BMW2002A いろいろ注文品届く2023年03月01日 18時50分37秒

預かってる後期型マルニの2バレル式キャブレター(SOLEX DIDTA)の部品が英国から届きました。
オートチョークのダイアフラムです
これはネットでいろいろ探しましたが すぐにはなかなか見つからず それでもあきらめず
探し続けていたのですが 英国のキャブ専門店でついに見つけました。
2こで送料込みで、72ユーロ。

キャブのここの中に入ってる部品

オレンジ色のは 自分で補修したシリコンがはがれてしまった跡です(補修はうまくいかなかった)
後で気づいたが こちら側に塗ってはいけません。この反対側にぬらなければいけなかった。

そのあとG17ボンドで穴を塞ぎ補修してましたが 今後の運用に不安があり
ずっとネットで新品を探していた

古くなると ここのダイアフラム膜に 穴が開きます。
こうなるとオートチョークが正しく機能しなくなってしまい 冬にエンジンがかりにくい車となってしまいます。
予備の同型キャブレターも2つヤフオクで確保して持ってますが、全部、このダイアフラムは破けてました。
キャブレターOHキットは売られているのですが、なぜかこのダイアフラムは入っていないのです・・・。


穴があいていて空気が漏れる。こうなるとダイアフラムとしてはもうおわり。

これまでなんとかだましだまし使っていた部品を ようやく交換できます。

ついでにキャブのガスケットも自作でカッターで切り出してポンチで穴をあけて複製。
「ドクロ」の耳からあごにかけての部分に液体ガスケットを薄く塗ってあるのがミソです

耳からあごにかけて キャブからのガソリンにじみ漏れが少し認められたが
 これで漏れを防ぎます。(これまでどうもシールが甘かった)
ガスケットを大きめに切って 合わせめから若干はみ出すように作ってあるので もしガソリン漏れがあれば 「にじみ」としてすぐに視認できます。
いまのところれガソリンもれていません。^^


もう1つの届きものはこれ

デスビのオーバーホールをした時の 進角装置のスプリングです。

この進角ガバナーの引っ張りコイルばね

サンプルをばね屋さんに送り

説明画像も送り


出来上がったのがこちら。
半世紀はたらいて へたっているばねを交換です。これだけあれば 今後入庫するマルニの整備にも役立つでしょう。
うち、2個はすこし強度を強めにしてもらった強化品です。エンジンの点火時期がどう変化するか興味があり。

固定クリップは整備中に飛ばしてなくしたらアウトなので この際同じものを作ってもらいました

料金は全部で1万ほどでした

いずれもたいへんこまかい部品ですが
エンジンの調子にものすごく影響するパーツです。

BMW2002A クロック・・・時計2023年03月06日 18時42分18秒

マルニの内装でいろいろ取り付けるのだが 位置決めに悩む




このバックカメラのモニタの場所にはスマホホルダーを。となるとモニタは右によって・・・
このアナログ丸時計は電池式なので エンジンを切ると「カチカチ・・」とかすかな音がする

今回用意したのがこのクロック


電池式で1年で交換。日時と曜日も表示
カシムラの製品は 割と好きなんで・・・^^

実はうちの軽自動車で使っており エンジンを切っても時計が見えるというんは 意外に便利なのだ
マルニのあまり邪魔にならないところに取り付けたいと思ってます。


整備再開2023年03月16日 06時52分09秒

ここのところ 年度末という事もあり いろいろばたばたしており マルニの整備はできていませんでしたが 一段落ついたので また今日から再開いたします。
もうこの車ともあと2か月の付き合いです。内装など、最後の仕上げにかかります。
またみてください^ー^

BMW2002A リアナンバープレート、バックカメラ、スマホホルダー取付2023年03月17日 11時05分24秒

黒く塗装したリアナンバープレートの鉄製ベースに
ナンバー灯やバックカメラを取り付けます。


ねじ類や 電球も新しくしました。
電球の交換時にわかりやすいように パッケージの切れ端を貼っておく。


ナンバー灯の組み立て・・・とはいってもプラスドライバや8ミリレンチを使うだけ


ベースに8ミリナットで取付し、バックカメラユニットも共締めします。

んで、さびないように こいつを吹いておきます


こんな感じになります


リアナンバープレート完成。
余計な部分はカットして錆取り塗装したので 綺麗になりました


以前はこんな感じだった・・・きったね!

