マフラーの穴を補修2013年04月20日 11時35分11秒

この春、職場の異動にあたってしまい、寝る間もないくらいにメッチャ忙しい生活になってしまった。
初めて着手する分野の仕事なので、毎日深夜帰りの日々・・・。
嫌なことに、そんな限界ギリギリの状態のときに限って、車が壊れしまうものである。(ーー;)

愛車のマフラーのどこかにまた穴が開いたらしく、排気音がブブブブ・・・とうるさい。
だいたいどのあたりか検討はつくが・・・
待ちに待った一息つける週末、たまった家の雑事をいくつかこなすついでに、、被害が拡大しないうちにマフラーの穴を仮補修しておくことにした。

ほかにやることもあるので、なるべく短時間で、1時間補修を目指して開始!
リアをジャッキアップしウマをかける。排気漏れ音はリアから聞こえてくる。

前回の車検(2012年9月)の際に、ぐるぐる巻きにして補修しておいたところからは排気モレはない。
ここではないようだ。

中間マフラーとリアマフラーのつなぎ目あたりが怪しい。
触るとボロボロとサビが落ちてくるので、マフラーをいじる際は、目の保護メガネが必需品です。
(以前、目の中にサビが入って。名のとおり痛い目にあった)

原因はここ!けっこうハデめな穴!
ここは以前、絆創膏を貼るように、薄い金属板をKBウエルドという接着剤で貼り付けて補修した箇所。
いつの間にか、剥がれてしまったようである。
見ると、中間マフラーがだいぶ錆びてしまって肉厚が薄くなり、半分、ひびも入っているようである。
レストアの時に中間マフラーはもうほとんど使用限度に近いことは分かっていた。いよいよもう交換の時期のようである。このまま放置しておくとここで折れてマフラーが落っこちかねない。もしそうなると、街中でたいへんうるさい音をまき散らしながら走行しなくてはならない恥ずかしいことになる。
とりあえず今回は応急処置をしておくが、夏までには交換しないと・・・
またドイツの店から個人輸入しなくては。
これがその交換部品。2mぐらいのもの。
fits for:BMW 1502 - 2002 turbo  Pre silencer 1970 up 1502-2002 tii   price: €69.00 euro
ドイツのwallothでは69ユーロ。送料を足しておおよそ・・長モノだからな・・・合計1.2万円ってとこでしょうか?うーん、痛い出費~。


では補修に入る。
2液混合型の強力接着剤、「JBウエルド」(外国製)を練り練り。
これは頑強な接着剤で絶対の信頼を置いている。価格が高いですけどね・・・
ドライヤーなどで温めながら柔らかくしてやると練りやすい。

穴の周辺にまずJBウエルドを塗り込め、その上にガラスクロスを張る。

さらにその上にJB。
JBはけっこう耐熱性があるので大丈夫だし、エンジンから遠いリアのこの場所ならそんなに高温にならない。

その上にセラミックウール。耐熱1400度で、陶芸窯用に買ってあったもの。
一見、綿みたいですが、ものすごい耐熱性があります。(ガラスウールではない)

さらにガラスクロを何重かに折ったものをクッションとして乗せ・・

1ミリの亜鉛メッキ鋼板から切り出して作った「かぶせもの」でおさえる。
中身のJB,ガラスクロスやセラミックウールが廃棄漏れを抑えてくれるものと期待して。

ホースバンドでしっかり締めると中身のJBウエルドがはみ出してきた。
これでいい。中身が隙間なく充填された。

はみ出したJBウエルドをヘラで整形しておく。
これで24時間放置して硬化を待つ。
そのあと、耐熱スプレーでホースバンドが錆びないように塗装することにしよう。
以上、仮補修終わり。

ちなみに、BMW2002のマフラー構成。
エンジン側から、エンジン→エキマニ→エキパイ→中間マフラー(レゾネーターともいう)→リアマフラー(タイコともいう)というぐあいに排気されます。
・・・・・・・・・・
車のメンテが出来たのは、ほんとに久しぶり。少しは心の隙間が埋まったかな・・・