的な作業.

電動ファンの 手動スイッチ動作を確認中。

青色LEDのついたエーモンのクリックスイッチで
ドライバーが任意に電動ファンをON-OFFできます。
渋滞にはまってノロノロ運転中、水温が上がってきたときなど、電動ファンでラジエターを冷やせるので
水温上昇対策として有効でしょう。
ファンが回ると青いLEDが灯るから、一目瞭然。
稼動中こんな感じ。
クーラーをONした時も、ファンがコンプレッサーと連動して回るので
その時もこの青色LEDが勝手に点灯します。


クーラーONのときのアイドルアップのためのダイアフラムも取り付けました。
ダッシュポットともいう。70年代のドイツ車には良くついていたパーツ


ブルーやオレンジのバキュームホースでカラフルに。
ソレノイドへのホース接続は上がブルー、下がオレンジで
間違えたら正常に稼働しません。



エンジンの上で電球が灯ってるのは、コンプレッサーへ流れる電気を目で確認するためつけてみました。未だシステム内に冷媒ガスを入れていないので、まだコンプレッサーを稼働させたくないので。

この仮の状態でクーラーシステムの導通テストをします。

ではエンジン始動。
室内ユニットの風量スイッチをひねって、クーラーONです!
緑色LEDが光ります。
室内機ユニットから 風が出てきます。^^
電動ファンもエンジンの前でヒューンと回っている音がして、その証拠に電動ファンの手動スイッチの青色LEDも光ってます。
そして、エンジンルームの電球が光っているので、ちゃんと信号線を介し、リレーからコンプレッサーに電気が行っていることがわかります。

クーラーをONにすると 連動してアイドルアップ装置も働きます。
ロッドが10ミリほど負圧で引き込まれるので、ステーにひっかけたスロットルがほんの少し開くので、すこしだけアイドル回転数が上がります。
どれぐらい回転数を上げたいかは、先端のM5ねじの突出し長さで調整できます。
今回はとりあえず 
コンプレッサーの負荷なしの状態で500rpm上がるようにしておきました。
コンプの負荷がかかると、300rpmほど、持っていかれるのではないかと予想。

気づいたのは、クーラーONしてから3秒後に 1000から1500rpmにアイドルアップすること。
これはダイアフラムに負圧がかかって のろのろとロッドが動き出して、スロットルを開けきるまで 3秒かかるってことでしょう。
このあたりは実際にコンプレッサーにガスを入れてから アイドルアップのタイミングを検証することにする。
要は、コンプレッサーにアイドリング回転をいくらか持っていかれることで、走行中にエンストするようなことがなければいいだけのこと。
必要なら、クーラーONした3秒後にコンプレッサーがONとなるように、遅延リレー(オン・ディレイ)をかませて アイドルアップのタイミングを調整してもいいでしょう。


クーラーを切ったあと、電動ファンも任意の手動でON-OFFできることを確認。
ちゃんと電動ファン動いてます

オール・クリアです。
とりあえずはクーラー電気配線は終わりです。
あとは室内ユニットに水のドレンホースをつけ、クーラー配管の接続をする。そして気温の高い日と時間を選んで(気温25℃以上) 真空引きのうえ 冷媒ガス(R134a)を圧力ゲージを見ながら入れてやります。
そのあとアイドルアップの調整や 実際の走り込みで冷え具合などテストします。

コンプレッサーの位置決めから始まった、長かったクーラー取付の工程もいよいよ終盤です。