これでボディに取付ます

うまく封印も外さないで再取付した。^^v


穴に配線通し

バックカメラの配線のため少し穴を拡大。
 あとでこの穴は ブチルゴムなどで水が入ってこないように 防水処理をする


まだ仮ですが、こんな感じに取り付けました
バックカメラの位置はやはりここで いいですね


カメラは金属ステーに3Mの業務用強力両面テープで がっちり取り付けてあります。

トランク内で バックカメラの配線作業。
リバースライトの+電源から カメラ用+電源を分岐してやる。

つまリ リバースギアに入れたときだけ、バックカメラが点く仕組み。

モニターへのラインを トランク内から室内に引き込んでいく

いったんリアシートを外す必要ありました。
まぁこのあたりは リアスピーカーの配線接続もやらなきゃならんので いったんリアシートは外さねばならなかったのですが。


配線をフロントまでとりまわしてモニタに接続。
モニタの取り付けは 付属の吸盤ホルダーで。


ついでにスマホホルダーも並べてつけました。


イグニッション・オンで ギアをリバースに入れたら、
ちゃんとバックカメラが すぐにつきました。^^
運転席からの見え方。
バックカメラのモニタは みえやすいように やや斜めに取付した。


以前も述べましたが このCCDカメラの映像はカラーで かなり鮮明です。
これはいいですね。
アマゾンで売ってます。ほかのと比べて ちと高めですが それだけの価値はあると思い。


スマホホルダー。
いまやスマホでナビるのが 最新の道路情報で簡単かつ便利な時代になりました。

オーディオ関係は
スマホからFMトランスミッタへブルートゥース接続すれば
カーステのFMで スマホに保存した音楽や Amazon Musicも聴けます^^
YouTubeで日本昔ばなしやマイケルジャクソンの伝説のブカレスト・コンサートも見れますよ(笑)

自分はこのFMトランスミッタを使っているが 音もクリアでなかなかいいのだ。
スマホの充電ポートが2つもついて居るのもいい。
電話がかかってくれば、ハンズフリーで話をすることもできます。
話し相手の声は、カーステを介して聞こえるので良く聞こえるでしょう。(その間 音楽の音量は小さくなる)
バッテリの電圧チェックや、USBメモリやSDカードからも音楽再生できる。



アナログ時計は なんだか かわいいので のこしておきました^^
あとは鼠取り探知機の設置ぐらいか。
じつはもう ヤフオクで優良中古品を買ってある(笑) 
自分の車でも使っているやつで 新型光オービスにも対応



そうだ。
バックミラーの上に 室内灯ユニット(自分の乗ってるホンダZのものと同じ)をつけるんだった。
マップランプもあるので夜は便利になるはずだ。マルニはこれがないのでなにかと不便なのだ。

いまは適当にひっかけてあるだけ。今後何とかうまく取り付けて配線したい。

今回はいろいろと 便利電装グッズの取り付けでした。

マルニのボンネット用ロック2023年03月18日 09時53分42秒

マルニのボンネットを開けての整備中に 
万が一 ボンネットが何かの拍子に閉まって 頭上にガツンと落ちてきたら怖い。


そこでいつもこのボンネットロックを使用している
口径60mmぐらいの樹脂製クランプで、どこのホムセンにも売っている。




それをこのヒンジ関節部分に ガキっとかませる

こうやっておけば 外で風の強い時にボンネットを開けていても まず落ちてこない。

心配性な人は、左右のヒンジに これをかませればよい。

ボンネット締めるときは ここにしまっておく。^^

数年で樹脂部分が劣化してきて折れるので(経験済み)
そのときは新品に交換することになる。

マルニTIPSでした


暖かくなってきたので 早く色合わせして ボンネット 塗らなきゃな~

W203 C180 Kompressor2023年03月19日 12時45分10秒

知人のCクラス 初期型の 2002年式 W203 C180コンプレッサー GH-203046
を試乗。 
色は定番の「ブリ銀(ブリリアント・シルバー)」です。

今では見かけることも少なくなりました。
全長×全幅×全高 4535×1730×1425mm
ホイールベース 2715mm
トレッド前/後 1505/1475mm
車両重量 1470kg
タイヤサイズ(前) 195/65R15
タイヤサイズ(後) 195/65R15

右ハンドル 5AT
変速比 第1速 3.951
  第2速 2.423
  第3速 1.486
  第4速 1.000
  第5速 0.833
後退 3.147/1.930
最終減速比 3.066

