BMW2002tii 左フェンダー外し2024年04月20日 13時14分04秒

レストアで預かっているBMW2002tiiの左フェンダーを外します。


ウインカー周辺。
ほとんど 錆なし^^

しかし 右フェンダ―は ご覧の通り。
このあたり、板金作業で 製作しなくてはならない。


左フェンダーに戻ります。
ビス(六角タッピングスクリュー M10)を外していきます。7か所ほど。


こちらはドア側 タイヤハウス内の ビスも4か所ほど

こちらはフロント側タイヤハウス内 2か所


ここのヘッドライトの上の部分は 板金ハンダで埋めてあるのでバーナーで溶かします

ハンダがとろとろ~と 溶けだします

隙間が見えてきました

しかし、ここは鉄部の溶接 2か所あるんです


ディスクグラインダで削り込みを入れて


フェンダーを持って だましだまし 剥がします

分離できました


剥がした跡です。
板金用ハンダは表面をフラットにするため。(継ぎ目隠し)
フェンダーを取り付ける際も 2か所溶接のあと、板金用ハンダをハンダゴテで盛っていくことになります。そのあとペーパーなどでフラットに研ぎだして 塗装


ヘッドライト周り 


タッピングスクリューを受ける部分2か所
スピードナットが はめ込んでありますね
このあたり腐りが無くて よかったです


フェンダーを外したところです


実はここのサビ具合を見たかったのです。Aピラーの下の部分は A-ポスト と呼ばれてます。
錆びてますが、表面的なものですね

A-ポストの補修用パネルをワロスで買うまでもないことがわかりました。
これで2.5万円は節約できました^^

フェンダー受けのレール下部に
やや腐り部分もありますが ちまちまっと板金補修で大丈夫そう
A-ポスト下部は 錆びていますが、強度に問題はないと判断。
もちろんサンドブラストで錆取りをして、リン酸塩溶液などで防錆処理をしていきますよ。
穴の開いたサイドシルだけ板金作業すればいいみたいな感じです。




外した左フェンダー
丸の部分の 錆がひどい
まぁここは 雨の日に乗ってれば
どのマルニも真っ先にさびてくるところですよね。


裏側にはチッピングコートがたっぷり吹き付けてあります

A-ポスト 下部の周辺
腐ってきております。

でもまぁこのあたりの鉄板による製作は
そんなにやたら難しいわけでもない
というのも、下部はチッピングコートなどを吹いてデコボコ仕上げにできるし
色も黒くぬっちゃうし、この上にモールを取り付けるので 
下手な板金もうまくかくれる部分なんです
難しいのは、ドアとのチリ合わせや 面合わせですね。


だいたい こんなかたちを目指して作ればいい

丸い穴はステンのモールを取り付けるためのボルトを通す穴ですね。


フェンダー下部の錆や腐り程度で 
丸ごとフェンダーの新品買うまでもないでしょう。

ちなみに新品は片側で3万オーバーです。