5名まで乗車可能

トランクは奥深い
サスペンション形式(前) 3リンク式
サスペンション形式(後) マルチリンク式

水冷直列4気筒2000cc ガソリン スーパーチャージャーで過給する
最高出力 143ps(105kW)/5200rpm
最大トルク 22.4kg・m(220N・m)/2500~4200rpm
種類 直列4気筒 DOHC  ICSチャージャー
追い越しでは加速も良く、ストレスありません。

高速道試乗 すごく静かで 快適です。
サスもどっしりとしていて安定し 道路のでこぼこも気持ちよくいなします。
クルーズコントロールも問題なく作動します。
とにかくすべてにおいて及第点以上。
これは1時間も運転していると 良くも悪くも 眠くなってきてしまう車だな。^^;
安定性も抜群で 気づくと100kmオーバーしてます^^;
燃費もいい!メーターでは13.3km/Lと出ました。
ハイオク指定で62リットルタンクだから、富山から山形まで無給油で往復800kmできるな。
山形の蔵王大露天風呂にでも4人フル乗車でいってくるか?(今年は4./23からの営業だった・・・)

この日は良く晴れて 北アルプスも良く見えていました。
ドライブ日和で 車も多かった

おー キャトル^^

ヤフオク!などでは一番安いクラスになります。
こういうのを買って直して乗るといい。C240はV6だから気持ちいいはずだ。

W203定番の故障の エアコン吹き出し口からのギアの異音や
ステアリングのチルトテレスコが固定できないなどはありますが^^
家に一台あるとなんでも万能でこなし 文句はありません。逆に突っこみどころもないですが。
20年経過車という この中途半端な古さに ガマンできればの話ですが、
ほどよく安全装備のついた車ですから、こういうのを安く買って直し、しれっと乗ってるってのは ある意味賢い選択と言えるかもしれません。
どこにでも行ける優等生の「デキたコ」です。「趣味性」や「味わい」というものは皆無ですが。
使い古したけど、出かけるときにはつい袖を通してしまう コンサバ春夏ジャケットみたいな車です^^
今後10年は こういうのをさらっと乗ってる若者なんかがいたら おしゃれ者かもしれませんね。

いずれにしても あたらめて Cクラスの出来の良さを感じた日でした。

黎明6352023年03月20日 22時19分20秒

早朝の この静かな時間が好きです。





このエキゾースト音も好きです




北アルプスから日の出




週末、当地にははるばる長野方面からの釣りファンも多く

日の出とともに それぞれ思い思いの釣り場へと急ぐのでした

春分の日20232023年03月21日 16時48分13秒

晴れた春分の日。
午前中は町内会行事で 農業用水の江ざらい

その後 母親のハイブリッドカーのタイヤ交換

自身のアシ車のメンテも少し
最近バッテリが上がり気味なので
補充電用に ソーラーチャージャーを取り付け

配線をバルクヘッドに通し

バッテリキルスイッチとともに バッテリに接続

このアシ車はしばらくは青空駐車になるので 太陽光で自己放電を少しでも防止しようと。
まぁ ないよりはましかということで。

テープで貼りつけて設置

一方 635の方も やはりソーラー充電器を使用中

窓際設置で延長コードをカプラー接続


延長配線をフロントパンパ―下から 車内に引き込み

バッテリに接続している。
動かすときは充電器へ行く配線をカプラーで外して くるくると巻いて車に収納。



おお 今年初めてのツバメ!! 南風にのって 渡ってきましたね。


やがて納屋ガレージにも入ってくるだろうから ボンネットあけっぱなしはもうできないな

エンジンルームの上にとまって 上からウンPを落とされたくない^^;

BW2002A オートチョークリレー作成2023年03月22日 16時57分03秒

オートチョーク関係のリレーを設置。


エーモンの4極リレーを使用


気温が低い時に、オートチョークが稼働(チョークバタフライが閉じる)するわけだが、その稼働時間は真冬で10分ぐらいになる。
さすがに10分は長いので、それを半分ぐらいの5分に短縮してやろうとするのがこのリレーを組み込んだ仕組みだ。配線図はこのようになっている。


このリレーは バイメタルのぐるぐる巻きを ヒーターコイルの熱で速く戻してやってオートチョークの時間を短くしてやるものだ。つまりヒーターコイルへ行く電気をオン/オフ制御している。
水温が45℃以下で、かつ、気温が17℃以下でこのシステムが稼働(オン)する(黄色線87に12Vが導通する)。つまりエンジンが冷え切ったときだけ稼働する。
エンジンの暖気が進めば、温度センサーがそれを感知して ヒータコイルへの電気をオフにするという仕組み。


ここの部分の中に 冷却水が通っているとともに、なかにヒーターコイルが入っている。
接続された1本の配線が、ヒータコーイルとつながっている。

これがその中身、オートチョークバタフライを動かすバイメタルのぐるぐる巻きだ。
熱を感知してこのぐるぐる巻きが動くという実に素晴らしい仕組みだ。
その動く範囲は以下の画像で示した通り。けっこう動くんですよ。

このぐるぐるの奥に隠れるように今回のヒータコイルがある。ここに12Vがかかれば ヒーターコイルは熱くなり、結果、その熱でバイメタルをより早く動かすことになり、早くオートチョークバタフライを閉じ状態から開き状態に持っていってくれる。(オートチョークの早期解除)


そのシステムのセンサー、
インマニの下に1ピンの45℃水温センサが刺さっている。
水温が45度以下だと、アースとつながっている。


そしてここには2ピンの気温17度センサーがある。
気温といっても、エンジンルーム内の温度だから、エンジンがかかればだんだん温度が上がっていくわけで、エンジンルーム温度が17度以下で2ピンはつながっており
エンジンが温まって17℃より上になれば2つのピン接点は離れて導通しなくなる。


この2つのセンサ情報をもとに ヒータコイルに電気を流すかどうかを決めるのがこのリレーだ。
①水温45度以下で、かつ ②エンジンルーム温度17度以下ならば、ヒータコイルに電気を流す(リレーの30と87がつながる)。
①か②の一つでも導通が断ち切られれば、30と87のリレー接点は離れ、ヒーターコイルへの電気を遮断する。


その流す電気の30番及び86番の電源は ヒューズボックスからとる


ヒューズには上流(バッテリ側)と下流(電装品側)があるから
必ず下流側に電装品を接続する。

今回は3番ヒューズから電源を取った。ちなみに3番ヒューズはリアガラスのデフォッガー熱線につながっている。


ヒューズボックスを戻す


配線を組んで キャブのオートチョークハウジングに配線を接続して完了だ。
このシステム、 冬などの冷間始動では暖気の時間を半分ぐらいに短くしてくれる効果がある。
ドライバーはほとんど気にかけることはない装置だが、ひっそりとそんな仕事をしている。



このリレーの配線にLEDパイロットトランプなどを組み込んで(ランプの赤線を87につなぎ、黒線をアースする)運転席から見えるように設置すれば ちゃんとこのシステムが稼働しているかどうかを確認できる。

寒い日のエンジン始動時では点灯し、5分もしてエンジンの暖気が進めば 自動でランプは消えるはずだ。
このランプが消えたら、オートチョークもほぼ終わりに近づいたという事なので、さぁ発進するぞ、という目安にもなる。

BMW2002A 室内クーラーユニットのチェック2023年03月23日 15時39分35秒

そろそろシフト回りの室内センターコンソールを作らねばという事で
メインとなる室内クーラユニットをチェックします。

メインドインTAIWANのクーラーキットはオーナーさんが購入したもの。

安定化電源(家庭用100Vコンセントから直流電源に変換する装置)につなぐ。

電球ランプはコンプレッサーの電磁クラッチのかわりである。
このランプが点灯したら、コンプレッサーの電磁クラッチがON(クーラーから冷風が出る)という意味。


左側にある風量スイッチ(風量0-Ⅰ-Ⅱ-Ⅲ)を Ⅰ、Ⅱ、Ⅲの位置にするとエバポファンが回って風が出る。
ちゃんと風量も段階的に強くなる。
そして、電磁クラッチもONとなる。よし。

エバポファンが稼働中は緑色のインジケータLEDが点灯する。

エバポファンの音はうるさくない。

コンプレッサーの電磁クラッチへ行く電圧は12ボルト以下だった。
入力電圧は13.5Vなのだが。途中で 電圧ドロップしているのだろう。このままでは電圧が少なく ちょっと不安だ。
コンプレッサーの電磁クラッチの電源はバッテリーから直でとったほうがいいだろう。
そのために、緑線の先に コンプ用リレーをかます。
ということで、総合的にこのマルニのクーラーシステムの配線図は以下のようになるだろう。


※コンデンサーはシステム内を循環する134aなどの冷媒を冷やして液化させるものであって、エンジン水冷用のラジエターではない。見た目は似ているが 別物である。
※また、ク-ラー用の電動ファンはコンデンサーを冷やすためのもの。エンジン前方に見える赤いベルト駆動の冷却ファンはラジエターを冷やすものであり、それぞれ別物である。

コンデンサの冷却電動ファン用のリレーもつくり、冷却ファン手動SWも設ける。
こうすればクーラーをONしなくても、冷却電動ファンだけを任意にON/OFFできる。
これはオーナーさんの希望でそうしたが、エンジンの水温が上がったときに冷却に効果を発揮するシーンもあるかもしれない。

また、のちほどクーラーアイドルアップ電磁ソレノイド&ダイアフラムも追加して 
クーラーONとなったときは
スロットルを少しダイアフラムに押してもらって アイドル回転数の落ち込みがないようにする。

このようにクーラーシステムは結構 電気を食うのだ。
電磁クラッチとコンデンサを冷却する電動ファン、室内ユニットの電動ファン、アイドルアップの電磁ソレノイド。
各電装品のアンペアはまだ計測してないが、クーラーシステム風量MAX稼働で15~20アンペアちかく食らうのではないか?
マルニのオルタネーターは45アンペア発電だから その3~5割はクーラーにもっていかれることになる。
室内を冷やすには 電気を大食い。暑い夏の時期はバッテリーが疲れるのだ。
これを覚えておいてほしい。


さて 右側のダイヤルは、「TEMP」と書いてある通り、室内温度をどれだけ冷やすかを調節するダイヤルだ。
ダイヤルの先は「サーモスイッチ」となっており、エパポから吹きだす冷風の冷たさは一定なのだが、エバポレータに刺さっている温度センサーにより断続的にコンプレッサをオン/オフ制御することで 室内温度を調節しようとするスイッチだ。
つまりこのTEMPダイヤルをまわして、室内をガンガン冷やしたいか、ほどほどに冷やすようにしたいか、無段階に任意調節できるのだ。

ところが、である。
ON側にめいっぱいに回すと、コンプが切れてしまった?!
おかしいな・・・普通、「ON側に回す」と、「ガンガンに冷やす」という方向じゃぁないのか?
(そもそも、TEMPのON/OFFという表記も意味不明ですが・・・COLD⇔OFFならよくわかるのだが)

時計回りに このあたりまで戻すと、またコンプがONとなった。
現在の気温ではこのあたりが接点ポイントなのだろう

そのまま時計回りにOFF側にめいっぱいまで回すと、コンプは切れない。
連続稼働である。つまり、室内をガンガンに最大限冷やす位置だ。(しかし連続してこのCOLD MAX
位置にしていると、エバポがピキピキ言い出して氷で凍り付くかもしれない ・・・・経験済み)

この ON OFF 表記は 逆になっていると思われる。
まぎらわしいので、ここの表記は後程 シールなどを貼って 書き換えることにする。
現在のOFFをCOLDに書き換え、
現在のONをOFF書き替える。
それとも、このまま、残しておくか。話のネタになるかもしれない(笑)。


このサーモスイッチについて。
こちらは 以前レストアしたマルニのカークーラーで説明する

室内クーラーユニットは こういうパーツ構成だが (ケース、ファンモーター、エバポレータ、エキスパンションバルブ、サーモスイッチ、風量スイッチ)

サーモスイッチの針金みたいな温度センサーが エバポレータに深く刺さっている

センサーはサーモスイッチに冷え具合を伝導し、スイッチの中にあるバイメタル接点を動かし、カチッとサーモスイッチを入れたり切ったりする。 その調節ねじがあり、スイッチを入りやすくするか、入りにくくするかをばねの力で調整できるようになっている。

氷水につけて なんどもこの調整ねじをテストして調整した思い出

ヤフオク!などでは 現在も旧車用クーラー部品として売られている。



さて はなしを 現在のクーラーユニットに戻す。

あと 気になった点は 吹き出し口のフラップの出来がいまいち。もうちょっと 上に向いてほしい。
この画像で 上下動の最大だ

あと、左右フラップがゆるゆる。 あかん。これじゃあ運転中に 勝手にあちこちを向きそうだ
ちょっと調整加工が必要かもしれない。。。まぁ何かをフラップに挟んでおけば済むことでしょうが

上下幅がすくないのは 許せん。
ばらしてこのあたり調整加工が必要だ。